作品一覧

  • バブル
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    幻冬舎創業期を支えた元ベストセラー編集者山口ミルコ、ボスとの出会いから別れまで――。「会社は幻?」「会社を愛して頑張る――それ一本でやってきた、そんな社員はもういらないのだろうか」「なんで会社をやめたのか?」……〈会社ラブ〉をつらぬいたカンパニーウーマンの終焉。これはあなたの物語。同時代を生きた女性たちの発言を織り込みながら自らの会社人生を綴る、異色のストーリー。
  • 毛の力 ロシア・ファーロードをゆく
    4.0
    1巻1,144円 (税込)
    がん闘病後の日々を綴る再生エッセイ 何度でも 復活しよう そうしよう 抗がん剤治療によって経験した「毛のない生活」は、 私に新たな生き方をもたらしてくれた。 「もう振り返らない、立ち直らねば」 私の再出発への日々が始まった――。 話題作『毛のない生活』から2年。実家に戻り闘病後の生活を送っていた著者は、自らの名前・ミルコのルーツにもなっているロシアへと「再生の旅」に出ることを決意する。 弱い体に鞭打って、極寒のシベリア、先住民族・ウデヘの住む村と「毛皮のために命を狙われた獣」クロテンを追う中で、著者は「人間と自然」、「人間と動物」の本当の関係に思いを巡らせる。 今を懸命に生きるすべての人に捧げる書き下ろしエッセイ。 【ご注意】※この作品は一部ロシア語が含まれており、文字の方向が横書きだとうまく表示されません。この部分は縦書きでご確認いただくことを推奨します。

ユーザーレビュー

  • バブル

    Posted by ブクログ

    1985年のプラザ合意から始まるバブルと言われる時代。その頃の高揚感は経済や政治が舞台というだけではなく、個人ひとりひとりの生活に沁み込んだ気分の総和だったりするような気がします。だから、あの頃生きていた日本人それそれにそれぞれのバブルの物語があるのだと思います。昭和の終わり、と記されているので1989年頃に社会に出た著者のバブルの物語は、イコール「働き方」の物語でした。リゲインが「24時間、戦えますか?」と冷静に考えたら絶対無理な進軍ラッパをCMで鳴らし続けていた時代です。それは同時に1986年の男女雇用機会均等法によって変わる女性と仕事を会社が扱いあぐねていた時代(しかも、今もそれは続いて

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    2020年12月28日
  • バブル

    Posted by ブクログ

    バブルの頃に金融の世界の端っこにいたからミルコさんの見てきた風景がよく理解できる。ハラスメントという言葉も携帯もなかったけれど、渦巻く熱気はすごかった。そんんな中で苦闘を続ける女性闘士が居たことに改めて気づきました。やっぱり自分なんやなー、と作者よりもうちょっと歳上のおじいは思うのでした。

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    2025年03月12日
  • 毛の力 ロシア・ファーロードをゆく

    Posted by ブクログ

    1965年生まれ、乳癌手術の抗がん剤治療で全身の毛が抜け魂も抜けかけたとの山口ミルコさん。(「毛のない生活」2012年発行)毛のない生活を経験したミルコさんは、毛に対して敏感、毛に対する思い入れは並々ならぬものがあるそうです。ミルコの名はロシア語のミール(世界・平和)からだとロシア通の父親から聞き、ロシアへの旅を。ロシアのクロテンは高値で走るダイヤモンドとかやわらかい金とか言われたそうです。「毛皮の道」への旅に決まりました。テンの「死」によりロシアが富んだことを考えながら、人間を含め動物の生/死に深い思いを寄せる著者でした。確かに自然の中において、殺すことは生きることであり、生きることは殺すこ

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    2017年10月12日
  • 毛の力 ロシア・ファーロードをゆく

    Posted by ブクログ

    クロテン、蝦夷テンはその昔 重要な交易品であった。ロシアに絶滅寸前のクロテンロードをファーロードとなずけ旅をした本。私たちの文明は本当に無文字社会から幸せになったのであろうかということを考えさせられた。

    アイヌ、マタギ、台湾、そしてロシア沿海州と狩猟生活をする民族がいるのだから 日本も当然 昔はそうだったと考えるべきである。

    仏教による肉食の禁止が 地方の食生活に与えた影響にまで思いをはせた。

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    2015年01月28日
  • バブル

    Posted by ブクログ

    いわゆるロスジェネ世代の僕は、どうしてもバブル世代の「若い頃はハンパない仕事をこなした」言説を、冷めて聞いてしまう。
    だって、口だけなんだもん(笑)みたいな。
    長い話をする前に手を動かしませんか?みたいな。

    まあ、そう言ったことは置いておいて、この本はとても面白いです。
    バブル真っ只中、男女雇用機会均等法が施行された平成元年あたりに就職した女性たちの生きざまを描いたノンフィクション。

    特に著者の山口ミルコさんは、外資の損保会社、大手出版社を経て、幻冬舎の立ち上げに参画し敏腕編集者として活躍された。あのベストセラー「大河の一滴」(残念ながら未読…)の担当者だったとのこと。
    会社ラブで生きつつ

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    2020年09月26日

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