小説作品一覧
-
-川柳を詠むためには、観察する力と表現しようとする思いがあれば充分である。 観察する対象は、自己の内面世界を含めた森羅万象である。これをすべて詠もうとすれば、擬人化は便利なツールとなる。 なぜ表現したいのか。それは、自分が存在し私が私であることの証しになり、カタルシスの快感が得られるからである。 (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 栃木を代表する川柳作家・三上博史の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「裏表あって私が立っている」。 ラグビーボールホイホイホイと逃げ回る みんな賛成結果はみんな無責任 文化とは国が決めるな文化の日 ゆるキャラの元祖軽トラだと思う スコップはお尻で仕事させられる ピーマンの凹み具合にある色気 煩悩をうまく収めた頭蓋骨
-
-「視野無限」(「橘高薫風川柳文集」より) 川柳のノートの表紙に書いていた言葉です。 題が出されたとき難しいなあ、こんな題で作句ができるのかと不安になった時、ミクロの目で、宇宙の目で、曲線で、直線で視野を広げようと心掛け、「継続は力なり」と自分を叱咤激励しています。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 富山を代表する川柳作家・増田紗弓の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「サウンドが聴こえてきそう蕗のとう」。 ほどほどの雪なら好きな北陸路 雪山の晴れの魅力に住み慣れる 息災でいたかと雪を払い合い 雪の峰拝めば湧いてくる力 雪の白宥めることも知っている 四季咲きのバラをいたわり雪払う 雪の日は炬燵と本と酒も友
-
-わかりやすく、誰にも楽しめる川柳の世界を作りたい。 佳句佳吟一読明快いつもの世も(近江砂人) 背伸びさせるな やはり野に置け五七五(原句 滝瓢水) (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 茨城を代表する川柳作家・本荘静光の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「じっくりと読む筈だった資源ゴミ」。 平均寿命越えアディショナルタイム 冥土への一歩それでもよい年に 締め切りに追われてリズムつく暮し 年をとり過ぎたな断つか恋心 十戒をいくつ破って冥土まで 地獄極楽三途の川に賽を振る おまけ人生でも試す人間ドック
-
-言の葉は 生き物 侮ってはならぬ(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 徳島を代表する川柳作家・福本清美の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「出産の神秘カメラも息を呑む」。 薔薇色の灰になるまで恋をする 車椅子ふたつ夕陽の中にいる 登頂の汗雲海に溶けてゆく 完熟の夕陽キリンが食べている 新樹光煌めく朝に祖母となる ふるさとの川になるまで青を溶く 結願の鐘秋空を突き抜ける
-
-川柳は喜怒哀楽を受け止めてくれるものであり、 救ってくれるものである(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 広島を代表する川柳作家・弘兼秀子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「見捨ててはいないと天は晴れてくれ」。 足音は春の予感を響かせる 沈黙の長さの中で選る言葉 旅立ちの空の青さを焼きつける 見捨ててはいないと天は晴れてくれ 催促へ疑いもなく打った点 イントロはああ青春を引き寄せる 一本の光惑いに降りてくる
-
-川柳は人の心を若くする 川柳は世界を見る目広くする 川柳に心動けば世は変わり 川柳を皆が作れば世は平和(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 神奈川を代表する川柳作家・平松健の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「川柳は人の心を若くする」。 別々の意味に解釈する合意(条約) 蜜月に合い鍵持たぬ日と米(鍵) 基地移転我慢比べをしてるハト(比べる) 外相は外交に先ず苦労する(苦労) 脇役で良いから欲しいのはポスト(脇役) マニフェスト鎧半分切り取られ(マニフェスト) 神様も仕分けしている初詣(初)
-
-川柳とは私がこの世に存在をした証しである。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 大阪を代表する川柳作家・平井美智子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「一匹の美学 一途に月を追う」。 あっちむいてホイ指は淋しい方を指す 淋しい人の淋しい嘘に貸した耳 抱いていてあげる涙がとまるまで ジワジワと私を襲う液状化 軟らかいもので挟んでおく昨日 眠るには少し足りないお湯の嵩 死にたかったり生きたかったりややこしい
-
-言葉で遊ぶのは楽しいけれど、はしゃぎまわってはいけない。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 奈良を代表する川柳作家・ひとり静の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「海の鳥空の魚とわたくしと」。 猫舌にないしょばなしは禁止です お邪魔にはならないポだと思います 古代文字フランスパンという長さ 果てしない顎に見とれているこの世 やる気だねまるでタコ足コンセント 耳貸してもう素数には戻れない 日本晴れ空もわたしも嘘っぽい
-
-川柳は、血である。 まさに血である時、作者そのものの声となる。 血は廻り、継がれ、川柳の大河となった。 わずか十七音―その中に流れる血によって、 ニンゲンを 社会を そして、作者自身を捉える。 三笠―三柳―一泉という生物学的なDNAを超え 川柳という血の池で産湯をつかってしまった。 血の池へポチャン 蛙の子は蛙 という二十代の自分の句に縛られてしまったが、 川柳260年の血を私は誇りとともに背負ってゆく。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 東京を代表する川柳作家・尾藤一泉の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「すこしつかれてあたたかい色になる」。 納棺の儀からころがる種子ひとつ 灰よせの ころりとひろう阿頼耶識 しるべなき亡父のしらべにしばられる 父の血ちりちり唯識の器 足跡の途切れ 枯野に灯を探す すこしつかれてあたたかい色になる 小便の多寡哀楽を噛みしめる
