小説作品一覧
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-ひまわりが向いている方向に、連綿とつらなる、巨大な、夏雲の城。 あそこに、きっと、ぼくのなくしてしまったとても大切なものがあるんだ。 ぼくは行く。 あの、夏の、城へ。…… (2006年作品・児童小説)
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4.5強い、強すぎる! 今のオリンピックなら、金メダル確実!? 小柄な体格ながらも百戦百勝! 「理論の嘉納、実践の三船」と並び称された柔道家の破天荒な人生とは。岩手県久慈に生まれ、悪ガキとして育った三船久蔵は、仙台二中に進学し、柔道と出合う。小柄ながらも地元で敵なしの久蔵は、上京後、講道館に入門し稽古に励み、異例の速さで昇段、数多の強敵を倒していく。不断の鍛錬の末に辿り着いた「押さば回れ、引かば斜めに」の境地は、幾多の新技を創出し、やがて究極の神技「空気投」を生み出す。不世出の柔道家の生涯を描いた長編小説。『「柔道の神様」とよばれた男』を改題。
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-家族の愛情に満たされ、人生への挑戦はつづく。 前著「再生紙」から三年。九州随一の川柳結社・川柳噴煙吟社の幹部として活躍する著者の古希記念に編まれた待望の第3句集。47年間の仕事人生を終え充実した定年後の日々、闘病に負けずリハビリを続ける車椅子生活、世相をズバリ斬った時事川柳などが心地よい17音のリズムで赤裸々に綴られている。 「愛いよいよ満ちる」「日々の感謝」「挑戦は続く」「時の流れを詠む」「列島揺れる~大津波」の5章構成。 《年金で買ってあげるよランドセル》 《じいちゃんを画くふさふさの髪にして》 《父の日はビール一本あればいい》 《もう師走うれしいニュースないですか》 《福耳の効き目がやっと出た余生》 《車椅子うまくなったとほめられる》 《9回裏ツーアウトから勝ちに行く》
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-好評の第1句集「なめくじら」の続編。書名の由来は「ほんの一つまみの塩を振り掛けられただけで、すーっと縮んでしまう程度の句」という著者の謙遜から生まれた。ところが読み進めるほどに、全編に漂う諧謔とユーモア、老いの現在地を自覚するペーソスが読者の胸奥にすーっと入ってきて感動を誘い、消えるどころか自然と「なめくじら」ワールドにはまってしまう不思議な魅力を持つ。易しい言葉が選択され、難解な表現も用いられていないため、誰もが川柳の醍醐味を味わえる1冊。 「暮しの章 そのⅡ」「世相の章 そのⅡ」「くすぐりの章 そのⅡ」の3章構成。 《お茶飲んでムセるとこから老いが来る》 《来たる年こそはこそはでもう傘寿》 《苦が続きちょっとの間だけ楽が来る》 《トイレから漏れてホントになる人事》 《ああ愉快イケメンだって歳をとる》 《カナヅチの散骨海はやめてくれ》 《新品のマスク外してクシャミする》
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-とめどなく湧き出る詩想、無限につづく想念の森。少女のように豊かで瑞々しい感性と、理知の目で社会の深淵を見抜く力を併せ持つ、詩を創るためにこの世に生を受けた著者の待望の第1句集。 「はてさて」「そして」「それから」の3章構成。巻頭にはカラーで今は亡き愛する両親に捧げる《父上様 母上様 恙なしや》が自筆で1ページを飾る。また代表作品《再生の命ライオンでありたし》には「精神的に打ちのめされた今日の命を、奮い立ち上がらせるエネルギーと勇気。再びの命は、百獣の王のように雄々しくあれ、という願い」(雫石隆子氏)という著者の思いを代弁した評が寄せられている。 《再生の命ライオンでありたし》 《愛の字を倍にするから砂になる》 《灰汁ぬいてみたら余った接続詞》 《魂は売らぬと決めて干涸びる》 《ひらがなの問いに鎖骨の勘違い》 《眼を凝らし背きしものにルビを振る》 《フルーツゼリー秘密を抱いて眠れない》
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3.4★2023年9月8日 実写映画『禁じられた遊び』公開! ★橋本環奈さん・重岡大毅さんW主演! ★監督は『リング』『事故物件 恐い間取り』の中田秀夫監督! ★新帯は、映画の「ティザーポスタービジュアル」版です。 シリーズ10万部突破!(※) 「第4回 本のサナギ賞」大賞作 ※2023年1月ディスカヴァー・トゥエンティワン調べ ////////////////////////////////////////////// 主人公・伊原直人は、妻の美雪、息子の春翔と共に幸せな生活を送っていた。 しかし、念願のマイホームを購入した矢先、美雪が交通事故で命を落とす。 絶望する直人のかたわらで、春翔は「ママを生き返らせる」と、美雪の死体の指を庭に埋め、 毎日熱心に祈りを捧げ出す。 同じころ、フリーのビデオ記者、倉沢比呂子の周囲では 「誰も乗っていないエレベーターが動き出す」「部屋の中にカラスの死骸が突然あらわれる」など 奇怪な出来事が次々に起こり始めた。 直人の元同僚である比呂子はかつて、美雪から直人との不倫を疑われていた。 その当時、奇怪な現象に悩まされた比呂子は、その原因を美雪の持つ不思議な力のせいだと確信していた。 今回も再び美雪が自分に対してその力を使っていると考える比呂子だったが、 美雪はすでに亡くなっていることを知った。 真相を知るために直人の家を訪ねた比呂子は、そこであまりにも異様な光景を目にする…。 恐怖が身に迫る本格Jホラー。
