エッセイ・紀行 - 光文社作品一覧

  • わたしの好きのかたち
    3.5
    シングルマザー、モデル、そしてひとりの人間として、自分だけの幸福を探し続ける日々。ファッション誌を中心に様々な媒体の第一線で活躍する高垣麗子が、モデル生活29年目にしてはじめて綴った、自分自身のこと。子どもと過ごす時間、途切れずに続けてきた仕事への想い、離婚について……悩みや迷いも抱えつつ、暮らしの中で見つけた愛おしいものの話が詰まっています。意外にも不器用で、ほろりと泣けるエッセイに共感の嵐!
  • いい匂いのする方へ
    4.5
    「好きなこと、素敵な予感のする方へと歩いてきただけだ」――イヤなことから逃げても、幸せに生きるやり方がある。やってみたら、自分のやり方が見つかる。みんなそれぞれ、性分に合った生き方をすればいい。ミュージシャン、カレー店オーナー、シングルファーザーとして。たっぷりの喜びと苦しみ、人生観をつづった、16年ぶり待望のエッセイ集。働き方や子育てに思い悩んだときも、新たな一歩を踏み出す力をくれる。
  • 酒・つまみ日和~「ひとり飲み」の小さな幸せ~
    4.0
    さぁ、明日はどうやって飲もうか。はじめての酒場に行こうか。それともお気に入りの酒器で一杯やろうか。たまには昼から飲むのもアリかな――。来る日も来る日もお酒のことを考えているパリッコさん。まさに「酒とともに生きる」生活。でも、こんな生き方があってもいいじゃんか。連載「つつまし酒」シリーズ第3弾。酒飲みの喜びと知恵がつまったほろ酔いエッセイ。まるっと1章分の書き下ろしも!
  • エッセイストのように生きる
    4.4
    書くことで救われてきた。書くことが人生を変えてくれた――。〈エッセイ=パーソナルな心の様子を描いた文章〉を書き、見つめつづけ、考えつづければ、おだやかな暮らしが手に入る。エッセイスト松浦弥太郎が、考え方、書き方、読書、SNSとの付き合い方までを案内する、新しい思考のレッスン。
  • 私もまだみつけていない私をみつけた
    -
    1巻1,760円 (税込)
    Believe in yourself! もう一度、本当の「私」を生きてみよう。自分を愛することからすべてがはじまる。数秘術を愛し、絵を描き言葉を紡ぎ、ハーブや花と共に暮らしながら、旅する元モデルで占い師で、イラストレーターで、人気You Tuberの著者が初めて綴った、あなたのことを丸ごと包み込む、限りなく優しいエッセイ。
  • 夢でもいいから
    -
    尾崎豊、三谷幸喜、川上麻衣子、上祐史浩、内田裕也……。もう一度会いたい人やもう二度と会えない人。テレビも雑誌も、猥雑な熱気に満ちていた1980、1990年代。忘れられない人たちと過ごした、濃密なひとときを綴るエッセイ集。
  • ふたりのきほん100
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気エッセイスト・松浦弥太郎が初めて綴る、結婚と恋愛のエッセンシャル。迷ったときも泣いたときも、考えたいときも、ふたりでいることが幸せでたまらないときも、ひとりでもふたりでも、繰り返し読んでください。心をつなぐ愛の知恵をあなたに贈ります。パートナーシップの永遠のバイブル。
  • 作家 超サバイバル術!
    3.8
    作家への登竜門“新人賞”は数あれど、デビュー後作家として本を出し続けるのは至難の業。今をときめく人気作家3人が、作家生存戦略をあますところなく綴ります。「作家と新人賞」「作家とおカネ」「作家とSNS」……刺激的な10のテーマから文芸界のリアルが垣間見える、業界騒然のエッセイ。島田荘司氏、大沢在昌氏、綾辻行人氏大注目! 作家デビューしたての人、作家を目指す人、文芸界に興味のある人必読!
  • 四十雀(しじゅうから)、跳べ!
    3.5
    『STORY』の人気連載エッセイ、足かけ21年――。“揺らぎ”を感じはじめた大人の女性に捧げるマリコ流「美女訓」がついにフィナーレ! 40代は可能性マックスです。仕事だって遊びだって、結婚だって、出産だって、なんでもできる。まずは、なにか面白いことしたいと思うことです。(「はじめに」より)
  • 桂浜水族館ダイアリー
    4.7
    1巻1,540円 (税込)
    高知県の景勝地・桂浜にある小さな水族館「桂浜水族館」。マスコットキャラクター・おとどちゃんのユニークなTwitterがバズり、一躍人気者に。その舞台裏にある、職員一斉退職からの再起、人気飼育員の苦悩、ベテラン飼育員の生き様、生き物の生と死、女性館長の悩める心の裡を、おとどちゃんが綴ります。今、多くの人がこの水族館を拠り所にしていることがよくわかる、“こじゃんとエモい”(強く心に訴えかける)エッセイ!
  • バブル、盆に返らず
    4.0
    「1990年の私に、顔パスで入れないディスコはなかった」経済ではなく、世俗&カルチャーでバブルを描いた一冊。熱く、愚かしくも、どこかいい匂いもしていたあの頃。「アルファキュービック」「笄櫻泉堂」「チャイナタウンパフェ」など、厳選キーワードで綴る。
  • 星を見上げて歩き続けて
    -
    1985年8月12日の、日航ジャンボ機墜落事故。最愛の夫・坂本九との突然の別れから物語は始まる。嵐になぎ倒されるようなショックから、娘たちを、そして夫の遺してくれた家を守りたい……お嬢さん育ちの著者が一歩踏み出す決意をする。勇気と友情、希望に満ちた「心の軌跡」。
  • 内澤旬子の島へんろの記
    3.7
    般若心経を唱え、迷って、歩いて、また迷って――。四国八十八ヶ所だけでなく、香川県最大の島である小豆島の中に八十八ヶ所の霊場があることはあまり知られていない。海あり山ありの風光明媚な遍路道、祈ることの意味、島民とのふれあいなど、島に移住した人気エッセイストが書き尽くす、結願まで約2年の迷走巡礼記!
