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おもちゃ絵芳藤
第七回歴史時代作家クラブ賞作品賞受賞作。 江戸っ子に人気を博した浮世絵。絵が好きで、絵を描くこと以外なにもできない絵師たちが、 幕末から明治へと大きく時代が変わる中、西欧化の波に流され苦闘しながらも絵を描き続ける姿を描く長篇小説。 文久元年(1861)春。大絵師・歌川国芳が死んだ。 国芳の弟子である芳藤は、国芳の娘たちに代わって葬儀を取り仕切ることになり、 弟弟子の月岡芳年、落合芳幾、かつては一門だった河鍋狂斎(暁斎)に手伝わせ無事に葬儀を済ませた。 そこへ馴染みの版元・樋口屋がやってきて、国芳の追善絵を企画するから、絵師を誰にするかは一門で決めてくれ、と言われる。 若頭のような立場の芳藤が引き受けるべきだと樋口屋は口を添えたが、暁斎に「あんたの絵には華がない」と言われ、愕然とする――。 人徳はあるが、才能のなさを誰よりも痛感している芳藤。 才能に恵まれながら神経症気味の自分をもてあましていた芳年。 時代を敏感に察知し新しいものを取り入れるセンスがありながら、己の才に溺れた芳幾。 “画工”ではなく“アーティスト”たらんとした暁斎。 4人の個性的な絵師たちを通して、死ぬまで絵筆をとろうとする絵師の執念と矜持に迫る力作。 解説・岡崎琢磨 ※この電子書籍は2017年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
日本の心をつくった12人 わが子に教えたい武士道精神
なぜ日本人の心は「金の論理」に反発するのか? 武士の魂と儒教の理念と禅の境地が結合して渾然一体となり、つくり上げられた高潔無比、純一至大の人格。聖人の道を一貫して実現させてきた日本こそ、本物の「道義国家」である。「中華」「中朝」と崇められてきた中国よりも、わが国こそが本物の「中華」であり、まさに「真中の王朝」としての「中朝」なのである。 【目次】序章 わが子に教えたい日本武士の心 中国の不幸と日本の誇り/第一章 源義経に見る「武士道」の理想と原型/第二章 時頼と時宗 為政者倫理としての武士道の確立/第三章 楠木正成に見る理想的武士像の完成/第四章 信長、秀吉と家康 異なる武将像とその歴史的意味/第五章 「制度化された武士道」とその守護神たち/第六章 反逆者としての江戸武士 大塩平八郎と大坂の乱/第七章 武市半平太 「君子」と志士としての江戸武士/第八章 明治から現代へと受け継がれる武士道精神 -
太平洋戦争の新常識
あの戦争はいったい何だったのか――。昭和、平成を経て、令和を迎えた日本。時代の節目とともに歴史に関する記憶が薄れてしまい、先の戦争について「日本が愚かな戦いを行なった」という認識しか残らないとすれば、大きな不幸である。三国同盟、日米開戦、ミッドウェー海戦、キスカ島撤退、終戦の聖断、占守島の戦い、東京裁判……。新時代のいまこそ思い込みや通説の誤りを排して歴史を振り返り、「太平洋戦争の新常識」を探るべきではないか。豪華執筆者による選び抜かれた論考を掲載。日本の近現代史に新たな視座を提供する。 【目次より】●第一章 日米両国は五十年間、戦端を開かなかった――中西輝政 ●第二章 情報を精査したうえで、開戦は決定された――牧野邦昭 ●第三章 三国同盟は「ある時点」まで日米交渉を有利に導いた――井上寿一 ●第四章 日中戦争が日米戦争の原因ではなかった――渡辺惣樹 ●第五章 戦艦大和は「時代遅れ」でも「無用の長物」でもない――戸高一成 ●第六章 ここで戦艦大和を投入すれば戦局は違った――平間洋一 ●第七章 零戦の性能は「設計の妙」がもたらした――戸高一成 ●第八章 ミッドウェー海戦時、日本の戦力は優位にあったのか――森史朗 ●第九章 「キスカ島撤退の奇跡」を導いたものは何か――早坂隆 ●第十章 「ヤルタ密約」をつかんだ日本の軍人がいた――岡部伸 ●第十一章 「終戦後」に始まった占守島と樺太の戦いとは何だったのか――早坂隆 ●第十二章 「終戦の聖断」が八月十四日に下された実相――古川隆久 ●第十三章 東京裁判で重光葵がA級戦犯にされた理由――中西輝政 ●第十四章 国を想い、凛として散ったBC級戦犯たちの戦い――福冨健一 ●第十五章 フランス代表判事は東京裁判で「反対」判決を出した――大岡優一郎 -
マンガでわかる!東大式麻雀 点数計算入門(池田書店)
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【脱初心者! 素早く簡単にできる点数計算のコツ】この本は、麻雀のルールを覚えたての人や、打ち方はわかるけど、点数計算だけは苦手……という人に向けて、点数計算の基本と、素早く、簡単に計算できるコツを解説しています。さらに、ネット麻雀など、ゲームなどではプレーし慣れているけど役がわからない! という人に向けて、アガリ役もバッチリ解説しています。麻雀は点数がモノを言う、勝負の世界です。自分で点数を計算できるようになると駆け引きがうまくなって、勝率が上がりますよ! ◆特徴 ・点数計算のコツをマンガと図で解説! ・会話形式の解説だから、詳しい人に教わっている感じで読める! ・豊富な練習問題で確実にレベルアップ ・アガリ役早見表、得点計算早見表など、巻末付録も充実! -
会社人生、五十路の壁
