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視えない線を歩く
2011年3月11日。あの日から続く非常事態を人々はどう生きたか。何を考えたか。 論争の中で塗りつぶされていく多様性、忘却されていく過去を、ていねいに見つめ直す。 第1回PEPジャーナリズム大賞受賞のノンフィクションライターが綴る傑作。 第1章 先取りされた「緊急事態」の記録 第2章 人に会いに行く 第3章 理解、その先へ 第4章 トモヤの10年 第5章 何も知らない 終章 家族の時間 -
見えないときに、見る力。 視点が変わる打開の思考法
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界は《論理》とちゃうで。《抽象》や!! 数学の問題も、人間関係も、論理だけではうまくいかない――「数学は論理的思考力が身につく」と言われ、全国民が数学を勉強する。しかし、数学の本質は、問題解決力でも論理的思考力でもなかった。数学とは、大切であるけれども理解できないことをなんとかして理解しようとする試みだったのだ。 -
見えない日常
家族の親密な関係を収めたシリーズ「Skinship」が、欧米で高い評価を受けている写真家・木戸孝子氏。米ICP(International Center of Photography)を卒業後、ニューヨークで写真家として活動していた木戸氏は〝ある出来事〟がきっかけで、警察に逮捕されてしまう。 逮捕を機に目を向けた日米のカルチャーギャップ、日本ではあまり知られていないアメリカの拘置所の実態、刑が確定してから再び写真家として活動するまで――。本書には、著者がニューヨークで体験した出来事や、その経験を作品に昇華していくまでの物語が綴られている。文中には、著者がニューヨーク時代に撮影したシリーズ「The Ordinary Unseen」などの写真も挿入されている。 2024年11月には、ベルギーで日本の写真を専門に扱う「IBASHOギャラリー」によって、世界最大規模の写真展示会「Paris Photo」に「Skinship」が出展された。さらなる飛躍が期待される著者の、創作の礎となる体験が綴られた一書。 ・シリーズ「アジアと芸術」第4弾。 ・鳳書院が運営するnote「アジアと芸術digital」での連載「見えない日常」を書籍化。 -
見えない星
先輩として尊敬し憧れていた今井に、くどき落とされた引田。部活の練習後、キスを繰り返すうちに互いの「好き」という気持ちが深くなってゆくのだが── 『聞こえない声』続編登場! -
見えない未来を変える「いま」――〈長期主義〉倫理学のフレームワーク
「タイムトラベルの物語では、過去の小さな行動が現在の極端な変化につながることが多い。しかし、今日の小さな行動が、未来に劇的な影響を及ぼす可能性について考えることはめったにない」(本文より)本書の主眼は、こんな可能性を真剣に捉えるべき理由を提示することだ。そしてさらに、いまを生きる一人ひとりが「いますぐ」行動するよう説得することにある。気候変動、高度なAIや全面核戦争がもたらす脅威・リスクについて、できるだけ正確なデータ、〈長期主義〉的フレームワーク、そして数学的ツールで詳細に検討し、数世紀から100万年先までの不確実な未来の形をできるだけ正確に描き出していく。そのうえで、「そもそも人類の絶滅は悪いことなのか?」「幸福とは何なのか?」といった根源的な問いにまで踏み込むことで、議論は深みを増している。科学をはじめ、歴史、哲学と使える知見は何でも使い、熱意にあふれた筆致で読者を巻き込んでいく若き哲学者、マッカスキルの説く、未来のための思想。 -
みえないもの
「最初に『何かすごい』と思い、それがずーーーーーっと止まらず、一冊全部がそうだった。」 ――斎藤真理子(翻訳家) デビュー作『優しい地獄』で読書界に衝撃を与えた、ルーマニア出身の文化人類学者イリナ・グリゴレ、最新作。 娘たちと過ごす青森の日々。ふとよみがえる故郷ルーマニアの記憶。そして、語られてこなかった女たちの物語――。 「彼女の人生をスクリーンのようなものでイメージとして見せられたら、彼女の語らなかったことが見えて、あの夜ニュースを見た人たちも彼女を理解できたかもしれない」(本書より) 虚実を超えて、新たな地平を切り開く渾身のエッセイ。 今までに書かれたどんな日本語よりも、鮮烈なことばをあなたに。 -
見えないものとの対話~喪われた時間を呼び戻すための18章
本書は、前作『言葉が鍛えられる場所』の続編であり、 これまでわたしが書いてきた本の中でも、 特に愛着のある一冊になりました。 というのは、いかなる制約もなしに、 大好きな詩人たちのヴォイスを聴きながら、 書きたいことだけを自由に書くことができたからです。 その静謐なヴォイスの向こう側に、 見たこともないような風景が立ち上がってくるのを目撃するという体験を 読者と共有できれば、これ以上の喜びはありません。 ――――― 平川克美 「何の役にも立たない」から読みたくなる。 珠玉の言葉、魂の言葉が詰まったエッセイ。 われわれ人間にとって見えないものとの対話とは何を意味するのか? -
