作品一覧

  • 蛟堂報復録1
    完結
    3.0
    全9巻704円 (税込)
    漢方薬局を兼ねた雑貨屋は表の顔。真の姿は……報復屋! 現代に生きる天才陰陽師・三輪辰史が、あなたの恨みをはらします。業を背負う覚悟と金があるのなら、その恨み、蛟堂に預けてみませんか……。大人気幻想ミステリーシリーズ、待望の漫画化!
  • 真夜中のオカルト公務員
    4.0
    1巻704円 (税込)
    新宿区役所夜間地域交流課に配属された新人・宮古新。先輩と共に初日に訪れたのは、新宿御苑!? そこで目にした風景は、今までと違った世界だった上、出会った天狗に「安倍晴明」だと言われ――。
  • 六道の使者 閻魔王宮第三冥官・小野篁
    3.3
    1巻1,210円 (税込)
    時は平安――。昼は現世で朝廷に仕え、夜は地獄で閻魔に仕えている小野篁(おののたかむら)。冥府の役人たる彼は、現世でも隠された役割を負っていた。それは、死してなおこの世に彷徨うモノたちを冥府に送ること……。閻魔大王から贈られた七星剣を手に、篁が京の闇を駆け抜ける!平安の世に実在した人物、小野篁を描いた平安ファンタジー。
  • 蛟堂報復録1
    3.5
    1~9巻660円 (税込)
    「地獄の沙汰も金次第。業を背負う覚悟と金があるのなら、その恨み、蛟堂に預けてみませんか? 悪いようには致しません。一週間以内に、必ずや片を付けてみせましょう」。報復屋を営む陰陽道の天才、三輪辰史が遭遇する怪異幻想譚。アルファポリスミステリー小説大賞・大賞受賞作。
  • 呪症骨董屋石川鷹人
    3.3
    1~3巻660円 (税込)
    呪われた骨董品が引き起こす災害現象を総称して『呪症』と呼ぶ。殺人にさえ至るそれは、警察だけでは手に余るため、専門家の呪症管理者が共同で捜査に当たることになっていた。骨董屋、石川鷹人(いしかわたかひと)もまた、そんな呪症管理者の一人である。ただ、容姿端麗で頭が切れる彼なのだが、傲慢で皮肉屋で、おまけに人命よりも呪われた骨董品を大切にするような変人だった――。シリーズ累計40万部「蛟堂報復録」の鈴木麻純が贈る新シリーズ、アンティーク伝奇ミステリ、始動!
  • 宵闇の王国~路地裏の吸血鬼と俺の事件録~
    2.0
    <お前のことは信じてもいい>今度の吸血鬼は六畳一間暮らし!? 男子高校生は早く人間になりたい!? どうしようもなく愛おしいコンビが妖しい事件に挑む現代奇譚!【あらすじ】帰宅途中、吸血鬼に襲われて以来、人外の力に悩む男子高生・玲。その元凶の男の名はエイドリアン。死ぬほど腹が減って血を吸ったと言う。かつての栄光は見る影もなく、今や六畳一間で貧乏暮らし。「人間に戻りたい」思いを抱える気弱な玲は、見栄っ張りで態度だけは偉そうな貧乏吸血鬼にこき使われながら、妖しい事件の数々へ挑む! 正反対な性格の二人が織りなす、時代も種族も越えた絆が愛おしくなる現代奇譚。
  • ラスト・メメントシリーズ 全3冊合本版
    2.0
    1巻1,650円 (税込)
    人が苦手で無愛想。趣味は遺品蒐集という青年・高坂和泉は、様々な死を描いた一連の絵画<死者の行進>を集める中で、好奇心旺盛でお節介な駆け出しカメラマン・国香彩乃と出遭い、遺品をめぐる様々な事件に関わることに……。遺品を“鑑賞”し、そこに秘められた故人の想いを読み解ける和泉。彼がすくい取る、切なく優しい真実とは? 生と死をつなぐゴシック・エンタテインメント。 ※本電子書籍は『ラスト・メメント 死者の行進』『ラスト・メメント 商人と死』『ラスト・メメント 兵士と死』を1冊にまとめた合本版です。
  • ペットショップ夢幻楼の事件帳 信じたい思い
    2.7
    1巻704円 (税込)
    ペットショップ「夢幻楼」を訪れた老紳士から、病床の妻が失った記憶を引き取りたいと依頼された店主の雅(みやび)。形見にしたいとの願いに雅の決断は……。雅とギン、兄弟の過去も明かされるシリーズ第二弾!
  • ペットショップ夢幻楼の事件帳 思い出はいつもとなりに
    3.0
    1巻616円 (税込)
    街の片隅に佇む不思議なペットショップ「夢幻楼」。店主・雅(みやび)のもとを訪れる客は、店で出会ったペットと過ごすうちに大切な何かを思い出しはじめ……。ペットの温もりに心癒やされる、やさしい記憶の物語。
  • 重犯罪予測対策室
    3.5
    1巻721円 (税込)
    新人審査官・小日向響は、警視庁の内部捜査を命じられる。対象部署は重犯罪予測対策室。事件を未然に防ぐべく集められたメンバーは、占いを副業とする月代、対人恐怖症の立仙、政治家の我がまま息子・葛城など問題児ばかり。捜査に同行した彼女は、彼らが「予備軍」と呼ぶ少年に出会うが……。最強キャラ勢揃い、予測不能なエンターテイメント小説!
  • 僕とカミサマの境界線
    2.7
    1巻1,232円 (税込)
    人間の世界ともうひとつの世界を遮る塞神(さえのかみ)が崩壊。神隠しに遭った幼馴染みを救えるのは、俺!? 敵はカミサマ、勝てるわけないじゃん!! 神様と高校生たちの友情を描いたエンターテイメント小説。
  • ラスト・メメント 兵士と死
    3.0
    1巻594円 (税込)
    彩乃の誘いで便利屋のバイトをすることになった和泉。遺品整理を頼まれた家へ赴くと、宿敵・透吾とはち合わせる。同じ依頼を請け負ってきたという、彼の思惑通りにはさせないと和泉たちは動き出すが……。
  • ラスト・メメント 商人と死
    3.0
    1巻638円 (税込)
    遺品を"鑑賞"することで死者の想いを読み取ることができる青年・和泉。好奇心旺盛な写真家の卵・彩乃や皮肉屋な葬儀社員・透吾に振り回され遺品をめぐる謎に関わる日々だが、さらに絵画収集のライバルが現われ……
  • ラスト・メメント 死者の行進
    3.7
    1巻638円 (税込)
    写真家の遺児の元に現れるお化けの正体、老実業家の奇妙な遺言ゲーム、亡き恋人からの最後のプレゼントの行方……。和泉の鑑賞眼が遺品の謎を解き明かす!生と死をつなぐミステリ・エンタテインメント。
  • 蛟堂報復録7

