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4.22017年1月から放送されるアニメ「鬼平」第一話の原作となった短編。 「血頭の丹兵衛」と名乗る怪盗が江戸市中を荒らしまわっていた。 盗みに入った家の人間を皆殺しにする残虐な手口に、江戸っ子は恐れおののき、 たまりかねた当局は長谷川平蔵を火付盗賊改方へ戻した。 かつて鬼平に捕らえられ、牢に押し込められている「小房の粂八」は、 役宅に戻った平蔵の顔を見ると、意外なことを口にした。 「いまお膝もとを荒らしているやつは、にせものの血頭の丹兵衛でございますよ」 そして粂八は、ある決心をする。 <「鬼平」と言われながら、実はまったく鬼ではない、悪人のことを徹底的に やっつけるんだけれど、悪い奴らの中にも何かを見つけていくという鬼平の すべてを表現しているような気がする> (アニメ「鬼平」丸山正雄プロデューサー) 鬼平の世界の全体像が伝わってくる一編。
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4.2真田幸村没後400年。大坂城では天下一祭りがおこなわれ、年が明ければNHKで大河ドラマ『真田丸』の放送が開始される空前の真田幸村イヤーに、朝日新聞出版が満を持して送る超大型企画! 『週刊朝日』誌上で8年の長きにわたり連載された池波正太郎氏の歴史小説『真田太平記』。 朝日新聞社から単行本が発売され、現在発売されている文庫版(新潮文庫)だけでも累計750万部以上の売り上げを誇る傑作がついに漫画化。 表裏比興の者・真田昌幸、日本一の兵(つわもの)・真田幸村、明治まで血を繋げた智将・真田信之…戦国時代の最後を彩る最強の一族・真田家の活躍を描く本格歴史大河ロマン、堂々開幕!コミック『真田太平記』の刊行開始を記念し、特別編エピソード0を無料配信。緻密なビジュアルでよみがえる戦国大河ロマンをぜひご覧ください!
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-41~46巻200円 (税込)(2023年12月) 【新連載】 村山早紀 「風の港2」 空港のベンチで物思いにふける男。そろそろ帰ろうかと腰を上げると―― 【最終回】 あさのあつこ 「おもみいたします二」 燈子はどのように始末をつける気なのか。お梅は息を呑んだ 【標野凪特別インタビュー&読み切り】 インタビュー「女性の生きづらさを掬い上げたい」 読み切り「冬眠族の棲む穴」 この穴に落ちてくる者たちには、ある条件があった 【連載小説 歴史&時代】 坂井希久子 「同業の女」 木下昌輝 「秘色の契り」 門田泰明 「汝 戟とせば 拵屋銀次郎半畳記」 【連載小説 風味絶佳】 小路幸也 「A DAY IN YOUR LIFE」 吉田篤弘 「月とコーヒー」 【連載小説 ミステリー】 花村萬月 「探偵ノヴァリス・夜の華」 中山七里 「届かない警告」 矢月秀作 「警視庁特務部逮捕特科 アレストマン】赤川次郎 「盗まれた時を求めて」 【連載小説 妖異幻怪】 夢枕 獏 「闇狩り師摩多羅神」 【マンガ】 サメマチオ 「追読人間臨終図巻」
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1.8大人気時代小説シリーズ「大名やくざ」、初のスピンオフ! やくざの若親分と二十一万石の大名、二つの顔を持つ有馬虎之助の破天荒な暴れぶりが人気の「大名やくざ」シリーズから、スピンオフ短編が登場。 今回の主役は虎之助の母・辰。丑蔵一家の女親分として、その豪胆さと喧嘩っ早さ、相手の気持ちをズタズタにする口の悪さで恐れられている辰だが、なにも生まれたときからグレていたわけではない。辰は子分と花火をしながら、先代親分だった父、早くに亡くなった母との思い出が立ち上ってくるのにまかせていた。そこへ、最近できた居酒屋の女将がみかじめ料を払わないという話が届き、辰は自ら足を運んでみることに。 一方その頃江戸湾では、奇妙な黄色い打ち上げ花火の目撃が相次ぐ。虎之助は将軍綱吉から命を受け、この件の探索を加賀藩と競わねばならなくなり……。 本編ではなかなか語られることのない、辰の若き日の思い出が明らかになるひと味違った「大名やくざ」。