「見えないもの」を大切に生きる。 生活と心を調える禅的思考のすすめ
自信が持てない。やりたいことが見つからない。何をやっても充実感がない。人を許せない。年をとるのが怖い。人が妬ましい。片付けができない。SNSの「いいね!」が気になって仕方ない……。 日々、悩みが尽きないのは、「自分にとって大切なものがなにか」を見失っているから。 モノと情報が溢れる現代では、意識しないと、混沌の底で「断ち切れない」「捨てられない」ものにとらわれ、大切なものを取りこぼしてしまうことに――。 大切なものと、そうでないものを見分けられるようになれば、きっと変わります。 実は、大切なものほど、目には見えません。 本当の幸せは、見えないものの中にあるのです。 ○言葉やものが心を満たしてくれるのは一瞬。言葉やものを欲しがらないこと。 ○大切な心理や教えほど、文字や言葉にはできません。 ○確かなものなど何もないのだから、「見えているもの」「そこにあるもの」にこだわらない。 ○大切なものは変わっていくのだから、「大切だな」と感じが瞬間を蔑ろにしない。 ○感情に、綺麗も汚いもない。怨みを知ることで、許すすばらしさに気づくかもしれない。 ○目に見える物には「見えない思い」がついている。「思い」を断ち切りたいなら、「もの」を捨てる。 ○正解と不正解にこだわらない。 ○SNSで「いいね!」を集めて満足しない。 ○五感を働かせる。 ○「縁」たを大切にする。 ○もったいないと思う心を大切にする。 大切なものを見る「目」を身につけるためには、「朝、気持ちよく起きる」「玄関とトイレの掃除をする」「姿勢を調える」「“ながら寝”をやめる」「見直す習慣をつける」「お金は、稼ぐときより、使う時に心を配る」「“たかが”に心をくばる」などの日々の心がけからです。 坐禅会に申込者殺到。安倍晋三首相、中曽根元首相も参禅する禅寺の住職から、悩める現代人へ、渾身のメッセージ。 -
見えないものを見る「抽象の目」 「具体の谷」からの脱出
本書は、ベストセラー『地頭力を鍛える』によって広く認知される「地頭力」や「アナロジー思考」、「Why型思考」等の思考力に関する著作で読者を獲得してきた細谷氏の最新書き下ろし。 私たちの生きる世界は、VUCAと言われる不確実で先の見えない時代に突入したと言われています。2020年初頭からコロナやウクライナ紛争など思いもよらない事態を招き、日常生活ではスマホの普及やGAFAMと呼ばれるプラットフォーマーの台頭等により、デジタルを中心とした「見えないもの」に支配されているのです。これまで、日本では「見えるもの」を作る技術を強みにしてきた企業も多く存在してきましたが、これからの時代を生き残るには、「見えないもの」をいかに見えるようにするかが鍵となります。 本書では、著者が思考力を鍛えるために用いる「具体と抽象」のテーマに当てはめながら、この「見えないもの」を見えるようにするための考え方を提供します。 いくつもの事例を読み進めることで、これまで見えなくなっていた視野が広がり、日々のコミュニケーションや仕事の計画等に関する悩みを解消するとともに、未来に向けて将来像を描くためのツールになる1冊です。 -
見えるもの 見えないもの 翔の四季 春
――ときおり翔の耳に「遅れて」届くようになった音は、世界の思いもかけぬ側面をあらわにしてくれます。そしてその音は、しばしば翔の心を波立たせるのです。 大阪大学大学院人文学研究科 准教授 林千宏氏、絶賛!! 『ルドルフとイッパイアッテナ』シリーズ、「おばけずかん」シリーズでおなじみ斉藤洋が贈る、「翔の四季」シリーズの第四作。少年・翔の四季を通して描かれる目に見えるものと目に見えないもの、見えるものと聞こえるものの交差点。 同級生の鞍森杏(くらもりあん)は、恨んだ人間の体調を崩す、危険な力を持っている。でもそれは翔と杏だけの秘密だ。 力をコントロールできず悩んだ杏は学校に来なくなってしまった。 同じ時期に、街で「首なし女」が出ているという都市伝説を知り合いのジャーナリスト・木村啓介が調べているという情報を得る。 翔は、杏をはじめ、ジャーナリストの木村啓介、陰で花子さんと呼ばれている知里、涼とのやりとりのあいだで、「見えるもの」と「見えないもの」にも思いをめぐらせる。 -
視えるんです。
幽霊や不思議な存在が視えちゃう漫画家が遭遇する禍々しくも奇奇怪怪な出来事。その衝撃体験を怖かわいくコミックエッセイ化した大人気漫画が新装改訂版で登場! カバーイラストを一新して、おまけ漫画も掲載した豪華版!! -
見送りの後で
「夢幻館」に掲載された新作の短編を4編収録したもの。今回は昭和30年代から40年代にかけて。高度成長に沸く日本社会。その時代を生きる子どもたち、大人たち、そして学生たち。同時代を生きた作家が彼らの青春群像を穏やかな視点で描く。 -
見落とされた癌
