プロフィール 作者名:泉谷渉(イズミヤワタル) 性別:男性 出身地:日本 / 神奈川県 職業:ジャーナリスト 中央大学法学部政治学科卒 。著書に『世界が驚くニッポンの医療産業力』、『こころから感動する会社』などがある。
作品一覧 2018/05/25更新 1秒でわかる!先端素材業界ハンドブック(完全版) 試し読み フォロー 1秒でわかる!半導体業界ハンドブック(完全版) 試し読み フォロー シェールガス革命で世界は激変する―石油からガスへ 試し読み フォロー 図解 シェールガス革命 試し読み フォロー 世界が驚くニッポンの医療産業力―世界制覇を狙う驚愕の技術開発最前線 試し読み フォロー 素材は国家なり 試し読み フォロー 電子材料王国 ニッポンの逆襲 試し読み フォロー なぜ特許世界一の日本が国際訴訟で苦戦するのか? ―情報漏洩、知財権の徹底防衛、外国法対策が日本の生命線だ! 試し読み フォロー 日・米・中 IoT最終戦争―日本はセンサーとロボットで勝つ 試し読み フォロー ニッポンの環境エネルギー力 ―IT産業立国からエコ産業立国に大変身を遂げる「日本の底力」 試し読み フォロー ニッポンの素材力 試し読み フォロー 日本vs.アメリカvs.欧州 自動車世界戦争―EV・自動運転・IoT対応の行方 試し読み フォロー 1~12件目 / 12件<<<1・・・・・・・・・>>> 泉谷渉の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 素材は国家なり 円高でも日本経済の圧倒的優位は揺るがない 長谷川慶太郎 / 泉谷渉 素材の力の偉大さがわかる本。 主に鉄鋼業についてだが、具体的な事例を出して展開していくので、読みやすいです。 なかでも超電導ケーブルが気になった。 Posted by ブクログ 日本vs.アメリカvs.欧州 自動車世界戦争―EV・自動運転・IoT対応の行方 泉谷渉 泉谷氏が将来の自動車がどうなるのかについて、ご自身の取材をもとに書き上げた本です。彼の本はこれで4冊目となりますが、今までに読んだのは同じく興味を持っている、シェールガス・オイルに関する本でした。綿密な取材をベースに書かれた本だと記憶しています。 今回のテーマは将来の自動車はどのように変化していく...続きを読むのか、電動化される、と一言でいうことができますが、ハイブリット・プラグインハイブリッド・電気自動車・燃料電池車が普及していくにあたって、既存の自動車メーカが主導権をとりつづけられるのか、部品メーカが強くなるのか、それは日系メーカなのかが焦点です。 結論を言えば、日本の製造業の部品メーカは素晴らしい会社が揃っていて、将来の見通しも明るいというものでした。50歳を過ぎた頃から自動車を運転する機会が減りました、次に買う車はハイブリッドになるのか、すると燃費が良くなって益々ガソリンスタンドへ通う機会が減るなと思いつつ、この本を読み終えました。 以下は気になったポイントです。 ・欧州の調査会社の多くは、2030年基準の前哨戦の2021年基準では、日本のメーカ(トヨタ、ホンダ、日産)、ボルボは達成可能と見るが、欧州メーカは達成できない目標を欧州委員会は言っているとした、(p15、53) ・中国の自動車メーカはEVを推進しているが、今後のエネルギー政策を明確にしていないことが問題だろう(p21) ・シェールガスをつかんだことで当面の間(天然ガス換算で750年)は化石燃料を確保できるので、これからもガソリン制御によるエンジン車は圧倒的多数を占めると思われ、HVやPHVがエコカーの大本命になる(p22、120) ・現在、世界で消費されている電力の55%は、モーターに使われている、モータが電気を食う理由は、インバータ(モーターの電源周波数を調整することでモータの回転数を制御する)の普及が甚だ低い(世界では20%)から(p34) ・EV普及により石油消費の50%を占めるガソリンの消費量は削減できるかもだが、その分を上回るほどの電力が必要になる(p40) ・アメリカ2017年では、SUVなどの大型車の販売が凄まじい勢いで全体の6割を超えた、乗用車販売は10.9%減少(p67) ・中国が重要なのは市場の拡大余地のため、自動車保有率は10%、その中国がEVにシフトすると言っている以上、対応せざるを得ない(p79) ・日産はEV以外にも、エンジンで発電してモーター駆動する車種ももっていて、むしろ稼ぎ頭となっている(p80) ・トヨタは、プリウスをプラグインハイブリッドに発展させたが、ここからEVへの流れには大きな溝がある。ところが、日産のノートからEVへの流れは極めてスムーズであり、すでにEVというリーフもある(p82) ・中国政府による補助金は2016年までは1台当り200万円出ていたが、2017年には40%減額となりEV熱が冷めた(p87) ・トヨタは単独で戦うのではなく、スズキ・ダイハツは軽自動車中心、スバルはスポーツ系、日野はバス、トラックという全方位(p96) ・次世代エコカーの本命は、これから20年間に限れば、ハイブリッド・プラグインハイブリッドであろう、理由は、1)省エネ性能に優れる、2)価格もガソリン車に迫るほど、その先は燃料電池車だろう、発電時のCO2も出さなくなるので(p106) ・ガソリンスタンドに落ちるお金(利用者が払うお金)は、EVの急速充電で450~600円程度、燃料電池車は4000円程度で、ガソリン車なみ(p108) ・トヨタあは燃料電池車に関する特許、5680件の特許を全て無償で提供すると表明した、これは、パナソニックがプラズマで失敗した姿を見た。