沢村貞子の作品一覧
「沢村貞子」の「わたしの人生案内」「わたしの茶の間 新装版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで203万冊以上配信中!
「沢村貞子」の「わたしの人生案内」「わたしの茶の間 新装版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
小説・文芸
Posted by ブクログ
大変失礼ながら女優としての沢村貞子さんをわたしは知らない
黒柳徹子さんのエッセイ(オススメです!!)で愛する夫のために献立を考えていた、料理上手だったと記されていたから興味が湧き…
明治生まれで戦前・戦後を生き抜き、女優として活躍された作者さまだけれど
台所仕事にたつ作者さまは、季節を感じ、自分と夫の身体や好みを考える愛あふれる品の良い女性
作中にある献立をみると
気温やお天気まで記されているし、アプリなんて存在しない時代におやつに至るまで記されていて…あ〜なんて素敵な感性✨
時代は違うけれど、物価高に嘆かれていて、遠い存在の方なのに、身近に感じてしまった
素朴で愛らしい、安野光雅さんの表紙カバーも沢村貞子さんの人柄をあらわしている
素敵
Posted by ブクログ
一人暮らしを始めてからというもの、生活が疎かになりがちだ。
朝から夜まで働いていると、生活の質にまで気を配る余裕は失われていくし、不便も不健康も不愉快も、自分一人さえ諦めてしまえば、問題になることはない。
だけど、そんな私も手間暇をかけて作った出来立ての料理を、ゆっくり味わって食べる時間には確かな価値を見出している。
健康にいいとか、美容にいいとか、そういうことではないのだ。
身体の内側がぽっと温かくなり、その熱がみるみる手足の指先まで伝わって、全身が綻んでいくあの感覚。
コンビニ弁当や冷えた惣菜の温め直しばかり食べていたのでは、決して満たされることのない何かが確かにある。
著者は、自分自身の手で心地よい生活をつくれる人だ。つまり、他人に惑わされることなく、自分自身の快・不快を理解して調整できる優れた人だ。
読み終えた作品の多くは手放してしまう中で、この作品は本棚にずっと立て掛けてある。挫けそうになったとき、手間を惜しむことで失われる確かな価値の存在に気づくことができるように。
忘れたくないのだ。私が本当に愛しているのは、仕事じゃなくて生活だ、ということを。