-
-川柳は思考の足跡 先達たちより脈々と言い継がれてきたように“川柳=人間”に尽きる。人間の人間たる所以はその思考にあり、川柳作品はその一歩一歩にほかならない。さりとて足跡のほとんどは消える宿命にある。 それでも「たかが」と「されど」川柳の歩みは決して止まることはない。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 青森を代表する川柳作家・濱山哲也の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「おっとっとおっととっとと生きている」。 スタートライン棒一本ですぐ引ける 幸せは押しボタン式信号機 雪道の足跡これがわたしです キラキラと海の話をする 滴 独りじゃない肩にとんぼが止まってる うんざりの中で探している砂金 まあまあと今日もマリモは緑色
-
-ひとつの事実から想像力を広げて自分のこころを知りペンを持つ そして、いつも一所懸命であれ(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 島根を代表する川柳作家・長谷川博子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「白い皿笑顔が透けるまで洗う」。 母の血を辿れば小さな漁師町 桃の木は一本もない桃通り 白髪になったきく組さくら組 ゆきこんこ生家は人の手に渡る 喪の家の畳を月の影が這う まぼろしの祭りが見える木の根っ子 太陽を掬う大きな夏帽子
-
-川柳に師なしされど会う人みな師なり(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 広島を代表する川柳作家・野村賢悟の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「花曇り逢いたい人はもういない」。 にんげんのせいで地雷を踏んだ象 ほうろくの中で衝突する意見 本気度を秤にかけている踏み絵 日の丸が好きになれない二等兵 金魚鉢洗い我が家は喪に服す 九条へ喧嘩しないと書いてある 安倍さんは戦争すると寂聴尼
-
-川柳は私。私が元気だと句も凜とするが、 私が弱気の日の句はよろよろになる。 そこで、一日一回、すべてよくなる、 これからいいことがある、嫌なことは考えないと、 私自身を励まし、更に、人さまと私を比較しない。 かけがえのない今日一日、元気な句を書き、 句と励まし合って暮らしたい。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 神奈川を代表する川柳作家・二宮茂男の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「燃えて生きその日その日のありがとう」。 朝飯がうまい日もまた老いていく 穴あいたポッケで夢を握ってる あのバカがバカがと酔って子の自慢 ありがとうだけは忘れぬ日を重ね 飴で伸び鞭で曲がった若木の芽 雨の日が十日突然日本晴れ ありそうでない老妻の隠し味
-
-句は作るものではなく 魂から体温のあるまま産むものである(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 大阪を代表する川柳作家・西美和子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「仲人が結んで神がほどく縁」。 オイと呼ぶああ妻の名を忘れたか 出張の夫の布団も敷いて寝る 平凡な顔で会うたび名を聞かれ 息白しそろそろカニが旨くなる 山を這う霧に足首つかまれる 大阪の女でアホに成りきれる 泳ぎ覚えた川は心に澄んだまま
-
-川柳に助けられたこと数多。 川柳は恩師であり、我が子でもある。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 宮城を代表する川柳作家・西恵美子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「人を待つ人が桜を待つように」。 炎を熾し炎を鎮めては生きている あの時私は掌中の砂だった 父を乗せぽんぽん船がゆく薄日 玉子酒とろりこの世の真ん中で 一枚のハンカチにある干潟 幕間になって手違いだと気づく カチンコの澄んだ音色や誕生日
-
-ライフ イズ ポエム 川柳もまたポエムである。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 福岡を代表する川柳作家・中山仁美の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「今生のシテをとことん舞い終える」。 日めくりのその日その日を旬にする 夢売りがこぼして行った夢拾う 一日一善心に小さい虹を抱く さわやかに第二志望で生きている 四捨五入すれば幸せ組にいる 喝采は無いが真っ赤なバラを買う 人間に生まれて夢を見ています
-
-量は質を呼ぶ スポーツや絵画の世界でよく使われる言葉であるが、川柳界では「多作多捨」がよく使われる。 一方で「下手な鉄砲も数打てば当たる」という見下げた言葉もある。川柳作家を目指す皆さんに言うのは憚られるが、浅学のわたしにはピッタリと実践している言葉である。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 山口を代表する川柳作家・富田房成の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「不離不即うすむらさきの中にいる」。 不離不即うすむらさきの中にいる 愁眉が開いてまた時が流れ出す 洗われて洗いやさしくなってゆく あの虹を抱く山裾に君が住む 活きているフリーハンドで引いた線 明日開く花に踏まれた痕がある 糸口が見つかるまでは剥ぐキャベツ
-
