【感想・ネタバレ】紙の城のレビュー

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Posted by ブクログ 2021年11月06日

 紙ベースのニュース情報の必要性。これは出版業界にとっての紙ベース書籍の必要性以上に新聞社を左右する論点になっている。

 電子機器の中でもスマホが必須アイテムになった現代。書籍では紙ベースを支持する人はまだ一定数いるようだが、ニュース情報については……。

 作者は塩田武士と同じく新聞社勤務を経て...続きを読む作家に転身しているだけに、強い主張が見て取れた。
 塩田作品ほどエンタメ性は高くないが、本城作品のこの硬派な感じは好もしく思う。(2人の年齢の違いも大きな要因かも知れないが。)

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Posted by ブクログ 2022年05月07日

実際にありそうな 買収騒動

「ありそうだなぁ」
でも その先は極上のエンタメ

キャラクターが みんな魅力的で ポジションは敵方でも イヤな気にさせない
それはきっと 真剣に仕事に向かう人の姿は 観ていて気持ちがいいから

熱さも クールさも それぞれで良い

読後感も気持ち良く 満足 満足

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年08月13日

読後、紙の城というタイトルの秀逸さがよくわかる小説。新聞の紙媒体はネット媒体から牙城を守れるかの攻防戦を描いている。

私も新聞は数年前からネット派だが、どの媒体で読むかではなく、何を読むか(求めているか)が重要だと感じている。新聞には取材に基づいた事実の掲示と社会への発信を求めているのであって、素...続きを読む人の意見やまとめサイトのような記事は必要ないと思う。

媒体を守るのではなく、優秀な記者を守りたいという思いからの守戦としたのは非常に共感でき、清々しい読後感となり得た。

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Posted by ブクログ 2020年04月11日

この本城という作家には、初めて手を出した、と思う。産経新聞の出身で野球に取材した小説で出てきた・・らしい。
本作は、新聞社を飲み込もうとするIT経営者に対抗する記者たちの奮闘や意気地を疾走感をもって描いたもの。安芸という主人公語り手の社会部ボスなのだが、難しい陰影はつけず、カラっとしているところが現...続きを読む代風の小説だ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年04月05日

デジタル化の恩恵は計り知れないが、紙の役割に改めて気づかされる。新聞、書籍、手帳、Paperは人の思考を深める助けとなる大きな役割を果たしている、と改めて認識。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年06月12日

新聞製作の裏側が見られた感じです。
物語は、ネット対紙の新聞みたいな構図でしたが、時代は図らずも、ゴードンが目指した?ようにネットと新聞の融合になってきている気がします。(個人的には紙の新聞が好きですが)

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Posted by ブクログ 2022年03月12日

「情報とは何か」をキーに新聞は生き残れるかまでテーマを拡大したドラマになっている。ここで描かれる新聞の生き残り策が的を射ているとは思えない。けど、一次情報を収集するのには手間と時間が必要だよなぁ。これからの社会でそれを担うのはどこになるのだろう。

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Posted by ブクログ 2020年04月29日

買収劇の決着までの話。これをきっかけに何かが変わっていくのかと思いきや、あんまり変わってないような。ニュースメディアと思わせてただのキュレーションメディアばっかりの昨今、ちゃんと自ら取材する記者をかかえているってのは重要だなぁと。

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Posted by ブクログ 2020年04月03日

スマホで何でも観れる世の中「紙の新聞」はこの世に必要ですか?

私は必要と思っていますが新聞は取っていません。。

大元は新聞記者が汗水流した情報がスマホに反映されるから。。
全てがすべて利益になる「ネタ」はあり得ないが、新聞記者の「目」と「足」に
勝てるものはないかなぁ~

地方の新聞社がIT企業...続きを読むに買収される話が出回ったとき新聞記者がそれを阻止した
方法とは?

新聞記者の意地とプライドを掛けた戦いが始まった

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Posted by ブクログ 2020年03月06日

ストーリーももちろん新聞の存在意義が分かりやすく説明されていて興味深く一気に読んでしまった。

一方で、若い人が読んだとしたら、また若い人がこのテーマで書いたとしたらどんな風になるのだろうと気になった。

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Posted by ブクログ 2020年02月29日

もし、私たちの生活から"新聞"がなくなったら?躍進著しいIT企業による東洋新聞社の買収宣告。"ウェブファースト"を掲げ、新聞の価値を根底から揺さぶる彼らの目的は何か。
長い間、第四の権力機関としてその栄華を誇った新聞社。しかし近年では、若者の活字離れやウェブニ...続きを読むュースの利便性などにより、その存在価値は弱くなっている。生き残る手段は作品内にある通り、「論じる新聞」化だろう。ウェブニュースには無い奥の深い記事は、紙にしかできない。

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Posted by ブクログ 2020年02月16日

なんだかよくわからないストーリーだった。IT会社が何をしようと思っていたのかもいまいちピンとこず。ラストも???。安芸さんも新聞が生き残るために選んだのだろうけれど…。もう少し丁寧にその心情や決意を描いてほしいなぁと思ってしまった。どんどん新聞購読者が減っている今、従来通りでは本当にいつかなくなって...続きを読むしまうのかもしれない。生き残っていくためにどうするかを真剣に考えていかないと、本当にまさかなことが起こるのかもしれないという問題意識のもとの作品だということはわかった。

もっと記者の顔がわかる記事をとかいうことには賛同する。それにウェブではなく、紙であることもやはり大事なことのように思う。ウェブではどうしても自分の興味のあるニュースしか見られない。なぜなら検索をするだろうから。でも、紙媒体の良さは、興味のないこと、知らないことにも気づけるということ。スクープよりもじっくり取材して、その記者なり新聞社なりの視点で切り取ることを大事にしてほしいなと思いながら読んだ。

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