  • バブル
    4.0
    幻冬舎創業期を支えた元ベストセラー編集者山口ミルコ、ボスとの出会いから別れまで――。「会社は幻?」「会社を愛して頑張る――それ一本でやってきた、そんな社員はもういらないのだろうか」「なんで会社をやめたのか?」……〈会社ラブ〉をつらぬいたカンパニーウーマンの終焉。これはあなたの物語。同時代を生きた女性たちの発言を織り込みながら自らの会社人生を綴る、異色のストーリー。
  • 望

    -
    多くの人がいちばんに望むことは、心の平安ではないでしょうか。逆に心配事は、病気、事故、失業……、そのほとんどが行きつくところは死への恐れです。職場における人間関係の悩みも、失業やさらにその先への不安でしょう。では、その「死」とは何なのか。本書は、著者が特異な体験によって手に入れた宝物を惜しげなく物語に表した作品です。現象に振り回されず、喜びに生きるための、言わば究極の自己啓発書。矢作直樹氏推薦。
  • 言葉の温度
    4.2
    私たちが紡ぎだすひとつひとつの言葉には、それぞれに固有の温度がある。心地よい温かさで人を癒す言葉、熱すぎたり冷たすぎたりで誰かを傷つける言葉……。日々の何気ない会話に耳をそばだて、本や映画の胸を打つ一節を心に留め、それらの言葉のもつ大切さや切実さを語りつくす――。韓国で異例の150万部を売り上げ、社会現象にもなった、言葉への愛が詰まった珠玉のエッセイ。
  • 「もしかしてVERY失格!?」完結編 曼荼羅家族
    3.0
    10年続いた『VERY』人気連載もついにフィナーレ! 大黒柱ワーママとして日豪を往復しながら読者の悩みに寄り添い、泣き、笑い、怒った、ママたちとの共感の記録。2本の書き下ろし、いままであまり語ってこなかった父との別れとつづった「父の話」、連載終了後にネットでBUZZった「エア離婚」の他に、作家・白岩玄さんとのロング対談「『男らしさの呪い』を解く」を収録。小島慶子は最後までVERY失格だったのか!?
  • 100歳の幸せなひとり暮らし~穏やかな心と健康を保つ100のヒント~
    -
    「どんなときでも“ありがとうございます”と感謝」「折にふれ“世界人類が平和でありますように”と祈る」「物騒なテレビは観ない」「体にガスを溜めない」「相手は変わらない、自分が変わる」……。渋沢栄一の孫娘でエッセイスト、100歳の今もひとり暮らしを続ける著者直伝の、年をとるほど明るく元気になる生き方。
  • 妻がどんどん好きになる
    5.0
    すれ違い、妻の難病、仕事の転機……。結婚生活40年を超え、酸いも甘いも経験してきた今だからわかる、人生後半は第2のハネムーン! 家庭を顧みず、仕事にまい進していた25年前、妻が小脳の指定難病を発病。完治することがない病により、徐々に体の自由が利かなくなる妻と、支え合うように手に手を取り合って暮らす日々の中で取り戻した夫婦の絆とは? 老いることが楽しみになる、お詫びと感謝の愛妻エッセイ。
  • 面(ジャケ)食い
    4.7
    『孤独のグルメ』『食の軍師』などの原作者としてカルト的な人気を集める著者。彼の食べ歩きは、星もガイドブックも頼らぬ直観勝負の「ジャケ買い」、いや「ジャケ食い」だった! 全国の「いい面構えの店」を求め、今夜もがらりと扉を開ける。
  • おちゃめに100歳! 寂聴さん
    3.8
    「まなほが来てから、よく笑うようになったと言われるのよ」。66歳年下の秘書しか見ることのできない寂聴さんの「おちゃめな素顔」と「愛あふれる本音」を赤裸々に綴った初エッセイ。先生の可愛らしさ、優しさ、強さ。そして人には見せない弱さ、寂しさ――。笑えます! 泣けます! 人を愛することの素晴らしさにあらためて気づかされる一冊。同時に本著は、先生との出会いを通じた一人の女性の“魂の成長”ドラマです。
  • イタリア紀行(上)
    -
    ヴァイマール公国での公務を放り出し、長年の憧れであるイタリアへ旅立ったゲーテ37歳。旺盛な好奇心と鋭い観察眼で、ヴェネツィアからローマ、ナポリ、シチリアなどを経めぐり、美術や自然にふれ、人びとの生活に身を置いて感じたことなどを書き留めた。下芸術家ゲーテの土台を築いた青春の旅の記録。
  • 死にたいけどトッポッキは食べたい
    3.8
    1~2巻1,232~1,320円 (税込)
    いつも自分に自信がなくて、ぼんやり死にたいと思っているのに、おなかがすいてトッポッキが食べたいとも思う。はっきりしない私の心はどうなっているんだろう。不安神経症に悩む著者が精神科医との会話を通して見つめる自分自身の姿に共感の嵐! 韓国で40万部を超えた大ヒットノンフィクション待望の邦訳。1日中憂鬱に感じられる日だって、些細なことに笑っていい。相反する気持ちを抱えることが、生きているという事だから。
  • バカ老人たちよ!