初期症状を医師に訴えながらも、ずっと放っておかれた膀胱癌。そして、「余命1年」宣告。それでも諦めず、セカンドオピニオン、サードオピニオン、フォースオピニオンと受け続けた。医者は絶対ではない。医者に遠慮してはいけない。自分のたったひとつしかない命なのだから――。死んでもいいから世界チャンピオンになりたいと願った現役時代。死ぬのは怖いと癌とひたすら闘った現在。元ミドル級世界チャンピオン・竹原慎二が起こした、もう一つの奇跡の物語。 -
美桜のペットさがしノート
大切な家族がいなくなったら――あなたなら、どうする? わたし、渡辺美桜(わたなべ みお)の家で飼っているネコのミケが出かけた先で逃げちゃったんだ。 ペットがいなくなっても、警察にはたよれない。 二度とミケに会えなかったらどうしよう。 不安でいっぱいのわたしに力を貸してくれたのは、ペットさがしの専門家、相原ゆみさんで――。 だいじなのはペットの気持ちになって考えること! わたしも、あこがれのペット探偵になれるかな? いなくなったミケと、虹かける人/ぬすまれた!? ロシアンブルーのスカイ/ ちょっとこわい大捜索! スキマから消えたレオ/あのころと同じ思い コーギーのきずな/天井裏に入った黒ネコ、ノワール 【ペットと飼い主のキズナに感動する、5つの物語を収録!】 -
未開社会における性と抑圧
「エディプス・コンプレックスはあらゆる社会に存在する」とフロイトは説いたが、マリノフスキーはこの仮説に対し民族誌的資料を駆使し、それが近代西欧の家父長制的社会特有の現象であると根底から相対化してみせた。近代的社会人類学の確立者として学説史に不朽の名を刻んだマリノフスキーが、性において人類の内なる自然と文化的力との相互作用のドラマを考察した古典的名著で、家族の起源、近親相姦の禁忌、父系制と母系制との関係等いまだ多くの示唆を与えてくれる。また、文化の概念をはじめ、彼の主要な理論、概念が展望でき、マリノフスキー理解の恰好な入門ともなっている。 -
ミカエルの鼓動
この者は、神か、悪魔か――。 気鋭の著者が、医療の在り方、命の意味を問う感動巨編。 大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。そこへ、ドイツ帰りの天才医師・真木が現れ、西條の目の前で「ミカエル」を用いない手術を、とてつもない速さで完遂する。 あるとき、難病の少年の治療方針をめぐって、二人は対立。 「ミカエル」を用いた最先端医療か、従来の術式による開胸手術か。 そんな中、西條を慕っていた若手医師が、自らの命を絶った。 大学病院の闇を暴こうとする記者は、「ミカエルは人を救う天使じゃない。偽物だ」と西條に迫る。 天才心臓外科医の正義と葛藤を描く。 -
味覚三昧
懐石料理一筋。名代の包宰、故、辻嘉一が、日本中に足を運び、古今の文献を渉猟して美味真味を探究。二百余に及ぶ日本食文化と味を談じた必読の書。 -
三日月とクロワッサン
「売れない良書」にさせておくには勿体ない、近年まれにみる掘り出し物! 規格外の発想に常識外れの面白さ! 科学と日常を急接近させる物理屋のエッセイは、法則知らずで油断禁物。(三省堂書店 内田剛さん) 東京大学宇宙物理学教授で「役に立たない科学のどこがワルイねんオモロければエイやん協会」会長が綴る、 注釈多めの爆笑エッセー。 宇宙から俯瞰する相対論的思考のススメ。ジワジワきてます! ●うどん愛ゆえ「生蕎麦」を読めるようになるまで3年かかった上京物語。(宇高連絡船のUDON) ●人類初! 幸せに対する客観的な定式化を試みる。(幸せ相対論) ●クロワッサンの向きと、その呼び方に関する長い考察。(三日月とクロワッサン) ●ビールは“グビグビ”か“プハプハ”か?(サクサクでパリパリ) ●権威をおちょくり、大学入試を真面目に憂う。(サイコロを振れ、受験生) -
三日月の下、君に恋した
OLの菜生には昔から大切にしている絵本がある。ある日の残業帰り、謎だらけのイケメン社員・航とエレベーターで乗り合わせた菜生は、彼と絵本の話で盛り上がり、その日のうちに一夜をともにしてしまう。初めての経験と気持ちに戸惑う菜生とは違い、会社で顔を合わせた航の態度はかなりそっけない。実は航には隠したい過去があり、それはあの絵本と、そして菜生とも関係のあることで…。 -
ミカドの肖像
20年前に著者が予見した西武・堤義明氏の蹉跌! 第18回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。 昭和末日本を騒然とさせた、あの名著がいま甦る。天皇と日本人、伝統とモダン。近代天皇制に織り込まれた記号を、世界を一周する取材で丹念に読み解いた、渾身の力作。プリンスホテルはなぜ旧皇族の土地を次々と取得し、一大グループをつくり上げることが出来たのか。その謎と西武王国・堤家支配の仕組みも解明。なぜ、いま、コクド(旧・国土計画)による西武鉄道支配が問題になってきたのかが手に取るようにわかる。 -
みかんでつくれるゾウ&仲間たち
