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「センセイ、僕たちを助けてください」ある小説家のもとに、手紙が届いた。送り主である中学二年のタケシと、小学五年の男子リュウに女子のジュン。学校や家で居場所をなくした三人を、「物語」の中に隠してほしい。その不思議な願いに応えて、彼らのお話を綴り始めたセンセイだったが――。想像力の奇跡を信じ、哀しみの先にある光を探す、驚きと感涙の長編。毎日出版文化賞受賞。
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重松清さんの小説は優しさがある
とても悲しい物語ですが、温かみがある小説です。いつもの重松風の展開ですが、こういう小説って重松清さんしか書けないでしょうね。最後の結末も良かった。現実問題として、こうして虐められた子供達が、気楽に避難できたり逃げる事を認めてあげる国になれたらいいのに。別に学校に行かなくても良いって事を教えてあげたい。
Posted by ブクログ
イジメに合い、学校で家でそれぞれ居場所をなくした、中学二年のタケシと小学五年のリュウそれに少女のジュンの三人が家出する。
重く哀しい話であるが、送り主のタケシの手紙と、センセイと呼ばれる小説家の文章とが交錯し、現実と小説内が混然とすることで、その哀しみが軽減される。
三人が、センセイの小説の中の登場人物と会うことにより、化学変化を起こすような不思議な小説。
タケシが語る
「人間には誰だって、どんなときだって、物語が必要なんじゃないか、って。特にキツいとき、自分がこのままゼツメツしそうなほどキツくて、苦しくて、たまらないとき、頭の中で物語をつくりあげて、そこに現実の自分を放り込むことで救われるのだと思うのです」
「人間は誰もが物語を必要としている」
小説のひとつの効能といっていいか。
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