密室から黒猫を取り出す方法

密室から黒猫を取り出す方法

880円 (税込)

4pt

4.0

悲願の完全犯罪を成し遂げるべく、ホテルでの密室殺人を目論む犯人。目の前の扉を閉めれば完全犯罪が完成するというまさにその瞬間、一匹の黒猫が部屋に入り込んでしまった! 予想外の闖入者に焦る犯人だったが、さらに名探偵音野順と推理作家の白瀬白夜がホテルを訪れ……。猫一匹に翻弄される犯人を描いた表題作をはじめ、蝋燭だらけの密室殺人事件をめぐって(自称)名探偵琴宮と三千万円を賭けて推理対決をする羽目になってしまう「クローズド・キャンドル」など五つの短編を収録。気弱で引きこもりがちな名探偵音野順、第二の事件簿。/【収録作】密室から黒猫を取り出す方法/人喰いテレビ/音楽は凶器じゃない/停電から夜明けまで/クローズド・キャンドル/解説=青崎有吾

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密室から黒猫を取り出す方法 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年05月08日

    気弱で引きこもり、名探偵という部分以外はけっこう自分に似ている(笑)と勝手に思い、密かに親近感を抱いています。
    ここに出てくる犯人もどこか憎めなかったり、唐突に第2の探偵が出てきたり、ストーリーにも強弱があってとても面白いです。この短編集、個人的なお気に入りは「停電から夜明けまで」。

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月07日

    単行本刊行から12年、前作「踊るジョーカー 名探偵音野順の事件簿」の文庫化から10年、まさに待望の文庫化であります。
    創元推理文庫の扉の裏には、日本人作家の著作であっても英語タイトルが記されているのですが、前作「踊るジョーカー」の英語タイトルは、"The Adventure of the ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月09日

     名探偵音野順シリーズ第2弾。今回も読みやすい文体ながら密室、消えた凶器、倒叙などしっかり本格ミステリーが紡がれていて面白かった。特に「クローズド・キャンドル」が一番面白かった。そして前作と変わらない音野順の「気弱で引きこもりだけど、しっかり名探偵である。」というキャラ造形もよかった。

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    Posted by ブクログ 2021年05月18日

    タイトル読み。
    シリーズ2作目なのは分かってたけど、まぁいいかな、と。
    名探偵音野順の気弱っぷりが面白い。
    そして、表題作の「方法」はなかなか意表をついていて、それによって起こった犯人の自滅がちょっとお気の毒でもあったかな。
    高校の音楽室での事件は後味が悪かった。
    あの人が今後も登場することはあるの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月17日

    ひさしぶりに北山先生。文庫化がかなり最近でびっくりした。解説が青崎先生なのがうれしい。
    「停電から夜明けまで」がよかった。この物理トリックに力入れて探偵助手概念の描写はあっさりめ…のようだけど陰で"名探偵"に切り込んでくる感じいいよね。白瀬の一人称私なのいいよね。
    城シリーズも...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年02月13日

    引きこもり探偵・音野順シリーズの第二弾。しかし文庫化までに十年掛かったと言われるとちょっとショックだな。おもしろいのに。音野探偵のキャラもあって、コメディ調で、殺人も起きるのにほのぼのしたトーンでお話は進む。「密室から黒猫を取り出す方法」で猫がバネにじゃれつく展開には、声を出して笑ってしまった。そん...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年01月18日

    短編中の一作が、数年前の事件とは言え
    謎は解明され、犯人もわかったのに
    事件が解決されなかったのは
    とても残念でした。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年12月03日

    ● 感想
     気弱で引きこもりがちな名探偵,音野順が登場するシリーズ第2弾。第1弾の踊るジョーカーも読んでいて,「雰囲気が素晴らしい」として8点を付けていた。個々の作品の内容,感想はメモに記載。引きこもりの名探偵音野順とワトソン役の白瀬白夜のやり取りはコミカルで面白い。この二人のキャラクター,関係性は...続きを読む

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