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新聞、本当になくなってもいいですか?
躍進著しいIT企業インアクティブによる、東洋新聞買収宣告。マスコミの寵児となった会長の驫木は、世論を味方に、役員会を切り崩しにかかる。“ウェブファースト“を掲げ、新聞の価値を根底から揺ぶる彼らが、本当に買おうとしているものは何か? 社会部デスク安芸と部下たちの、記者魂を賭けた死闘が始まる。
『傍流の記者』で直木賞候補となった著者だから描けた、メディアの裏側の熱き攻防!
情報化社会? 何を言ってやがんだ。本当の情報は
クリックすれば出てくるもんじゃないんだ。
本城の作品には、「情報」というものの深みを教えられる。
本作は「新聞社は生き残れるか」を人間ドラマに広げた秀作だ。
――佐高 信
「朝日新聞」「産経新聞」「日経ビジネスオンライン」「サンデー毎日」「週刊朝日」「アサヒ芸能」「J-novel」ほか新聞25紙で紹介された話題沸騰の話題作!!
Posted by ブクログ 2021年11月06日
紙ベースのニュース情報の必要性。これは出版業界にとっての紙ベース書籍の必要性以上に新聞社を左右する論点になっている。
電子機器の中でもスマホが必須アイテムになった現代。書籍では紙ベースを支持する人はまだ一定数いるようだが、ニュース情報については……。
作者は塩田武士と同じく新聞社勤務を経て...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月11日
この本城という作家には、初めて手を出した、と思う。産経新聞の出身で野球に取材した小説で出てきた・・らしい。
本作は、新聞社を飲み込もうとするIT経営者に対抗する記者たちの奮闘や意気地を疾走感をもって描いたもの。安芸という主人公語り手の社会部ボスなのだが、難しい陰影はつけず、カラっとしているところが現...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月03日
スマホで何でも観れる世の中「紙の新聞」はこの世に必要ですか?
私は必要と思っていますが新聞は取っていません。。
大元は新聞記者が汗水流した情報がスマホに反映されるから。。
全てがすべて利益になる「ネタ」はあり得ないが、新聞記者の「目」と「足」に
勝てるものはないかなぁ~
地方の新聞社がIT企業...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月29日
もし、私たちの生活から"新聞"がなくなったら?躍進著しいIT企業による東洋新聞社の買収宣告。"ウェブファースト"を掲げ、新聞の価値を根底から揺さぶる彼らの目的は何か。
長い間、第四の権力機関としてその栄華を誇った新聞社。しかし近年では、若者の活字離れやウェブニ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月16日
なんだかよくわからないストーリーだった。IT会社が何をしようと思っていたのかもいまいちピンとこず。ラストも???。安芸さんも新聞が生き残るために選んだのだろうけれど…。もう少し丁寧にその心情や決意を描いてほしいなぁと思ってしまった。どんどん新聞購読者が減っている今、従来通りでは本当にいつかなくなって...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月13日
読後、紙の城というタイトルの秀逸さがよくわかる小説。新聞の紙媒体はネット媒体から牙城を守れるかの攻防戦を描いている。
私も新聞は数年前からネット派だが、どの媒体で読むかではなく、何を読むか(求めているか)が重要だと感じている。新聞には取材に基づいた事実の掲示と社会への発信を求めているのであって、素...続きを読む
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