「五十にして天命を知る」と孔子は言った。しかし、実際には50代は「迷い、惑う」年代だ。会社では肩身が狭く、家庭では子どもの学費など出費がかさむ。これまで真面目に頑張ってきたのに、いつのまにか自分の居場所がないことに気付く――。だが、50歳直前で銀行員を辞め、小説家に転身した著者は、こうも言う。「50代は、やりたいこと、これまでやりたくてもできなかったことをするチャンス」だと。人生100年時代、50代は「折り返し地点」に過ぎない。人生の後半戦を充実して過ごすための「五十路(いそじ)の壁の乗り越え方」を指南する。 【目次】●プロローグ 五十路(いそじ)の壁とは? ●第1章 「負け組」50代にならないために ●第2章 サラリーマンは50代からが二度美味しい――「続ける派」へのアドバイス ●第3章 50代からの「出直し」戦略――「辞める派」へのアドバイス ●第4章 50代からあと何年、働きますか ●第5章 五十にして天命を知る -
子どもの問題 いかに解決するか
「いじめ」や「発達障害」に代表される子供の問題は、ますます難しさを増しつつある。希薄化する人間関係等によって、これまでの経験則や常識が通用しなくなったのだ。熱意をもって関わるほど状況は悪化していく。どのように介入し働きかければ、よい結果につながるのか? 本書は大阪の小中学校の現場で実際に問題を解決に導いた貴重な経験の数々を一冊にまとめたもの。行き詰まった解決困難なケースでも、9割以上で改善が見られたという。ポイントの一つは、本音が言える関係をいかに築くことができるか。子どもの問題は、しばしば家庭や周囲の問題を映し出している。第一章「子どもは変わる」、第二章「見立てる技術」、第三章「抵抗を突破する技術」、第四章「不登校の子どもへの対応」、第五章「いじめへの対応」、第六章「発達障害の子どもへの対応」、第七章「非行の子どもへの対応」 -
嘘(PHP文芸文庫)
あの夏、私たちは「家族」だった――。息子を事故で亡くした絵本作家の千紗子。長年、父・孝蔵とは絶縁状態にあったが、認知症を発症したため、田舎に戻って介護をすることに。父との葛藤と息子の死に対する自責の念にとらわれる千紗子は、事故によって記憶を失った少年の身体に虐待の跡を見つけ、自分の子供として育てることを決意する。「嘘」から始まった暮らしではあるものの、少年と千紗子、孝蔵の三人は、幸せなひとときを過ごす。しかし、徐々に破局の足音が近づいてきて……。切なさが弾ける衝撃の結末――気鋭のミステリ作家が描く、感動の家族小説。 -
中国人はつらいよ――その悲惨と悦楽
中国の人々は総じて元気があり、暗い印象を与える人は少ない。そのメンタリティーの源はどこにあるのか? 中国は決して生きやすい社会ではない。庶民は地方官の苛烈な徴税とでたらめな裁判に苦しみ、官僚だって一歩間違えれば悲惨な刑罰を受ける。さらに官僚になるのも一苦労、「科挙」では八股文という超絶技巧が求められる。一方で中国人は人生に愉しみを見出す達人でもある。最高の娯楽になりうる漢詩に耽溺し、美食や美女を優雅に愛で、静寂が支配する「庭園」に佇む。中国は伝統的に、生きるしんどさと遊びの哲学が同居する国なのである。現代でも、官僚は一歩道を踏み外せば奈落の底に突き落とされ、中国文学は「反政治」の様相を呈している(これに対して、日本文学は「非政治」的であるといえる)。象棋や麻雀などのゲームが好きで、文房四宝(硯紙筆墨)に凝る人も多い。本書はそのような、現在にも通じる中国社会、中国文化のさまざまな相貌について柔らかな筆致で解説する。 -
太平洋のレアアース泥が日本を救う
ハイテク産業には欠かせないが中国が独占的に所有して問題となっているレアアース(希土類)――その巨大鉱床が太平洋の海底で発見された! 二〇一一年七月『ネイチャー・ジオサイエンス』誌で発表された「レアアース泥」は、なぜ「世紀の大発見」「21世紀の黄金」と世界で賞賛されたのか? レアアースの定義説明、産業用途、中国の巧妙な資源戦略、海底鉱床発見の経緯、将来の開発見通し……さらに日本の排他的経済水域に存在するレアアース泥についても情報公開。日本再生の最後の切り札は、南鳥島の周りに広がる“夢の泥”だ! 発表後、新聞、テレビ、インターネット等で話題沸騰! 冨山和彦氏推薦!! 「本書は海洋資源大国日本への正真正銘の大航海図である」。 -
海の色が語る地球環境 海洋汚染と水の未来
真っ青に澄んだエーゲ海は死んでいる! 逆に、日本沿岸のような茶色がかった海こそ生き物の宝庫なのだ。水の「色」を見れば、その環境が手に取るように分かる。では、「真っ黒なインド洋」「銀色のラプラタ川」「真っ赤に染まった相模湾」「ブルーにしか見えない南極の氷山」からは何が読み取れるのか? そもそも水の色はなぜこれほどバリエーション豊かなのか?水の時代と言われる二十一世紀現在、水の惑星において使える水が絶対的に少なくなってきているという状況に直面している。過度のインフラ整備により緻密な自然のシステムは確実に支障をきたし、垂れ流してきた有害化学物質は、一億倍に濃縮されてあなたの食卓に…。本書では、十数年もの間、観測船に乗り込み調査した著者が、海洋汚染の実態を報告。色鮮やかな写真と共に地球の未来を考える。水なしでは生きられない我々が、この星の七割を占める海を知らずに環境は語れない! -
美しい夜
高校生の晴野(はるや)は部屋を出られない。胸がどきどきして苦しくなるからだ。 そのせいで学校にも行けず、ひとけのない夜にだけ外に出る生活。 奔放な母親は再婚した義父と暮らしており、連絡は途絶えがちになっている。 母親の記憶は、見知らぬ男からの暴力と二重写しだった。 ある夜、コンビニからの帰り、晴野は同級生の美夜子(みやこ)と出会う。 「悪い人間になりたい」という彼女は、そのわりに、飲酒も喫煙も、 万引きも暴力も「犯罪だから駄目だよ」と言う。 そして晴野は美夜子と、まるで子供の遊びのような、無邪気な夜の時 間を重ねていく。しかし夏のある日、彼は彼女の「秘密」に気づき……。 「魔法のiらんど大賞2022」小説大賞<文芸総合部門>特別賞 優しく美しい言葉で紡がれる、胸を打つ青春純愛小説。 -