パナソニックはプラズマ技術を囲い込んだので、他社は液晶に流れた(p112) ・トヨタは2018年春を目途に、トヨタ・日産・ホンダ、石油元売り、銀行等、10社を巻き込んで、オールジャパンの水素インフラ会社を設立、2021年までに国内80か所に水素ステーションを設ける予定、運営は岩谷産業やJXTGに委託する(p114) ・EVが本命だと言っているのは、燃料電池の技術を持たない国と、メーカのみ(p116) ・燃料電池は、燃料となる水素などを酸素と化学反応させることで発電するシステムなので、発動機と呼ぶべきである。特徴は、1)発電効率が高い、2)燃料源が豊富、3)システムの小型化が容易、4)コジェネレーションが構成可能(p119) ・シェールガスは掘り始めて1年から2年で枯渇するので効率が悪く大手は手を出さなかった、しかしエクソンが方向転換を表明、理由は従来に比べて効率的にシェール油田を探索する方法が確立したから(p121) ・日本国内には製油所などから出る自家消費の水素がおよそ1500憶立方メートルある、これは230台分(27億)と比較して十分な量(p122) ・家庭用燃料電池(エネファーム)は、都市ガスやLPガスを燃料処理して水素を取り出して、酸素と反応して発電する装置、電気以外に廃熱利用により給湯も可能(p124) ・ほんの数年前までは、これからはイノベーションとシステムの時代でネットのプラットフォームになったものが勝利する、半導体メーカはただの部品屋を言われていたが、IT時代がピークを過ぎて IoTの時代になったことで状況が一転しハードの復権が始まった、この鍵を握るのが半導体である(p161) ・車載半導体は、メーカや車種ごとに求められるスペックが細分化されるので、自社で生産能力を持つことが不可欠になる、車載向け半導体で世界王座に最も近いのは、ルネサス(日立・NEC・三菱電機の半導体部分が合体)である(p167、178) ・今は家庭に引き込まれている電気は直流電気を交流に変えて使っているが、当時(松下幸之助が起業したころ)は、直流であったため非常に危険であり、電球の取り替えも命がけだった。そこで安全、簡単に電球交換ができる電球ソケットを考案する。これを商品化するために1918年、23歳のときに松下電気器具製作所を設立した、その後、自転車用の電池式ランプ、さらには乾電池に進出(p191) ・車載向けに今後伸びが期待されるリチウムイオン電池の5大材料(正極材、負極材、セパレータ、バインダー、電解液)はすべて日本企業(p203) ・リーマンショック後は、自動車の一本足打法ともいうべき日本経済であったが、2017年度のエレクトロニクスは自動車に迫る勢いがあり、この2本柱が日本経済を引っ張る(p255) 2018年10月7日作成 Posted by ブクログ 日・米・中 IoT最終戦争―日本はセンサーとロボットで勝つ 泉谷渉 日本の製造業は、IoTが進行する中でセンサーとロボットで圧倒的な世界トップのシェアを維持するらしい。そうなればいいと思う。 Posted by ブクログ 1秒でわかる!半導体業界ハンドブック(完全版) 泉谷渉 DRAM(PCのメモリなど)の唯一の日本企業である「エルピーダメモリ」が、会社更生法の適用を申請しましたね。 大変、残念な事態です。 業界筋で有名な体育会系の坂本社長も、さぞご無念の事でしょう。。。 韓国勢に惨敗なのが、さらに悲しいところです。 そんな半導体業界にスポットを当てた書籍です。 ...続きを読む自社製品に使用している半導体業界の知識吸収のために読んでみました。 さすがに1秒では、わかりませんでしたが(笑)、非常に要点をコンパクトにまとめており、業界の概要を理解できました。 よく理解できたのは、特にエルピーダメモリが製造しているDRAMという半導体は、言うなれば”株”のように、市場原理により近い形で相場変動するということ。 好不況の波が大きい業界。 よほどの企業体力がないと、不況期に会社を支えきれないということです。 今回は、”超円高”や”PC市場の縮小”という環境変化が重なっての経営波錠ということですね。 頑張りましょう! 日本の製造業!!! Posted by ブクログ 世界が驚くニッポンの医療産業力―世界制覇を狙う驚愕の技術開発最前線 泉谷渉 東芝やソニー、オリンパス、そしてたくさんのベンチャーなど、 いろんな企業がどのような戦略で医療を企業の柱として 育てていくのか、を取材などを中心としてまとめてある本だった。 著者がもともと半導体を取材する人だったようで、 半導体を中心とする従来産業と医療の接点が多く書かれてあって、 とても参考になる...続きを読む本でもあった。 日本は IT などでは出遅れてしまっているけど、 この本を読んでいると医療を中心としていけば 各企業は大きく成長できるポテンシャルを持っているんだな、 ということもわかって面白い。 Posted by ブクログ 泉谷渉のレビューをもっと見る