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-直木賞作家・門井慶喜のデビュー作「キッドナッパーズが電子版で登場! オール讀物推理小説新人賞を受賞した、逆転また逆転の誘拐ミステリー。 「大声をだすな」 宅配便を装って侵入してきた男は、健次郎の腹にナイフを突きつけてきた。 平凡な日常に突如押し入ってきた犯罪者は声が甲高く、背が低く、野球帽をかぶった……小学生と見まがわんばかりの中学生!? 少年は「これは誘拐だ」と断じた。だが被害者は健次郎ではなく犯人であるはずの少年自身だという。 摩訶不思議な誘拐事件は二転三転し、ラストで意外な結末が待っていた! 宮沢賢治の父・政次郎を描いた『銀河鉄道の父』で直木賞を受賞した門井慶喜さんのデビュー作。 2003年のオール讀物推理小説新人賞受賞作です。 [オール讀物推理小説新人賞「選評」から] 「これこそ逆転に次ぐ逆転の連続で、着地がどうなるのかまったく予想できなかった。」(高橋克彦委員) 「何とか読者を面白がらせ、驚かせようとする創意工夫が、今回の作品に結実した」(宮部みゆき委員)
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-346~449円 (税込)◎『ブラックカラー ~悪の組織をマネジメント~』は新連載&巻頭カラー付きで登場! 『はたらく細胞BABY』福田泰宏最新作! 悪の組織を改革し、世界征服を成し遂げろ!! ◎『社外取締役 島耕作』は表紙で登場! 半導体をめぐる島の視察旅もいよいよ大詰め! 次に待ち受けていたのは意外な光景で……!? ◎『鉄血キュッヒェ』。切迫するドイツ軍の食糧事情! 凸凹バディは「馬の餌」でおいしい料理を作れるか!? ※作品ラインナップは、紙の「モーニング」に準拠しておりますが、一部、異なる場合があります。
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-芝居・映画を長いこと観続けていると、だんだん人間が「灰汁(あく)ぬけてくる……」ものなんだよ。粋な人間になって行くんです。着ているものがどうとかいうことではなくてね。人間の「質」が違ってくる。(本書より) 映画は娯楽だ、しかし、単なる娯楽を超えている。映画を観るということは自分の知らない人生を知ること。タイトルの付け方の妙味から、大スターの魅力、映画文法、はたまた男女関係に至るまで、文豪池波正太郎が古今東西の名作を読み解きます。スタイリッシュとはこういうことか! と思わず納得。ちょっとだけカッコイイ大人になれる池波流映画論。 【目次】 はじめに 第一章 何を観ようかと迷ったときは 第二章 見方によってもっと面白くなる 第三章 なぜ映画を観るのかといえば 【著者紹介】 大正12年東京浅草に生まれる。戦前は株屋(証券会社)で働き、戦後、都庁に勤めるかたわら新聞社の懸賞戯曲に応募、2年続けて入選し、これを機に劇作家となる。やがて小説に転じ、昭和35年『錯乱』により第43回直木賞を受賞。『鬼平犯科帳』『仕掛人藤枝梅安』『剣客商売』などのシリーズ作品により時代小説に新分野を拓き、昭和52年第11回吉川英治文学賞を受賞。劇作家兼小説家であると同時にシネマディクト(映画狂)としても知られ、映画に関するユニークな著書も二、三にとどまらない。
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4.32017年1月よりテレビ東京系や時代劇専門チャンネルで放送されるアニメ「鬼平」。 その原作となった全12話を集めました。 主人公・長谷川平蔵の奔放な青春時代や、妻・久栄の秘められた過去、 同心・木村忠吾の意外な一面、おまさ、粂八といった密偵たちの来歴など、 主要登場人物のキャラクターが分かる話を集めた鬼平入門に最適の一冊。 【収録作品リスト】 「血頭の丹兵衛」 『鬼平犯科帳(一)』収録 「本所・桜屋敷」 『鬼平犯科帳(一)』収録 「暗剣白梅香」 『鬼平犯科帳(一)』収録 「血 闘」 『鬼平犯科帳(四)』収録 「谷中・いろは茶屋」 『鬼平犯科帳(二)』収録 「盗法秘伝」 『鬼平犯科帳(三)』収録 「瓶割り小僧」 『鬼平犯科帳(二十一)』収録 「大川の隠居」 『鬼平犯科帳(六)』収録 「泥鰌の和助始末」 『鬼平犯科帳(七)』収録 (アニメ第9話「わかれ道」は「泥鰌の和助始末」の前編) 「むかしの男」 『鬼平犯科帳(三)』収録 「あきれた奴」 『鬼平犯科帳(八)』収録 「狐 火」 『鬼平犯科帳(六)』収録