1億円の想い妻を堕とすため、高潔外科医の執着寵愛は終わらない【SS付き】
借金肩代わりのための契約結婚のはずが… 「家族のことは関係ない、俺が君を選んだ」 ボストン出張中の一葉は、初恋相手の慧佑と14年ぶりに再会する。エリート心臓外科医になった御曹司の彼とは、昔から身分差のある間柄だった。再び惹かれるも束の間、一葉の父に1億円の借金が発覚。お金のために夜の仕事を始めた一葉の前に現れたのは、帰国した慧佑で…! 「俺と結婚しろ。全部守る」借金返済と引き換えの愛なき契約婚のつもりが、気づけば慧佑は一途な愛を隠さず迫ってきて…!? -
勘定の鬼
================== 『若親分、起つ』シリーズで話題の著者、 渾身の時代シリーズ! ================== 鬼たるべし 天下の財を正しく回すために 江戸の天才官僚、荻原重秀を活写する 白熱の時代シリーズ、堂々開幕! ~・~・~・~・~・~・~・~・~ 「これからの勘定方を、 そなたが作っていくのじゃ」 十九歳で勘定役に抜擢された 荻原彦次郎(後の重秀)。 苦手な算盤は算術の才を持つ 用人の半助に任せっきり。 自身はめっぽう切れる頭を武器に 日々改革に励んでいた。 そんな彼に検地の指揮という 難題が降りかかる。 太閤が行って以来八十年ぶり。 年貢にかかわるだけに、 各所代官の抵抗は必至だが――。 彦次郎がとった前代未聞の秘策とは!? -
黒歴史によろしく【コミックス版】
高校デビューでモテモテなノンケ×エロへの探求心溢れるAV剣研部長(ゲイ) 入学して早々告白が絶えないモテモテ高校1年生・椿 光一郎。中学時代にオープンスクールで先輩(♀)に一目惚れしたことがきっかけで、イメチェンして高校まで追いかけてきたのだが、件の先輩はどこを探しても見つからない。そんな中椿はAV研究会と名乗るいかにも怪しい先輩たちに目をつけられ、部長である佐久山 努の巧みな勧誘に引っかかり入部するハメに。渋々活動する椿だったが、その一方でAV研について楽しそうに語る佐久山に強烈に惹かれていく。 しかしその笑顔の裏には椿がまだ知らない秘密があって…。 「ぼっちゃん、追い込み愛ですよ。」に登場した大人組による、10年の時を超えたほろ苦青春ラブストーリー。 -
お前の言葉で全部こわれる【単行本版】
<飄々とした執愛Dom×呪縛を抱えた強気Switch> 重ねられた体温が、頑なな心を甘く溶かす リーマンDom/Subユニバース “誰よりも優秀で、何よりも完璧でなくてはならない” 幼少期から【理想のDom像】に縛られてきた エリート営業マンの早川(はやかわ)。 しかしある夜から、 いけ好かないライバル・生駒(いこま)の命令にだけ 抗えないカラダになってしまう。 「Domじゃないって認めろよ」 言葉ひとつで服従し、快感に支配される早川。 理性を置き去りにしてSubのように悦ぶ本能を、 生駒は弄んでいるように見えた、けど――…? ◆収録内容◆ 「お前の言葉で全部こわれる」1~5話 描き下ろし10P 特典(マンガ1P) ※「特典(マンガ1P)」は紙コミックスの特約書店にて配布されているものと同様のものが収録されています。 -
海底清掃人マタタビュリス
街が汚染された海に沈み、ゆるやかに滅びゆく終末世界。 そこには、海底から依頼品を回収する少女・マタタビュリスがいた。 体を機械化し、永遠に近い時間を生きる人々は、 かつて海底に遺してきた想い出の品を、彼女に求める。 彼女だけが生身の身体のまま成長し、歳を重ねていく。 老いない人々が忘れてしまった「時間」を抱えながら、 少女は今日も、海と、世界と、生きていく。 日常に静かな絶望が溶け込む、 少女終末潜水記。 -
仮初め家族の溺愛調査 ~元騎士令嬢、初恋の魔術師と魔王の子を子育て中~
元聖騎士イザベラに、討伐されたはずの魔王から通信――実は聖女の姉と魔王が結婚して、二人の間にはすでに子どもが! だがその子・ルアンは魔力が安定せず、調査を依頼したいという。 イザベラは魔術師を頼るが、その相手はかつての初恋の人・首席魔術師のヴァレルド。 「魔王と聖女の子」であることは隠さなければならないのに……あっという間にバレてしまった! 秘密の調査のため三人は一緒に暮らすことになり……!? 【電子特典付き】 ヴァレルドの補佐魔術師ロロ・彼の秘めた思いとは――。 特別書き下ろし短編『元親友から見た二人』を収録! -
賭恋ロマネスク~大正悪役令嬢と最狂マフィア【単行本版】
「お前の身体も心も、骨の髄まで暴きたい」――不運な限界OLの私が転生したのは、大正時代が舞台の乙女ゲーム。悪役令嬢・瑠璃としてヒロイン暗殺を企て、最後は中国マフィアの白雪(ハク)に殺されてしまう。そんな運命を変えるため、私は危険な“賭け”にでた。命を賭したゲーム、享楽的な白雪なら絶対に興味を持つはず。だけど、その結果は予想外で…!?「瑠璃…お前は俺のモノだろう?」何事にも執着心を持たなかった白雪が、私のすべてを求めてくる――スリリングな恋を描く大正悪役令嬢ロマンス。描き下ろし漫画も収録! ※この作品は過去、電子書籍「賭恋ロマネスク~大正悪役令嬢と最狂マフィア1~6巻」に掲載されました。重複購入にご注意下さい。 -
桃井ナースがお邪魔します
