フルコースな女たち

フルコースな女たち

小説・文芸
616円 (税込)

3pt

3.8

微かに苦いその飲み物を口にした瞬間、わたしの脳裏に走馬燈のようにこれまでの人生が蘇った。ささやかな幸せを母親に邪魔され続けた、私の人生を――。コース仕立ての極上短篇小説を召し上がれ。

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フルコースな女たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「マタニティ・メニュー」以外の7編は文庫書き下ろし作品です。

    今回の短編集はタイトルにもなっている「フルコース」がテーマです。

    料理の食前酒から始まり最後のデザート・特別料理に至るまでそれらに関連づいた短編が描かれています。

    予想しなかったラストに驚いた「転落」 最後に救いがある「水難の相」 ぞっとさせられる「散骨」など 8編共に様々な味付けが施されたスパイスの効いた味わい深い作品でドキドキしながらも面白く読めて満腹になりました。

    御馳走様でした。

    0
    2021年02月04日

    Posted by ブクログ

    前回新津さんの本を読み、ドロドロしているようで、さっぱりと味わうことができたので、第二弾として購入。
    短編で読みやすい。
    さっぱりしているが、女の本質というか性質がよく描かれている。

    0
    2017年08月24日

    Posted by ブクログ

    教員である主人公が、理解できない母親の奇行によって精神的に追い詰められてやがて一線を越えてしまったのか…が描かれる「転落」。
    自分の生きてきた道に後悔を感じていた主人公が体験した、ちょっと不思議な話の「ゼンサイのような女」。
    早い段階でオチが読めてしまうが、ジワジワ怖い「散骨」。
    自殺するために死に場所を探しやってきた主人公の、これまでの不幸と、これからが少し見える「水難の相」。
    母と娘、育ててもらった愛と、介護する愛をさっぱり、でもしっとり描いた「薬」。
    ある一人の男に恨みを持つ3人の女性達が果たす恐ろしい復讐劇と、その後の女3人のむつかしさ、怖さが絶妙な「男狩り」。
    あぁ、きっとそういうことなんだろうなと序盤でわかりつつ、最後まで見守って読んでしまう「スイーツ・バイキング」。
    子宮を摘出して子供を産めなくなった主人公と、主人公を捨てた男の結婚相手(妊娠中)が、不幸なことに産婦人科で出会ってしまい、嫌な方向に話がすすんでしまう「マタニテイ・メニュー」。
    以上からなる短編集です。
    どれも新津きよみさんらしい、怖さが楽しめると思います。

    0
    2016年03月12日

    Posted by ブクログ

    男女の関係をフルコースの料理に例えて書いてある短編集です。
    ホラーですが、ホラーのジャンルに当てはまらないような話もありました。
    ただ全体を通してストーリーは面白かったです。
    個人的には、男狩りが面白かったかなと思いました。
    ホラーにありがちな行き過ぎた演出もあまりなく、それでもしっかり異質感は出ていて、楽しく読むことが出来ました。

    0
    2026年06月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    食前酒、前菜、スープ、メインディッシュ、お口直し、デザート、プチフール。フルコースになぞらえた、男と女の絶品短編集。どの作品も、それぞれの素材を活かした味付けがなされていて、フルコースで味わってこその満足度の高さ。美味しゅうございました。

    0
    2016年04月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「美味しいものの本」を貪り読んでた頃に読みたい本に登録してたんだろうか。
    美味しそうなものが登場しますが、ブラックなお話が多かったです。
    こういう短編集で、男性目線の話があるのも面白かった。
    前菜と肉料理が好きでした。女性の苛烈さを垣間見ます。

    「こんなにおいしいものが世の中にあったのか」と思った最初の記憶は、チョコレートのショートケーキかなぁ。
    ギリ昭和な幼少期、それまで食べてたケーキはバタークリームだったので衝撃でした。
    ケーキのビジュアルは綺麗で好きだけど、食べることはなくなったな〜人と会う時くらいかな。

    0
    2026年01月24日

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