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 最初は「皮だけ」をむいて作っていたが、 そのうちに実をそのまま生かしたり、 皮の裏表を使ったり、技法も広がって 今では80作品を数えるまでに。 その中から今回は選りすぐりの38作品をご紹介! そこにみかんがひとつあれば、 ヘビも、ゾウも、サルも、アルマジロも、アザラシも、 ライオンも、テントウムシも、小学生も、戦国武将も、 怖い顔も、野球部員も、チアガールも、帽子も、 フライパンも、キノコも、ニンジンも、パンツも、 チョッキも、人体模型も作れます。 所要時間はほんの10分。 げいじゅちゅ家・笹川勇が、 周囲にウケること間違いなしの、 げいじゅちゅ作品の真髄を伝授! -
未完の贈り物 「娘には目も鼻もありません」
衝撃の話題作、ついに文庫化! 〈誕生〉 2003年、ニューヨークの産院で生まれた長女・千璃(せり)ちゃんは、いくつもの障害を持っていた。 〈葛藤〉 目、鼻、脳、心臓の相次ぐ検査。先の見えない中、両親は周囲の人々の反応に深く傷つくこともしばしばだった。 〈試練〉 生後10ヶ月で、目の中に義眼を入れるスペースを作る器具を入れる手術を受けて以来、千璃ちゃんは小さな体で8年間に26回の手術を繰り返すことになる。見えない、歩けない、話せない娘を育てながら前向きであり続ける母の、胸を打つ闘いの記録。 -
未完の天才 南方熊楠
なぜ熊楠は完成を嫌ったのか? 驚くべき才能を多方面に発揮しながら、 その仕事のほとんどが未完に終わった南方熊楠。 最新の研究成果や新発見資料をとりあげながら、 熊楠の生涯を辿り、 その「天才性」と「未完性」の謎に迫る! <熊楠をめぐる13の謎> ・十数年前にとったノートの内容をそらで思い出せる記憶力 ・51篇も論考を発表していた「ネイチャー」への投稿を中止 ・渡英後、熱中していた植物学の研究を停止 ・大英博物館に迎えられてから、何をしていたのか ・語学の天才・熊楠の勉強法とは? ・「エコロジーの先駆者」だが、数年でフェードアウト ・なぜ「希少な生物」だけでなく「ありふれた植物」も守ろうとしたのか ・「人類史上、もっとも文字を書いた男」と呼ばれる理由 ・どうして一度も定職に就かなかったのか ・ともに民俗学の礎を築いた柳田国男と喧嘩別れ ・変形菌(粘菌)の新種は発表したが、キノコの新種は未発表 ・なぜ夢の研究を長年続けたのか ・集大成となるような本を、どうして出版しなかったのか -
未完の敗戦
なぜこの国は人を粗末に扱うのか? その根本原因に迫る! コロナ対策、東京五輪強行開催、差別やハラスメント、長時間労働、低賃金……。 日本の組織はあまりにも人間を、人の命や暮らしを、軽視していないか? こうした状況と酷似するのが、先の戦争中の日本社会だ。 本書では、大日本帝国時代の歴史を追いながら、その思考の構造を明らかにし、今もなおその精神文化が社会のあちこちはびこる事実を数多くの事例を通して検証。 敗戦で否定されたはずの当時の精神文化と決別しなければ、一人一人の人間とその暮らしが尊重される「民主」社会は実現しない。 仕方ない、という思い込みとあきらめの思考から脱却するためのヒントと道筋を提示する書。 【「はじめに」より】 日本人は、なぜ死ぬまで働くのか。 日本の経営者は、なぜ死ぬまで社員を働かせるのか。 弾薬や食糧などの補給物資を送らずに「目標の達成」を前線の兵士に要求した、先の戦争における大本営(戦争指導部)と、給料を上げず休息も十分に取らせずに「成果」を現場の社員や労働者に要求する、現代の(すべてではないにせよ、無視できないほど多い)経営者たちの間には、同じ思考形態が共有されているように見えます。 それは、外国人技能実習生と呼ばれる低賃金労働者と、戦争中の東南アジア植民地で徴用した「労務者」との共通点にも見られます。 彼らは共に、日本という国や日本企業の利益のために、苛酷な労働環境で道具のように酷使され、搾取される存在です。 こうした現代における社会問題を解決・改善する糸口として、本書は先の戦争における「大日本帝国型の精神文化(思考法)」に現代の視点から改めて光を当て、さまざまな角度から、その精神文化の構造を読み解いていきます。 (中略) 大きな「全体」のために奉仕や犠牲を強いられることなく、一人一人の人間が大事にされる社会を創るために、本書の論考がお役に立てれば幸いです。 -
未完の流通革命
売上高がピーク時の3分の2に減少した百貨店業界。多くの老舗企業が苦悩する中にあって、先駆者として走り続けてきたのがJ.フロント リテイリングの奥田務相談役です。 その実績は、数字が如実に物語っています。奥田氏が大丸の社長に就いた1997年度、大丸の売上高営業利益率はわずか0.8%(連結)。ほとんど利益の出ない状況、ほかの老舗百貨店と同じように、大丸も瀕死の状態だったと言えるでしょう。奥田氏はそれを、松坂屋との統合直前の2006年度には4.1%に変えています。ROE(自己資本利益率)を1.9%(97年度)から17.5%(06年度)に高める一方で、有利子負債は1848億円(97年度)から777億円(06年度)に圧縮しました。 原動力となったのは、奥田相談役が培った「時代を見抜く目」にあります。百貨店変革の必要性をいち早く見抜いて構造改革を進め、高コスト低収益体質の旧来型百貨店ビジネスと決別。新しい百貨店のビジネスモデルを構築しました。 改革はそれだけにとどまりません。2007年には、名古屋の老舗百貨店・松坂屋との経営統合を断行し、業界再編の先陣を切ります。その後もパルコを買収するなど、百貨店の枠を越えて変化を続けていきました。 流通業界きっての理論家・奥田務氏が半生を賭した百貨店人生から見えてきた「経営論」とは何か。紡ぎ出された「奥田流経営学」は百貨店業界ばかりでなく、旧来型の体質から変わりきれない多くの日本企業に参考になるはずです。【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】 -
