【感想・ネタバレ】入門 朱子学と陽明学のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年04月12日

朱子学と陽明学についての入門書となっている。
性即理の朱子学と心即理の陽明学。これらの説明の前に儒教世界観についての解説から始まる。
第2章の後半ページには、朱子学と陽明学を学ぶ上で参考にすべき文献や学者の紹介がなされている。よりハイレベルな理解を得たい人は本書の後、これらの本を読んでみるとよいだろ...続きを読むう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年01月05日

入門と言っても私には内容深かった。十分内容を咀嚼できていないと思う。陽明学について書かれた書を探していて、新刊だったので手に取った。面白かったのは論語を読む場合、それに対する注や解釈が大事であるという事。解釈の比較、色々な解釈から自分の解釈を探す、考えるという事が重要。(しかし私の場合、不勉強でそこ...続きを読むまでやった事がないが、中々並べて読むというわけにもいかないので、、、)その例として「空」の解釈で意見の分かれる論語の子罕篇の「子曰く、吾れ知ること有らんや、、、空空如たり。、、、」を例にとり朱熹、王陽明などの解釈を例示されている。このように例示されて其々の解釈を比較してある著作はなかなか無いので興味深かった。これだけでも読む価値はあると思う。

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Posted by ブクログ 2023年01月11日

朱子学は個と他を分けるが、陽明学は分けられないものとしている。
空:中庸力。個をなくして本来のあるようにすれば、滞りがない。

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Posted by ブクログ 2020年06月04日

朝鮮の儒学思想の専門家であり、NHKテレビのハングル講座で人気を博した著者による、朱子学と陽明学の入門書です。

時代遅れの道徳思想といったような儒学思想のイメージをくつがえし、そのラディカルな魅力を読者に伝えようとする著者の熱量が全編にわたってみなぎっているような印象で、そのエネルギーにみちびかれ...続きを読むておもしろく読むことができました。

ただ、わたくし自身が本書の内容を十分に理解できたかといえば、ざんねんながらそうではないといわざるをえません。本書の冒頭で著者は「宇宙快感」と「宇宙認識」ということばを提出し、これによって朱子学と陽明学のちがいを示そうとしているのですが、本書を通じてのキーワードとはいいがたく、全体を通してやや散漫な印象があることも否定できないように思います。

とはいえ、とかく退屈だと思われがちな儒学思想に読者を引っ張り込む魅力があることはたしかです。本書を読んだあとは、著者から受け取った熱が冷めないうちに、本書の読書案内で示されている文献に進むというのが、おそらくは著者の意図する本書の読み方なのではないかという気がします。

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Posted by ブクログ 2019年02月04日

一応読み終えましたが…よく分かりません。
いや、小倉紀蔵さんの叙述が悪いわけではなく、奥が深すぎてちょっとやそっとでは理解が難しい、という意味で。

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Posted by ブクログ 2014年04月20日

〜p.84。性善説とは、もともと人には理解力があり、そのために善行ができるとの考え方である。悪人正機説は、性善説の一種。

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Posted by ブクログ 2014年02月23日

「儒家の「愛」の概念においてもっとも強力なのは、「差等」という考え方である。」「親や子を愛するというもっとも自然で強力な感情を、少しずつそのまわりにひろげていけるのが人間」こういう儒学の思想には非常に納得。

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Posted by ブクログ 2013年03月04日

 革命。エネルギー。ダイナミック。立ち止まるのではなく、在るはずの理想状態を求めて徹底的に行動しづける。

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