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-暴力の化身のような怪物的な父、伊三夫とともに裏の養豚業を営む青年、琢也。獣の血にまみれて生きる彼らは、あるとき裕福な母娘を浚い、監禁し始める。毎日のように伊三夫に犯され弱っていく母親。一方琢也は幼い娘の滴とささやかな交流をしていた。琢也は慢性的な歯痛を抱えていたが、滴と交流していると痛みが弱まることに気付く。母親が死に、滴に手を出そうとする伊三夫。琢也は滴を守ろうとするが、あえなく殴り殺される。命を失った琢也は、浄土の世界にて彷徨し、再び現世に舞い戻る。滴と婚礼を挙げようとする伊三夫だったが、襲撃者との相打ちにより命を失う。琢也は唯一の肉親の死に涙を流した後、死体を解体し、豚の餌とする。琢也の浄土往還以降は、現実離れした異常な出来事が続く。 滴の母親の復活、母親の2回目の死、琢也と伊三夫の融合、豚との交接など、ソドムの市のごとき地獄が極まった時、大雨による土石流がすべてを飲み込んだ。泥の中から唯一はい出たのは、琢也と、一匹の子豚。泥を洗い流す雨の中、一人と一匹はゆっくりと歩き出す。 人間という生き物の真の姿に迫ったストーリー。
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3.9医療界を震撼させたバチスタ・スキャンダルから1年半。東城大学の落第医学生・天馬大吉はある日、幼なじみの記者・別宮葉子から奇妙な依頼を受けた。「碧翠院桜宮病院に潜入してほしい」。終末医療の先端施設として注目を集めるこの病院には、黒い噂が絶えなかったのだ。やがて潜入した天馬の前で、患者が次々と不自然な死を遂げる! 天馬、そして厚生労働省からの刺客・白鳥らが、秘された桜宮の闇に迫る。傑作医療ミステリ! ★豪華電子版特典付き! 【電子書籍・共通あとがき】 【著作解説】電子版あとがき『螺鈿迷宮』 【関連小文】1 「自作解説」 初出『ジェネラル・ルージュの伝説』 【関連小文】2 「ミステリー?」 【関連小文】3 「医学はミステリー」 付録1【海堂尊・全著作リスト】 付録2【作品相関図】 付録3【桜宮年表】 付録4【「桜宮サーガ」年代順リスト】 付録5【「桜宮サーガ」構造】 付録6【「海堂ラボ」登場人物リスト】 付録7【関連小文索引】
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-短詩型文芸初の快挙! 川柳界のホープである著者が30代最後に挑んだ、いまだかつてない独創的、飛躍的、大胆不敵な初の川柳句集。 本書は異なるテーマで創られた2冊の句集が1冊に合体し、表側と裏側のどちらからでも読み始めることができるリバーシブル仕様で編まれている。例えば、著者の日常や人生観が色濃く反映された「ポジティブ!」を表側とみれば、著者の恋愛・結婚観が反映された「Love & Match Making」は裏側にあたりページが逆順になる。句の並び方も「ポジティブ!」は縦組み、「Love & Match Making」は横組みと両者で異なる。「奥付」と「著者略歴」(柳歴書)は2冊で共有する一方、「あとがき」は2つ存在するところもユニーク。斬新な体裁に引けを取らないその作品群は、多くの若者がいだく高揚感と焦燥感、また一人の人間が包含する矛盾が、著者が自己分析する「ハチャメチャな世界観」を通じて十七音に昇華され、読む人すべての心を掴んで離さない。 ゲームでは嫁が十人できました ぼっち飯素敵な愛を待っている 失恋のゴミ回収は月曜日 ババ抜きのように周りが結ばれる 何一つうまくいかないから寝ます ランドルト環から愛が漏れている イチキュッパこれで結婚できますか パロディーにすれば光ってくるワタシ ロマンスが転がり落ちていく峠 軍配の向きが決まらぬ酔っぱらい
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-鬼気迫る“自殺者と自殺幇助者”の心理葛藤。 噴煙吹き上げる春まだ浅い三原山に、女子大生がふたり登っていった。だが、その後、夜更けに下山してきたのは、ひとりだけ――。 遡ること1ヶ月前、同様の光景があり、ひとり下山した女子大生は同人物だった。自殺願望の若い女性ふたりに、三原山まで同行して、底知れぬ火口に向かって投身させた自殺幇助者の京大生・鳥居哲代。 生きていることに倦んだ高学歴の女学生たちの心理を精緻に描き、自殺者と自殺幇助者の軌跡をミステリー風に仕立てた悽絶な魂のドラマ。高橋たか子の初期長編代表作で第4回泉鏡花賞を受賞。