-ウイットに富む明るい句が好きだ 風刺や皮肉の効く句に出会いたい 心の襞を揺さぶる句にも魅せられる そんな句を私も作りたい 自由に思いのままを綴ってみたい(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 徳島を代表する川柳作家・土橋旗一の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「年収に触れず職種は農と書く」。 叱られてそれでも好きなママの膝 着飾ったママが主役の入園日 見送りの笑窪がパパのエネルギー 群れたがるメダカにもいる変り種 ポケットに夢見る獏を飼っている ヒューズひとつ直しもできぬ文科系 助手席の笑いが睡魔追い払う
-
-川柳に入口はあっても出口は無い。 壁はあるが左右へ奥へどんどん拡がっていく。 立ち位置をしっかり見極めながら進むのみである。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 千葉を代表する川柳作家・津田暹の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「枯れ葉さらさら明日考える明日のこと」。 皇室はいいなと思う那須葉山 マニュアルが無くても桜咲いて散る 雑草の種に大らかなる大地 這い上がる勇気を呉れる壁の蔦 ガーデニング心の中にしたくなり 不揃いの蜜柑ジュースに化けて出る ささやかな抵抗ぎんなんが爆ぜる
-
-七転八起 転んでもころんでも起きあがる 人生も川柳道もまた同じ 川柳への心意気をずっと持ち続けたい(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 宮崎を代表する川柳作家・主税みずほの渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「神様の正面でするギブアップ」。 魂はなべて陽のさす杜をむく さわやかに父の墓標の一行詩 メルヘンの世界そろそろ母の舟 カラフルな指先にある千の傷 背伸びした愛はもともと負の予感 大人への入り口があり娘去る 独り居に決断せまるなごり雪
-
-川柳という文芸にかかわっていまを生きる。その中に生活実感をともなう生きがいが生まれる。 表層ではない、人間存在の根幹にかかわるところまで掘り下げる川柳の追求こそが、文芸を通しての自己実現につながるものといえるのではないか。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 和歌山を代表する川柳作家・たむらあきこの渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「乱調も足さねば生が錆びてくる」。 きみの告白がきのうの靄になる 行間を読んでもきみが拾えない 安い神を買うこともある水たまり 過去ばかり出しては媚びてくる日記 きのうの穴でてくる神か虫なのか やがて堕ちゆく独りに炎える夏の風 石のほどけるまでを独りの旅にいる
-
-句は自己主張である。 不可解な句は読む人への誤魔化し、 素直な句は読む人への優しさだと思う。 大衆もその句を理解できる句であり、 普遍文学でありたい。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 佐賀を代表する川柳作家・田原せいけんの渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「万華鏡虚飾の世界覗かせる」。 万華鏡虚飾の世界覗かせる 喜怒哀楽メリハリつけて生きている 原寸のままで見せたいお葬式 ブレンドがよい珈琲も人間も 忘れるから頭がパンクせずにすむ 痛恨の極み弔辞の嘘を聞く 核のある国に平和は訪れぬ
-
-川柳に 照らされながら 生かされる (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 広島を代表する川柳作家・田辺与志魚の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「逃げのびてラストシーンの中にいる」。 中ぱっぱ母は享年九十二 人情を絡めて焦げたフライパン よく笑う顔に馴染んだ丸い鼻 ちょっと目をはなせば影が太り出す 真っ先に動いていつも損をする 手の届く範囲で五欲飼い馴らす 欠点を隠して蟹の横歩き
-
-いい川柳を 作るには いい人でなければ ならない(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 愛媛を代表する川柳作家・田辺進水の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「生きているだけで交響曲になる」。 やがて神がトレードに出す青い星 巻き付いていたのは十字架の尻尾 満点の夫婦ひとりは五十点 湯加減がぴったりこの人に決める 婚活も佳境シオマネキの右手 三界をゆらりゆらりと駱駝の背 悠久の風とひとつになる駱駝
-
-期待に違わず、 しかし、予想を裏切る――― そんな句を作っていきたい(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 青森を代表する川柳作家・高瀬霜石の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「楽しいに決まっているさ曲がり角」。 ニッポンの朝よテレフォン・ショッピング 暗算ができなくなった消費税 未来永劫上がり続ける消費税 全国津々浦々――活断層 カタカナで書くと悲しくなる地名 地震には負けない地震国である ときどきは逆さまに貼る世界地図
-
-退屈をする暇がない五七五(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 神奈川を代表する川柳作家・妹尾安子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「この道で良かったアナタにも会えた」。 そこらじゅう打楽器にする父の酒 戦友に出会えたかしら黄泉の父 ガソリンを満たして降りる親心 贅沢を知らない母の良い笑顔 ビンタよりこたえる母の忍び泣き こんなこと母の苦労に比べたら 一つしか無くても母は呉れたがる
-
-わずか十七音で長編小説にも負けぬ ドラマが詠める川柳は、人生の応援歌です。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 愛知を代表する川柳作家・鈴木順子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「夢心地の君へびっくり水を差す」。 本籍へ出せぬ手紙を書いている 寒かった事だけ覚えてる別離 弁当を隠して食べた日の涙 金平糖やっと妹泣き止んだ 紙風船あの時母は泣いていた ご飯だよそんな絆に支えられ 私にもあった青りんごにエール
