紙の城
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紙の城

880円 (税込)
440円 (税込) 4月25日まで

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新聞、本当になくなってもいいですか?

躍進著しいIT企業インアクティブによる、東洋新聞買収宣告。マスコミの寵児となった会長の驫木は、世論を味方に、役員会を切り崩しにかかる。“ウェブファースト“を掲げ、新聞の価値を根底から揺ぶる彼らが、本当に買おうとしているものは何か? 社会部デスク安芸と部下たちの、記者魂を賭けた死闘が始まる。

『傍流の記者』で直木賞候補となった著者だから描けた、メディアの裏側の熱き攻防!

情報化社会? 何を言ってやがんだ。本当の情報は
クリックすれば出てくるもんじゃないんだ。
本城の作品には、「情報」というものの深みを教えられる。
本作は「新聞社は生き残れるか」を人間ドラマに広げた秀作だ。
――佐高 信

「朝日新聞」「産経新聞」「日経ビジネスオンライン」「サンデー毎日」「週刊朝日」「アサヒ芸能」「J-novel」ほか新聞25紙で紹介された話題沸騰の話題作!!

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紙の城 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年11月06日

     紙ベースのニュース情報の必要性。これは出版業界にとっての紙ベース書籍の必要性以上に新聞社を左右する論点になっている。

     電子機器の中でもスマホが必須アイテムになった現代。書籍では紙ベースを支持する人はまだ一定数いるようだが、ニュース情報については……。

     作者は塩田武士と同じく新聞社勤務を経て...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月07日

    実際にありそうな 買収騒動

    「ありそうだなぁ」
    でも その先は極上のエンタメ

    キャラクターが みんな魅力的で ポジションは敵方でも イヤな気にさせない
    それはきっと 真剣に仕事に向かう人の姿は 観ていて気持ちがいいから

    熱さも クールさも それぞれで良い

    読後感も気持ち良く 満足 満足

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    Posted by ブクログ 2020年04月11日

    この本城という作家には、初めて手を出した、と思う。産経新聞の出身で野球に取材した小説で出てきた・・らしい。
    本作は、新聞社を飲み込もうとするIT経営者に対抗する記者たちの奮闘や意気地を疾走感をもって描いたもの。安芸という主人公語り手の社会部ボスなのだが、難しい陰影はつけず、カラっとしているところが現...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月12日

    「情報とは何か」をキーに新聞は生き残れるかまでテーマを拡大したドラマになっている。ここで描かれる新聞の生き残り策が的を射ているとは思えない。けど、一次情報を収集するのには手間と時間が必要だよなぁ。これからの社会でそれを担うのはどこになるのだろう。

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    Posted by ブクログ 2020年04月29日

    買収劇の決着までの話。これをきっかけに何かが変わっていくのかと思いきや、あんまり変わってないような。ニュースメディアと思わせてただのキュレーションメディアばっかりの昨今、ちゃんと自ら取材する記者をかかえているってのは重要だなぁと。

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    Posted by ブクログ 2020年04月03日

    スマホで何でも観れる世の中「紙の新聞」はこの世に必要ですか?

    私は必要と思っていますが新聞は取っていません。。

    大元は新聞記者が汗水流した情報がスマホに反映されるから。。
    全てがすべて利益になる「ネタ」はあり得ないが、新聞記者の「目」と「足」に
    勝てるものはないかなぁ~

    地方の新聞社がIT企業...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年03月06日

    ストーリーももちろん新聞の存在意義が分かりやすく説明されていて興味深く一気に読んでしまった。

    一方で、若い人が読んだとしたら、また若い人がこのテーマで書いたとしたらどんな風になるのだろうと気になった。

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    Posted by ブクログ 2020年02月29日

    もし、私たちの生活から"新聞"がなくなったら?躍進著しいIT企業による東洋新聞社の買収宣告。"ウェブファースト"を掲げ、新聞の価値を根底から揺さぶる彼らの目的は何か。
    長い間、第四の権力機関としてその栄華を誇った新聞社。しかし近年では、若者の活字離れやウェブニ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年02月16日

    なんだかよくわからないストーリーだった。IT会社が何をしようと思っていたのかもいまいちピンとこず。ラストも???。安芸さんも新聞が生き残るために選んだのだろうけれど…。もう少し丁寧にその心情や決意を描いてほしいなぁと思ってしまった。どんどん新聞購読者が減っている今、従来通りでは本当にいつかなくなって...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年08月13日

    読後、紙の城というタイトルの秀逸さがよくわかる小説。新聞の紙媒体はネット媒体から牙城を守れるかの攻防戦を描いている。

    私も新聞は数年前からネット派だが、どの媒体で読むかではなく、何を読むか(求めているか)が重要だと感じている。新聞には取材に基づいた事実の掲示と社会への発信を求めているのであって、素...続きを読む

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