    -
    年寄りがいたるところに進出している。「人生100年時代」といわれ、自分中心の傍若無人な立ち居ふるまいが目に余る。かつての老人は、泰然自若とした立派な精神と態度の持ち主がもう少し多かった(ように思える)。ところが昨今の老人はどうだろう。わが国のみならず世界中に、我が物顔で醜態を晒す残念な姿が目に付く。ひとのバカ見てわがバカ直そう。殷鑑遠からず。そんな想いで綴られた、年配者向けのコンパクトな一冊。
  • 天文学者が解説する 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』と宇宙の旅
    4.0
    賢治には未来が見えていた――。『雨ニモマケズ』『注文の多い料理店』などの作品で知られる宮沢賢治は生誕から120年以上が経った現在でも多くの人に愛され、影響を与え続けている。賢治は37年という短い生涯で膨大な量の作品を遺したが、本書では『銀河鉄道の夜』をテーマに賢治の宇宙観に迫る。このユニークな童話はどのように構想されたのか。賢治は宇宙に何を見ていたのか。天文学者によるこれまでにないアプローチ。
  • The Young Women’s Handbook~女の子、どう生きる?~
    4.3
    雑誌やSNSに載ってる素敵なあの子に、キリキリしちゃうあなたに――大事なのは、他人が自分をどう思っているかじゃなくて、自分が自分をどう思っているか。自分で自分を「いいね!」と思える、それがなにより最高で、最強。おしゃれも雑誌も大好きな著者が、あの頃の自分に、そして心の中に「女の子」を持つ全女性に向けて贈るエッセイ。それは誰のためのファッションか/インフルエンサーにはなれなくても/他。
  • だって買っちゃった~マンガ家の尽きない物欲~
    3.4
    妻も同業者であること、子供とネコがいること、岩手に親がいること、そして酒好きのマンガ家であること――。買いものは、吉田戦車の人生だ! 海苔のように軽い「ノートPC」を買い、血圧におびえながら「汁麺」を食べ、娘と100均の「ピンポンセット」で遊ぶ……。週刊「FLASH」連載の買いものエッセイ完結編。たっぷり61話に、カラーイラスト(一コマ漫画)を122点収録。描き下ろしおまけ4コマも必読!
  • すべては大人の女性になるために
    3.5
    人気漫画家として42年、気が付けば50代も後半戦に。オバサンと呼ばれ落ち込んだり、ついついフィットネス器具を買ってしまったり……成熟した“大人の女性”を目指し、日々奮闘する姿をユーモラスに綴りました。美容やファッション、パートナーとの生活など、「大人の女性になるため」の槇村流18のヒントを収録。洗練された美しいイラストの数々も必見です!
  • ぼくはいかにしてキリスト教徒になったか
    4.3
    武士の家に育った内村は、進学した札幌農学校で半ば強制されるようにキリスト教に入信する。しかしその懐の深さに心を打たれた彼は、仲間たちとともに自分たちの教会を建てるにいたる。やがて真のキリスト教国をその目で見ようとアメリカへと単身旅立つが……明治期の青年が異文化と出会い、自分自身と国について悩み抜いた瑞々しい記録。(解説・橋爪大三郎)
  • ドリーミングベイビー
    4.0
    2021年秋、北海道日本ハムファイターズ監督就任が発表され、“ビッグボス”のこれからに大きな期待が寄せられている。そんな新庄剛志が2001年のメジャー・リーグ挑戦時に発表したエッセイ本が待望の電子書籍化。「不死身」の子供時代、野村克也監督との関係、タイガース愛、メジャーと日本の違い、ファッションへの情熱、元妻・志保さんとのエピソード……12億円を蹴って2000万円に夢をかけた男の原点と熱い思いが詰まった一冊。
  • 認知症になった蛭子さん~介護する家族の心が「楽」になる本~
    4.2
    2020年、認知症であることを公表した漫画家・タレントの蛭子能収さんが、家族やマネージャーの助けを借りつつ完成した、世にも珍しい“認知症エッセイ”。また、妻・悠加さんが過酷な現状を初告白し、認知症介護の先輩たちに「介護相談」も。さらに、公表後も続ける人気コラム「蛭子能収のゆるゆる人生相談」傑作選も収録。「自分ファースト」で生きてきた蛭子さんの考え方が、意外にも介護する家族の心を楽にするヒントになる!
  • 一年有半
    3.7
    喉頭がんで「余命一年半」の宣告を受けた兆民による闘病記、死に直面したからこそ語れる人性論という性格を併せ持つ、明治時代の大ベストセラーです。同時代の政治・経済・社会について歯に衣着せぬ批判を浴びせる「理念の人」兆民は、同時に、文化・芸能、ことに人形浄瑠璃への熱愛を示す「情の人」でもありました。「いかに死ぬべきか」を問う、現代人に贈る処方箋です!
  • 理系研究者の「実験メシ」~科学の力で解決! 食にまつわる疑問~
    3.9
    太陽光でご飯は炊ける? 超音波でお酒が美味しくなる? 食にまつわるふとした疑問、一度は感じたことがありませんか。本書ではそんな疑問を大学の研究者が実験して体当たりで解決します! 世界最小の調理器具を作ろうと、ポケットサイズのポップコーンマシンを自作したり、実質ゼロカロリーにしようと、自転車を漕ぎながらバターを作ったり。成功あり、失敗ありのちょっと大人な自由研究があなたの食欲と知識欲を刺激します!
  • 写真ノ説明
    4.0
    父、母、妻、愛猫の死、そして自身もガンに冒され、ついには写真家として最も大切な利き眼である右眼を失明。だが、大切なモノを失うたびに、その写真はますます凄味と切なさを増していく。本書は、呼吸するように日々写真を撮り続ける“写鬼”アラーキーのここ一年余の活動を辿りつつ、過去の名作から最新撮り下ろし、ライフワーク「人妻エロス」の撮影模様まで収録。最も旬なアラーキーと「私写真家人生」の全てが見えてくる!
  • 人間の大地
    4.1
    国際郵便機のパイロットとしても長いキャリアを持つサン=テグジュペリが、勇敢な僚友たちの思い出、技術の進歩、また『ちいさな王子』や『夜間飛行』の物語の土台となった南米やアフリカでの極限状態など、自身の体験に基づいて時に臨場感豊かに、時に哲学的に綴ったエッセイ。本当の勇気とは何か、人間の使命とは何かを熱く問いかける傑作。
  • つつまし酒~懐と心にやさしい46の飲み方~
    4.2
    人生は辛い。未来への不安は消えない。世の中って甘くない。けれども、そんな日々の中にだって「幸せ」は存在する。いつでもどこでも、美味しいお酒とつまみがあればいい――。混迷極まる令和の飲酒シーンに、颯爽と登場した酒場ライター・パリッコが、「お酒にまつわる、自分だけのつつましくも幸せな時間」を丹念に紡いだエッセイ集。朝読めば、会社に行きたくなくなる! 夕方読めば、早く会社を出たくなる! 危険な一冊。
  • エンタメ小説家の失敗学~「売れなければ終わり」の修羅の道~
    4.0
    文学賞での華々しいデビュー、10万部超えのヒット、そして相次ぐ映画化オファー。人気作家への道を邁進していたはずの小説家は、どうして筆を執ることすら許されなくなったのか? 著者が自らの作家人生を自虐的に再検討しつつ、あとを絶たない小説家志望者への教訓を紡ぐ。名だたる大手出版社で本を出してきたからこそ語れる業界の裏事情も満載。編集者たちとの赤裸々エピソードで、知られざる〈小説家のリアル〉が明かされる。
  • だって買っちゃった~マンガ家の尽きない物欲~
    5.0
    いいかげん買いもののベテランになってもいい年齢にもかかわらず、相変わらず失敗が常につきまとい、買いものの奥深さを日々実感する著者。振り返ってみて、買いものが、マンガ家であり、夫であり父であり、酒好きである自分の人生そのものと密接に絡み合っていることに気付く。『ごめん買っちゃった』に続く「買いもの失敗成功日記」第2弾!
