柘榴パズル

柘榴パズル

880円 (税込)

4pt

3.7

「この夏が、永遠に続けばいいのに」。
とぼけたお祖父ちゃん、明るいお母さん、クールなお兄ちゃん、甘ったれの妹。
十九歳の美緒を囲む、仲のいい家族の日常。
身近で起こる奇妙な事件は、山田家の皆が力を合わせて謎を解く。
そんな一家に、怪しい影が忍び寄り――。
ある家族のひと夏を描いたミステリー連作短編集。

解説・千街晶之

※この電子書籍は2015年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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柘榴パズル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    幸せな家族の日常の謎に時折挟まる不穏な新聞記事。巧みな構成にいつの間にか引き込まれ、気がつくとこの家族の幸せが壊れないよう、祈りながらページをめくっていた。本を閉じたとき、感情がかき乱されしばらく呆然とした。すごく刺さった作品です。

    0
    2022年07月25日

    Posted by ブクログ

    「物事は、なんでも見た目通りじゃないからねえ?」。いつも嫁の名前を間違える祖父、柔道部出身という母、どこか冷めた兄、年齢より幼い妹、そして私。ほんわかしたムードで4章300ページにわたって繰り広げられる家族ミステリーはところどころに不気味な伏線が引かれ進み、読者はなんとなく違和感をずっと感じながら読

    0
    2021年08月15日

    Posted by ブクログ

    まさかこんな展開になるとは!
    日常に起こる奇妙な事件をさくっと解決していく複数のお話は、それほど引き込まれるという感じの内容ではなかった。
    話の間に挟まれる一家殺害の記事により、最後に重い事件が起こるのだろうと想像でき、それを求めて読み進めた。が、これが予想外だった。
    最後は良かったなぁ。

    0
    2023年12月13日

    Posted by ブクログ

    少し重い目だが、一応は日常の謎を仲良し家族が解き明かすという、一見ハートウォーミング系のミステリ連作なのだが、幕間に不穏な情報が差し込まれるので、心温まるとはいかないのがミソ。全編を通しての種明かしである「バイバイ、サマー」を除く、四編のうち三編までハウダニットで、丁寧に作り込まれたトリックだけれど

    0
    2023年02月04日

    Posted by ブクログ

    ちょいちょい挟まれる事件記事がいい。本編とギャップがありすぎて気になってしょうがなかったが、それも最後にすっきり。似たプロットの作品や映画があると解説にあったので、読み慣れた人には不向きかも。

    0
    2022年04月23日

    Posted by ブクログ

    仲の良い家族が日常の謎を解決していく連作短編なのかなと思いきや、なぜか間に残忍な殺人事件の記事が…まさかこの家族に…と心配&ドキドキしながら読み進めていくと、驚きの展開が待っていました。
    家族の物語とミステリーが両立した作品でした、面白かったです。

    0
    2021年08月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白い。家族、その周辺で起こる事件の謎解きが、短編として連なる。そして、所々に挟まれる凄惨な事件の記事。読むに連れ何となく違和感を覚える「家族」。大きな嘘は金目当てでは無い、誰もが一度は良いなと思う「サザエさん」。誰もが皆んな少しづつ嘘をついて生きている。それは悪い面ばかりでは無い。新たな家族の創生

    0
    2021年05月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    "家族”を題材とした短編ミステリー小説。どこにでもいそうな山田家やその周りいる人々との交流を通したハートフルなストーリー、

    …かと思ったらそれは読者に対してのミスリードでしか無く本当は"家族"の愛に飢えた人間達が家族を演じる疑似家族であった。
    個人的な伏線としては

    0
    2021年07月11日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「どんでん返し!」「手が込んでる!」という触れ込みを見かけて気になって読んでみた。たしかにミステリ(?)としては なるほどね、という展開ではあったんだけど、文体が幼稚で耐えられなかったな…。文章の稚拙さが作品のレベルを下げていると思う、もったいない。

    0
    2021年07月16日

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