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4.2「わしのケジメは金や。あの爺には金で始末をつけさせる」 映画製作への出資金を持ち逃げされた、ヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮。失踪したプロデューサーを追い、桑原は邪魔なゴロツキを病院送りにするが、なんと相手は本家筋の構成員だった。禁忌を犯した桑原は、組同士の込みあいとなった修羅場で、生き残りを賭けた大勝負に出るが――。 第151回直木賞受賞作にして、エンターテインメント小説の最高峰「疫病神」シリーズ! 2016年12月刊行予定の、『破門』の続編『喧嘩』冒頭を収録した電子特別版!! ※本作品は 2016年11月24日まで販売しておりました単行本電子版『破門』の文庫電子版となります。 本編内容は単行本電子版と同じとなります。
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4.5“中年の危機”の男を描く「男性研究の書」。 1955年から56年にかけて読売新聞に連載され、大反響の下、流行語にもなった「四十八歳の抵抗」。 55歳が停年の時代に、真面目一筋に勤めてきた48歳の保険会社次長、西村耕太郎は恵まれた家庭を持ち、傍目には幸せそうな日々を送っているが、実のところはなにやら満たされない。 その心中を見透かしたように社内の島田からヌード撮影会に誘われる。そして一度も恋愛をしてないという焦燥から、耕太郎はバーの娘で19歳のユカリを口説いて熱海の旅館に出かけるのだが――。 社会的な地位があり体裁を繕って生きてはいるが、まだ燃え上がる激情も秘かに抱えた“ミドルエイジ・クライシス”を描いた普遍的な「男性研究の書」である。
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-「中村屋のボース」が伝えたかったインドの昔がたり。 Point 1 ボリウッドに通じるユーモアがいっぱい!! Point 2 ひとつずつの話が短いのでさくさく読める!! Point 3 全編に散りばめられたデーヴァナーガリー文字でインド的臨場感を体感!! 「とても太刀打ちできなそうな力士(レスラー)にテナリラーマが放った技」「偽証人の嘘を暴いたマリアダ・ラーマンの名裁判」「死刑を宣告された絶体絶命のラジャ・ビルバルが見せた起死回生の一手」などなど。 戦前、日本にインドカリーをはじめて紹介したラース・ビハーリー・ボースと、児童文学作家の渋沢青花による物語を、アミール・ホスロー(1253‐1325)の詩を主題とした中世インド絵画とあわせて送る。子どもから大人まで楽しめる114の物語。
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-5・7・5の17音形式で一行詩に含まれる川柳は縦書きで表示されることが多いが、この世界最短といわれる文芸に魅せられた著者があえて「横書き」にこだわり、タイトルもズバり「横書き川柳」とした注目の句集。約10年の川柳活動で発表した500句余から、社会事象に対する時々の想いを中心に76句まで厳選。 1頁1句に自句解説を載せるという大胆な組み方に、句に光を当てる色彩豊かで味わい深いイラスト(著書夫人・刀祢館庸子氏が担当)が加わることで、時事をテーマに扱った硬派な作品ながら、全体が明るくポップで親しみやすく、ビジュアルでも楽しめる仕上がりになっている。 新成人お祝いします木樹の寿 掘り出せば宝の山の公文書 尖閣の梯子を外すNYT 応援は妻はイシグロ僕春樹 砂採りが儀式となった甲子園 台風が北は嫌だとへそ曲げる 活きていると自己主張する桜島 今回で終わりにするという賀状 教育が産業化され子等を呑む 平成の最終列車のベルが鳴る
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-茨城県を代表する川柳結社「つくば牡丹柳社」初代会長であり、卒寿を越えてなお活発な創作活動を繰り広げる著者。 前期の章と題した「はしがき」と、私の人生川柳と題した「あとがき」の双方を、あえて散文ではなく川柳作品のみで纏めているところに、著者の並々ならぬ川柳愛、そして美学が浮かび上がる。作品の章は中期の章、後期の章の2章だて。難しい単語は一切用いず、人生の彩りを十七音に投影、味わい深い秀作が揃う。「あとがき」では、生まれ育った北海道での生活、就職、結婚、病気、転居、川柳との出合い、家族などを詠んだ44句を読み進めていく。一句一句はもちろん独立しているものの、あたかも秀逸な小説を読むように、連作として川柳を味わうことが出来る。 寒さだな人を羨んで悔いている A面の地声が大き過ぎないか 鉛筆を削り膨らむ好奇心 後期でも一番風呂は譲らない 良心を写すカメラになる両目 叱られた椅子に座って誉めている へそくりは終活用とはばからず つまらない客だパンダが欠伸する 物忘れ進みへそくりつくれない 無人駅何を祝うか福寿草