  • 新50代は悩み多きお年頃
    4.0
    50代が近づくにつれ、これまでとは違う“荒波”が押し寄せてくる。体型の変化、ポスト更年期……なんとなく分かっているつもりでいても実際に経験すると悩ましいことばかり。だからこそ、そんな日々における小さな幸せをかみしめたい。仕事やプライベートにおいて、漫画家・槇村さとるが選び抜いた「人生の取捨選択」とは。50代の日々をイラストとともにユーモラスに綴った待望の新装版。大幅に構成を変えて新たに書下ろしも収録。
  • 結婚しても一人~自分の人生を生ききる~
    4.0
    しょせん、夫婦は他人――。女性が結婚し専業主婦になることが当然だった時代にNHKのアナウンサーとして活躍。結婚願望などまるでないまま、36歳で「つい」「うっかり」結婚したと語る著者が自らの87年の人生を振り返り、50年も続いてきた結婚生活を徹底検証。夫婦が互いにストレスなく暮らしていくための秘訣を綴る。
  • 同志社大学神学部~私はいかに学び、考え、議論したか~
    4.0
    神学は、人間の役に立たない「虚学」だ。虚学であるが故に、危機的な状況で人間の役に立つ神学という不思議な知を、わたしは、同志社大学神学部で、全人格を賭して教育に従事するすぐれた神学者たちと、他者を自己よりもたいせつにする友人たちから学んだ。――「知の巨人」の原点。鬼才・佐藤優はこうして誕生した!
  • 二十世紀の怪物 帝国主義
    4.0
    ホブソン、レーニンに先駆けて書かれた「帝国主義論」の嚆矢。仏訳もされ、基本文献として高く評価されている。師・中江兆民の思想を踏まえ、徹底した「平和主義」を主張する「反戦の書」。大逆事件による刑死直前に書かれた遺稿「死刑の前」を収録。
  • ニッポンの穴紀行~近代史を彩る光と影~
    3.0
    「日本各地に残る廃虚や歴史的な遺構を見て回ることで、明治以降、この国が経てきた近代化の経緯に思いをはせ、自分が今までに気づかなかった別の一面に光を当てられるのではないか。そんな風に思ったのだ」(「はじめに」より)。軍艦島、国立国会図書館、黒部ダム、諏訪之瀬島、糸数壕……。トンネル、炭坑、地下世界etc. 北海道から沖縄まで、日本の近代化の過程で「忘れられた場所」をめぐる、12の旅の記録。
  • グルメぎらい
    3.0
    「美味しいものを食べることと、グルメという言葉のあいだには、おかしな距離ができてしまった。」(「はじめに」より)。「おまかせ料理」という名の「お仕着せ料理」をありがたがる“自称グルメ”、味よりもインスタ映えを気にする客と店、料理人を愛称で呼んで馴れ合うブロガー、予約の取れない店自慢……。今のグルメ事情はどこかおかしい――。25年以上食を語ってきた著者による、忖度なしのグルメ批評!
  • もしも、詩があったら
    4.0
    詩作りにおいて、思考において、人生において、「もしも」が果たす役割はどれだけ大きいことか。「もしも」をバネにして、イマジネーションは動き出す。日常生活においても、「もしも」が思考停止状態から解き放つカギになる。時代の流れをがらりと変えるのも、先見の明を持った「もしも」だ。そんな「もしも」の数々を、詩人のアーサー・ビナードが選りすぐりの名詩を味わいながら紹介。言葉の魅力を存分に伝える珠玉のエッセイ。
  • その落語家、住所不定。~タンスはアマゾン、家のない生き方~
    4.0
    「変な弟子だがやろうとしている事はまさに現代である」立川志らく師匠推薦! ――身一つで世界中の落語会を飛び回る、人気若手落語家でありながら、家さえ持たない究極のミニマリストである著者が、自らの生き方哲学と実践を初めて明かす。
  • ひとりフラぶら散歩酒
    3.9
    テレビでは、「知らない町を途中下車してぶらぶらする小さな散歩旅」みたいな番組が、いずれも長寿企画として人気を集めている。思うにそれは、ちょっとした贅沢であるからだ。(「はじめに」より)――酒呑み/呑まれの達人が、気の向くまま風の吹くまま散歩に出かけ(ぶらぶら)、気になる酒場をはしご酒(フラフラ)。安上がりだけれど最高に贅沢な道楽を、やってみませんか?
  • 大人のコミュニケーション術~渡る世間は罠だらけ~
    3.5
    「この本は、心が折れかけたり人間不信になりそうになりながら、コミュ力をなんとか高めようと奮闘する記録です。そんな中、編み出したささやかなコミュ術などもお役に立つかわかりませんが、ご高覧いただけましたら幸いです」(「まえがき」より)。大人としては避けられない酒の席での振る舞い、うわさ、下ネタ、パーティ、女性特有のモンダイ……。ちょっぴり怖くてちょっぴり笑えてちょっぴり切ない、処世をめぐるエッセイ集。
  • ワンさぶ子の怠惰な冒険
    4.3
    北海道トムラウシの山村留学から福井に帰ってきた宮下家。子供たちの妄想犬だった白い柴犬ワンさぶ子が実際に家族の一員となった。三人の子供たちは大学生、高校生、中学生となり、それぞれ自分の道を歩き始めていく。広がる世界、音楽とともに自由を楽しむ宮下家五人と一匹の、笑いと涙溢れる感動の三年間の記録を描いた作品が待望の文庫化。「一年後」を描いた小説宝石掲載エッセイ、「その後」を描いた宮下奈都氏のあとがきも!