-
-川柳とは人間を5・7・5の17音字で詠う、 エッセイのようなもの。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 北海道を代表する川柳作家・鈴木厚子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「愛はしなやかにあなたへループパス」。 愛はしなやかにあなたへループパス まあるくまるくまあるくなあれ言霊よ 笑ってるあなたの側の風が好き 何があっても幸せそうな顔をする 常備薬愛と涙とことだまと 四季巡る女をすこし衣更え 話そうか時効になったあの話
-
-川柳は頭のスポーツ! 脳の活性化に、 よく読み、よく知り、よく作る。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 新潟を代表する川柳作家・菅沼匠の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「雑音を遁れて咲いた水中花」。 新人と古参仲良く混ぜご飯 二世紀をハチ公生きて変わらない ここ掘れワン掘れば掘るほどボロが出る 石が浮くやはり褒められたんですか おみくじに一喜一憂雑魚の群れ 雑音を遁れて咲いた水中花 突き出せば妥協しやすいトコロテン
-
-それぞれの味を纏って連なる川柳の山々。 中でも魅力を秘め険しく聳え立つのは、 ナンセンス・ユーモアの山。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 鳥取を代表する川柳作家・新家完司の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「あきらめたとき美しくなるこの世」。 手を上げて渡るだあれもいない道 誰ひとりきづいてくれぬひとりごと 霧が出て街は水族館になる さくら咲く今は死にたくない季節 自転車に春の空気を入れてやる ともだちを数えて歩く花の下 花の下にっぽんじんは靴を脱ぐ
-
-川柳とは山登りの如し 山は無言喜怒哀楽を包み込む 人生の歩みと同じ山歩き 山ひとつ越えると次の山が見え(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 富山を代表する川柳作家・島ひかるの渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「生きてゆく力となった山がある」。 御来光富士から拝む古希の夏 生きてゆく力となった山がある 越した山数え今年も十二月 ふる里へ移り余白に色を足す 丸薬の恋しき父の仕事場よ 売薬の紙ふうせんにある情け ササユリに父想い出す山歩き
-
-川柳とは、十七音に思いの丈を凝縮して 「心」や「魂」を表現する一行詩である。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 愛知を代表する川柳作家・柴田比呂志の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「ふるさとの空は限定品だろう」。 花切手貼る日のくるぶしが軽い コーヒー香るほどの贅沢 椿咲く また逢えるいつかの町の始発駅 手品師が哀愁というハトを出す 花見酒魚眼レンズの底で酔う トロッコの何か淋しい人に似て 遊園バスに乗ると海からくる匂い
-
-呑むもよし 遊ぶなおよし ほどほどに やがてに練れよ 身と心 これは川柳ではない。しかし、私が二十歳になった時、父がハイボールを作ってくれながら、手渡してくれた一句である。時々脱線はしてきたけれど、いつも頭に残っている父の有り難い言葉である。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 東京を代表する川柳作家・佐藤朗々の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「黄昏れた顔は似合わぬエンマさま」。 喜怒哀楽全て神サマ仏さま 気を鎮め硯の海に浸す筆 こりもせず旅と酒とで午の年 遠くても逢えば心が通う仲 火傷などたまにはしたくなる元気 ナベと釜三畳一間から歴史 たらいまわしされて電話に出てるトゲ
-
-川柳とは自己変革の歴史であり それは主に風刺短詩である。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 岩手を代表する川柳作家・佐藤岳俊の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「雪が降る二人で生きて行けと降る」。 白鳥が来ました稲株掘っている 核を持つ国が核兵器を怖れ 大衆の田螺は今も泥を這う 核兵器禁止反対被爆国 叩かれて木魚故人の声になる しゃべりだす土偶の声を待っている カタツムリきっと走っているんだね
-
-私の川柳は紛れもない分身である 理想から無様な私の総てを、投影している 時に綺麗に飾り、時に屈辱挫折を詠む 競吟に阿ることなく、淡々と詠む 私の心を通して、ほろり吐き出す一行詩である(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 富山を代表する川柳作家・坂下清の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「微酔の頃思い出す休肝日」。 手習いに秘かに期するところあり 母の味見事に継いだ妻がいる 爽やかにつかず離れず毬の栗 世の憂さを飲み込んでなお蒼い海 大寒に命ふるわす芽吹きあり 微酔のバンザイ響く上り線 恩なんて死語と言いつつ返し待つ
-
-川柳は本音の私(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 東京を代表する川柳作家・後藤育弘の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「プライドをはがすレタスの葉のように」。 飼い主が見えずうっかりいじめかけ 誇ってた勤め先今傷となり ペットだと思えば楽な俺の世話 音声を変えてもなまり変えられず 客一人でも説明はガイド調 スイングをこっそりしてる警備員 質屋さん保管良いのでまた頼み
-