未完のレーニン 〈力〉の思想を読む
◇◆資本主義の「外」は断じてあり得る!◆◇ 『主権者のいない国』『永続敗戦論』『武器としての資本論』著者が、はじめて世に問うた単著であり、 その政治学・思想史学の確固たる原点として記念されるべき主著、ついに文庫化。 ◆「革命」のコペルニクス的転回とはいかなるものか?◆ レーニンという思想史上の事件そのものである人物の思想、その核心を、 二つの著作『国家と革命』『何をなすべきか?』のテクストを鋭い視角のもと読み込むことで、 現代に生きる私たちに意義あるものとして、新たに捉え直す。 著者の政治思想研究の確固たる原点にして、いまいっそう強く響く、鮮烈な論考! ◇著者からのメッセージ◇ どう見ても間違った構造のなかに自分たちがいることに気づいているのに、それをどうすることもできないという苦悩こそ、新型コロナウイルスと同じように、世界中に広がってきた精神状態にほかならない。 だからこそ、「外部」は開かれうることの可能性をもう一度探求してみることの意義は、いままさに高まったのではないか。レーニンは、第一次世界大戦の勃発と、第二インターナショナルの破産という、それこそ苦悩の極みから起ち上がって、ボリシェヴィキ革命を成就させた。本書が取り組む彼のテクストは、今日のわれわれはまだ絶望するには早すぎることを教えてくれる。そのような意味で、本書の原稿が書かれた初発の問題意識から読者が何かを感じ取ってくれることを著者としては心から願っている。 ―「文庫版まえがき」より― ◆本書の内容◆ 第一部 躍動する〈力〉の思想をめぐって 第一章 いま、レーニンをどう読むか? 第二章 一元論的〈力〉の存在論 第二部 『何をなすべきか?』をめぐって 第三章 〈外部〉の思想―レーニンとフロイト(I) 第四章 革命の欲動、欲動の革命―レーニンとフロイト(II) 第三部 『国家と革命』をめぐって 第五章 〈力〉の経路―『国家と革命』の一元論的読解(I) 第六章 〈力〉の生成―『国家と革命』の一元論的読解(II) 第七章 〈力〉の運命―『国家と革命』の一元論的読解(III) 解説 《革命のテクスト》の文体 [國分功一郎] 付録 レーニンの生涯 ※本書の原本は、二〇〇七年に講談社選書メチエより刊行されました。 ※巻末付録は『現代思想の海チャート図 レーニンからバトラーまで』(法律文化社)を初出とするものです。 -
身代わりで結婚したのに、御曹司にとろける愛を注がれています
「君を俺の独占欲で染めてやりたい」 政略結婚なのに愛し尽くされて!? 姉の身代わりでお見合いをした春奈。大企業の御曹司・亘と夫婦になるも、優秀な姉のようにはなれない後ろめたさから、自分では彼に釣り合わないと感じていた。しかしいざ結婚生活が始まると、「言葉で信じられないなら、態度で示そうか」と亘が情熱的に迫ってきて…!? 寂しさごと心を溶かされた春奈は、彼からの容赦ない溺愛を刻み込まれていき――。 -
身代わりの贄はみなそこで愛される
【電子版巻末には篁ふみ先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 三百年に一度、秋の満月の夜。湖に住む神に「一番美しい娘」を花嫁として捧げなければならない。 そんな伝承がある湖のほとりの村で生まれた、双子の姉妹・宵(よい)と環(たまき)。 姉の宵には、生まれつき顔に青い痣があったため、妹の環が「神の花嫁候補」に選ばれた。誰からも愛される娘に育ち、その運命を哀れまれる環。逆に虐げられて育つ宵。だが、彼女たちが十六歳になったとき、環に恋をした男の策略で、実際に神に「花嫁」として捧げられたのは、宵だった。湖に沈められ、死を覚悟した宵。しかし彼女が水底で見たものは、美しい水色の瞳を持つ神様と赤子、愛猫がいる、閉じられた静かな優しい世界だった。そこで穏やかに暮らし始めた宵は、ある日水面の向こうに、助けを求めて自分を呼ぶ環の顔を見る。 そして「村が水没する」ことを、それを仕向けたのが目の前の優しい神様であることを知り――。 -
身代わり恋愛 ~それでも愛していいですか?~