  • ブルボン小林の末端通信~Web生活を楽にする66+2のヒント【電子増補版】~
    3.5
    2000年当時のインターネット世界の光景を語った時評がまさかの復刊! 当時の驚きやためらい、ワクワクやモヤモヤが、“一周回って知らない”世界として新しい。連載中に著者が本名で小説家デビューし、芥川賞を獲る過程も描かれており、小説の名手誕生の瞬間を、当時のザワザワしたライブ感溢れる筆致で読めるのも魅力。名コラムニスト・ブルボン小林の原点が、電子版特別書き下ろし2編とまえがき・あとがきを加えて堂々の復刊!
  • わたしの茶の間 新装版
    4.3
    贅沢はしないけれど、食卓には心づくしの料理を並べる。常にこざっぱりとして自分に合った装いを心がける。そして、まわりの人に優しく、でも嫌なことは嫌といい、心ゆたかに生きるには? 下町育ちの気風のよさで知られた名女優・沢村貞子が折々に綴った、日々の暮らしの楽しみ、浅草の人々の思い出、夫への愛情、老いへの心構え――。珠玉のエッセイ集が、待望の復刊。
  • 旨い定食 途中下車
    3.8
    鉄道にぼんやり乗って、別の街にご飯を食べに行く。そんな一瞬一瞬こそ、人生で最高の幸せだ。食べて感謝、心遣いに感謝。「定食マエストロ」による「定食×鉄道」痛快エッセイ。
  • 読書の腕前
    3.9
    寝床で読む、喫茶店で読む、電車で読む、バスで読む、食事中に読む、トイレで読む、風呂で読む、目が覚めている間ずっと読む……。“空気のように本を吸う男”の書いた体験的読書論。
  • もっと声に出して笑える日本語
    3.6
    ベストセラー『声に出して笑える日本語』がますますパワーアップして登場!「ただいま地震が、地震が揺れています!」「ウチの孫はアメリカにホームレスに行ってるんだ」「あたってくじけろ!」…… アナウンサーや有名人の迷言から、街で拾った言い間違い、そして死ぬほど下らないオヤジギャグまで新ネタを満載。著者渾身の書き下ろし!

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  • 声に出して笑える日本語
    3.4
    アナウンサーの致命的な言い間違いから、思わずニヤリの上品な下ネタ、そして愛すべき落語の世界の味わい深いセリフまで。酒場で飲んでいても昼寝中でも、行き交う言葉に耳を澄ませて集めた「笑える日本語」の数々。落語家にして小説家でもある著者ならではの「耳の付け所」が冴え渡る! 確実に笑えてタメになる傑作エッセイ。一席、お付き合いのほどを。(『日本語通り』改題)

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  • 「生きづらい日本人」を捨てる
    3.4
    僕は月に一回のペースでアジアに向かう。現地では、さまざまな日本人に会うが、「ほどほど」というスタンスで、アジアに暮らしている人と会うときがいちばん楽だ。日本で会う日本人より、妙に落ち着くのだ。(「あとがき」より)――すべてを失って沖縄の那覇に渡った男性から、タイのチェンマイでライフワークを見つけた女性まで。旅エッセイの名手が紡ぎ出す、ちょっぴりせつなくて心温まる九つの物語。
  • 女はいつも四十雀(しじゅうから)
    3.5
    女の四十代は、子育ても仕事も社交もおしゃれもとなると、本当に忙しくて大変だ。だが「楽しく有意義な四十代を迎えれば、その延長としての五十代がやってくる」。(「はじめに」) そう、女の人生、勝負はいつも四十から。ここでの積み重ねが、その後の人生を豊穣にする。10年以上にわたって「STORY」の巻頭を飾る人気エッセイ、平成最後の5年分収載。
  • ケーキ嫌い
    4.0
    手土産もディナーの最後も、なぜケーキ? 嫌いな人はどうすればいいの? 困りませんか? 「お気持ちだけ」と言えなかった長年のもどかしさに始まり、酒にぴったりの創作レシピから、ロドルフ殿下や『ロンパールーム』の牛乳など懐かしの食の思い出まで――おいしく詰まったヒメノ式食エッセイ集!(『何が「いただく」ぢゃ!』改題)
  • 「どこへも行かない」旅
    3.0
    日本人の観光は少しせわしすぎる、という著者が「観光しない観光」を提案。目指すのは、どこへも行かない旅、何もしない旅。人影のない山道に分け入って手付かずの自然の美景に出会ったり、人知れず佇む老建物を裏手に回って観察したり。日本と英国での経験を元にリンボウ先生が実践的な旅を旅情たっぷりに指南。文庫版、電子版だけの「リンボウ流旅の流儀」も巻末に。
  • ごめん買っちゃった~マンガ家の物欲~
    4.5
    食玩、納豆(タレ・からしなし)、タオルマフラー、タブレットスタンド、辛くないカレー粉……などなど、物欲にまかせて、『失敗してもそれほど痛くない、ささやかな、「欲しくて欲しくて、いても立ってもいられなくなるもの」』(本書「あとがき」より)を捜して、悩んで、買いまくる。人気マンガ家渾身の「欲しいもの祭り」全62点の記録。
  • 旬の魚を食べ歩く
    3.0
    瀬戸内で唸ったタイ、カツオ王国・土佐の極上タタキ、若狭の焼きサバ、日本一のサケ、松島カキ尽くし、ワインのような利尻コンブ……。日本全国、旬と産地で味わう旅。
  • 奥州・秀衡古道を歩く
    -
    源義経が通ったといわれ、黄金伝説が眠る秀衡古道。観光化など望むべくもない険しい山間部の細い道を、いま蘇らせた人々がいる――歴史と伝説の道を辿る旅へ。
  • バッグをザックに持ち替えて
    3.8
    取材のためのはじめての登山がつらくて、山なんてやめた……はずだった。それが浅間山を皮切りに、谷川岳や八ヶ岳、そして富士山、ついには標高5000メートルを越えるエベレスト街道を歩くまでに。何が楽しいのか? 辛いのにどうしてまた登ってしまうのか? 山道具から下山後の宴会まで、さまざまな山の魅力を描いた傑作エッセイ。
