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日本男子マラソンの長期低迷傾向に歯止めをかけるため新設された「東海道マラソン」。神奈川県知事の号令のもと、県庁職員の音無太志は、日本陸上界の至宝・山城悟のペースメーカーとして、孤独なランナー・甲本剛に白羽の矢を立てる。甲本はかつてハーフマラソンの日本記録を持っていた「30キロまでの男」。所属していた実業団が解散し、母校のグラウンドを借りて練習する身だ。ペースメーカーになることを渋る甲本に、音無は破格の条件を提示するが――。果たして世界最高記録達成はなるのか。数多の人間の欲望と情熱を乗せたレースは、まさかの展開に――。箱根駅伝を走る学連選抜チームの激走を描いたベストセラー『チーム』の“その先”の物語。疾走感あふれるレース描写と、男たちの人間ドラマに一気読み必至。
...続きを読むPosted by ブクログ 2020年03月23日
神奈川県知事の「世界最高が欲しい。しかも日本人が取るべきだ」。
鶴の一声で計画された「東海道マラソン」。これらの企画立案やすべての責任が神奈川県教育局スポーツ課の単なる職員である音無太志にのしかかった。
しかも「東海道マラソン」の目玉として,日本マラソン界の至宝,山城悟を出場させ,世界最高記...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年11月13日
2年ぶりに当選した東京マラソンがマラソン物に手を伸ばさせる。
かなり前に読んだ風が強く吹いている、チームと箱根駅伝が題材のものを思い出し、続編ということで迷わず購入。
天才型、苦労人型、裏方と自己を投影しやすいキャラクターが生き生きと動き、最後の結末に運んでいくのはいい読書体験でした。
この本...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月11日
文庫521頁を、たちまち読み切ってしまった。
緊迫感にあふれ、あたかも共に走っているかのような臨場感で、心が熱くなる。
マラソン場面だけでなく、大会を開催させるべく奮闘する裏方や、陸上界の現状とか、見どころ読みどころ満載のエンターテイメント。
以前読んだ、この前篇ともいうべき「チーム」を、また読みた...続きを読む
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