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産業の中核をなす「素材」を支配する日本に黄金期がやって来る! 自動車、家電に代表される高度な組み立て加工技術で世界をリードしてきた日本だが、韓国、台湾などの猛追にあって苦戦を強いられている。一方、部品・素材の分野では、依然、他国が追いつけない圧倒的な技術力を誇っており、今回の東日本大震災では、日本の部品・素材の供給がストップすることで、世界の工業製品生産に深刻なダメージを与える事態が生じた。また、世界規模で展開されるインフラ整備や、環境・新エネルギー事業においても、日本の素材力はその存在感を示している。産業の中核をなす「素材」を支配する日本に黄金期がやってくる。「本書では、新産業に不可欠な日本の素材技術を紹介するとともに、1ドル60円時代」を見据えた日本の技術力を最大限に活かす国家戦略について考える。
...続きを読むPosted by ブクログ 2012年02月08日
・電炉は日本が世界に誇る方式。鋼1トンが銑鋼一貫方式に比べ、1/5のエネルギーで済む。国内の鉄鋼在庫30億トン20年でリサイクルしていけば、年1億5千万トンで、鉄鉱石を買わずに済む。
・自動車用鋼板が電炉でできれば、上記のことが起こりうる。それには脱 銅の進歩が必要
・新日鉄は合併の際、余分になった...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月06日
日本には資源がないので原材料を輸入して製品を輸出するというのが昔のモデルでしたが、円高等を通して、く素材・部品の生産および輸出に特化してきたというのがこの本のポイントです。
この強い体質のために円高になっても経済が揺るがないので、1ドル60円になっても日本の黄金期が続くと解説されていますが、この本...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月10日
金属・材料工学を学んでいる学生の自分としては興味深い内容であった。
多くの企業や自分の通っている大学もでてきたりして少しワクワクを覚えた。
素材メーカーなどについて、過去の実績、現在の立ち位置が述べられてありわかりやすかったが、今後の展望についてはやや楽観的にとらえられている部分があると思う。研究...続きを読む
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