誰かの代わりでもいい この想いは消せない―― 『今は遠き楽園 [後編]』(本崎月子) 放蕩の限りを尽くす、若く美しい当主に心奪われたメイド。 当主様は今日も誰かの影を重ねながら私を抱く…。 『片恋デイズ』(龍本みお) 大学でひと目惚れした、キラキラした笑顔の彼女。 恋人への不満を聞くうちに距離を縮め、やっとオレのものになってくれたはずが…!? 『蝶の墓』(めぐみけい) “愛し愛されて幸せな関係”。 そう信じていたのに彼は私の中に決して結ばれてはならない女性の面影を見いだしていた…。 『背徳の聖女』(田中琳) 美貌の隣人・宇佐美に一目惚れした亜理栖。 しかし宇佐美には家に通っている女性がいた。 それでも好きだという気持ちは諦められなくて…。 『イジワル御曹司と恋の罠』(團藤さや) 養護院で育った私にハウスキーパーの仕事を紹介してくれた貿易会社の御曹司の巴さん。 ある日屋敷の中で私に似た少女の絵を見つけてしまい――。 カバーイラスト:ひなた巴 ※本アンソロジー収録作品の中には、他コンテンツと重複している作品もございます。 -
みきママの100楽レシピ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 おうち料理を日々追究するみきママが自宅でリアルにつくっている料理だけ集めました。100%楽しめる、ベストレシピです!! 見た目は楽しく手が込んでいるように見えるのに、つくってみると簡単! しかもおいしい! 家族が大喜び! と、大評判のみきママレシピ。 本書は、そんなみきママが毎日の食事づくりに100%活用している料理を限定100品チョイスして掲載した、CDでいうところの豪華ベスト盤的な一冊です。 累計200万部を出版しているみきママですが、自宅キッチンには自身のレシピ本を置いて普段から活用しています。 今回、3人の子育てをしながらおうち料理研究家として忙しく過ごすなかで、本当によくつくるページのレシピだけを、一挙公開。伝説のあのレシピも、このレシピも、惜しみなく掲載しています。 さらに、全レシピを完全見直し!! よくつくるからこそ、いらない工程はできるだけ省き、冷蔵庫にある食材でパッと選べるよう、みつけやすく&読みやすい工夫をあちこちにちりばめました。 お目当てのページにすぐたどり着けて、楽しめる料理本になっています。 100品のうち、半数以上が肉おかずなのですが、ほとんどが野菜でかさまし調理するので、一緒に野菜も食べられて、一品で栄養もばっちり!! その他、魚介・加工品、ご飯・麺、つくりおき、おつまみ、お弁当、パン・おやつ・ケーキ…と、一年じゅう家族のテーブルを楽しませることができるラインナップです。 これさえあれば、おうち料理は完ぺき。一生メニュー選びに困りません! -
右手に「論語」左手に「韓非子」 現代をバランスよく生き抜くための方法
「人間を信頼してやっていこう」という孔子の『論語』。これに対し「人を動かしているのは、ただ一つ利益である」と見なした『韓非子』。これまで日本の社会は、『論語』が説く「性善説」の側に立って運営されてきた。『韓非子』が唱える「性悪説」は、馴染みが薄くあまりの厳しさに目をむく人もいるかもしれない。しかし日本社会と世界情勢が激変しているいま、「日本人も韓非子流を取り入れることが必要だ」と、著者は一石を投じる。この対照的なふたつの中国古典から実践的な生き方を学ぶ。ふたりの思想家の名言それぞれ40を厳選。社会を「バランスよく生き抜く」ための、方法と戦略がわかる教科書。 -
右であれ左であれ、わが祖国日本
改憲か護憲か、親米か反米か、愛国心は是か非か──。左右イデオロギーの対立軸だけで国家を論じるのは思考停止だ。著者は、日本の過去五百年の歴史をふまえ、二つの独創的な視点で国家を論じようとしている。一つは、日本という国のとりうるかたちは、三つのモデルに集約されるという視点。つまり、信長型の「国際日本」、秀吉型の「大日本」、家康型の「小日本」という三つのモデルで考える国家論を披瀝する。さらに二つ目の視点は、日本は常に、三つの主勢力(中国・ロシア・西洋)との距離のとり方によって国運が左右された、という指摘。そして、この「三つのモデル」と「三つの主勢力」という枠組みから、憲法第九条、集団的自衛権、核武装論、六カ国協議、への対応策を導き出す。著者の専門は文化人類学であるだけに、イデオロギーにとらわれない地政学的発想が新鮮である。まさに、「右翼」も「左翼」も語らなかった独創的な国家論といえる。 -
三國、燃え尽きるまで厨房に立つ
37年間ほぼ満席だった「オテル・ドゥ・ミクニ」をたたみ、 70歳にしてたった8席の店をオープンする 僕の人生はまだこれから。 フレンチの巨匠が「ミクニ」でやってきたこと、やれなかったこと 今を遡ること40年前、三國清三が30歳でオープンした「オテル・ドゥ・ミクニ」。 一度は潰れる寸前までいくものの、一億総グルメブームの波に乗り、予約の取れない人気店に。 バブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災、コロナ禍など、数々の困難を乗り越え、 37年間ほぼ満席だった奇跡の名店。 三國は料理人として、経営者として、「ミクニ」をどう育て、グループを大きくしてきたのか。 激動の昭和、平成、令和を超えた、正面突破の生きざまに迫る渾身の自伝。 「オテル・ドゥ・ミクニ」は2022年末に惜しまれながら閉店−−−。 同じ場所に2025年9月、カウンター8席だけの店「三國」がオープンする。 ここは71歳の三國が、ひとりで切り盛りする店。 いよいよ人生第二章。「僕は、来世でやろうとしたことを今世でやることにした」。 【目次】 プロローグ 決意 1982年 フランス料理修業からの帰国 第1章 創生 1985年 四ッ谷に「オテル・ドゥ・ミクニ」開店 第2章 飛躍 1994年~ 新生「ミクニ」で時代の風にのる 第3章 挑戦 1996年~ ミクニグループ多店舗化始まる 第4章 試練 2003~2011年 経営の危機をどう乗り越えたか 第5章 勲章 2007~2015年 まさか星なし?!ミシュランとの決別 第6章 進化 2020年~ 最大の危機、コロナ禍で新たな決意をした -