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-その人の心、そのものの心になって句をつくる、 即ち、人を愛し、ものを愛することが川柳である (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 群馬を代表する川柳作家・荻原柳絮の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「とてもいい一日だった蝗とり」。 一つだけ茶碗洗って妻の留守 スーパーへ男が行けば無駄を買い 長男と話し出稼ぎまた出掛け 悪友はいきなり水を所望する 書かないで来て友達のいい弔辞 定年の公園に飽き閑に飽き 前ぶれもなく友が来る暖かさ
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-洋々流で生きてきた 『五七五の定型と三要素が入って川柳』 川柳を楽しむべし 洋々流とは、 『川柳と酒』 酒は陽気に飲め 川柳は愛だ 種を蒔かないと芽は出ない 生ある句を作れ 柳友は宝だ (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 鳥取を代表する川柳作家・両川洋々の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「自叙伝のつづきは棺の中で書く」。 転んでも夢の欠片は手離さぬ 逆算をすると余命に後がない 飽きるほど恋も見合いもしてひとり シナリオに逆らう俺の人生だ あの日からハートの棘がまだ抜けぬ 死に方も色々僕は安楽死 渋々の残業過労死が恐い
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-川柳は生きものである なぜなら頭も手も足もある 喜怒哀楽がある 個性と主張がある 何よりも人間そのものである (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 和歌山を代表する川柳作家・三宅保州の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「今日という糸を明日へ織り紡ぐ」。 今日という糸を明日へ織り紡ぐ そのうちに自分が嵌る落とし穴 いつとても父母という防波堤 ふるさとへ続く線路が長すぎる 私を裏返したい花の下 男一匹替え芯などは持ってない 一分の黙祷あなたとの別れ
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-川柳は家族です (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 大阪を代表する川柳作家・小島蘭幸の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「樹齢千年もう美しくなるばかり」。 生きてゆく音があふれている野原 水が澄む忘れることはいいことだ 最後の最後の一雫が効いた 梅さくらいいことばかりあるように 春は朧よ笛吹きながら泣きながら 電気代も水道代も春になる わたくしを洗う水平線に立つ
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-人生の機微をとらえ 五七五で詠む 喜怒哀楽を わかりやすい言葉で (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 佐賀を代表する川柳作家・松尾貞美の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「自分を好きになろう春風あたたかい」。 幼き日語る木馬のやさしい瞳 ついて来ては駄目よと犬に念を押す 叱られた妹かばう兄がいる 兄弟げんか母はどちらも叱ります 噂ほど美人でないと噂され 合格のようだと見合いから帰る 押せばなびくそんな風情をちらと見せ
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-継続は力と龍も虎も励 始まりは簡単そうな五七五でしたが、次第に奥の深さに気づき、書けなくなりました。辰年や寅年の大先輩はとにかく沢山読んで沢山書きなさい、そうしたら何かが見えてきますと激励してくれました。実際そうでした。今でもスランプに落ちた時はスランプ句、調子いい時はお調子句、五七五の駄句迷句と日々楽しんでいる最中です。 (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 台湾を代表する川柳作家・杜青春の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「炎天下台湾全土焼芋化」。 始まりは簡単そうな五七五 四苦八苦ようやくできた駄句迷句 この句どうチチチ・チチチと鳴く守宮 ねんねんころりあなたもころり彼岸花 経験を積んであなたを捨てました 大根をおろしあなたを引き立てる 一粒の飯に神ありという祈り
