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Posted by ブクログ
この怖い表紙の本を電車で読んでたのはテロだったかもしれない。
でもね。この本、見返しの方が怖いんですよ。夜中にふと開いてギョッとしました。
「もくちゃん」あたりから、この不条理で、不愉快で、気味が悪いのにどこか懐かしいような世界の虜になってしまった。
少しの違和感が怪異になり、どんどん増殖していって、最後には酷く粘性のある湯にどっぷり浸かったように、登場人物が異常な世界で身動きが出来なくなっているこの感じ、クセになる。
それにしても厭な怪のこのディティールの細かさよ。
中庭の池にたまに湧くぺらっぺらな「半紙を人の型に切り抜いたようなもの」や、誰もいないのに鏡の中に映る「くねくねと蠢」く中年の女や、縁の下で地べたに腹這いになった「真っ赤な女の人」にほんとに遭ったことあるのかい、京極先生。
「もくちゃん」「シリミズさん」「杜鵑乃湯」が特に好き。
Posted by ブクログ
とても好きな世界観だった。
他のシリーズも読んでみたいと思う。
京極夏彦さん、初めて読んだが、読みやすい文章と描写。トイレの神様の話がとても想像できた。
大学の時の知り合いの実家が汲み取り式の便所だったことを思い出した。その上に洋式の便座は備え付けてあるが、下を見ると真っ暗で、トイレ自体も自宅の外にあったであろう場所に屋根をつけてあり、電球も一つで、暗くて何も見えなかった。窓もついていたけど、開けられていたことはないし、ドアも引っ掛けるだけの簡易的な鍵。なのにほぼ外にある。
その子の家に遊びに行った時はギリギリまでトイレを我慢していたのと、お尻を浮かせて座らないように用を足したこと、コンビニに出て用を足したことを思い出した。まさに同じ情景。
上を見たら居たかも。
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