-川柳とは何かを考え続けることができるのも、 川柳の楽しみの一つである。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 大阪を代表する川柳作家・桑原道夫の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「うつくしく強く地球を蹴る遊び」。 あけがたの街灯の灯は昨日の火 街灯の照らす範囲を舞う雪よ 冬のベンチ人が通ると人を見る 満開の桜のなかの電線や うそ寒くなるまで公園の花見 さくらから去ってさくらを振り向かぬ 壺焼きに砂の混じれる団欒や
-
-赤ちゃんは みな天使 お父さんお母さんの 愛を信じ 家族たちの愛に 包まれて生まれた すくすく伸びる ひとりひとりが 五七五の種を撒き 川柳と共に育ち 苦を愉しみに変え 涙を笑顔に変える こどもは 日々に育つ宝 川柳も 共に伸びる宝 みな元気よく 健やかに(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 福島を代表する川柳作家・熊坂よし江の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「とつきとおか神にいただく呱々の声」。 胎動の強さ明日には花となれ 身ごもって夢描く画布の無限大 とつきとおか神にいただく呱々の声 天を衝く産声家系図が伸びる ぎゅっと掌にちちははの愛握りしめ 無影灯無垢の絆を光らせる ふわふわの五体祝って射す朝日
-
-自分と向き合うためのエッセンス その日そのときの思いや行動を言葉で編みつづけていくための―。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 青森を代表する川柳作家・北山まみどりの渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「笑うから奥へ奥へと通される」。 告白が済んだらモネの絵で眠る 想い出を抱きしめてやる芽吹くまで 離れても一緒にいても蛇行する したたかなブーケになっていく途中 真っすぐに歩いて見えぬことばかり いちまいの空です辿りつく先は 待つことは美徳でしょうか罪ですか
-
-根底に人間愛を (1)根底に人間愛を…愛あっての喜怒哀楽。機微であり、同時に他人や草木、万物への愛の表現を込めて創りたい。 (2)個性と品格を…その人らしい、自分らしい内面性、主観性を重んじ、同時に品格と文芸性ある句を創りたい。 (3)一元的、説明的ではなく…多元的な広がりと深みある句を創りたい。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 石川を代表する川柳作家・北村幽犀子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「玉子の曲線を人が割り続け」。 おやまあアレッくるりコソコソすたすたすた おほほほほコロコロアハハハわはははは でもしかし だからといって そうとしか ポッカポカかんかんハラハラひゅうひゅうひゅう トントントンどんどんガタガタバリンバリン これだけは きっとそうだよ もちろんさ 優しさがまぁるい風を呼び起こす
-
-人と時代へ据えるまなざし。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 群馬を代表する川柳作家・河合笑久慕の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「ヒトゲノム俺はやっぱり俺である」。 ヒトゲノム俺はやっぱり俺である ドン・キホーテ川柳という武器を持ち 川柳に袖を引かれた曲がり角 木の椅子の温みに森へ誘われる 花の影俺を見ている俺がいる 遺伝子のきしみが響くピンセット 題名があってうなずく抽象画
-
-川柳の海を クロールで泳ぐひとがいる バタフライで泳ぐひともいる 川柳の海を ぼくは犬かきで泳いでいたい (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 鳥取を代表する川柳作家・門脇かずおの渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「毒のあるさかなと祝う誕生日」。 鉄棒にとびついてみるお正月 いい風呂でお花畠になってゆく 眉間から生まれたものを茹でている 空が墜ちないか見張っているバケツ 大河に映るちっぽけな顔ひとつ 月の出が遅くて月を釣り上げる 日没や縄の電車は縄になる
-
-起承転結 どう咲いてどう散るか 深く静かに火種抱く(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 大分を代表する川柳作家・小代千代子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「ぶり大根ことこと煮込む私も」。 十三夜今宵いのちを横抱きに 十五夜の月には百の選択肢 満月もやがては欠ける人も世も 高い高い山へ登ってゆくおとこ 長い長い橋を渡ってゆくおんな たましいを洗うとうすい涙色 ずぶぬれに濡れて明日が見えてくる
-
-今、川柳家は句会などで、鎬を削る如く人間の生き様を具現化し世に投影している。そうした人々はその作品に於て、十七文字には拘束されつつも巧みな穿ちのある言の葉を用い、社会の有り様を捉えて創作しているようだ。そしてその芸術面に於ける功績は、恐い事の横行する新世紀の世界でも、我が国土に聳え立つものが有るかに思える。私もこの世に生きて、この“かわやなぎ”の魔に触れ得た事を、一つの喜びとするものである。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 群馬を代表する川柳作家・荻原亜杏の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「甦る剛き想いの失せはせず」。 川柳という部屋の鍵父は開け 川柳に生き川柳に終えた父 気高さも顕わになって父の老い 疑問符へ父の高志を悟らされ 父の手が濡れていたので拭いてあげ 利く方の手で父ヒゲを剃ってみせ 饒舌の笑わせる父かつて父
-