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-川柳は、哲学であり芸術である。 人間の喜怒哀楽を詠む作品から自分の生き方を振り返り、これからの生きる指標にし、より好い生き方を学んでいく哲学であり、また、美しい日本語に触れ、豊かな情操を育む芸術でもある。 (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 福島を代表する川柳作家・駒木香苑の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「まだ君の指紋拭けない花しおり」。 蘊蓄はどうあれ十指解き放つ 曖昧な答えを笑う磨り硝子 飴一つ貰いルーキーらしくなり いじめかもしれぬ小石が磨かれる 浮かぶ瀬もあるかとピエロ演じきる AIと共存させる近未来 パッと咲く桜に恋をする美空
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-川柳は広い浮き世の診断書 (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 佐賀を代表する川柳作家・西村正紘の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「自惚れも悲観もしない比べない」。 挨拶が済めば二人にしてくれる あいまいな記憶に都合よく隠れ 青汁の代わりに野菜食べてます あげ足を取るより進めたい議論 明け方の小鳥の会話みんな聞き 足並みの乱れ温度差隠せない 頭から足の先まで疑われ
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-川柳は言霊であり潜在意識であり 日常から非日常へといざなってくれる魔法の扉である。 (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 大阪を代表する川柳作家・赤松ますみの渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「むらさきになったり透けてしまったり」。 一輪の花予言者のように咲く 迷宮へいざなう虹色の封書 ミステリーゾーンへ続くプロローグ 掬われて天女になってゆく金魚 むらさきになったり透けてしまったり エンドロールの先に流れている銀河 曼荼羅の縁を歩いているのです
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-台湾川柳会の創立20周年を記念して編まれた、日本語と川柳を愛する台湾の人々と、日本の第一線で活躍する川柳作家との心温まる初の川柳交流句集。 第一章「台湾川柳会20年の軌跡」は台北俳句会会長・黄霊芝による同会設立にまつわる挿話からはじまり、さらに初代会長・頼天河、第二代・李琢玉、第三代・頼柏絃の在任時代を主軸として日台交流の設立と発展に尽力したキーパーソンの文を掲載。 第二章「日台交流川柳122人集」では、ひとり15句の読み応えある日台の代表作家の川柳作品が華やかに揃う。 第三章「台湾川柳会の嚆矢-『川柳國姓爺』について」では義守大学應日系専任講師・花城可裕による解説に続き、塚越正光撰「國姓爺」内の添削講座挙要を一部を除きほぼ全34回分を掲載。第三章「川柳作品から解読する ここが知りたい台湾あれこれ」は台湾川柳会の会員作品を通じて台湾の基礎知識が興味深く読める。ビジュアルで辿る交流史となるグラビア頁、日台作家の100字エッセイ「ぱすぽぉと」もあり充実の1冊。 《台湾に来て日本語を正される (江畑哲男)》 《白蟻がじっくり読んだ万葉集 (高 薫)》 《何故だろう冷たくすると追ってくる (下岡友加)》 《羅針盤幸せひとつ探せない (月波与生)》 《始まりは簡単そうな五七五 (杜青春)》 《再会のふたり互いに孫自慢 (遊人)》 《贅沢は敵と今でも思ってゐる (廖 運藩)》 《嫁がせて父は屋台の祝い酒 (加島由一)》 《消えかかる虹に向かって突っ走る (伊藤のぶよし)》 《日本語が上手といわれ苦笑い (吉岡桃太郎)》
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4.0ノンフィクションライターの小林は、脳梗塞で療養中の元与党幹事長・佐竹の回顧録のゴーストライターを引き受ける。売れないライターからの一発逆転を狙い、小林は過去のスキャンダルを告白させようと試みるが、国の行く末を憂う佐竹が語り出したのは、戦争のできる国家へと大きく舵を切る現総理大臣のスキャンダルだった。しかし、佐竹の告解が終わった刹那、公安警察が現れて乱闘になり、脳梗塞を再発した佐竹は死亡してしまう。佐竹の告白と乱闘の一部始終が録音されたレコーダーを手に、現場から命からがら逃げ出した小林は、旧知の警察官の助けを得て、マスコミを巻き込んだ大勝負に出るが――。
