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トモシビ-銚子電鉄の小さな奇蹟-
誰かの優しい灯火(トモシビ)があなたの心をあたためる。関東の最東端を走るローカル線「銚電」。小さな列車にまつわる人々の奇蹟の物語。【あらすじ】十五歳の春。その女子高生は、小さな列車に飛び乗った。入学したばかりの高校へ、淡い恋心を胸に―。大正時代から、今も現役で走り続けるローカル線「銚子電鉄」には、乗客の数だけ人生のドラマがあった。歴史を知る老人、倦怠期を迎えた夫婦、夢を追う青年など。彼らは時に交差し、それぞれが誰かの灯火として行く先を照らしながら、やがて一つの奇蹟に遭遇する。心がほっこりと温まる、電車と人々の優しい物語。【文庫書き下ろし】 -
ガラスの絆
美しい蔓薔薇と高麗芝の敷かれた洋館で、治子は五歳になる一人息子の信之と建材メーカーの社長である夫と明るい家庭を築いていた。だが、この家庭にも不安があった。それは、結婚後、数年たっても妊娠のきざしがないことから人工授精を受けて生まれた信之の本当の父親は、夫なのかドナー(精子提供者)なのか不明なことだった。そして、ある日――ドナーと名乗る男の出現によって平穏な家庭に大きな亀裂が生じていった……。治子の心を支えたのは脆い一本の試験管につながれた母と子の強い絆だった。表題作ほか日常生活のなかで遭遇する事件をテーマに、女性の微妙な心理を描いた作品集。 -
怪談・呪い屋敷~実話恐怖物語
奇才・山口敏太郎がゲストを迎えて放つ、新たな怪談シリーズ開幕!気鋭怪談蒐集家たちが選りすぐりのネタを持ち寄る。この世の不思議と底知れぬ恐怖に彩られた怪談本の決定版。【あらすじ】トイレ、ベッドの下、カーテンレールの向こう側──恐怖はいつだって隙間に棲んでいる……。狂気な屋敷の扉が今、開かれる───深夜の雑居ビルから聞こえる少年の笑い声、事故物件に住む母と娘を次々と襲う怪異、舞台女優を自殺へと追い込んだ死の部屋、亡き戦友の友情に救われた命、花火を彩る亡霊列車、平穏な日常に突如現れた巨大な女、呪い、黄泉の世界への入口。心霊スポットを訪れた者たちを待っていた、白い煙の中の顔、顔、顔……。不思議研究の第一人者、山口敏太郎が、すべてのホラー&怪奇マニアに贈る、ほんとうにあった怪奇・不思議・伝奇集全54編。 -
雲から贈る死
世界初の小型電卓の開発で驚異的な成長をとげたOAメーカー〈ルコー〉は白藤三兄弟を中心とする同族によって経営されていたが、今日の繁栄をもたらした最大の功労者である天才的研究家・末弟の起人の不可解な死の後、次々と惨劇に襲われる。社長・隆太の自ら操縦する軽飛行機が墜落、死亡。その葬儀の席で、起人のかつての愛人で最近は隆太と親しかった常務の弥栄子が変死――。不吉な予感のなか、一族につながる女子大生・透子は起人の息子・秋人との出会いに運命的なものを感じ、急速に傾斜してゆく――。“死後の完全犯罪”の謎と悲劇的な愛が交錯する、会心のロマンティック・ミステリー。 -
ジェームス・ディーンに、似ていた
涼川万里。愛称バリ。バイクの爆音から付けられた名前だ。愛車VTZ250を駆り、ルート246の女狼と呼ばれたバリは、ライダー同士のいざこざから逃れるように、単身アメリカへ。やがて恋におち、18歳の誕生日を迎え、そして女になった。彼の名はジミー。日米の混血。顔貌も生き方も、どこかジェームス・ディーンに似ていた。けれど悲しみは突然、音をたててやって来た。遠く長いお別れ―。傷心のまま帰国したバリは、バイクを捨て、ジミーへの愛を胸に、生きる。舞台は東京。新しい、そして本当の青春が、旋律を奏で始める。愛と悲しみを青空のパレットに描きつづける著者が贈る、渾身の書下し青春小説。勇気の速配便です。 -
ヒート
日本男子マラソンの長期低迷傾向に歯止めをかけるため新設された「東海道マラソン」。神奈川県知事の号令のもと、県庁職員の音無太志は、日本陸上界の至宝・山城悟のペースメーカーとして、孤独なランナー・甲本剛に白羽の矢を立てる。甲本はかつてハーフマラソンの日本記録を持っていた「30キロまでの男」。所属していた実業団が解散し、母校のグラウンドを借りて練習する身だ。ペースメーカーになることを渋る甲本に、音無は破格の条件を提示するが――。果たして世界最高記録達成はなるのか。数多の人間の欲望と情熱を乗せたレースは、まさかの展開に――。箱根駅伝を走る学連選抜チームの激走を描いたベストセラー『チーム』の“その先”の物語。疾走感あふれるレース描写と、男たちの人間ドラマに一気読み必至。 -
鬼ババァが仏の顔に変わった瞬間 世代を超えた嫁姑戦争が終わりを迎えた日
不遇な子ども時代を過ごし、結婚後は嫁姑問題に悩み、そして家族がバラバラに……。 しかし、瀬戸際に追い込まれた主婦にたった2日で奇跡が! 姑とのわだかまりも解け、家族との絆を取り戻し、幸せな生活を手に入れた著者の感動実話。 多澤 優(たざわゆう) 1963年生まれ。東北在住。 二十三歳で結婚し、三人の母親。 家族問題を改善するために国内外の心理学、各種ヒーリング、セラピーを習得するが改善には至らず、二〇〇八年に真我開発講座を受講し、本当の自分に出逢う。たった2日間の真我開発講座を受講直後、嫁姑関係、夫婦関係、親子関係が劇的に改善した。 現在、自身のその体験を講演活動などを通して全国各地で伝え始めている。 -
バルーン・タウンの手毬唄
睡眠薬で眠り込んだ妊婦を取り巻くのは薔薇のつぼみ、交差する二本の泥つき牛蒡、小魚に胡麻。しかも妊婦は服の上からスマイルマークのTシャツを着せられて――名探偵・暮林美央が奇怪な手毬唄連続見立て事件の顛末を回想する「バルーン・タウンの手毬唄」、アリバイを立証してくれるはずの謎の妊婦の消息を追う「幻の妊婦」、バルーン・タウンを舞台にした本格ミステリ短篇の謎解きに暮林美央が挑む「読書するコップの謎」、街角で耳にした不可思議な会話と密室盗難事件の謎解きが意外な結末に辿り着く「九か月では遅すぎる」の4編を収録した、バルーン・タウンの事件簿第3弾。
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