****** 訪問看護師が差し出す手は、こんなにも温かくて頼もしい。 ――前川ほまれ(小説家・看護師) ****** 桃井の明るさと不思議な力が利用者の心と謎を解きほぐす! 人気シリーズ「ナースの卯月に視えるもの」でデビューの著者、最新作! 元看護師の著者による、元気になれるあたたかなお仕事小説。 【内容紹介】 訪問看護師2年目、27歳の桃井由乃。ある日、いつものように利用者さんのお宅へ伺うと、部屋にいくつかの穴があいていた。触ってみると実際には穴はあいていない。「……家の怪異だ」。人の心が家に現れ怪異として見える桃井は、外見からは分かりづらい利用者さんの異変に気付き……。 カバー装画=丹地陽子 カバー装丁=bookwall ★医療業界から書店員さんまで、「励まされた」と感動の声、続々★ 「自分の過去や家庭にも向き合い少しずつ進んでいく彼女に大変励まされた」くまざわ書店 調布店・柴崎莉沙さん 「この本を読んで、自分だけでがんばらず、頼ってもいいんだと思えるようになりました」訪問看護師・Uさん 「ストーリーの向かう先に、心温まり元気を貰えました」理学療法士・Tさん 「きっと読んで勇気づけられる人がいる」学校図書館・荒木久美さん 「誰の尊厳も諦めない、温かいことばが溢れていて励まさました」訪問看護師・Iさん 「数々のエピソードが看護師として自分の経験したことばかりで驚きました。自分の大切な人のために訪問看護を頼むことになったら桃井ナースに来てもらいたい」訪問看護師・Kさん -
選挙漫遊記
2020年3月の熊本県知事選挙から2021年8月の横浜市長選挙まで、新型コロナウイルス禍に行われた全国15の選挙を、丹念に取材した現地ルポ。「NHKが出口調査をしない」「エア・ハイタッチ」「幻の選挙カー」など、コロナ禍だから生まれた選挙ワードから、「スーパークレイジー君」「ふたりの田中けん」など、多彩すぎる候補者たちも多数登場! 文庫化にあたり新章「2024年東京都知事選挙」を書き下ろし。――選挙取材歴20年以上! 『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』で第15回開高健ノンフィクション賞を受賞した著者による“楽しくてタメになる”選挙エッセイ。 -
鬼しぶ
「あいそねえ」「金がねえ」「出世しそうにねえ」北町奉行所の平同心・渋井鬼三次は、景気悪そうな面構えのせいか、そう陰口を叩かれていた。さらに「女にもてねえ」、「女房子供にも見限られた」とも。 そんな渋井に期待する人物がいた。お奉行の永田備後守である。渋井の「少々癖のある性根が、探索にはうってつけである」らしい。 札差の若旦那が拐かされて、身代金三千両を奪われた事件が発生、その真相究明を命じられる。渋井は岡っ引きの助弥と、物真似芸の大道芸人で見目麗しき人気者・菊市と共に、粘りある探索で影さえ見えぬ犯人たちに、僅かな手掛かりで迫っていく。 「風の市兵衛」の濃厚脇役・渋井鬼三次が主役になって大活躍! -
イヴと偽りの天使たち
「いきなりクビなんて……一体、私が何したって言うのよぉ!?」 イヴ=イグナイト。アルザーノ帝国の英雄にして、炎を操る最強の魔術師――彼女が突然の全役職剥奪&国外追放!? 理由も分からず飲んだくれるイヴに“女王権令《オーダー01》”が届く――それは極秘任務の始まりだった。 潜入した異国でイヴが出会ったのは黒い翼を持つ天使の少女。 無垢な残虐性を持つグラム。 引っ込み思案で盲信的なマティア。 そして自らを失敗作と語り炎を異様に恐れているカノン。 任務のためカノンらの教官となったイヴは主張の強すぎる彼女たちに手を焼きつつも、再び“戦場”へと挑む――― -
不遇の花嫁と赤騎士王子の幸せな結婚
魔力無しのため冷遇されていた公爵家次男のミルカは、王妃殺しと呼ばれる第二王子ヴァレンティレの婚約者として追い出される。苛烈な性格と噂されるヴァレンティレは、これまで数多の婚約者候補を追い返してきたというが、実は強すぎる魔力のせいで誰も側にいることができないのだった。だが、ミルカは問題なく過ごすことができ、帰る家のないミルカはここに置いて欲しいと訴える。一方、ヴァレンティレも家族と確執を抱えて孤独に生きてきたが、ミルカの側に安らぎを覚え…? 【電子特別版】貫井ひつじ先生書き下ろしショートストーリーを特別収録! 王都からの帰還前のミルカとヴァレンティレの一幕。 -
狐の婿入り
クリスマスを目前に、沙苗は突然恋人に別れを告げられた。浮気をされていたのだ。冬空の下、ヤケ酒しながらたどり着いた不思議な神社で「スパダリな旦那様をください」と神頼み。翌日、目が覚めると自宅には見たこともない美青年、なつめが朝食を作っていた。 「初めまして、僕のお嫁さん」 沙苗は妖しすぎるなつめを拒絶するのだが、彼の左手の薬指にはいつの間にか沙苗とお揃いの指輪が輝いていて……ってこの指輪、はずれないんですけど!? 狐系男子の癒やしが待つ、極上至福のラブストーリー! -
天使の胸に、さよならの花束を
もしもあと1日だけ、時間をもらえたら――。 もしも、この世界からいなくなる前に1日だけ猶予をもらえるとしたら、あなたは何をしますか? 『死者と再会させてくれるという美少女がいる』 余命が尽き、どころかマイナスとなってしまったあなたの前へ、そんな噂と共に現れたのは、アイと名乗る天使の少女。 彼女の役目は、肉体を失った魂の最期の願いを叶えることらしい。 そのために、アイは憎まれ口を忘れないひねくれものの相棒・悪魔のディアと一緒に、人の世界に降りてくる。 「――ねえ、あなたの未練はなんですか?」 ひどく美しい姿をした天使は、ひとりぼっちになった魂へ問いかけていく。 その優しい声は、死んでも諦めきれなかったたった一つの想いをそれぞれの胸に浮かび上がらせていって。 いつか交わした約束を守ること。好きなあの子を笑顔にすること。愛する人にありがとうとごめんなさいを伝えること。ずっとしてみたかったデートをすること。大切な人の晴れの日を祝うこと。 「どうか、あなたが大好きな人に笑顔で『さよなら』って言えますように」 これはあなたの最期のために心を尽くす、優しくてちょっぴり泣き虫な天使との出会いと別れの物語。 ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
