あらすじ
ソニー、東芝は大復活する!
IoT時代、センサー、ロボット、半導体市場の大爆発で、
「ものづくり日本」に猛烈な追い風が吹く!
急成長する巨大市場をめぐる激烈バトルの行方は?
人工知能(AI)や次世代自動車をめぐる世界覇権競争の最新動向
IoT革命によって生み出される新たな市場は、少なく見積もっても360兆円はあるといわれており、エネルギーの1300兆円、医療の560兆円に次ぐとんでもない新市場が形成されることになる。このIoT革命をめぐって世界の企業は、それこそ死に物狂いでその体制を整えつつある。
IoTの上流を形成する人工知能(AI)、ハイエンドサーバー、各種のITサービス、自動走行などの車載IoTについては米国がぶっちぎりで疾走しており、これからもその地歩を固めていくだろう。また、中国は今や一般的家電製品については世界チャンピオンであり、太陽電池、液晶などの電子デバイスにおいてもひときわ存在感を放ち始めた。
こうした米中激突のはざまの中で我が国ニッポンはどう戦っていくのか。今回の本は、日米中が激突する世界IoT革命の中で日本企業がモノづくりの強みを活かし、センサー、ロボット、半導体メモリーなどで一気に抜け出していく、というストーリーを最新取材でまとめあげたものである。(「はじめに」より抜粋)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
各国、地域のIoTに向けての戦略や状況を解説していて引き込まれる。
技術への探求、M&A、各国の得意分野への戦略など、お国時事情も絡んでいるため、一筋縄ではいかないのも確か。
気になったのは、著者の日本のIoT戦略、見通しへの賞賛が過ぎていて、ちょっと興醒め。
いろんな分野で日本も戦えそうということはわかるが、今までもそうだったように必ずしも日本の思惑通りにいかないのが、グローバルビジネスな気がします。
しかし、IoT分野のビジネス規模が360兆円というのは、凄まじい。