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「名探偵ミルキー」シリーズで人気の児童書作家・杉山亮が妻と二人の幼児を残し出かけた若き日の旅の記録。徒歩・野宿・行き先未定・1ヶ月間。そんな風変わりな旅で何を見つけるのか。「子どもをおいて」出る旅は一見、無責任のようだが、家族の結びつきを確認する行為でもある。家族といることが好きなのに、一人にもなりたくなってしまう矛盾を抱えた全ての人に。
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Posted by ブクログ
ミルキー杉山の名探偵シリーズの執筆者、杉山亮の若かりし頃の紀行録。 妻がいて子どももいて、仕事もまあ順調。 そんなある日、思いついて妻子を残して一ヵ月の一人旅に出かける。 鈍った体と精神に鞭打ち、自問自答しながらの旅で得たものとは? 途中で立ち寄った寺に、既視感を覚える作者。 来たはずはないのに...続きを読むと訝しむも、ふと思い出したのは幼少時の思い出。 「たぶん、そうだ。子どもから大人になるための一里塚が、あの光景の中にあった」 本のタイトルの「子どもをおいて旅にでた」は単に自身の子どものことかと思っていたが、この「子ども」とは「幼少時の自分」のことではないかと深読みしてみた。
名探偵ミルキーの作者すぎやまあきらさんが大人向けの本を書いていらっしゃるなんて知らなかった!が、どうも、こっちが先のようですね。 一ヶ月の徒歩の旅、すごい。 読めてよかった。 表紙をめくったところの作者のお写真、ふむふむ。こんな感じの方だったのかー。お子さんたちはともこさんとたかしさん?そうですか...続きを読む。妻は訳あって離れて暮らして、、はいないんだ。よかった。
好きな児童書を書く作者本人の旅の記録と知り、手に取った作品。 うーん、渋い!が第1の感想。 どこか哲学的で少し物悲しくもあり、深い考えや人間の欲望もリアルに描いている。 作者が30代の時に妻、子ども2人を置いて旅に出る。1ヶ月間と期間を決めて、奥さんの了承も得て行う旅だが、特に行き先を決めず基本徒歩...続きを読むでの旅だ。 絶対自分には出来ない…。 野宿上等、当たり前に風呂なし、頼れるのは自分だけという環境で作者は何を思うのか。
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子どもをおいて旅にでた
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杉山亮
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