-川柳は癒し 川柳は日常の喜怒哀楽を詠います。喜と楽、「喜び」と「楽しさ」は二乗、三乗に増えて膨らみますが、怒と哀、「怒り」と「哀しみ」は川柳に詠むことによって、加減乗除の「減」と「除」となり、だんだんと小さくなっていきます。気持ちの中に楽しさが増え、悲しさが減れば、人生を豊かにポジティブに彩ってくれます。川柳文化、川柳言霊の不可思議です。癒しの森で学び、楽しみましょう。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 茨城を代表する川柳作家・太田紀伊子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「力点をどの辺に置く余生の図」。 蹴っ飛ばす石も見つからない都会 打ち解けてからの敬語が減ってくる 人形は踊る電池のある限り 散ってから仲間を増やす花筏 孫の成長ノックする部屋ができ シャワー室には似合わない浪花節 追い越した時から次の的になる
-
-題詠だけの句会つまらぬ 居酒屋にても吟行のうち 嘘も方便法螺も愛嬌 上等ならば旨い佃煮 寄り添うならば成り切りも善し 大きなお世話しては後悔 敵に頭を掻かす時事吟 偶に煽るが危害与えぬ お奨めしてもしない強要 裾は分けるが袖は振れない 選は様々恨みっこなし 自ずと違う評と解説 短い曲を選ぶカラオケ 歌も話もまず聞き上手 表現者たる責任と自負 大器晩成夢は捨てない(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 東京を代表する川柳作家・植竹団扇の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「原発はゼロ尿酸値は8以下」。 葵とも菊とも縁のない家系 赤信号みんなで渡るから怖い 跡継ぎができて安泰ジャパネット 網棚に載せるとやがて不審物 ありのまま報道すると誤報です 会わぬまま別れることにした鰻 イケメンの武将の顎が頼りない
-
-
-
-川柳とは親友であり悪友である。 いつもそばに居てくれ、私のあれこれを知り尽くした顔をして居座る。でも、時々その存在が鬱陶しくなり、離れて息抜きがしたくなる。川柳は素知らぬ顔をして待っている。そしてまた、ああだこうだと揉めながら、濃い時間をたっぷりと一緒に過ごすことになる。 ありがとう。腐れ縁かもね、川柳。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 東京を代表する川柳作家・井手ゆう子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「大笑いしよういつかはしぼむから」。 深い傷人に見せたくなる真昼 ヒトだけがまだ続けてる別れ歌 排水口あきらめながら潔く シリウスに尋ねる奴は元気かと レモン腐る孤独死なんか怖くない 感情線爪弾きながら冬ごもり 幼な子はちひろの色で駆けて来る
-
-川柳は「元気の素」 川柳を趣味とする元気な後期高齢者の方々を見て、肖りたいと思う。高齢化が急速に進む中、国に依存することなく、自助努力で充実した人生を過ごしていきたい。社会に高くアンテナを張り、柳友と交わり、より良い作品作りに挑戦することは「元気の素」と信じている。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 愛知を代表する川柳作家・荒川八洲雄の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「天高く白紙で君を抱き締める」。 天高く白紙で君を抱き締める 触れてくださいきっと私を好きになる 志高く東京駅に立つ 悩みごと心の留守が顔に出る 大の字で寝てるやましさ無いらしい 光陰や色香漂うのは瞬時 百冊の本よりプロのアドバイス
-
-川柳には「川柳味」がないといけない。そして、 (1)オリジナリティー(独創性・新鮮さ)、 (2)リアリティー(真実性・迫真力・本質)、 (3)シンプリシティー(簡素)、ディグニティー(品位・格調) が必要である。 (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 大阪を代表する川柳作家・天根夢草の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「おばあさんにまだ惚れているおじいさん」。 病むひとに少し似ている酔芙蓉 テレビジョン両目が均等に疲れ 梅干しのすっぱさにさえ差異がある きっちりと台車の上に乗る柩 焼かれたら終わりもったいない柩 さまよえるお骨上げからもれた骨 焼香の感触残る指の腹
-
-川柳はウガチである。 常識のメガネを外すと、真実が見える。 それを詠むのが川柳であり、ウガチである。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 東京を代表する川柳作家・阿部勲の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「ほろ酔いがいい人生の酔い心地」。 改憲のアクセルそっとそっと踏む(アクセル) 記念日をどもって妻に叱られる(あやふや) 五時からの自前の声がよく笑う(息抜き) 息抜きを指にさせないスマホ病( 〃 ) 金の卵割ってしまった愛のムチ(勇み足) 改革のトゲに弱者が狙われる(痛い) 日中へ旗色を消す星条旗(板挟み)
-
-(輪廻転生) 八年前から自分の雅号に、四代上の先祖の名前を語ることにした。 このインパクトが強い『熊四郎』の名に恥じないよう川柳道を全うしよう。喜んでもらえたら、自然と私の守護神として見守ってくれると信じている。 先代「熊四郎」は明治25年死去、私は昭和25年に誕生した。 この25年という年号にも(輪廻転生)を感じています。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 島根を代表する川柳作家・熱田熊四郎の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「柱になれるか試し斬りをされる」。 柱になれるか試し斬りをされる 草臥れたオッサンぐっと缶コーヒー サンバのリズムで不燃物を燃やす 神ってた羚羊の足なでてやる 忘れずに精霊達もバトン持つ ときめいて許容範囲を越えている 毛も毛穴も戦う意志を見せておく
-
-川柳は人間を詠む、と言われているので、 いつも好奇心を持って生活することが大切。 たくさん作って、たくさん捨てる。 多くの人の佳句をたくさん読む。(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 福井を代表する川柳作家・浅川静子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「言える時たくさん言おうありがとう」。 言える時たくさん言おうありがとう 赦しあいきょうをまあるく温かく ふる里は川底にある胸にある 不揃いが店では買えぬ母の餅 落書きを消して机よさようなら 職を辞す背もたれだけの椅子をなで 麻痺の指のばして姑の爪を切る