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-「今夜、第四十五代アメリカ合衆国大統領、ドナルド・ジョン・トランプがここを見学する。大統領みずからの希望だ。館長として案内をしてほしい」歴史上初の米朝首脳会談のニュースが流れる2018年5月のある朝、長崎原爆資料館長の「わたし」の目の前に、キッシンジャーと名のる謎の男が、突然訪ねてきた。長崎市内ではトランプ大統領の「そっくりさん」の目撃情報がSNS上にあふれ、地元のマスコミが騒ぎはじめた……。テレビ局による大仕掛けの撮影か、それともテロリスト? NHK『おはよう日本』でも紹介され話題になった、核兵器と人間をめぐるポリティカル・フィクション。
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-博学多識で日本をこよなく愛した、懐日家川柳人による“台湾初”の川柳句集。 台湾川柳会二代目会長で台湾川柳作家の巨匠・李琢玉(本名・テイ璋)氏による、現代日本で忘れられた美しい日本語でせつせつと訴える日本への郷愁と批判、リアリティ溢れる作品群。編者は全日本川柳協会会長(当時)の今川乱魚氏。序文・跋文には蔡焜燦氏(台北市李登輝友の会会長:当時)、頼柏絃氏(台湾川柳会三代目会長:当時)、黄智慧氏(台湾中央研究院員民族学研究所助手:当時)、日本からは川柳作家の村田倫也氏、山本由宇呆氏が文章を寄せている。 また頼天河氏(台湾川柳会初代会長)、医師で台湾歌壇を主宰、俳人でもある同会会員の呉建堂氏の文章も掲載。電子版の監修者は台湾川柳会四代目代表・杜青春氏。 台湾に日本文化という客土 酔い痴れてろれつ怪しきわらべ唄 自分史に戒厳という負のページ 一生に国籍三つとは非情 エノケンの悲しげな顔思い出し 強かったニッポン 埒もないニホン 過ぎ去った国の旨さを握り寿司 李登輝の長い顔タイワンの顔 ウイルスのようなラ抜き語カタカナ語 ニホン語を知らぬ孫にもネンコロリ
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-生理現象の時間ごとに川柳で運勢を占う― 生理現象を前面に出したテーマで挑む、ある意味でのタブーを破って川柳の可能性を広げる新境地を開拓した意欲的な川柳作品集。 「一刻を争う章」「お時の章」「酸スリーポールorボールの章」「御不浄の章」「ロクン芯ロールの章」「質草の章」「窮屈の章」「自由と銃の章」「犬と電信柱の章」など12章構成。 紅白青に 寝ぐせ濡らす手 初夢叶うはメモリアルデー マイコップ買い 横長になる ビーフのシチューにレバニラーメン キタ方向から吹いて来るんだ ジャックのデートはお家でのんびり 旅の本買う(ノックを連打。) 発言をする(プッシュザボタン、) バーベQ味 ひとりぼっティー ブラックサンタを咳で一蹴
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-人生いたる所に咲く、みずみずしい感性、極上のエスプリ。ユーモア精神に富み、会社の同僚から「川柳に向いているかも」と常々言われていた著者が、還暦の定年を機に川柳をはじめ本領発揮。傘寿の節目に、これまでに発表した句を纏めた待望の一書。 20年の間に川柳三昧の日々から、自分の体調と相談しながらマイペースに川柳を楽しむ日常へと変わってきた著者。日々の暮らしで感じる喜怒哀楽を深く、前向きに見つめ、十七音に昇華している。 警察犬シャネル5番に横を向き 少し貧しいくらいがいいと父が言う まだいけるもう一度だけ犬を飼う 近所ではとてもいい人逮捕され ゲートボール立ち見している定年後 ときどきは正しい時刻確かめる 目覚めたら岸が変わってるといいね 渋滞の因をなしたる取り締まり 枯れそうになるとせっせと本を読む 思いのほか長く生きそうあしからず
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-滞米生活30年を経て、生活信条は「江戸っ子は五月の鯉の吹き流し」、人生を通じて「男はいなせ、女はおきゃん」「チャンスは常に追う側にある」を貫く、日本文化をこよなく愛する著者の川柳と狂歌、都々逸作品をまとめた1冊。あとがきに「日本語でいえば旧かなや旧漢字、戦前の東京を子供心にも覚えている化石人間の著者が、あと二十年もすれば消えてなくなるであろう日本文化の文芸趣味を惜しんで、川柳・狂歌・都々逸の三部に分けて一冊の句集にまとめてここに残す」とある。 うまいもの食いなさんなと医者は言い 芽が出ずにおれの人生終りそう あの世には持ち込むまいぞ欲の皮 七掛けで丁度いいのが今の歳 健康と病気で違う鰻味 死ぬときは残高ゼロがちょうどいい それなりの顔になったと父は言い 口答えしても妻には勝目なし 持前の負けん気だけで生きてきた俺が死ぬるとエンマ誉めるか 孫に教えた漢字はみんな旧字で間違い叱られた
