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とても悲しい物語ですが、温かみがある小説です。いつもの重松風の展開ですが、こういう小説って重松清さんしか書けないでしょうね。最後の結末も良かった。現実問題として、こうして虐められた子供達が、気楽に避難できたり逃げる事を認めてあげる国になれたらいいのに。別に学校に行かなくても良いって事を教えてあげたい...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年02月25日
劇中劇のような不思議さ。追い詰められゼツメツが見えてしまった彼らの痛みと辛さに胸が苦しくなる。哀しい物語ではあるが読者に問いかける素敵な作品でした。
あらすじ(背表紙より)
「センセイ、僕たちを助けてください」ある小説家のもとに、手紙が届いた。送り主である中学二年のタケシと、小学五年の男子リュウに女...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月11日
久々の重松清作品。「その日のまえに」を読んで号泣したのでこれも泣いてしまうかと思ったけど、かろうじて耐えた。
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「センセイ、僕たちを助けてください」ある小説家のもとに、手紙が届いた。送り主である中学二年のタケシと、小学五年の男子リュウに女子のジュン。学校や家...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月24日
物語が持つ力は偉大だ。人間誰しもその気はなくても物語を心の拠り所にしているんじゃないか?
しかしどんなに残酷で悲しい話に出会ったとしても、それは本の中の話であると錯覚してしまう大人たちがいる。いじめは最低。なんでそんなことするんだろう。読んでる時はそう感じたとしても、現実世界でそれと同じことが起こ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月21日
イジメに合い、学校で家でそれぞれ居場所をなくした、中学二年のタケシと小学五年のリュウそれに少女のジュンの三人が家出する。
重く哀しい話であるが、送り主のタケシの手紙と、センセイと呼ばれる小説家の文章とが交錯し、現実と小説内が混然とすることで、その哀しみが軽減される。
三人が、センセイの小説の中の登場...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月06日
ちょっと不思議な設定の小説。三層の劇中劇のような体裁を持ちつつ、劇中劇とも微妙に違う。
これは、ちょっと強引だけど、ファンタジーなんじゃないかと思う。
おそらく、重松清の他の小説に登場した人物も出てきている。
空想的なストーリーが印象的だけど、やっぱり、どうしてもこれだけは言いたい。
どんなことがあ...続きを読む
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