作品一覧

  • わたしの献立日記
    4.1
    1巻754円 (税込)
    女優業がどんなに忙しいときも台所に立ちつづけた著者が、日々の食卓の参考にとつけはじめた献立日記。工夫と知恵、こだわりにあふれた料理用虎の巻。〈解説〉平松洋子
  • 寄り添って老後
    3.7
    1巻814円 (税込)
    女優業の店じまいを決めた。八十一歳。多少の残りを大切に、自分自身に恥ずかしいことのないように、明るく楽しく暮らしたい――。四十年余り住んだ東京の家から海の見える住まいに引越した最晩年の日々。「老い」を冷静に見つめ、気取らず構えずユーモア溢れる筆致で綴る。永六輔との対談「お葬式を考える」を増補。〈巻末エッセイ〉北村暁子
  • わたしのおせっかい談義 新装版
    3.7
    1巻660円 (税込)
    粋な人生とは? 気ばたらきとは? 下町育ちの江戸っ子気質で知られた名女優がユーモラスに痛快に語った、自らの生い立ちから、食に対する思い、夫婦のあり方、美しく歳を重ねる秘訣まで。噛みしめるほどに味わい深い言葉の数々に、生きる知恵が詰まっています。エッセイストとしても名高い著者の講演会でのスピーチをまとめた、『わたしの茶の間』姉妹編。
  • わたしの茶の間 新装版
    4.3
    1巻770円 (税込)
    贅沢はしないけれど、食卓には心づくしの料理を並べる。常にこざっぱりとして自分に合った装いを心がける。そして、まわりの人に優しく、でも嫌なことは嫌といい、心ゆたかに生きるには? 下町育ちの気風のよさで知られた名女優・沢村貞子が折々に綴った、日々の暮らしの楽しみ、浅草の人々の思い出、夫への愛情、老いへの心構え――。珠玉のエッセイ集が、待望の復刊。
  • 貝のうた
    4.5
    1巻836円 (税込)
    屈指の名脇役で、名エッセイストでもあった「おていちゃん」の代表作。戦時下の弾圧、演劇組織の抑圧の中で、いかに役者の道を歩んだか、苦難と巧まざるユーモア、そして誠実。待望久しい復刊。
  • わたしの台所
    4.5
    1巻550円 (税込)
    「番茶も出花。お茶に大切なのは、のみごろである。……つまり、美味しいものを食べるためには、すべて、ころあいこそが大事」下町育ちの著者は、日々の暮らしを心豊かにしたいと願い、質素で昔ながらの生活の知恵を大切にし、一日一日を丁寧(ていねい)に生きた。高齢化が進むなかで、古き良き時代の暮らしぶりを描き、失われつつある風習を現代(いま)の人たちに伝える好エッセイ集。

ユーザーレビュー

  • わたしの献立日記

    Posted by ブクログ

    大変失礼ながら女優としての沢村貞子さんをわたしは知らない
    黒柳徹子さんのエッセイ(オススメです!!)で愛する夫のために献立を考えていた、料理上手だったと記されていたから興味が湧き…

    明治生まれで戦前・戦後を生き抜き、女優として活躍された作者さまだけれど
    台所仕事にたつ作者さまは、季節を感じ、自分と夫の身体や好みを考える愛あふれる品の良い女性

    作中にある献立をみると
    気温やお天気まで記されているし、アプリなんて存在しない時代におやつに至るまで記されていて…あ〜なんて素敵な感性✨

    時代は違うけれど、物価高に嘆かれていて、遠い存在の方なのに、身近に感じてしまった

    素朴で愛らしい、安野光雅さん

    0
    2025年10月31日
  • わたしの献立日記

    Posted by ブクログ

    ほぼ、日々の献立が書いてある。
    小話が少し。
    丁寧な日々の献立。のり、とかかまぼことか、あぁそれだけでも一品か。むしろ品が良い感じがするなとか、この料理はどんな料理だろう。とか、作ってみようかな、とか。
    昭和の時代はこういうのを多く食べていたんだなとか、天気や、気温・・
    几帳面に綴られる確かな情報?で、想像が掻き立てられます。
    健康的な献立。
    時代(それとも沢村貞子さんのお宅だけ?)の空気感が感じられるのがいい。
    料理が出てくる本と、昭和が好きな私(平成生まれ)にぴったりでした。
    今で言う丁寧な暮らし、昔の人は自然にしていたのかな。

    0
    2025年05月18日
  • わたしの台所

    Posted by ブクログ

    女優の沢村貞子さんの73歳頃のエッセイ。
    疲れた体で家事をする時も美容体操と思えば楽しい
    ものよ、と。
    毎食事の献立をかいたノートも18冊。
    毎日を丁寧に生きた下町の真面目でおちゃめな女性。
    見習いたいです。

    0
    2025年02月02日
  • わたしの台所

    Posted by ブクログ

    一人暮らしを始めてからというもの、生活が疎かになりがちだ。
    朝から夜まで働いていると、生活の質にまで気を配る余裕は失われていくし、不便も不健康も不愉快も、自分一人さえ諦めてしまえば、問題になることはない。

    だけど、そんな私も手間暇をかけて作った出来立ての料理を、ゆっくり味わって食べる時間には確かな価値を見出している。
    健康にいいとか、美容にいいとか、そういうことではないのだ。
    身体の内側がぽっと温かくなり、その熱がみるみる手足の指先まで伝わって、全身が綻んでいくあの感覚。
    コンビニ弁当や冷えた惣菜の温め直しばかり食べていたのでは、決して満たされることのない何かが確かにある。

    著者は、自分自

    0
    2024年02月21日
  • わたしの台所

    Posted by ブクログ

    数年前に購入した本ですが、読み始めてピンと来なくて積読になっていました。でもこの冬読み出して、時代や若い人と自分の乖離について描かれた部分に共感し、ぐんぐん読み進めることが出来たのは、良いことなのか寂しいことなのか…(苦笑)
    元々料理の描写が大好きであるから、この本が気に入らないわけはなく、五目豆や糠漬けなど、できそうなものはやってみよう、と誓った新春でした。

    0
    2024年01月02日

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