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4.0息子を交通事故で亡くした女性・由里。悲しみに暮れる彼女のもとに、深夜0時に電話が鳴る。「お母さん」と尋ねる声は少女・沙羅のものであった。もう帰らぬ息子を想う母親と、母親と生き別れた少女の不思議な出会い。息子と同じく交通事故で夫を失う悲劇をきっかけに、由里は沙羅とともに「夢にみた」賽の河原を探す旅へ出る。賽の河原で息子が石を積み続けなければならない理由とは。血のつながりがない人と人との間には、肉親に対するような情愛が生まれるのか。愛する者と別れ、独りで生きなければならない人々が、苦しみながらも前向きに歩み始める姿を綴った一冊。幻冬舎グループ主催小説コンテスト『テーマ「愛」出版0円キャンペーン』大賞受賞作!
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-これ知ってる? 闇のクチコミ、最新の黒い噂43本? ・旧洗濯表示に隠された人身売買の暗号「服の洗濯タグが変わったワケ」 ・電車内でAirdropで送られてくる死体写真。犯人は…「Airdrop」 ・霊の声を拾ってしまう「スマートスピーカー」 ・レストランの席待ちリストにある名前を書くと…「予約」 ・貼ると他人に自分と同じ怪我を負わせられる「赤色の絆創膏」 ・見た者が二十年後に死ぬ絵「ミタラシヌヨ」 ・ある方法で墓に供えると死者からの返事が届く「死者の手紙」 ・チラシ裏に数字があったらそれはアタリ「ポケットティッシュの中の闇」 ・霊感がない人も霊を視られるようになる「催眠術」 ……ほか、日常に仕組まれた罠、貴方の隣のアンダーワールド。
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-第1句集「ひびき」刊行から10年。「人生の下り坂は山の端に沈む太陽のように転がり落ちて、体力も記憶力も劣化の一途をたどるばかり」の一文ではじまる「あとがき」には最愛の妻との死別が綴られ、一時は川柳から離れたほど埋めきれない著者の孤独が滲み出ている。 いつしか自分をさらけ出し、川柳に吐くことを再開した著者は、一日に一句を思いそれが山となった頃、川柳を通じての他者との響き合いを求め、人生の輝きを取り戻した。「2008年の章」から「2015年の章」までの8年間の魂の軌跡。 幸せにすると確かに言ったはず 晩酌に目刺しと妻のある平和 訳もなく泣いてレモンの味を知り 一歩前照らした妻の常夜灯 さよならをしたのに妻はいつもいる 花の名が知りたくなって墓参り 人生を騙し続けた万華鏡 にんげんに差をつけたまま日が暮れる 真ん中に母さんがいて丸くなり 夕やけの色になりたいだけである
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4.0
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-産婦人科の日常を描き“生命の尊厳”を問う。 舞台は三浦半島の小さな産婦人科医院。主人公の医師・野辺地貞春の下では、不妊治療や出産、中絶と、さまざまに行き交う人々の喜びや苦悩が日々交錯している。なかでも中絶手術は、戦後、患者が公に語ることなく行われてきた大規模な医療であった。 綿密な現場取材に基づき淡々と描かれるそれぞれのケーススタディは圧倒的なリアルさで、小説という概念を超える。産婦人科医は生命の誕生に立ち会い、そして同時に中絶という形で一つの命を消し去るという、他の医療には見られない光景が映し出される。生命の尊厳を鋭く問うた“衝撃の問題作”の上巻。
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-私の川柳は 私そのものであり 私の生き様は 川柳そのものでありたい (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 千葉を代表する川柳作家・山本由宇呆の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「継ぎ足した余白に描くオレの地図」。 継ぎ足した余白に描くオレの地図 擦り切れた辞書を棺へ入れてやる 俺の人生オレのオプションです 諸君 終活のタイムアップを押し戻し パソコンへ向かう八十路の野獣の眼 喋りたおした女子会の大ジョッキ 場所選ぶようでは勝利者になれぬ
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-川柳とは、呟き、疼き、囁きを聞き逃さず伝える心のマイクである (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 栃木を代表する川柳作家・柳岡睦子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「いい町だみな石垣の顔でいる」。 くちなしの花が笑った誕生日 ホッチキス今日の綻びとめておく 両の眼を閉じると見えるものがある 同じ花咲かせ隣と助け合い 目玉焼まだ目があかぬ日曜日 手打ちそばすこうし姑に近くなる 耳のある壁目と口も欲しくなる