  • 方丈記
    4.3
    災厄の数々、生のはかなさ……。人間と、人間が暮らす建物を一つの軸として綴られた、日本中世を代表する随筆。京都郊外の日野に作られた一丈四方の草庵で、何ものにも縛られない生活を見出した鴨長明の息遣いが聞こえる瑞々しい新訳! 和歌十首と、訳者のオリジナルエッセイ付き。
  • わたしのおせっかい談義 新装版
    4.0
    粋な人生とは? 気ばたらきとは? 下町育ちの江戸っ子気質で知られた名女優がユーモラスに痛快に語った、自らの生い立ちから、食に対する思い、夫婦のあり方、美しく歳を重ねる秘訣まで。噛みしめるほどに味わい深い言葉の数々に、生きる知恵が詰まっています。エッセイストとしても名高い著者の講演会でのスピーチをまとめた、『わたしの茶の間』姉妹編。
  • 神さまたちの遊ぶ庭
    4.5
    北海道のちょうど真ん中、十勝・大雪山国立公園にあるトムラウシ。スーパーまで37キロという場所へ引っ越した宮下家。寒さや虫などに悩まされながら、壮大な大自然、そこで生きる人々の逞しさと優しさに触れ、さまざまな経験をすることになる。『スコーレNo.4』の宮下奈都が「山」での1年間を綴った感動エッセイを文庫化。巻末に、「それから」を特別収録。
  • 倒れて本望
    -
    「私は釣りや写真が大好きだ。シーズンになると近くの川に出かけ、草の中で蚊を叩きながら釣り糸を垂れる。目に触れる被写体すべてにシャッターチャンスを狙う。 そして私はプロレスが大好きだ。何人かのレスラーとも知り合い、格闘技への興味も益々深まった」 関節技の切れ味、回し蹴りの破壊力で夢枕獏が放つ痛快エッセイ!
  • 浅見光彦のミステリー紀行 総集編I
    3.0
    「本書に書き綴られたエッセイは、内田康夫という実作者の本音であることも事実です。創作の背景にあるものを、包み隠さずさらけ出してもいます。これから内田作品を読もうと思って下さる方への道案内になれば幸甚。あるいは、これからミステリーでも書いてみるかと思っている若い人の、何らかの指針になればと思います」(著者) 大好評シリーズ、総集編第1弾!
  • わが王国の住人たち
    -
    ムツゴロウの動物王国には、実に個性豊かな若者たちが集まる。自称動物博士、家出娘、そしてときには外人もいる。そんな人たちが、動物との交流を深めるなかで展開する、おかしくて、心温まるドラマの数々……。優しく、またチョット厄介な、愛すべき王国の人間と動物たちの生態(?)を、ムツゴロウが活写する生きた人間博物誌!
  • ありのすさび
    4.0
    要するに、「ありのすさび」という言葉は未来だけを視つめている青年には似合わないので、その青年を他人事のように眺められる中年にこそ、もしくは中年にさしかかって過去を振り返りはじめた小説家の、随筆のタイトルにこそふさわしいと、そういうことである。(本文より) 机に向かい原稿を一枚一枚増やしてゆく日々―。日常の中に物語が浮かび上がる名随筆。

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  • 泉への招待~真の慰めを求めて~
    3.7
    この書の題は、ヨハネによる福音書第四章一四節の「わたしが与える水は、その人のうちで泉となり……」による。これはキリストの言葉である。私の随筆はまずくとも、この中にちりばめられている聖書の思想や言葉が、どうか読んでくださる人の中で、泉となってほしいと願っての題である。〈あとがき〉より 真の慰めをもたらす温かい随筆集。

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  • 昭和~僕の芸能私史~
    -
    ゾルゲ、マッカーサーから徳川夢声、淀川長治、中村八大、向田邦子、宇野重吉まで。舞台、映画、テレビ、ラジオが勃興し、自らもかかわってきた芸能の黄金時代を一年ごとに重大事件と対比した、もうひとつの昭和史。ある世論調査で、理想の老人第一位になった著者が、心地良い余生をすごすために、もう少し平成に文句をつける。

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  • 東京いいまち 一泊旅行
    3.2
    「東京一泊旅行はまた、『記憶の忘れもの』をひろっていく小旅行だ。日常だと気づかないものが、「一泊」という余分の時間のおかげで、ふと見えてくる。」(「はじめに」より)品川宿、上野、十条・王子、赤坂、築地明石町、牛込界隈、かっぱ橋道具街、赤塚、木場、小菅、関口、千住、丸の内、明治神宮、豊島園、檜原村、蒲田、青梅、八王子、神田・日本橋。これまで幾度も通りすぎてきた「東京の20の町」との新たな出会いの記録。
  • 1勝100敗! あるキャリア官僚の転職記~大学教授公募の裏側~
    3.8
    倍率数百倍。公募突破に必要なのは、コネ? 実力? それとも運? 本邦初、大学教員公募の実態をセキララに描く。非東大卒キャリア官僚による、トホホ公募奮戦記。筆者がすべった大学一覧付き。【章見出し】第1章 崩壊する「霞が関帝国」の中で、大学教員への転職に目覚める/第2章 本を出版すれば、世の中から注目され、教授になれるほど、人生は甘いか?/第3章 戦略を整えた新潟出向時代(以下略)【光文社新書】
  • 蛭子能収のゆるゆる人生相談
    4.5
    「回答がおかしすぎるwww」(ネットの誰か)/「蛭子さんなのにいいこと言ってる!」(ネットの誰か)/……などなど、良くも悪くも大反響の「女性自身」ゆるゆる連載コラムが、まさかの単行本化。“世間体”などおかまいなし、どんなときも本音で生きる蛭子さんだからこその名(迷?)回答の数々に、悩んでいるのがバカバカしくなること間違いなし。他人にどう思われようと、楽しく自由に生きるヒントが、ここにある!