みくもとかさね
「黒鷺死体宅配便」の著者が描く"人と妖怪が繰り広げる究極の伝奇ホラーサスペンス"漫画です。 -
三毛猫ホームズの映画館
映画をこよなく愛する「三毛猫ホームズシリーズ」の著者が、「ドラキュラ」、「また逢う日まで」から「ジョーズ」まで、古今東西取り混ぜて、銀幕への熱き思いをつづったエッセイ集。「怪奇映画事始め」、「拳銃片手に……」など、その知識の多さには圧倒されるばかり。撮影技術の話に感心したり、裏話に笑ってしまったり……そして、こんな映画もあるのかと初めて知った読者は、ぜひともその作品を見てみたくなるはず。映画って、こんなにおもしろい! と、思わず感じてしまいます。 -
“未”顧客戦略 消費者の無関心から逃げない「記憶×習慣」の科学
★マーケティングで見落としがちな「無関心な消費者」と向き合うための教科書 ★「“未”顧客」の思考停止を解除し、顧客として獲得する方法を徹底指南 ★大ヒット書籍『“未”顧客理解』『戦略ごっこ』で提起した問題を解決する実践編 ★カテゴリーエントリーポイント(CEP)を軸としたブランド管理も解説 世の中には「ファンを大切にしよう」「ロイヤル顧客を育てよう」と説くビジネス書やマーケティング本があふれています。しかし多くの商売において売り上げの約半分、あるいは将来の成長の大部分が無関心層の獲得によってもたらされるものです。 つまり、ファンやヘビーユーザーといったブランドに興味関心のある「既存客」がいるだけではなく、ノンユーザーやライトユーザーのようなブランドに興味関心の薄い「“未”顧客」も定期的に入ってきて初めて“健全な商売”と言えます。ただ問題は、「そうした無関心な未顧客とどう向き合い、どう獲得していけばよいのか?」という点です。 本書の前作にあたる『“未”顧客理解』では、買ってくれる人=顧客ばかりに目を向けて、既存客に選択と集中をすればするほどブランドの成長は遠のいていくという不都合な真実を明らかにしました。また『戦略ごっこ』では、数多くの実証研究を引用しながら、ブランドを成長させるには未顧客の増分的かつ持続的な獲得が必要であることを解説しました。 これらを「問題提起編」とすれば、本書は「問題解決編」に当たります。すなわち、ノンユーザーやライトユーザーを継続的に獲得し、事業成長へ結びつけていくための持続可能な戦略=「“未”顧客戦略」を提案するものです。 -
“未”顧客理解 なぜ、「買ってくれる人=顧客」しか見ないのか?
★日本初「買わない人=未顧客」を理解するための教科書 ★ノンユーザーやライトユーザーの獲得に特化した理論やフレームワークを紹介 ★100ブランド以上で活用された、市場拡大のエッセンスを1冊にまとめて解説! 「買わない人」から目を背けるのは、もう止めませんか?ビジネスでは買う人=顧客が大事にされますが、事業を成長させるには買わない人=未顧客にも目を向ける必要があります。 どの企業のどんな商品でも、「知らない・買わない・興味のない未顧客」が市場の大半を占めています。売上を増やして事業を成長させるには、そうした「買ってくれない未顧客」を理解して、新しく1回買ってもらわなければいけません。 本書は、「未顧客を理解して市場を拡大するための教科書」です。 日本ではあまり知られていませんが、未顧客へのマーケティングは、ファンやロイヤル顧客へのマーケティングとは大きく異なります。本書は、海外の豊富な先行研究に基づくエビデンスを示しながら、未顧客を理解して事業成長するためのマーケティング原則を、マンガや図表を用いて丁寧に解説します。 また、本書は実践を重視した内容になっています。実務で大切なのは「だから、どうすればよいのか?」という手の動かし方です。本書を読み終わったとき、「買ってくれない人とどう向き合えばよいのか」に答えが見つかることでしょう。マーケティング担当者はもちろん、販売、企画、開発などに携わるビジネスパーソン必携の1冊です。 -
みこどもえ 現役巫女が描く世界一地味な巫女マンガ
日本のどこかにある某神社に奉職中の鳥丸・掘川・髙倉の巫女三人娘。 夏暑く冬寒い職場、無茶ぶりをする参拝客、襲い来る大晦日・・・! 大変なこともいっぱいあるけど、今日も全力で奉職します♪ 現役巫女として奉職中の新人漫画家・吉良さゆりが描く、今一番リアルな巫女マンガ待望の第一巻! ★単行本カバー下画像収録★ 電子限定で描き下ろしのおまけペーパーを収録しております。 電子版は連載時のカラーを収録しております。 -
御子を抱く