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-川柳は冷めてもおいしいだし巻き玉子 (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 京都を代表する川柳作家・森田律子の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「柱状節理にべっぴんの足跡」。 はじめましょアルデバランのあたりから 黒猫よ海岸線をかっとばせ どれ程の未来か桃を剥いている ちょっと桜で深爪の夜である おくれ毛が触れたら消えてしまう沼 根に持っているので三角に包む 13ページにはさんであった息
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-人間万事 塞翁が馬 小柄で病弱だった私がここまで長寿を授かるとは思いませんでした。有難いことです。 (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 福岡を代表する川柳作家・森園かな女の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「杖を手にしても逢いたい人ばかり」。 杖を手にしても逢いたい人ばかり いただいた愛ささやかに恩送り 八百万の神と仲良くする日本 碌でなしだけど私の知恵袋 物識りも孫の質問には怯む もみじマーク外して老いの恋プラン 移り気へ春のメニューが多すぎる
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-人を謗らず。後ろ指はいつか跳ね返ってくる。 (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 静岡を代表する川柳作家・望月弘の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「熟したら柿は静かに落ちていく」。 日の丸を上の戸棚に入れ直す 限界の村へ無策の陽が昇る ロボットに挨拶状を出してある 宇宙から来た石ころは頭が高い 方言で話して親子だと思う 神様が躓く石は除けてある 初心まだ賞味期限が切れてない
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-川柳は 一境両状を旅する戦士 笑いを突き抜けると涙をこぼし 涙を断って花野に遊ぶ 研ぎ澄まされる柳魂は この一境の闇に生まれ出て やがて 生への呼吸をせわしく刻む 我が生まれつきし血潮を鼓動に秘めて (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 山梨を代表する川柳作家・望月鵞山の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「反骨の釘九条に錆びて利き」。 かな文字の投書涙の体当たり 置き去りの風に研がれる子の木馬 秀才にジョークの骨が噛みきれず 焦げ飯の底おふくろの喝がある かくれんぼ鬼もあしたを見た夕陽 正論の太刀権力は苦笑のみ 眼帯を外す覚えてますか 風
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-てにをはの深さを習い怖さ知る (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 大阪を代表する川柳作家・村上直樹の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「雲ふわりいいなお前は風まかせ」。 あこがれは喜寿白髪で舞うワルツ 朝な夕な眺める山に嘘はない 青空へ声の限りにバカヤロー 犬掻きでゆったり好きに生きてきた えいやっと跳んだら見えてきた明日 押せば青こぼれてきそう五月晴れ 俺お前会えば十五の雲が湧く
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-飾らない本当の自分が出せるから気持ちがいい。 ペーソスのある川柳に出会うと胸がきゅんとなる。 真実を追求することで、よりよい生き方に繋がっていく気がする。 (柳言より) 短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 大阪を代表する川柳作家・三村舞の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「猛練習テニスボールに紐つけて」。 眠れない深夜どこにもない逃げ場 気がつくと物干し台に立っている 食事することも難儀なことのうち インターフェロン七十二週闇続く 治療すむまではどんどん抜ける髪 鬱病も副作用だと言われ 鬱 針の先使い回しの注射針
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