    Posted by ブクログ

    大事だからこそ独占したい、相手に裏切られるのが怖くて試そうとする気持ちは分かるが、彼女の考えていることはえげつないし、理解できない。
    物語の主人公は、彼らが幸せなときに終わるから幸せなのだと聞いたことがあるが、物語の中の世界から出ることをやめた彼女は幸せなのだろうか「青髭」。

    太郎という名前ながら太郎らしい働きのなかった太郎が初めて話に絡み始めた。家を守るためとはいえ、さすがにそれは酷過ぎるのではないか。
    丑雄の推測も間違ってなかったし、辰史が龍のように振舞おうとしている姿が、今を見ると想像できない「邯鄲の夢」。

    0
    2017年03月29日
  • 蛟堂報復録6

    Posted by ブクログ

    叙述トリックと呼んでもいいのだろうか?
    確かに新興宗教の教祖や窃盗犯のボスという立場では誰に話しても信用してくれなそう。
    それにしても雷は恐ろしい。気を付けよう。
    そういえば具体的な元ネタがないように思えた。元ネタはなんなのだろうか「罪人は誰か」。

    隅田川もそうだが、親が子供を思ってしたはずの事でも、結果的に一番最悪の選択肢になってしまうのは解せない、というよりも救われなくて無情だと思う。最後は自業自得だが。

    今まででも十分えげつないしもやもやした終わりかただと思っていたが、先代の方が十分ひどかった。
    シリーズ全体の一応の終着点が見えてきたかも。

    0
    2017年03月26日
  • 蛟堂報復録5

    Posted by ブクログ

    確かに鍾馗の言うことは間違ってはいないし、信太郎の言い分も分からなくはないと思うからこそ複雑な問題なんだと思う。
    身に覚えがないとは言い難いので気を付けたい「姥捨て山」。

    一部を切り取ればハッピエンドだが、文香にしたら救いがない気がする。
    権力のある酒乱は厄介という教訓を残した「打金磚」。

    いっそ彼のように自由気儘に生きることができたらベストではなくともベターな人生であったとか思いながら死ぬことができるのかもしれない。
    自分は嫌いじゃないし、このようなキャラクターは創作物の中にいるのであれば、むしろ好きと言えるのかもしれない。
    彼女があそこまで彼を憎んだのは、遊びだと割り切ることもできない

    0
    2017年03月26日
  • 蛟堂報復録4

    Posted by ブクログ

    流石に女子高生にも非があるように思うのだが、痛い目を見ないとわからないとでも思ったのだろうか…。
    すこし幻想的でエロティックであったように思う。
    知人割引にしても四十万円は高すぎる「サロメ」。

    老婆の人生には同情も覚えるが、因果応報と言われてしまえば反論することはできない。
    しかしそれでもかわいそうに思えてしまう。
    手段が目的になってしまうのは結構多いと思う。
    何かを手に入れるために努力した結果、本当に大事なものを忘れてしまうことはしたくないと思った。
    他人からの純粋な善意ですら素直に受け取ることの出来なくなった彼女は死んでもなお救われないのだろうか「かえる取りの女」。

    辰史にも子供時代が

    0
    2017年03月26日
  • 蛟堂報復録3

    Posted by ブクログ

    恵子のしたことは間違いなく犯罪だが、美樹が望んだ報復も恐ろしい。
    幸福の代価であるとはいえ、警察ですら分からなかったものにそんな大金を払うわけないと自分は思うが、当事者となれば話は変わってくるのだろう。
    悪い魔女と可哀想な子供たちではなく、親切な老婆と彼女を貶めた残酷な子供たちという構図は新鮮であり、とても印象的。
    もうこの物語をただの御伽話としては読めなそう「ヘンゼルとグレーテル」。

    どちらも子供との幸せな生活を望んでいただけなのに、どこで二人の明暗を分けてしまったのだろうか。
    因果応報とはいえ、自らの子供を守るために他人の子供を傷つけて結果的に自分の子も守ることができないだなんてやるせな

    0
    2017年03月26日

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