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雑誌やSNSに載ってる素敵なあの子に、キリキリしちゃうあなたに――大事なのは、他人が自分をどう思っているかじゃなくて、自分が自分をどう思っているか。自分で自分を「いいね!」と思える、それがなにより最高で、最強。おしゃれも雑誌も大好きな著者が、あの頃の自分に、そして心の中に「女の子」を持つ全女性に向けて贈るエッセイ。それは誰のためのファッションか/インフルエンサーにはなれなくても/他。
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Posted by ブクログ
25歳真っ只中の心にぐさぐさ刺さった 私が普段感じてるモヤモヤが読みながら心を軽くしてくれている気がした。 なんというか、カウンセリングのような本でした。 大丈夫だよって言われてる気がしてこれからも共にしたい本の一つになりそうです。
25歳女性へのメッセージ的なやつ。 分かる分かるよ、と思いながら読んだ。 20代のファッション事情 流行りにものりたいけど、その流行りはワンシーズンで終わりと思っても買ってしまう服… →その頃、私の経済事情には高すぎるブランドがあって でも欲しくてお金貯めて買ってたなぁ。でも高いだけあって生地も...続きを読む丈夫だしデザインも全然廃れない… そのブランドの服だけ買いなと当時の私に言ってやりたい。 ある時期から、街で20代の子を見ると全員可愛く見える →まさしく! 20代でなくても学校の制服着てるだけで可愛いく見える。その答えが、もう自分がそこにいないから、のん気に思える。ほんと、それ!笑 職場でも若い子の話し聞いてると可愛いなぁと思える。 でもね、このご時世の反ワクチン派の若い子の考えは許せないんだなぁ。 20代なかばのある時期から突然「結婚したい病」 →あるね、あるね。 友達の突然の結婚に動揺したりと…人の船に「乗せてもらう」簡単に考えちゃダメだよな。簡単に考え乗らなくてよかったねと自分に言いたい。笑 「幸福な結婚とはいつでも離婚できる状態でありながら、離婚したくない状態である」大庭みな子さんの名言。覚えておきます。 愛猫の話、ペットがわたしを大人にしてくれた →私もずっとペット(うさぎ)飼ってたから共感。 ペット優先の生活の日々。自分はちょっと具合悪くても放っておくけどペットがちょっと調子悪いとすぐ病院。 給料日には高いペットフード買ったなぁ。ちっとも食べなかったが。笑 子供にも置き換えれるなぁ、子供がわたしを母親にしてくれる。
「自分に自分でいいね」「自分の船は自分で漕ぐ」 20代の子が感じている疲れは、ただの肉体的な疲労じゃない。 もっと複雑で、繊細なものです。全然納得のいっていない「自分」という存在が、あやふやなまま社会に放たれてしまったんだから、そりゃ疲れますよ。
雑誌が好きな自分 時代や流行を移して、その時の女の子を焦らせ、 応援する 恋愛も仕事も 迷いや不安も 筆者の意見が私の背中を押した
山内マリコさん作品記録5 山内マリコさんから 25歳の女子に向けたハンドブック。 26歳の身として こういうことあったなあとか なるほどなあと思うことが多くて元気が出ました。 個人的には chapter.7 インフルエンサーになれなくても chapter.17 自分の舟を自分で漕ぐ が心に...続きを読む残りました。
この本、私が書いたんかと思った!って思う人きっといっぱいいる。全ての『女の子』への激励がこもった一冊。