埼玉県越谷市某町―絵に描いた様に平和な新興住宅地であるこの町の住民の多くは、ある人物を師と仰ぐ集団の「門下生たち」によって占められていた。彼らは師亡き後も、その清廉な教えに恥じぬよう行動し、なんとか結束を保っていた。目覚めぬ遺児「御子」をめぐり牽制し合いながら…。しかし、かつて御子の生命を救った異端の研究者の死で、門下生たちの均衡は破れた。「私たちこそが、御子をいただくのにふさわしい」三つに分裂した各派閥によって始まった、熾烈な後継者争い。立て続けに起こる、凄惨な第二の死、第三の死。驚愕の真犯人が、人の命と引き換えてまで守ろうとしたものとは!?奇抜な状況設定における人間心理を、ひたすらロジカルに思考するミステリー界のトリックスター、石持浅海が放つ渾身の書下ろし長編。 -
未婚30
『野ブタ。をプロデュース』から10年。絞り出すように綴る、本音小説。 30代の結婚は、好きだけじゃ無理。 過去に大ヒット作を出したきり、売れなくなった作家の佑人、仕事は真面目にやりつつ、掃除も料理もできない編集者の里奈。同棲を経て婚約した二人だが、その前途には、障壁がいっぱいだ。学歴、会社、実家、仕事、元カノ、年収、料理、貯金額、浮気……etc.考えれば考えるほど、したい理由より、したくない理由が積み重なっていく(「結婚問題」)。円満な離婚の後、のしかかってきたのは、生活レベルを落としたくないがゆえに、子どもをあてにする母親だった(「葉子の離婚」)。「好き」だけではどうにもならない30代の結婚を、正面からとらえて描く2編。 -
美崎栄一郎のヒットの謎解き
「売り上げを1.5倍に伸ばしたウルトラマンギンガ」に「世界最小のギネス世界記録を持つラジコンヘリ」、「吸引力の落ちないダイソンの掃除機」から「Googleのストリートビュー」まで―。 本書は、ヒットの達人として知られる筆者が多様な分野の10商品に着目し、なぜそれがヒットしたのかを「着想」「事業」「技術」の3つの視点で丁寧に解き明かしていく実用書です。1つひとつがヒットした理由をひも解いていくと、そこにはある「ヒットの法則」が・・・。メーカーやIT企業などで新規事業や新商品の開発に携わる人はもちろん、サービス業で新たにビジネスを始めようとしている個人、ベンチャー企業を興そうとしている起業家などにとっても役に立つヒントが盛り込まれています。 筆者は、花王の技術者時代に「アタック」や「ニュービーズ」などの開発に携わり、現在はビジネス書作家/商品開発コンサルタントとして活躍する美崎栄一郎氏。 ヒット商品を生み出す方法はヒット商品に学べ! -
美咲ヶ丘ite
▼第1話/ボクシング・ママ▼第2話/オムライスはいらない▼第3話/マイライフ・ウィズ・ア・ドッグ▼第4話/スター!▼第5話/人生ゲーム▼第6話/臆病者 ●あらすじ/仕事は好調、やさしい妻と元気な子供もいて、その上社内に“都合のいい”不倫相手までいるサラリーマン・大野は、人を疑うことを知らない妻に罪悪感を覚えつつも順風満帆な毎日を送っていた。そんなある日、たまたまボクシングジムを見学に行ったという妻から、ボクシングを始めたいという驚きの相談を受けて…(第1話)。 ●本巻の特徴/「~に住む人」という意味を表す「ite」。どこにでもある街「美咲ヶ丘」に住む人々「美咲ヶ丘ite」たちが送る日常を描く、心あふれる連作短編集。 -
ミシシッピ=アメリカを生んだ大河
「偉大なる褐色の神」を旅する ミシシッピはアメリカという林檎を貫く「芯」である。 この川を知らなければアメリカは語れない! ニューオーリンズの情熱的なクレオール文化。デルタの苛酷な環境が生んだブルース。公民権運動の舞台メンフィス……なぜジャズはニューオーリンズで生まれたのか。先住アメリカ人が辿った涙の旅路とは? NYや西海岸を見てもわからない、アメリカの本質を探る4千キロ縦断の旅。 【目次】 プロローグ アメリカのなかのミシシッピ 第一章 ミシシッピ七つの道 1 探検の道 2 輸送の道 3 人が変えた道 4 移住と入植と政治の道 5 自然の道 6 文化の道 7 国家の精神的な中心としての道 第二章 川がはぐくんだ文化 河口からニューオーリンズへ 1 河口の「発見」 2 ニューオーリンズの町と住人 3 ジャンバラヤとガンボの国 ケイジャン・カントリー 4 プランテーション王国 第三章 デルタをゆく 1 オールド・リヴァー・コントロール 2 ナチェズに魅せられた人びと 3 ヴィクスバーグと南北戦争 4 デルタ地帯 綿花・ブルース・ナマズ 5 メンフィス 公民権運動と音楽の史跡 6 ミシシッピを往来する木・船・人 第四章 ミシシッピとマーク・トウェイン セントルイスからハンニバルへ 1 セントルイスが生んだ人びと 2 ハンニバル=マーク・トウェインのふるさと 第五章 ミシシッピから歴史が見える ノーヴーから四つ子都市まで 1 ノーヴーとモルモン教 2 「川の町」としての四つ子都市 第六章 源流へ 1 双子都市 ミネアポリスとセントポール 2 源流の探索者たち エピローグ ミシシッピとは何か 参考文献
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