作品一覧

  • 日本語ぽこりぽこり
    3.0
    講談社エッセイ賞受賞の名著、待望の文庫化! 地球を宇宙から見つめるように日本語を遠くから捉えて解き明かす、 そんな視点を、著者は常に持っている。 「外人力」とでも呼ぶべきか。 一方、日本語の中へ分け入り、奥まで掘り下げ、 そこで初めて見える世界もあり、本書にはそれが度々表われる。 著者の「探検力」の成果だ。 新星の画家ねっこかなこの挿し絵でも、 遠くの不思議と近くの仲間の奇妙さが張り合い、共鳴している。 さらに一青窈のとびきり鮮やかな解説も加わり、 いよいよ本質が炙り出される。 イビキとクシャミと七面鳥に耳を澄ませば、 誰でも詩人といっしょに言語宇宙を旅できる、 「ぽこり装置」の完成だ。
  • なんなんなん?
    3.8
    1巻1,683円 (税込)
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 自分に大切なものは何かを考えさせる絵本。 「なんなんなん?」とは、「なんのために生きているの?」という問いかけ。 人生に大切なものは、人それぞれ違います。主人公の少年は、おばちゃんに聞きます。 「なんなんなんのため?」と。 おばあちゃんは、「それは自分で探さなくちゃいけないよ」と答えました。 すると、少年は、それを探すために旅に出ました。 漁師さん、ダンサー、大工さん……いろんな人に出会い、「なんなんなん?」と問いかけます。 少年は、自分の答えを見つけることができるのでしょうか? アメリカのベストセラー作家コンビが、人間の永遠のテーマをほりさげて生まれたユニークかつ難解な絵本。 ※この作品はカラー版です。
  • もしも、詩があったら
    -
    1巻946円 (税込)
    詩作りにおいて、思考において、人生において、「もしも」が果たす役割はどれだけ大きいことか。「もしも」をバネにして、イマジネーションは動き出す。日常生活においても、「もしも」が思考停止状態から解き放つカギになる。時代の流れをがらりと変えるのも、先見の明を持った「もしも」だ。そんな「もしも」の数々を、詩人のアーサー・ビナードが選りすぐりの名詩を味わいながら紹介。言葉の魅力を存分に伝える珠玉のエッセイ。

ユーザーレビュー

  • なんなんなん?

    Posted by ブクログ

    本を読み進めながら、“ぼく”と一緒に何のために生きているのだろう? 大切なものは、何だろう?と考えることができました。
     深い。
    自分で考え 自分で答えを導き出す大切さ。

    子どもたちに 伝わって欲しい!

    0
    2025年07月16日
  • もしも、詩があったら

    Posted by ブクログ

    もしも詩があったら アーサー・ビナード 光文社新書

    歴史にモシモは無いと言うが
    「if・もしも」の広がりを切り口にして
    過去を洗い直し
    未来の可能性を開くことで
    重たくて鈍くなった人生に
    活を入れることができるかもしれない

    特に詩を描く創造の世界には
    欠くことの出来ない新たな一歩なのだ

    p213のウィリアムプレイクの詩「ハエに」と
    p224のエリザベスコーツワースの詩「かもめ」が
    良いね
    Wise Man of Gothamがバカの代名詞だと聞いて
    もしもバカに成り切れるならばすごいねともおもう

    0
    2020年02月26日
  • なんなんなん?

    Posted by ブクログ

    何のために生きる

    生きがいって相当する外国語ないらしいです

    何のために。

    私らしく
    それがあれば幸せなら、それでいいんじゃないですかね

    0
    2022年11月20日
  • もしも、詩があったら

    Posted by ブクログ

    暮らしの中で生まれた詩と人生が 交差する
    暮らしの中で生まれた詩 に 励まされる

    一見、何の役にも立たないようなものが
    結局は、一番の心の支えになっていた
    ことはありがちである

    そんな想いが
    読んでいる間に
    ずっと漂っていました

    0
    2020年03月24日
  • もしも、詩があったら

    Posted by ブクログ

    詩人・アーサー・ビナード氏による、
    「もしも(if)」という視点から、
    古今東西の様々な詩をたのしむアンソロジー・エッセイ。

    アメリカ人ですが、90年に来日していて、
    日本語の文章が巧みです。
    これだけ操れると、日本語を使うのがかなり楽しいでしょう。
    その高みがまばゆくうらやましく見える読者もたくさんいると思う。
    努力と言語的素養のたまものだなあ、
    と尊敬の念とライバル心を持ってしまいました。

    さてさて、
    「もしも(if)」があってこそ創造物が生まれるといって過言ではない。
    著者は、「もしも(if)」を、想像力を呼び覚ます装置、と分析している。
    「もしも(if)」を用いることによって、

    0
    2025年07月20日

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