タッグ
コーナーの最上段から飛んで、リングに横たわる相手に体を浴びせる――得意技のバタフライ・プレスを武器に戦う、ベイビーフェイスのプロレスラー・戸部栄純。プロレス界のスターとしてリングに立ち続ける中、妻・美鶴が急逝した。残されたふたりの子どもを育てるため、プロレスを引退し居酒屋を始めた栄純。がむしゃらに生きているうちにあっという間に10年が過ぎ、子どもたちは親離れの時期を迎える――。大学入学、就活、そして親しい人との別れ。家族というチームから出て「これから」を探しはじめる戸部家の面々は、どんな人とタッグを組むのか。ひとり欠けた家族がそれぞれの道を歩き出す、まっすぐで優しい愛にあふれた物語。 -
クラスで浮いてる宇良々川さん
物理法則に反する少女の無重力な青春! 「宇良々川さん、最近ちょっと浮いてね?」 学校の休み時間、すやすやと眠る宇良々川さんは浮いていた――物理的に。 物理学的にあり得ない宇良々川さんの秘密を知った物理学信奉者の菊池一成(通称ハカセ)は考えた。無重力状態にある彼女の体重はゼロの可能性がある……宇良々川さんがパイロットになれば、鳥人間コンテストで大会新記録を出すことも夢ではない! 交通事故で負傷した自分の代わりに人力飛行機のパイロットにするべく宇良々川さんを飛行機部に勧誘するハカセと個性的すぎる部員たち。だが、彼女には誰にも話せないある事情があって……。 物理法則に反する少女と、物理学を信奉する少年。何もかも正反対な二人が織りなす、悲喜こもごもな青春グラヴィティ小説。 「このラノ2023」新作総合部門 第1位『わたしはあなたの涙になりたい』、 「このラノ2024」新作総合部門 第2位『バスタブで暮らす』の四季大雅が放つ待望の新作! ※「ガ報」付き! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 -
制服の恋情 身代わり結婚ノスタルジア【単行本版】【電子限定ペーパー付】
時は大正。呉服屋の娘として生まれるも、両親を亡くし叔父夫婦家の女中として生きてきた鈴。同い年の従姉妹・美弥子の身代わりとして、素性を偽り寡黙な警官・宵と結婚することに。会話らしい会話もなく夫婦になるが、鈴は持ち前の明るさで宵との仲を深めていく。「妻としての務めを果たしてもらう」柔肌を吸われ、潤む秘所に剛直を受け入れる。少しずつ心を通わせ、快感を覚え始めた鈴だが……。「美弥子」熱を帯びた宵の口から零れるのは、自分のものではない“妻”の名前。愛されるたびに増していく、内なる哀しみ。そんなある日、宵に真実を知られてしまい――!? -
警察医のコード
解剖は死者を救うため――。 犯罪都市NYの検視局で キャリアを積んだ法医学者が 神奈川県警と警察医契約を結び、 横浜に戻ってきた。 すべては死者を救うために――。 医師が最期を確認する病死以外は〈異状死〉と呼ばれる。欧米では異状死の五割 を解剖しているが、日本の解剖率は二割に届いていない。 国内に法医学者の絶対数が少ないうえ、犯罪捜査のための解剖を行う公的機関が 常設されていないからだ。 重大犯罪が見逃されていないか?死者と語り、どこまでも真実に執着する警察医である法医学者。 多様化する性を取り巻く犯罪に立ち向かうジェンダー班の刑事たち。 死に隠れた謎を解き明かす、新たなドラマの幕が上がる! -
目が覚めたら、聖女に片思い中の幼馴染みとの結婚式でした ルーニカノベルス
やっと会えたんだ、終わりになんてできない。 目覚めたら、幼馴染みのラントとの結婚式の最中で驚くミュゼル。彼は聖女に恋をしていたはずなのになぜ? それになんだか大人の男性になっているような? どうもミュゼルは六年間も眠り続けていたらしく、彼は今、国の最高魔法士になっているという。混乱するミュゼルだが、彼はミュゼルにとって幼い頃から貧民街で苦楽を共にしてきた一番大事な人。偽装結婚と思いつつ彼のためにと受け入れるが、彼は毎夜のようにミュゼルを抱き、頻繁にキスもしてきて……!? 一方ラントは、ミュゼルのある重大な秘密を抱え、一人苦悩していた――。 【目次】 一章 結婚の誓いは突然に 二章 毎日のキスと甘い夜の約束 三章 優しい夫は聖女を想うから 四章 掃き溜めの天使 五章 あなたは昔から変わらない想いで 終章 結婚の誓い、ふたたび 【著者】 彼方紗夜 2018年『触って、抱いて、もっと愛して。臆病な令嬢は貴公子の一途な熱情に蕩かされました』(ティアラ文庫)で作家デビュー。近著に『冷徹御曹司は想い続けた傷心部下を激愛で囲って離さない 』(ベリーズ文庫) 等がある。 -
積木の恋【単行本版】
……好きだ。愛してしまってから、生きることは数段難しくなった。恵まれない生い立ちの蓮は、恵まれすぎている男たちの金を巻き上げることに、なんの罪悪感もなかった。次のカモにと狙ったのは、総合病院の長男である医者の加賀谷。呆気なく騙され蓮に夢中になる加賀谷を、内心馬鹿にしていた。なのに──生真面目で真摯な愛情、穏やかな逢瀬。彼と過ごす優しい時間に、知ることのなかった感情が湧き起こる……。なにもかもやり直したい。好きすぎて、苦しい。なのに一緒にはいられないことが、苦しい。 -
人嫌い王子が溺愛するのは私だけみたいです?