-
-川柳を続けるな 川柳を離れるな 原点を守り 新たな変化を遂げる(柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 群馬を代表する川柳作家・秋山春海の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「風狂の男一匹野点傘」。 風狂の男一匹野点傘 麓から茶が届かない野点傘 野点傘寅さんの席空けておく 風の海花の小波野点傘 花入れは天下御作の野点傘 源氏名の客で溢れる野点傘 見送りは月登るまで野点傘
-
-歌枕として多くの歌に詠みこまれてきた土地のうち、和歌の聖地へと昇格した和歌の浦・玉津島を取り上げ、古代・中世・近世にどのように歌われてきたか、その変遷をとらえる。
-
-その成立の先後が問題となってきた『百人一首』と『百人秀歌』の成り立ちを探り、後鳥羽院を深く意識しつつなされた藤原定家の絵とセットの秀歌撰構想を説得的に解き明かす。
-
5.0
-
3.63年前の事件が原因で警察を辞めた朝倉真志は、妻の奈緒美と離婚、娘の梓と別居し、自暴自棄な生活を送っていた。そんなある日、真志の携帯に無言電話がかかってくる。胸騒ぎがして真志が奈緒美に連絡すると、梓の行方がわからなくなっていた。やがて、娘の誘拐を告げる匿名の電話が奈緒美のもとにかかってきて、真志は過去の事件へと引き戻されていく。一方、真志を信じられない奈緒美は、娘を救うため独自に真相を探り始め――。誘拐犯の正体は? 過去の事件に隠された真実とは? 予想を裏切る展開の連続と、胸を熱くする感涙の結末。社会派ミステリの旗手による超弩級エンタテインメント! 作家生活10周年記念作品。
-
-
-
4.4
-
-BookPage(書評サイト)が選ぶ2015年ベストロマンス大賞受賞! すべてが解決したとき待っているのはあなたとの別れ―― ニューヨーク社交界の名士エラ・ウルフは、まもなく父の遺した大企業を相続する予定だったある夜、双子の姉が叔父に殺害されるのを目撃してしまう。その証拠のすべてがモンタナのウルフ家所有の牧場にあると知って早速向かうが、途中怪我したところを救ってくれたカウボーイのゲイブから、ウルフ牧場を買い取ったばかりだと聞いて驚いた。叔父は、どんな細工をしてウルフ家の牧場を売ったのだろう? それに、なぜ姉を殺したの? ふたりは真実を暴くために協力するが……。 原題:At Wolf Ranch
-
-
-
-
-
-
-
-「ここかいな、ワシの首はここかいな…。」 ある日、首なし地蔵に男の生首が置かれた。 首を求めて彷徨う地蔵の噂。 謎の双子に、怪しい組み立て工場。 小説投稿サイト《エブリスタ》発、一気読みホラーミステリ! かつて鉱山の町として栄えた赤鉄町は、峠の首なし地蔵に生首が置かれるなど、不気味な事件と噂には事欠かない町だ。ある日、ニートの花崎はwebの求人広告で思い掛けない高収入バイトにありつく。とある工場でベルトコンベアを流れてくる部品を組み立てるだけの作業なのだが、これがなんと日給十万円! 実に美味しい仕事だが、一つだけ疑問がある。一体自分たちは何を造っているのかということだ。次々と消えるバイト仲間、謎の補充人員、花崎はバイトとして潜り込んでいた探偵・篠原と工場の秘密を暴こうとするが…。「気づいたら一気読み! 」「ジワ怖からのバンジー! 」「眼球が高速スクロール! 」、小説投稿サイト〈エブリスタ〉で話題のノンストップ・ホラーミステリ! 著者について 木場水京(きば・すいきょう) 1991年7月4日生まれ。血液型、B型。 趣味は、生物の飼育(熱帯魚、爬虫類、昆虫が好き)。 座右の銘:成せば成る。
-
-灼熱の混沌都市フィリピン・マニラ。ひょんなきっかけでこの地に暮らすことになった3人の日本人青年――スラムの病院の勤務医、在比日本大使館の書記官、ナイトクラブの俄かオーナーに、それぞれ厄介なトラブルが降りかかった。殺人、恐喝、汚職、麻薬、詐欺、訴訟……「何でもあり!」の喧騒の街で頻出する突発事故〈アクシデンテ〉に、命懸けで立ち向かわねばならなくなった3人。はたして彼らの運命は? “マニラの帝王”の座には誰が……。映画化された衝撃のデビュー作『緊急呼出し』(『灼熱の病棟 エマージェンシー・コール』)の作者が、『約束の十字架』に続いて放つ第3弾! 異国の地で葛藤する日本人の実態を見事に描いた、やるせなく、哀しく、だが爽やかな異色のヒューマン・サスペンス!
-
-伊勢物語コレクション「鉄心斎文庫」には、海外からの里帰り本など多様な由来の本、物語自体の読まれ方の変遷を示す諸本が集う。本の流転と物語の変転のうちに『伊勢物語』を読む。
-
-近代以前、ヨーロッパにも日本書籍がもたらされた。誰が、何のために、どんなルートで、どんな本を手に入れたか。海を渡った本の由来を尋ね、知の欲求とその変遷をたどる。
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 レトリックを学び、フランス語の翻訳家でもある著者が、夫が中学校の卒業式で述べる祝辞のために作った詩が反響を呼び、雑誌・書籍の挿絵、商品パッケージのイラストなど、多方面で活躍中のイラストレーター・小野正統がその詩にイラストをつけて生まれた作品。生きづらさ、孤独、寂しさを抱えたすべての人の背中をそっと押してくれる、「きみ」と「だれか」をつなぐストーリー。愛らしい子供たちの表情と、詩に込められた言葉の力に、きっとだれもが元気をもらえるはず。
-
-喧騒と汚濁の熱帯都市フィリピン・マニラ。この国ただ一人の日本人実習医である僕(オオタ)は、同僚の女医ニッキと婚約し、この地で医療を続ける決意をした。ある日、僕は謎の青年ホセ・デラクルースと出会う。ホセはなぜか僕に心を開き、驚くべき秘密を告白した。家族を地主の私兵に惨殺され、反政府ゲリラに加わったこと。やがてゲリラとも決裂、今は銀行強盗となり、貧しい人々に金を分配している……ホセは言った。〈俺はいずれ、警察かゲリラに殺られる。そうなったら先生、俺を故郷の島に埋めてくれ〉数日後、はたしてそれは現実となった。僕には彼との約束だけが遺された……。鮮烈のデビュー作『緊急呼出し』(『灼熱の病棟 エマージェンシー・コール』)に続く俊英の感動巨編第2弾、熱い要望に応えて電子版で復刊!
