山口ミルコの作品一覧
「山口ミルコ」の「毛の力 ロシア・ファーロードをゆく」「バブル」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「山口ミルコ」の「毛の力 ロシア・ファーロードをゆく」「バブル」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
1985年のプラザ合意から始まるバブルと言われる時代。その頃の高揚感は経済や政治が舞台というだけではなく、個人ひとりひとりの生活に沁み込んだ気分の総和だったりするような気がします。だから、あの頃生きていた日本人それそれにそれぞれのバブルの物語があるのだと思います。昭和の終わり、と記されているので1989年頃に社会に出た著者のバブルの物語は、イコール「働き方」の物語でした。リゲインが「24時間、戦えますか?」と冷静に考えたら絶対無理な進軍ラッパをCMで鳴らし続けていた時代です。それは同時に1986年の男女雇用機会均等法によって変わる女性と仕事を会社が扱いあぐねていた時代(しかも、今もそれは続いて
Posted by ブクログ
1965年生まれ、乳癌手術の抗がん剤治療で全身の毛が抜け魂も抜けかけたとの山口ミルコさん。(「毛のない生活」2012年発行)毛のない生活を経験したミルコさんは、毛に対して敏感、毛に対する思い入れは並々ならぬものがあるそうです。ミルコの名はロシア語のミール(世界・平和)からだとロシア通の父親から聞き、ロシアへの旅を。ロシアのクロテンは高値で走るダイヤモンドとかやわらかい金とか言われたそうです。「毛皮の道」への旅に決まりました。テンの「死」によりロシアが富んだことを考えながら、人間を含め動物の生/死に深い思いを寄せる著者でした。確かに自然の中において、殺すことは生きることであり、生きることは殺すこ
Posted by ブクログ
いわゆるロスジェネ世代の僕は、どうしてもバブル世代の「若い頃はハンパない仕事をこなした」言説を、冷めて聞いてしまう。
だって、口だけなんだもん(笑)みたいな。
長い話をする前に手を動かしませんか?みたいな。
まあ、そう言ったことは置いておいて、この本はとても面白いです。
バブル真っ只中、男女雇用機会均等法が施行された平成元年あたりに就職した女性たちの生きざまを描いたノンフィクション。
特に著者の山口ミルコさんは、外資の損保会社、大手出版社を経て、幻冬舎の立ち上げに参画し敏腕編集者として活躍された。あのベストセラー「大河の一滴」(残念ながら未読…)の担当者だったとのこと。
会社ラブで生きつつ