――俺をこんな気持ちにさせるのは君だけだ。 たった一人で森で暮らすエノーラは、亡くなった祖母から、なぜか、髪を染めることと森を出ないことを厳命されていた。 だがある日、狼に襲われそうになっていた元軍人エルネストを救う。 怪我で将軍職を辞した彼は、どんな病や怪我も治すという「森の魔女」の噂を聞いて森にやってきたらしい。 祖母以外の人間を知らないエノーラと、ある事情から人嫌いなエルネスト。 孤独な二人は次第に心を通わせるようになるが、彼らの邂逅は国を揺るがす事態に発展し……。 人嫌いな英雄×薄幸の森の乙女、一途な想いは頑なな男の心を溶かしてゆき……。 【目次】 プロローグ 星 第一章 邂逅 第二章 森の外 第三章 嫉妬 第四章 襲撃 第五章 別離 第六章 蓋を開く 第七章 森の娘 エピローグ 夢 あとがき -
英雄騎士の歪んだ初恋
「全て、隅々まで支配したい。汚したい。」 片田舎の村娘だったレノは、現在王都の騎士団に所属している。 騎士になった理由はただ一つ、王都を訪れた際、暴漢に襲われかけていたところを 颯爽と助けてくれた騎士団長リュカへの憧れからだった。 人望に厚く、英雄と名高い彼に敬愛を募らせていたある日、 リュカの隠された本性を偶然目撃してしまう。 さらにリュカから「ただならぬ関係」を結ぶことを持ちかけられ、 間違ったことだと抗いつつも、レノの身体は与えられる快感に溺れていき――。 冷酷な顔を隠した騎士団長×純真無垢な女騎士 相容れないふたりの拗れた想いの行き先は……? 【目次】 プロローグ 1 悪夢の始まり 2 秘密の共有 3 獣 4 どうして 5 その手を取って エピローグ もう一つのエピローグ あとがき -
電話交感 私とおばあちゃんの七日間の奇跡
電撃大賞作家が描くタイムパラレルストーリー 泣ける!書店員さんも応援! コロナ禍のなか、パワハラ、クレームで八方ふさがりの紗菜。 死んだはずのおばあちゃんからの奇跡の電話とは? コロナ禍で閉塞感ただようなか、携帯大手子会社に勤める紗菜は、連日会社でパワハラ、客からクレームを受け、ついにコロナにもかかってしまった。八方ふさがりの紗菜に、あるとき非通知の着信が。それは亡くなったはずの祖母からの電話。藁にもすがる思いで、紗菜は悩みを打ち明けるが、祖母の温かい言葉の裏には、戦中戦後を生きぬいた凄絶な経験があった……。現代と過去をつなぐ奇跡の電話交感。電撃大賞作家が描く号泣必至の物語。 -
最愛の亡き妻がいる魔王(あなた)には、好きって言われたくありません! ルーニカノベルス
早く俺を好きになれ。 私は書記官見習いのカレン。最近とんでもないことが起こりました。空から魔王が降ってきて、私の家に居候するって言うんです……。人間なんて小指の一振りで殺せちゃう最強生物の「お願い」は断れません。泣く泣く同居を始めましたが、この魔王、魔王のくせに料理も他の家事も完璧。しかも危ないときは助けてくれて、スパダリ感が半端ないです。その上、なんだか私のこと……口説いてません……? 過去に最愛の奥さんを亡くしてるくせに。そんな立場で迫ってこないでください! 私は本気にしませんから、絶対本気にしませんからね! 【目次】 プロローグ 第一章 第二章 第三章 第四章 第五章 エピローグ 【著者】 栢野すばる 2015年、『氷将レオンハルトと押し付けられた王女様』 (ノーチェブックス) で作家デビュー。 近著に、『幼なじみの顔が良すぎて大変です。執愛ストーカーに捕らわれました』 (ルネッタブックス)、『余命いくばくもないので悪女になって王子様に嫌われたいです』 (ソーニャ文庫) などがある。 藤浪まり -
不遇令嬢の返り咲きには、溺愛が不可欠ですっ! ネクストFアンソロジー
レディが花咲く瞬間は、ありったけの溺愛が不可欠って常識じゃありませんこと? なぜか不遇な令嬢たちへの、めくるめく溺愛が鳴り止まない…!! アンソロジー カバーイラスト:船津早稲 収録作品: 『悪役令嬢との恋物語は密やかに ~王子、私たち婚約破棄いたしましたわよね?~』 浅川ナオ 婚約破棄されてからが、ほんとうの愛の始まり―― がんばりすぎ屋さんのあなたに贈る…♪ 甘さましましな悪役令嬢ファンタジー 『ステラローズの花嫁候補』 はる山 この愛をずっとずっと待ってた…☆ 無自覚イケメン吸血鬼とのむずきゅん転生ラブ 『偉大な英雄の終わらせ方』 朝丘サキ 愛されたがりの伝説の英雄×呪われ乙女の切なすぎる初恋ファンタジー 『水の姫巫女』 斎藤千空 ちょっぴりチャラめなの領主さまの純情を射止めたのは、水の姫巫女――!? (これらの作品は雑誌ネクストFに収録されている場合がございます。重複購入にご注意下さい。) -
雪里の鬼の花嫁【1周年記念版】
50年に一度、鬼に花嫁を捧げる儀式で花嫁――生贄に選ばれた翔太朗。儀式の社でひとり死を覚悟していると、突如異形の者が現れ、鬼の里へと連れていかれてしまう。そこに待ち受けていたのは人間嫌いの鬼・冴月。翔太郎は冴月の花嫁として一緒に暮らし始めるが、人間嫌いの冴月は翔太郎にひどく冷たい態度を取る。けれど、せっかくの縁なのだからと“夫婦”になろうと努力する翔太朗に、冴月は少しずつ心を動かされていって―― ※【1周年記念版】には、巻末に描き下ろしページが4ページございます。 -
堕ちた軍神皇子は絶望の檻で愛を捧ぐ