-
3.7
-
3.7
-
3.0
-
-
-
-「論文というより、エッセーに近く、エッセー小説風の描写スタイルで、それまで暖めてきたテーマが一気に噴出した、といった強い情熱がひしひしと伝わってくる作品ではあるけれども、そこは熟達した小説家らしく、具象的で、実際的であり、ふんだんに散りばめられた辛辣なジョークに思わず笑いも誘われる。従来の男性優位思考に対する、手厳しい皮肉と嘲笑と諷刺をからめた論詰が、とぼけた表現の随所に潜んでいるので、聞き手の若い女性たちはさぞ胸のすく思いをし、会場に笑いの渦を巻き起こしたに違いない」(エッセイスト高沢英子氏のことば)…講演をもとにしたウルフの女性論。
-
-アンクル・アブナーはエドガー・アラン・ポーの生んだオーギュスト・デュパンに続いてアメリカが送り出した名探偵だ。彼が登場する作品は1911年から「サタデー・イブニング・ポスト」などに発表された。本書には、代表作「ドゥームドーフ殺人事件」「ナボテの葡萄園」のほか、18編を収めた。前者は古典的かつ独創的な密室トリックで知られ、後者は見事な最後の裁判のシーンがすべての作品の集大成となっている。当時の巡回裁判法廷の情景と民主主義確立途上のアメリカ人気質を生々と描き、正義を信じるアンクル・アブナーの面目躍如! 牧歌的な牧草地帯も好ましい背景になっている。
-
-アリンガムの作品には、現代の社会的背景が巧みに取り入れられているものが多いが、本作では、イギリスの出版社の内幕が詳細に描かれていて、特異なバックグラウンドをなしている。デリケートで、しかも鋭い性格描写、物質的な謎でなく性格にもとづく謎、老練な技巧による流動的な文章など、探偵小説として第一級のものであるばかりか立派な文学的価値をもつ傑作。『幽霊の死』に続くアリンガムの長編。
-
-死後の忘却を憂慮した画家ラフカディオは12点の作品を未発表のまま残し、死後10年を経過した時から毎年1点ずつを公開するという遺志を残した。社交界の人々が集まるレセプション当日、殺人事件が起き、遺族の友人でもある探偵アルバート・キャンピオンが犯人究明に乗り出す。画家、批評家、画廊などをめぐる美術界の実状が詳しく描かれ、それだけでもおもしろく読める。アリンガムはセイヤーズ、クリスティとともに、イギリスの三大女流推理作家の一人に数えられる本格派の代表格である。
-
4.0〈レイク&マーチ〉シリーズ、刊行開始! 舞台は、摂政時代のロンドン。事件と恋に満ちた鮮やかなヒストリカル・ロマサスの傑作! ローマをある事情で離れて、ロンドンで探偵業を始めたラヴィニアの元に、脅迫状が届く。ローマでの事件の関係者だと疑われたくなければ金を払えというのだ。彼女は証拠だという犯罪組織幹部の従者の日記を盗もうとしてある屋敷に。だが、彼女が見つけたのは、脅迫者の死体だった。そこにローマで因縁のあった探偵トビアスも現れる。実は目的が一緒だと知った二人は、手を組むことにする。最初こそもめてばかりだったが、捜査が進むうちに二人は互いに惹かれあっていき、そして事件も解決したと思われたのだが……。 原題:Slightly Shady
-
-定年まであと1年に迫った宮城県警仙台南署刑事第一課の鬼塚弘刑事には2度と拳銃を握りたくない、忌々しいトラウマがあった。銃から解放される日を待ちわびていた鬼塚に遺体発見の電話が入る。 仙台市の二口渓谷。渓流釣りが楽しめる清流の岩の上に、白いワンピースを着た女性の遺体が横たわっていた。顔にかけられたハンカチ。その下から現れたのは、息を飲むほど美しい女性の顔だった。調べが進むほどに明らかになる彼女の背景。職業、風俗嬢。妊娠4か月。婚約者は議員の息子。抵抗をした痕がない彼女の遺体から浮かび上がる犯人は? 意表をつくストーリー展開と予想できない犯人像。美しくもせつない、満足度100%度の本格ミステリー。
-
-
-
5.0
-
-
-
-「いいから黙ってろ」「ちゃんと見とけ」・・・その男の剣幕に、産科医師となって5年目の神岡好乃は圧倒された。医師不足で存亡の危機に立つ市民病院に助っ人として現われた男――フリー医師・犬童道也は、好乃の目の前で母子ともに危険な早期剥離(はくり)の分娩を無事成し遂げたのだ。好乃はその技量に感嘆するが、同時に医療事故すれすれの無謀なやり方に反感を覚えた。時には現代医療の常識から逸脱しても、自らの方法を貫いて恥じぬ犬童。はたして、この男は何者なのか!? 崩壊に瀕する周産期医療の現場に立つ医師たちの苦闘と成長を、現役医師にして熟達の作者が見事に描いた迫真のサスペンス、待望の電子化!
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。