  • 出好き、ネコ好き、私好き
    3.3
    40代女性よ! 「後ろめたいこと」をしなさい。元祖「アラフォー」ウォッチャー林真理子による『STORY』好評連載4年半の「美の格闘録」。私は別に不倫を勧めているわけではない。生きているのもイヤになるくらい、張り合いのない日々をおくっているとしたら、それを脱却するために多少の冒険もありかもしれない、と言っているのだ。ただし「自分の才覚」が必要である。(『はじめに』より)
  • 父の生きる
    4.5
    父の不安はわかる。寂しさもわかる。孤独もわかる。想像できる。想像するだに胸がつぶれる。しかしだからといってこの生き方はなさけない。納得できない。いや私が納得するもしないもない。それが父の生きざまなんだから、それを引き受けるしかない。(本文より) 詩人・伊藤比呂美が日本とアメリカを往復する遠距離介護を通して、「私が頼りにもしてきた」父の最期に寄り添い切った3年半の記録。
  • 三毛猫ホームズのあの日まで・その日から~日本が揺れた日~
    4.0
    〈今、この本を出すのは、「あの日」の衝撃と恐怖を忘れないためである。〉(「忘却という恐怖」より) 2011年3月11日、日本に激震が走った。新聞連載時、芸術評が主だったコラムは、「その日」から、社会への発言に重心を移した。震災から2年以上を経たが、復興は進まず、原発事故も収束の見通しが立たない。迷走する現代日本の未来のために。作家・赤川次郎からの提言。
  • お茶席の冒険
    4.0
    「自分の中の奥底にある何かが微妙に振れた、そんな不思議に心地よい感覚。……たぶんそれがおもしろくて、私はお茶を続けているのだと思う」(「はじめに」より)。静寂の中、湯の沸く釜の音に耳を傾け、季節の花を愛で、茶をいただき、そして、自分もまた点てる。お茶の教室は未知の世界への扉。その扉の向こうをちょっと覗いてみませんか?
  • 豚を盗む
    -
    「生きることの大半は繰り返し」というとき、その「繰り返し」の中に人は生きるための喜び、とまではいかないにしても、慰め、頼り、よすが、何でもいいけどそのようなものを見いだすことができる。(本文より)――変わらないということは、逆に考えれば古びていないということ。書いては眠り、起きては書き、自らの日常を小説家ならではの視点で綴る名随筆。

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  • 象を洗う
    3.5
    実際、この頁を埋めることさえ僕にとっては大仕事である。毎月毎月、締切りの一週間も十日も前から、寝ても覚めても一本のエッセイのことを考えて苦悩を味わい、それでどうにかこうにか書き上げては乗り切っている。そんなふうだから別の仕事にまで手がまわらない。(本文より) 小説家であるゆえの喜び、悲哀、そして葛藤。淡々と過ぎゆく日常を描く名随筆。

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  • 「綺麗な人」と言われるようになったのは、四十歳を過ぎてからでした
    3.6
    「劇場にはたくましく美しい人生がある」「ババシャツを自分に許した日、私の中で、何かが終わった」「糟糠の社長夫人たちの堂々とした宝石、素直にカッコいいと思う」「自分だけの物語を構築できる女は夫の浮気程度で揺らいだりしない」など、女性が年齢を美しく素敵に重ねていくために必読のエッセイ。
  • 小説に書かなかった話~武田信玄ほか~
    -
    「私の家には、武具がたくさんあり、遠い先祖が武田信玄に従って遠征したという話が残っていた。そんな環境の中に育った私だから、信玄に対してはことのほか親近感を持ち、信玄の人柄や業績に牽(ひ)かれていた。……」(本文より)武田信玄について語る「ペンの章」を始め、小説に書かなかったとっておきの話が満載!(『続白い花が好きだ』改題)
  • 白い花が好きだ
    -
    武田信玄についてのすべてを語る「こぶしの章」、自然との関わりや旅の楽しさを綴(つづ)り、なぜ山が舞台の小説を書くかにこたえる「ピッケルの章」、自分の行き方を語る「ともしびの章」、名作誕生の秘密を明かす「書架の章」。 文学と人生、歴史、山、故郷を語り、新田文学の原点を浮き彫りにする珠玉のエッセイ集。
  • ここは極楽 湯の宿めぐり~足で見つけた秘湯・名宿44軒~
    -
    「うー極楽じゃ」いい湯につかれば、誰の口からもこんなうなり声が聞こえます。この本では、ミステリーの取材で全国を飛びまわっている著者が、かつて見つけた極楽的湯の宿44軒をご紹介します。超高級からひなびた宿まで、ただし、誰でも知っているような所はカット。ほんとの秘湯・名宿ばかりです。体験的いい宿の見つけ方ノウ・ハウも満載。
  • 有栖川有栖の鉄道ミステリー旅
    4.3
    車窓を流れる汽車の黒煙。基地に佇む機関車の勇壮な姿。幼少期の朧な記憶。大学生のときに出合った一冊の本が、有栖川青年に眠っていた「テツごころ」を覚醒する。学生時代、友人との貧乏旅行、車窓にかぶりつく道楽亭主の隣で熟睡する妻とのふたり旅……。著者が、乗りテツ遍歴を明かし、ミステリーと鉄道の親和性を説く。「この鉄ミスがすごい! ベスト60」収録。
  • 火種はみずからの胸底に
    -
    結婚、出産、育児──身近な〈女の生活〉のなかから、その後の活動の原点である女性問題、女性史研究への視点を見いだした著者の第一エッセイ集。「女の生き方」「愛と生活」「サンダカン八番娼館の周辺」など、どの一章にも同時代の女性たちへの熱いメッセージが綴られている。心の豊かさが問われる今こそ読みたい、示唆(しさ)に富む書。
  • 秘蔵の本~禁話のコレクション~
