ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
『論語』のおもしろさがわからないという人は、その解釈の魅力を知らないからである。孔子・孟子の古典から知的営為を積み重ねてきた儒学。その中から宋代に新しい学問として現れ、儒教的な「宇宙認識」を哲学化した朱子学。そしてそれを継承しつつ克服しようとした陽明学。これらの世界観はいかなるものだったのか。東アジアの思想空間を今も規定するその自己・社会・宇宙のとらえ方を、心・性・理・気・鬼神などのタームを通して平易に解説。その魅惑に満ちた世界へと読者を誘う。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
朱子学と陽明学についての入門書となっている。 性即理の朱子学と心即理の陽明学。これらの説明の前に儒教世界観についての解説から始まる。 第2章の後半ページには、朱子学と陽明学を学ぶ上で参考にすべき文献や学者の紹介がなされている。よりハイレベルな理解を得たい人は本書の後、これらの本を読んでみるとよいだろ...続きを読むう。
朱子学は個と他を分けるが、陽明学は分けられないものとしている。 空:中庸力。個をなくして本来のあるようにすれば、滞りがない。
朝鮮の儒学思想の専門家であり、NHKテレビのハングル講座で人気を博した著者による、朱子学と陽明学の入門書です。 時代遅れの道徳思想といったような儒学思想のイメージをくつがえし、そのラディカルな魅力を読者に伝えようとする著者の熱量が全編にわたってみなぎっているような印象で、そのエネルギーにみちびかれ...続きを読むておもしろく読むことができました。 ただ、わたくし自身が本書の内容を十分に理解できたかといえば、ざんねんながらそうではないといわざるをえません。本書の冒頭で著者は「宇宙快感」と「宇宙認識」ということばを提出し、これによって朱子学と陽明学のちがいを示そうとしているのですが、本書を通じてのキーワードとはいいがたく、全体を通してやや散漫な印象があることも否定できないように思います。 とはいえ、とかく退屈だと思われがちな儒学思想に読者を引っ張り込む魅力があることはたしかです。本書を読んだあとは、著者から受け取った熱が冷めないうちに、本書の読書案内で示されている文献に進むというのが、おそらくは著者の意図する本書の読み方なのではないかという気がします。
一応読み終えましたが…よく分かりません。 いや、小倉紀蔵さんの叙述が悪いわけではなく、奥が深すぎてちょっとやそっとでは理解が難しい、という意味で。
〜p.84。性善説とは、もともと人には理解力があり、そのために善行ができるとの考え方である。悪人正機説は、性善説の一種。
「儒家の「愛」の概念においてもっとも強力なのは、「差等」という考え方である。」「親や子を愛するというもっとも自然で強力な感情を、少しずつそのまわりにひろげていけるのが人間」こういう儒学の思想には非常に納得。
革命。エネルギー。ダイナミック。立ち止まるのではなく、在るはずの理想状態を求めて徹底的に行動しづける。
入門と言っても私には内容深かった。十分内容を咀嚼できていないと思う。陽明学について書かれた書を探していて、新刊だったので手に取った。面白かったのは論語を読む場合、それに対する注や解釈が大事であるという事。解釈の比較、色々な解釈から自分の解釈を探す、考えるという事が重要。(しかし私の場合、不勉強でそこ...続きを読むまでやった事がないが、中々並べて読むというわけにもいかないので、、、)その例として「空」の解釈で意見の分かれる論語の子罕篇の「子曰く、吾れ知ること有らんや、、、空空如たり。、、、」を例にとり朱熹、王陽明などの解釈を例示されている。このように例示されて其々の解釈を比較してある著作はなかなか無いので興味深かった。これだけでも読む価値はあると思う。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
入門 朱子学と陽明学
新刊情報をお知らせします。
小倉紀蔵
フォロー機能について
「ちくま新書」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
おれちん
試し読み
韓くに文化ノオト ──美しきことばと暮らしを知る
韓国の行動原理
京都思想逍遥
群島の文明と大陸の文明
嫌韓問題の解き方 ステレオタイプを排して韓国を考える
朝鮮思想全史
日中韓はひとつになれない
「小倉紀蔵」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲入門 朱子学と陽明学 ページトップヘ