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-420円 (税込)表紙&巻頭グラビアは、現役グラビアレジェンド篠崎愛ちゃん! センターグラビアは、写真集発売決定・蛭田愛梨ちゃん登場!ミスヤングチャンピオンオーディション誌面投票開催中!巻頭カラーは最新14巻発売「Mr.CB」! センターカラーは最新35巻発売『デメキン』! ※電子版には付録は含まれておらず、プレゼント・アンケート等への応募もできません。また作品のラインナップが目次と異なる場合もございます。
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2.8信長の英雄伝説に異議あり!? イケメン探偵が謎に迫る! 「日本史最大の英雄・織田信長の人生は三国志の英雄・曹操のパクリにすぎない」――W大学教授・浅井光政が歴史雑誌「歴史ミステリーツアー」で発表した新説が日本全国の信長ファン・アンチ信長派を巻き込んで、賛否両論の大反響を呼び、雑誌は完売。しかし、浅井は信長の信奉者から反感を買い、さらに大学の研究室で弓矢で襲撃を受けるという事件も発生する。歴史研究家の月村弘平は恋人の警視庁刑事・上田夕湖と犯人像に迫るが、今度は教授の講演会のおり火縄銃で狙われて……「妻は、くノ一」「耳袋秘帖」などで人気の時代小説作家が、唯一手掛ける現代ミステリー!
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-520円 (税込)「コミック乱ツインズ6月号」は…… 白洲で裁けぬ悪を斬る! 超一級時代劇『鬼役』の表紙が目印!! 巻頭カラーは人情劇の名手が描くタイムスリップ時代劇『不便ですてきな江戸の町』!! そのほか、『江戸の不倫は死の香り』『そぞろ源内』『ビジャの女王』など、豪華連載陣が熱筆!! [掲載作品] 島辺とおよう。すれ違う二人を取り持ったのは……? 『不便ですてきな江戸の町』[漫画]はしもとみつお/[原作]永井義男 ☆単行本1巻好評発売中!! 源内なき江戸で蠢動する怪異と悪意─── 『そぞろ源内 大江戸さぐり控え帳』[漫画]叶精作/[シナリオ]天沢彰 ☆最新単行本3巻絶賛発売中!! 知っている寿司じゃない!? 大吉、初めての屋台寿司へ!! 『大江戸美味指南 うめえもん!』ラズウェル細木 ☆江戸の酒食を味わい学ぶグルメ時代劇!! 若人の命を弄ぶ凶事の黒幕を鬼の刃が斬り裁く!! 『鬼役』[漫画]橋本孤蔵/[原作]坂岡真 ☆最新単行本22巻6月13日発売!! 怪異の住まう商家の離れで同心達は何を見る……? 『前港説百物語』[漫画]日高建男/[原作]京極夏彦 ☆世の不条理を煙に巻く百物語の前日譚!! 冴えない武家に擦り寄る美女のもう一つの顔とは─── 『江戸の不倫は死の香り』山口譲司 ☆重版出来!! 単行本第1巻好評発売中!! 壁上の死闘!! 攻勢に出る蒙古兵を懸命に抑えるが…… 『ビジャの女王』森秀樹 ☆単行本1~5巻賛発売中!! 皆がこぞって寄進する!? 江戸のお寺と金融のリアル───!! 『懊悩寺おつとめ日鑑』芳家圭三 ☆本当はヤバい江戸の寺社を描く特別読み切り!! 川辺をさまようおぞましき霊は何を望む…… 『~江戸に遺る怪異譚~古怪蒐むる人』柴田真秋 ☆古の怪異を巡るシリーズ読み切り!! 大戦を乗り越え、直家に訪れる幸福な時間!! 『殺っちゃえ!! 宇喜多さん』重野なおき ☆単行本1巻、好評発売中!! 水中に没した不貫の盾、反撃なるか───!! 『カムヤライド』久正人 ☆単行本1~10巻好評発売中!! 大量に届いた貴重な氷、さてどう使いましょう? 『大奥でございます。』こだま学 武士の魂を飾った職人の技に迫る!! 『江戸時代のちいさな話 暮らしのスケッチ帖』笹井さゆり ─────────────────全作品描き下ろしでお届け!! ※本電子書籍は、2024年7月12日(金)までの期間限定販売商品です。次号《コミック乱ツインズ 2024年7月号》は2024年6月13日(木)発売!!
