アーサー・ビナードのレビュー一覧
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「「もしも」が果たす役割は大きい。「もしも」をバネにして、イマジネーションは動き出す。時代の流れをがらりと変えるのも、先見の明を持った「もしも」だ。日常生活においても、「もしも」が思考停止状態から解き放つカギになる。もちろん、詩作りにおいても、「もしも」は絶対に欠かせない。アメリカの詩人たちは、これ...続きを読むPosted by ブクログ
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もしも詩があったら アーサー・ビナード 光文社新書
歴史にモシモは無いと言うが
「if・もしも」の広がりを切り口にして
過去を洗い直し
未来の可能性を開くことで
重たくて鈍くなった人生に
活を入れることができるかもしれない
特に詩を描く創造の世界には
欠くことの出来ない新たな一歩なのだ
p21...続きを読むPosted by ブクログ -
暮らしの中で生まれた詩と人生が 交差する
暮らしの中で生まれた詩 に 励まされる
一見、何の役にも立たないようなものが
結局は、一番の心の支えになっていた
ことはありがちである
そんな想いが
読んでいる間に
ずっと漂っていましたPosted by ブクログ -
「もしも(if)」があってこそ創造物が生まれるといって過言ではない。著者は、「もしも(if)」を、想像力を呼び覚ます装置、と分析している。「もしも(if)」を用いることによって、思考停止状態の泉に石を投げ入れ、波紋を生じさせることができる。そして詩とは、役に立つものとは言えないけれど、そういう作用を...続きを読むPosted by ブクログ
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「もしも」をキーワードに現代の日本を読む。
何を主張したいのか、本編ではわかりにくい。
それらはあとがきに凝縮されている。
「もしも」が効果的に使われている世界の詩人たちの作品を紹介しながら、世界はどうあるべきか、やんわりと問ういている。
紹介されるのは知らない詩人が多くて、とても興味深かった。そ...続きを読むPosted by ブクログ -
詩人のアーサー・ビナード氏、恐るべし。
「もしも」「if」というアプローチから、詩の魅力を教えてくれているが、氏の日本、日本語に対する探究心と愛情が半端ない。
ボキャブラリーもさることながら、古典や和歌にも造詣が深く、文章も日本人顔負け、詩人だけあってその感性も切れ味鋭い。
時々日本人よりも日本を知...続きを読むPosted by ブクログ