――世界を毀す。君を手に入れるために。 ヒスペリアの英雄・クラウディオは、明日処刑される。 この世でただひとり、愛する女性を想いながら。 ――十数年前、第二皇子・クラウディオは 公女のアマンダと身分違いの恋に落ちる。 彼の軍人としての功績により、晴れて婚約者と認められるが 訳あって二人だけの挙式を執り行う。 そして秘密の幸せな初夜……。 しかし動乱の世に翻弄され追い込まれていくクラウディオは アマンダの愛だけしか信じられなくなり―――!? 執愛する英雄×人質の公女、 世界を歪ませるほどの、まっすぐな愛。 【目次】 序章 処刑前夜 第一章 追憶 第二章 結婚 第三章 正義 第四章 歪いびつなり形 終章 希望 あとがき 【関連ワード】 ライトノベル 恋愛 ファンタジー ソーニャ文庫 -
小学館ジュニア文庫 小説 映画ドラえもん のび太と空の理想郷
2023年公開映画をノベライズ! 空に謎の三日月型の島を見つけたのび太は、「あれこそ僕が探していたユートピアだ!」と言いはり、ドラえもんたちと一緒にひみつ道具の飛行船『タイムツェッペリン』で、その島を探しに出かけることに。 色々な時代や場所を探してやっと見つけたその正体は、誰もがパーフェクトになれる夢のような楽園<パラダピア>だった! ドラえもんたちは、そこで出会ったパーフェクトネコ型ロボット・ソーニャとすっかり仲良くなるが、どうやらこの楽園には大きな秘密が隠されているようで・・・。 ※対象年齢:低学年から ※この作品はカラーが含まれます。 (底本 2023年2月発売作品) -
しょったれ半蔵
大河でも注目!本当は武士になりたかった男。 かの有名な忍び、服部半蔵。その二代目は武士だった? 戦国時代に名を馳せた伊賀忍者、服部半蔵保長。その長男・正成は、家を継ぐべく育てられた。しかし忍びの仕事は闇に紛れ命を奪う影の仕事。七歳のある日、初めての任務が下されたが、そのあまりの理不尽さに悩んだ正成は、思わず家を飛び出してしまう。影に生きる忍びではなく、太陽の下、正々堂々と戦う武士になると心に決めて。 時は流れ、渡辺守綱の家で修行を積んだ正成は上ノ郷城で初陣を迎えた。戦場には密命を帯びた父・保長もいた。しかし直後、謎の忍び・梟に父を殺され、さらには正成も命を狙われる羽目に。 変わらず忍びを厭う正成だったが、保長を失った服部家を継ぐよう主君・松平元康に命じられてしまう。武士としては、主からの命令に逆らえるはずもなく、不本意ながらもここに二代目・服部半蔵が誕生したのだった。 しょったれとは、三河地方で「半端者」の意。武士にも忍びにもなりきれない半蔵は、それでも人と縁を繋ぎ、もがきながら死地を駆け抜ける。2023年大河ドラマでも注目のキャラクターが多数登場。気鋭の歴史時代小説作家による、忍びエンタメの最高峰、待望の文庫化! ※この作品は単行本版『しょったれ半蔵』として配信されていた作品の文庫本版です。 -
ラブオールプレー 勇往邁進
成績優秀だが内気な少年・内田輝。勉学には一度たりとも困ったことのない秀才だが、夢中になれるものを特に持ったことがなかった輝は、ある日、文字通りきらきらと輝くバドミントン部の仲間たちと出会う。見つけたのは、バドミントンに挑むチームを支えるということ。 人気の青春バドミントン小説、もうひとつの物語! -
私の脳で起こったこと ――「レビー小体型認知症」の記録
「若年性レビー小体型認知症」本人による、世界初となる自己観察と思索の記録。認知症、脳の病気とは一体何なのかを根本から問い、人間とは何か、生きるとはどういうことかを考えさせる。周りに理解されないための孤独と絶望の中にありながら、幻覚(幻視、幻聴など)、嗅覚障害、自律神経症状など自分に起きたことを日記形式で淡々と観察し、卓越した文章力で表現した希望の書。 -
貸しボート十三号
※本書は、昭和51年3月に刊行された角川文庫『貸しボート十三号』(電子版発売日:2012年8月3日)を改版した作品となります。重複購入にご注意ください。 白昼の隅田川に漂う一艘の貸しボート。中を見た人々は一斉に悲鳴を上げた。そこには首を途中まで挽き切られ、血まみれになって横たわる、男女の惨死体があったのだ。 名探偵・金田一耕助による聞き込みで、事件直前に、金ぶち眼鏡をかけ、鼻ひげを蓄えた中年紳士がボートを借りたことが判明。謎の人物を追って捜査が開始されたが、事件は意外な方向に……。 表題作に「湖泥」「堕ちたる天女」を加えた、横溝正史の本格推理。 -
魂の秘境から
現世での生きづらさ、生命の根源的な孤独。世界的文学『苦海浄土』の著者による、水俣・不知火海の風景の記憶と幻視の光景。朝日新聞に3年にわたり連載された遺作であり、著者最晩年の肉声。解説・上原佳久。 -
この恋は世界でいちばん美しい雨
駆け出しの建築家・誠と、カフェで働く日菜。雨がきっかけで恋に落ちた二人は、鎌倉の海辺の街で愛にあふれた同棲生活を送っている。家族のいない日菜に「夢の家」を建ててあげたい、そのために建築家として名を上げたいと願う誠だったが、ある雨の日、日菜と一緒にバイク事故で瀕死の重傷を負ってしまう。目を覚ました彼らの前に、“案内人”と名乗る喪服姿の男女が現れる。そして誠と日菜は、二人合わせて二十年の余命を授かり、生き返ることに。しかしそれは、互いの命を奪い合うという、あまりにも苛酷で切ない日々のはじまりだった――。この恋の結末に、涙せずにはいられない。『桜のような僕の恋人』の著者が贈る、胸打つ長編小説。 -
柴ばあと豆柴太