◾️record memo 人間は、男らしさも女らしさもひっくるめて持っているものです。自分にとって自然な、男らしさ・女らしさのバランスが、「自分らしさ」ってことなんでしょうね。 いずれにせよ大事なのは、他人が自分をどう思っているかじゃなくて、自分が自分をどう思っているか。自分で自分を「いいね!...続きを読む」と思える、それがなにより最高で、最強です。 わたしも20代の渦中にいたときは、けっこうギスギスした気持ちでした。若さは重荷でしかなかった。若さを目いっぱい謳歌しなきゃいけない、そんなプレッシャーと、そうはできていない現実とに、常に引き裂かれているような感じで。しょっちゅう、すねたような、やさぐれた気持ちになりました。若さを存分に発揮してそうなかわいい子を見ると、うらやましくて、小さく傷ついたりもして。 最近はそんなこともめっきり減りました。むしろ素敵な人に会うとストレートに褒めます。褒めると、相手もよろこぶし、自分もとても気持ちがいい。ヘイトは相手だけでなく自分自身も傷つけ、ラブは相手も自分も幸せにする。 自分は自分でやっていくしかないのだから、ほかの誰かと比べても意味がない。ただ、よりよい自分を目指すだけで充分なんです。 客観的に自分の顔を観察して、長所を活かすメイクを覚える。「これぞ自分」と思える顔になれたら、自信も100倍になりそうです。そのためにまずは、持って生まれた顔を肯定して、長所をのばそうとすること。そして大事なのは、人と比べないこと。20代の女の子は無意識に自分と人を比べてしまうけれど、あれはバラが「ひまわりに比べるとあたしなんて地味すぎてツラいわー」と落ち込んでいるようなもの。無茶な比較は無用です。誰かになろうとするんじゃなくて、自分自身にならなくちゃ! そう言われてみれば、思い当たるふしがたくさんあります。わたしも思春期のころは、抱えきれないほどの自意識でパンパンに膨らんでいたな。自分が自分をどう思うかより、他人にどう思われるか、教室でのポジションなんかも、すごく気にしていました。20代も前半のうちは、女性であることのプレッシャーも強くて、まだまだ自意識過剰だったけれど、それも年々減少していき、どんどん楽になっていきました。自分に対してほどよく寛容になれたのは、30代に入ってから。 だから女の子はもっと、自分に対して片目をつぶるべきなのです。自分に対して、えこひいきするくらいがちょうどいい。自分では気に入らないところも、個性や美点だったりするし。 主体とは、「(自分の意思にもとづいて)相手にはたらきかける、その本体」という意味で、「主体性」となると「自分の考えや立場をはっきり持ち、まわりからの影響を受けずに動く性質」になります。これって実は難しくて、なおかつ女の子にとって、すごく大事なことなんです。 選ばれる、見つけられる、愛される、モテる。これらはすべて、受け身の言葉です。主語は「誰か」。おおむねそれは男性であります。そしてこの場合、自分は主体の反対語である「客体」になります。 客体って、すごく弱いんです。弱者なんです。似合ってない髪型とメイクで自分の個性を殺し、おとなしく、縮こまっている存在。これはなかなかツラいことです。 自分の好きなもの、夢中になれるものを、全員が見つけられるわけじゃない。けど、なにかを好きなこと自体が、自分の芯になりうる。なにかを好きになることで、人は「主体」になれるんです。 これはとても大事なことです。なぜなら主体であることに慣れておかないと、自分って、すぐになくなっちゃうから。「わたしってなに?」と考えると、哲学の迷宮に入ってしまうけれど、「わたしの好きなものってなに?」と考えると、おのずと自分が見えてきます。 わたしも10代のころ、夢中になれる趣味が見つかり、好きなもので身の回りを固めるようになりました。自信が持てなくてあやふやな自分を補強するように、好きなもので鎧を作って、自分を守っていたんだと思います。やがて、鎧を脱いでも「個」として立てるようになりました。 でも、25歳はまだまだ鎧が必要。日々、社会や他者との小さなバトルの連続で、流されたり、当たり負けして、受け身にならざるをえなかったり。 だから、偏愛、どんどんしてください!大好きなものを買い集めて、ほくほくしてください!どんなくだらないものでも、意味のわからないこだわりでも、それらはみんな、お守りみたいに、あなたの心を強くしてくれるはずですから。 誰かにあこがれて、こんなふうになりたいなと夢見て、真似をしてみたところで、やっぱりその人にはなれない。