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太陽光でご飯は炊ける? 超音波でお酒が美味しくなる? 食にまつわるふとした疑問、一度は感じたことがありませんか。本書ではそんな疑問を大学の研究者が実験して体当たりで解決します! 世界最小の調理器具を作ろうと、ポケットサイズのポップコーンマシンを自作したり、実質ゼロカロリーにしようと、自転車を漕ぎながらバターを作ったり。成功あり、失敗ありのちょっと大人な自由研究があなたの食欲と知識欲を刺激します!
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Posted by ブクログ
著者は生物学、遺伝子工学が専門の研究者です。 世界最小の調理器具を作りたいと、トウモロコシ一粒をポップコーンにする電熱加熱方式の器具を作ったり、生クリームの入ったペットボトルを自転車に装着してタイヤの回転で振動させ、バターを作ったり。 ゆるーい実験で、実験ってこんなに楽しいものだったっけ?と子どもの...続きを読む頃の夏休みの宿題を思い出しました。奥さんが冷めた眼差しで見ている所や小さい娘さんが邪魔しそうになるのも面白い。 また、不可能を可能にする心意気が理系の研究者らしいな、と思いました。
手軽に真似できない大がかりな実験だが、普段からなんでだろうと思うことは多いので興味深い。あとは少しでも美味しいものを食べたい、料理のざっくりした感じや再現性のなさに困っている方にオススメ!クスッと笑えるシーンも多くて文才のある方だと思った。
食べ物に関する「大人の自由研究」。とは言え理系学者で小説家でもある筆者が、小中学生のような自由研究を行うわけではなく、仮説・検証実験を行うなかなか本格的な自由研究である。個人的に「平均化クッキー」の項がお気に入りになった。クックパッドの平均値レシピ、専門家のレシピと比較したものを作って実食するのだが...続きを読む、専門家のレシピの勝利。お菓子作りは化学だとつくづく思い知らされる。 この本に出てくる「嫁」が良い味を出している。家庭での地位がとても強いのが文脈から伝わる。誇張表現もあるかもしれないが、実験を行う際に多少冷ややかな感じで接するのがたまらない。 軽い気持ちで「なぜ?」「どうして?」は皆思うことだが、ここから先はなかなかできない。トライアンドエラーを繰り返しながらあるものは失敗し、あるものは成功する。実際にやってみるとこういった結果になるよ、という例を気楽に読むことができた。
研究とはこういうものが本来の姿なのではないか?と考えさせられた1冊。求められるものを研究するというよりも、「こうやったらどうなるのか」とか、「これができたらすごいな」とか、こういう純粋な好奇心でもって行われる研究こそ本来の姿なのではと考えながら読んだ。日常に潜む行為やモノに興味を示し、研究テーマを見...続きを読むつけていく筆者が大変微笑ましく、尊敬に値します。コーヒーの研究してみてえ、、、
国立大学の研究教育職に従事している著者が、様々な食に関する実験をします。自転車でバターをつくったり、遠心分離でドリップコーヒーをつくろうとしたり、ポケットサイズのポップコーンメーカーをつくったり。くだらないけれども、実験の過程は真面目で、ものづくりや調べることの楽しさを感じることができます。 理工系...続きを読むを目指す中高生に読んでもらいたいです。 407
体当たりで 実験して工夫する姿が 面白く映ります 平均化クッキーが よかったですね プロのレシピや クックパットの 人気レシピの中央値をだして 美味しさを競ってみる なるほどなぁ と感心しました 結果は 有名本のプロのレシピが 一番おいしかったんですけどね
第9章でardinoを使って、とあるマシンを作る実験はそこまでするのね感想を持ちつつ、パーツを購入してしまっていたから、がドライバーであるに共感を持ちました。はんだの匂いも、なんとか形になったという実感も、興奮するよね。
<目次> 第1章 遠心分離コーヒー 第2章 ソーラー炊飯器 第3章 自家製納豆の最適解 第4章 インスタントラーメンの限界点 第5章 ポケットポップコーン 第6章 自転車バター 第7章 平均化クッキー 第8章 超音波泡盛 第9章 タクアン製造マシン <内容> 放射線生物学(これも...続きを読む謎)の研究者で、作家でもある著者が、気が付いた食べ物を自家製で作れないか(部品はホームセンターで買える程度のもの)?をレポートしたもの。理系っぽくきちんと事前に計算などしているが、9作品中、成功したものはほぼない(第7章は、レシピ本の最適解を目指すもので、ちょっと毛色が違う)。まあ、現在の食品は偉大なのだが、最後のタクアンのところに書いてあったように、「漬物」など家庭の自家製が当たり前だった時代は過ぎ去りつつあり(現代の若者は作り方など知らないだろう)、例えば「蘇(古代のチーズとバターの間のようなもの)」のつくり方、「蘇」そのものが失われてしまったように、200年位たつと、糠に漬け込む「漬物」はなくなってしまうだろう(文化もの)、という点は同感した。
理科系の研究者である著者が手当たり次第に食べ物について感じた疑問を実験する「やってみた」系のエッセイ。 個人的には、こういうしょうもない(と言っては申し訳ないのだが)ことに一生懸命というか真剣にやっている本は大好きです。 各項で、それぞれの専門家が見たら、指摘をしそうなこともあるかと思いますが、休日...続きを読むに家族も巻き込んで(きっと迷惑だったでしょう)ところがいいではないですか。 最後に、小学生の自由研究が大好きで6回楽しんだと書かれていましたが、これ自由研究のネタに本当にいいな、と思って読みました。 純粋に役に立ったのは、「目玉焼きも作れる炎天下のボンネット」で、日本自動車連盟のサイトから引用した表。外気温が35℃の時、車の室内の最高温度が57℃、車内平均温度51℃、ダッシュボード79℃という情報は、いろいろあって仕事でのヒントになりありがたいと思いました。まあ、卵白の変性温度が58℃で、卵黄が65℃というのも、うんちくを垂れるのにもgood。 また、超音波泡盛の項では、大学時代に有機合成の授業をしていた教授が、ウイスキーに超音波電極を入れると、まろやかになり、高級ウイスキーと同じ味になると話いてたことを思い出しました。その時には、エタノールと水分子の水素結合と聞きましたが、クラスターって、あぁなるほどと思いました。 料理の大さじが15mLで小さじが5mLとこっそり測ってみたとか、キツネ色になるまで揚げるって、キツネの色も種や季節によって違うじゃんとか、料理本を読んでいるときに感じるもやもやも言葉にしてくれている点も個人的には刺さりました。 ちょっとだけ真面目なネタもあり、生クリームからバターを作る項のコラムで「実験をしてみて、そして若干の調べものをして、ようやく理解した。自分たちが食べているものの工程とか、安全性は、ちゃんと一から理解してから判断することがとても大切なことだと。」と。まったくその通り。マスコミ、ネットともに、鵜呑みしない姿勢が重要やな~・・・と思って閉じました。
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