「ボク、豆柴太。ボクは東北の港町で、お弁当屋を営む柴ばあと、二人で暮らしてる。この町では、たくさんのひとが、何かを背負って生きているんだ……。大地が揺れて、大きな波がやってきたあの日、ボクと柴ばあは出会った……」 死者1万5899人、行方不明者2529人、国内最大級の被害をもたらした東日本大震災までもうすぐ10年。悲しみを背負いながら、ゆっくり確実に日々を生きる人々を、豆柴犬の目線から、暖かく切なく描きます。 自分を人間で、柴ばあの孫だと思っている豆柴太。娘と孫を津波で失い、たった一人遺骨を探している柴ばあ。人々を助けられなかった消防士。小学生のころ、自分のせいで、同級生を死なせてしまった女子高生。 みんながそれぞれこの港町で、一生懸命、毎日を生きています。 この港町は、あの日のすべての港町です。 「あたたかさに涙する」とネットで超話題。ストーリーと4pと4コマで構成される新しい形の単行本。 社会が大きく変わっている今だからこそ胸にせまる 「日常は永遠じゃない……今だからこそ読むべき再生の物語」。 -
かがみの孤城
学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 そこには“こころ”を含め、似た境遇の7人が集められていた。 なぜこの7人が、なぜこの場所に―― すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。 受賞歴:2017年啓文堂書店文芸書大賞・大賞、『ダ・ヴィンチ』BOOK OF THE TEAR特集 小説ランキング部門・1位、『王様のブラインチ』ブランチBOOK大賞2017・大賞、第11回神奈川学校図書館員大賞(KO本大賞)・大賞、埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2017・1位、熊本県学校図書館大賞2017・大賞、第15回本屋大賞・1位、第6回ブクログ大賞 小説部門・大賞 -
夏空白花
1945年夏、敗戦翌日。 昨日までの正義が否定され、誰もが呆然とする中、朝日新聞社に乗り込んできた男がいた。全てを失った今だからこそ、戦争で失われていた「高校野球大会」を復活させなければいけない、と言う。 「会社と自分の生き残り」という不純な動機で動いていた記者の神住は、人々の熱い想いに触れ、全国を奔走するが、そこに立ちふさがったのは、高校野球に理解を示さぬGHQの強固な拒絶だった……。 -
絶対零度 未然犯罪潜入捜査2020
止めろ、未来の犯罪を――。ミハン、再始動。新たなメンバーを迎え、数々の犯罪を未然に防ぐ! 沢村一樹主演、新感覚ドラマ。フジテレビの2020年1月クールの月9『絶対零度 未然犯罪潜入捜査』を完全ノベライズ! ビッグデータをもとにAIが統計学的に“未来の犯罪者"を割り出し、潜入・追跡調査して犯罪を未然に防ぐ捜査方法、通称“ミハンシステム”。その法制化に向けて法務省官僚のもと、未然犯罪捜査対策準備室が設置された。リーダーを務める井沢範人は、能力は高いが、妻と娘を無残に殺された過去をもつことから刑事としての一線を超えてしまいそうな凶暴性を内包しており、警察上層部から危険視されていた。 ある日、ミハンが同時に二人の危険人物を探知する。井沢たちはただちに探るが、彼らの間に接点はなかった……。 現在、過去、未来が交錯しながら展開する物語から目が離せない! -
ジョン・ロック~「統治二論」より~
18世紀。自由な新天地を求めて農民テリーはアメリカへ旅立った。父が残した、たった一冊の本「統治二論」を片手に握りしめて。 農地を開拓し、たくましく生きるテリーは、その過程で自然権。国家と個人の契約について学んでいく。古典的自由主義の名著「統治二論」をまんがで読み解くことで、現代のアメリカの抱える問題”銃器による犯罪が絶えないのはなぜか?”が解き明かされていく。 ・目次 プロローグ 第一章 自然権とパトリアーカ 第二章 所有権と貧富の差 第三章 国家の成立とアメリカ大陸 第四章 政治的権力と抵抗権 エピローグ -
奇跡の六番勝負 サラリーマンがプロ棋士になった日
26歳でプロ棋士への道を絶たれた瀬川晶司。だがサラリーマンになった彼は、周囲に後押しされ、35歳でプロ編入試験の六番勝負に挑む。映画「泣き虫しょったんの奇跡」脚本協力!感動ノンフィクション。 -
護られなかった者たちへ
仙台市の保健福祉事務所課長・三雲忠勝が、手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で発見された。三雲は公私ともに人格者として知られ怨恨が理由とは考えにくい。 一方、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。 三雲の死体発見から遡ること数日、一人の模範囚が出所していた。 男は過去に起きたある出来事の関係者を追っている。男の目的は何か? なぜ、三雲はこんな無残な殺され方をしたのか? 誰が被害者で、誰が加害者なのか──。 怒り、哀しみ、憤り、葛藤、正義…… この国の制度に翻弄される当事者たちの感情がぶつかり合い、読者の胸を打つ! 第三の被害者は誰なのか? 殺害された彼らの接点とは? 第三の被害者は? 本当に“護られるべき者”とは誰なのか? “どんでん返しの帝王”中山七里が、日本の社会福祉制度の限界に挑んだ問題作!
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