    -
    「ギザギザデコボコの効きめ」、「液体の保有量」、「ホステスたちにうける馬鹿ばなし」、「交わりの痕跡について」、「名器としての条件」、「外国女と寝る心得」、「オルガスムスを見分ける方法」など。――著者自ら猥本と称した『快楽の秘薬』の姉妹編。文壇一のエッセイの名手が、軽妙にもキワドク、性に迫る。
  • ひと足ずつ
    -
    「ひと足ずつ、ひと足ずつ」と自分の心に言い聞かせながら歩んできた幾歳月……。父を亡くして目覚めた社会観、子育てと女の自立の難しさ、友人、知人との心暖まる出会い、そして別れ、旅のひとコマなど、折りにふれて綴(つづ)った随想集。大地に足をつけて生きる著者が、女性としてのこまやかな観察眼で生みだした感銘深き1980年代刊の随筆集。
  • 胸より胸へ
    -
    「ここに集めた随筆類は、旅の思い出や友人のこと、わが家の日常生活から飼っているお猫さんたちのことにまでわたっており、文章にもほとんど気負いがありません。そういう文章ばかりですから、ひとりの女としてのわたしの胸の底の思いが、期せずして多く流露しているようです」(著者のことば)
  • たった一度の女の人生
    -
    女の人生80年時代、“ついていく”だけでは女の人生は決して終わらない──ひとり歩きできる人間、一人でも楽しめる人間、一人でも困難を恐れぬ人間になったとき、夫や子どもを含めて、多くの人々の出会いはもっと豊かになるはずだ。自立とは孤立ではなく、連帯の母となるものだと思う(「あとがき」より)。
  • 聖子のシンデレラ・ロード~“育ての親”が明かす素顔・歌・結婚~
    -
    著者・相澤社長さんのこと──社長さんは、デビュー前からずっと私を見ててくださった人です。だから、私のふだんの姿、全部ごぞんじ。この本を読んで、よーくわかりました。社長さんは、こんなに心配してくださってたんだって──感激しました。私が、憧れだった歌手になって、たくさんの人が応援してくださるようになったのも、社長さんやおおぜいのスタッフのおかげです。(歌手 松田聖子)(『松田聖子のバランスシート』改題)
  • わたしの台所
    4.5
    「番茶も出花。お茶に大切なのは、のみごろである。……つまり、美味しいものを食べるためには、すべて、ころあいこそが大事」下町育ちの著者は、日々の暮らしを心豊かにしたいと願い、質素で昔ながらの生活の知恵を大切にし、一日一日を丁寧(ていねい)に生きた。高齢化が進むなかで、古き良き時代の暮らしぶりを描き、失われつつある風習を現代(いま)の人たちに伝える好エッセイ集。
  • ひたすら奇妙にこわい話
    -
    アメリカ・オハイオ州の半分眠ったようなのどかな町。日本での仕事に疲れきった私は、恋人とこの町に暮らしはじめた。たっ、たっ、たっ、たっ……。深夜に何者かが走る音が聞こえる。思いきって外に出ると、そこには、黄色いスクールバッグを背負った金髪、青い瞳、ソバカスだらけの少年が……。(最優秀作)大好評シリーズ、通算第7弾。ますます冴える奇妙なこわさ!
  • またまた奇妙にこわい話
    3.0
    中学校から帰るなり娘はいきなり弁当箱を差し出した。半泣きである。玉子焼きに毛が一杯入っていたという。よく見ると、巻き込んで焼いた内側にみっちり短い毛が! 母親は、同じパックに一つだけ残っていた卵を調べてみるのだが……(最優秀作)。大好評の「寄せられた体験」シリーズ。なかでも、再開を強く待ちのぞまれていた「奇妙にこわい話」。傑作揃い。待望の刊行!
  • 映画周辺飛行
    -
    「風と共に去りぬ」では、本人も気づかない女の打算を語り、「太陽がいっぱい」で、自身のほろ苦い恋愛事件を告白! モンローの生涯にハリウッドの光と影を思い、忘れ得ぬ名作「ローマの休日」でオードリー讃歌をうたいあげる……。人生の苦味を描く阿刀田文学の原点をさぐる18編を収録。ファン必読の楽しい映画エッセイ集。
  • 死ぬ気まんまん
    3.7
    ガンが転移し余命2年を宣告されながらも、煙草を吸い、ジャガーを購入し、ジュリーにときめく。そんな日常生活や、一風変わった友人たち、幼い頃の思い出などが、著者ならではの視点で語られる(表題エッセー「死ぬ気まんまん」)。併せて主治医との対談や、関川夏央氏による「『旅先』の人」などを収録。著者の思いがいっぱいに詰まった魅力的なエッセー集。
  • 山村美紗の事件簿~エッセイ集~
    -
    「このエッセイ集は、まるで自分の日記帳を読んでいるような気がします。なつかしくもあり、恥ずかしくもあります」●野球は推理ゲーム●我が家の誘拐事件●はじめてのボツ原稿●推理小説の犯人の設定●知識と推理力を生む株●ミス・マープルに愛をこめて……華麗、緻密、そして斬新、山村美紗のミステリー世界はどうやって生み出されるのか? 秘密を公開。
  • 新しき鍵~結婚について考える~
    -
    なぜ人は、結婚前より結婚後のほうが、より深く孤独を味わうのか。なぜ人間の愛は、たった一人の人をも真摯に愛し得ないほどに貧しいのか。――半生を共に歩みつづける夫・三浦光世氏の生きざまを、「嫁ぐ姪への手紙」に仮託して描いた、わが幸福論。
  • 野球の国
    3.5
    「一人旅は思いがけず楽しかった。/アローンだがロンリーではなかった。一人でどこにでも行けた」この小説家に必要なもの、それは――野球場、映画館、マッサージ、うどん、ラーメン、ビール、編集者、CPカンパニーの服……そして旅。沖縄へ、四国へ、台湾へ。地方球場を訪ね、ファームの試合や消化試合を巡るトホホでワンダフルな一人旅。珠玉の紀行エッセイ。

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