悲しいくらい、自分は自分でしかない。これって女優やミュージシャンといったスターだけでなく、身近な人に対しても言えることです。素敵だなぁと思う人に無性に惹かれ、あんなふうになりたいと思う。羨望する。けど、絶対になれない。どこまでいっても、自分は自分なのです。わたしはそのことに気づくのに、ものすごく長い時間がかかりました。そしてやっと、誰かの真似をすることもなくなり、自分に似合うもの、自分が引き立つものを選べるようになりました。 自分の心を殺して、クルーザーの持ち主の顔色をうかがうのはつらいことです。浮気、モラハラ、DV、そんな最悪なことが起きても、自分の小舟を手放してしまっては、逃げられない。人の船に「乗せてもらう」って、そういうことです。若いころのわたしは、結婚のそういった危険性に、まったく気づいていませんでした。 「幸福な結婚とはいつでも離婚できる状態でありながら、離婚したくない状態である」という、小説家・大庭みな子の名言があります。女性が結婚のダークサイドから身を守るには、本当の意味で幸せな結婚をするには、まずは自分で自分の小舟をしっかり漕げるようになることと、それを経験することが大事。 ヨーロッパへ旅行すると、街を歩く素敵な女の人によく目を奪われます。多くがパンツスタイルで、足元は歩きやすいスニーカー。ブランド物ではないバッグを斜め掛けにし、長い髪を無造作に頭の上でくるっとまとめたお団子ヘアの子が多い。流行りのシルエットというものはなく、ベーシックなアイテムをうまく体に馴染ませて着ている印象。首元にボリュームのある巻き物をして、背筋がスッと伸び、颯爽としていました。 あなたにとってカッコいいとは何ですか? この質問に対して、好きなミュージシャンは昔、「身のほどを知ること」とこたえていました。己を知り、実力を知り、わきまえること。決して自己卑下ではなく、かといって変な背伸びもせずに、ただ自分であること。 自分を知ること、自分の好きなものを知ること、そして自分に似合うものを知ること。でもそんなこと、なーんにも気にしていないかのように、さり気なくふるまうこと。あとは完璧を目指さず、自分のことを「ま、こんなもんでしょう」と大目に見てやれる、心の広さも大事かな。もちろん、わたしの思うカッコいいと、あなたの思うカッコいいが、全然違ってたっていいのです。
「自分で自分にいいね!」 自分とは一生の付き合いなので、他人と比べて落ち込む時間があるならだめな自分も引っくるめて認めよう。愛そう。これからを生きるために。 「自分の舟は自分で漕ぐ」 この言葉に、自分を信じて前へ進もうと思えた。私を、女性をしばるものはあまりに多く窮屈だ。窮屈になる原因は男性とは限ら...続きを読むず、同性なことが案外多い。女性同士足を引っ張りあっている場合ではない。「こうあるべき」の価値観を押し付けないでほしい。靴くらい好きなものを履きたい。年相応とは何だと。山内さんのような考え方の人がもっと増えてほしいし、私も声を上げて行動にうつしたい。
JJはたまに読んでいたし、ターゲットである25歳前後であるからか、心に響く文も多かった。 JJを買っていた頃に読んだ、「20代がまさにその将来」という言葉にはっとさせられたのを思い出した。ずっと夢見ていた将来に今生きていて、ある程度夢も叶えたけど、まだ捨てきれない夢も持っていたりする。もっと今を大...続きを読む切に生きないとな、と思った。 20代だからこそ悩むことはある。でも、歳を重ねることによって折り合いがつくこともある。悩むことは苦しい事でもあるけれど、逃げずに悩んで悩んで今を満喫したい。 女らしさや年相応を求めるのではなくて、自分が本当に好きな物を身に纏って、人と比べず自分らしくかっこよく生きていきたいと思った。 「人の顔を客観的に見ると、すでに充分個性があって、それを本人が堂々と肯定しているかどうかで、美しいかそうでないかに分かれる」 著者の他の本も読んでみたい。
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