覇者と覇者 歓喜、慙愧、紙吹雪

覇者と覇者 歓喜、慙愧、紙吹雪

924円 (税込)

4pt

戦争孤児が見る夢を、佐々木海人も見る。小さな家を建て、消息不明の母を捜し出して、妹と弟を呼びよせて、4人で慎ましく暮らすという夢を。8歳のころから見つづけてきたささやかな夢だ。そして応化19年6月、ふたたび戦争の季節がおとずれる。──突撃する。蜂起する。俺たちは戦争に勝利する──『裸者と裸者』『愚者と愚者』に続く、〈応化クロニクル三部作〉完結編!

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覇者と覇者 歓喜、慙愧、紙吹雪 のユーザーレビュー

4.4
Rated 4.4 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    「自分の口で夢を語るそばから、どこまでが本心なのか自分でもわからなくなる。夢はいつか叶うと無邪気に信じられた子供時代はおわっているのだ。殺戮と破壊と略奪の戦争の海にただよい出した孤児は、ふと気づくとずいぶん遠くまできてしまって、岸辺がどちらの方角にあるのかさえわからない。」

    作者の死により、和平構

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    2014年01月05日

    Posted by ブクログ

    ああ~!ついに読んでしまったぁ~!!続きが読みたいのに、未完のまま読めないなんて、残念過ぎる!身悶えして、叫びだしそう・・・! でも、この愛してやまない小説に出逢え、それが未完というのは、ある意味すごーく奥深い感慨を覚える。完結しないってことは、つまり永遠ってことで・・・海人にマジ惚れな私としては、

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    2013年01月27日

    Posted by ブクログ

    文庫本化をずっと待っていました。何も言う必要が無いほど名作!作者が途中で亡くなられたしまいきちんと完結していませんがそれも混沌としたこの世界に相応しい気がします。ありがとうございました。合掌。

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    2011年12月05日

    Posted by ブクログ

    震災以降よく目にすることになったひたちや郡山、二本松といった地名も登場する。自分たちが住んでいるのと同じ名前のまちで生きるために戦う孤児部隊の少年たちや少女ギャングたちの溌剌とした姿に、胸を躍らせ勇気を得る同世代の少年少女がたくさんいればいいなと思う。
    未完は残念だけど、逆に今でも主人公たちが自分の

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    2012年04月02日

    Posted by ブクログ

    さすがに前作から間が空きすぎて内容覚えてなかった。最初から読み直すか。

    フィクションとはいえ、中国朝鮮からの難民流入、治安悪化、内戦突入の流れが現実に起こりうるのでは?なんつって。

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    2011年11月22日

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