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5.0「出世の重み、宮仕えの辛さ。 役人たちの日々を題材とした、新しい小説に挑みました」 ――上田秀人 役目を減らすことは、役人の席を奪うこと。己の存在意義と既得権益をめぐり、武士たちは熾烈な競争を繰り広げた。世襲を旨とする幕府が、唯一実力主義を徹底した医師。大名・旗本が敵に回すことを最も恐れた奥右筆。親兄弟であろうと罪を暴き、なりふりかまわず手柄を求めた目付。人も羨む出世と引き替えに、お手討ちもありえた小納戸――役人たちの闘いと身につまされる宮仕えの日々を、新たな筆致で描く渾身の書き下ろし。 「やられた! するどい考証の切っ先が、 読者の胸元につきつけられる。 上田さんの時代小説の新しい作法に舌を捲きます」 ――北原進(歴史学者・品川歴史館館長)
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-550円 (税込)●【連載30周年】不動不変の本格派。 『鬼平犯科帳』さいとう・たかを/[原案]池波正太郎/[脚色]植田真太郎 ●新たなる鬼平、劇場へ。 池波正太郎生誕100年企画 2024年5月10日(金)公開 劇場版「鬼平犯科帳」 新たな「鬼平犯科帳」SEASON1劇場版を徹底解説! ●【感動の最終回】いよいよ迎えた決着の時! 『羆撃ちのサムライ』本庄敬/[原作・シナリオ]井原忠政 ●【本誌初登場】短編の名手が放つ特別読切 『変わり刃奇譚』中村ゆうひ ●【大好評「差配さん」シリーズ】 『剣客のはなし』塩川桐子 『剣客商売』大島やすいち/[原案]池波正太郎/[脚色]島田悠子 『大乱 関ケ原』宮下英樹 『輦台をかつぐ剣士』とみ新蔵/[原作]南條範夫 『雲霧仁左衛門』崗田屋愉一/[原作]池波正太郎 『陰摩羅ぽんぽこ』八月薫/[原作・シナリオ]伊藤尋也 『文政びじん騒動』河井克夫 『お江戸八百人間模様』じゃんぐる堂 『あるあるで候』山田全自動 ※本電子書籍は、2024年6月25日(火)までの期間限定販売商品です。次号《コミック乱 2024年7月号》は2024年5月27日(月)発売!!
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3.7黄巾の乱を横目に少年期を過ごした馬超――“無様な死に方だけはしたくない。圧倒的に強くなってやる”と、心に誓った彼は、父・馬騰の盟友である韓遂から刀を習う。そして半年で、泳ぐ魚を斬るほどの腕を身につけた馬超は、西暦194年、二百騎を統率して長安を攻め、大将の首を七つ取るという見事な初陣を飾るのであった。その後も厳しい修練を積み、西暦202年の「汾水の戦い」を経て、めきめきと頭角を表していった馬超は、西暦211年、曹操率いる二十万の大軍と激突する。世にいう「潼関の戦い」である。騎馬隊の先頭で、十万の大軍を指揮する馬超は、疾風の如く馬を走らせ、凄まじい活躍を見せる。そして、宿敵・曹操をあと一歩のところまで追い詰めるのだが……。屈強な肉体と際立つ腕っ節、あでやかな姿から「錦馬超」と称えられ、恐れられた豪将・馬超。戦場を駆け抜けるその勇猛果敢な姿を描ききった長編力作小説。
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3.3中国は三国時代。中原の覇者を目指す曹操のもとに「王佐の才」を謳われる男がいた。その名も荀いく――。「王佐」とは王を佐(たす)けるの意味。荀いくは政戦両略にわたって曹操を支え、文字通りその覇業を援けた。曹操の留守を狙って攻め寄せた呂布を見事撃退し、君主の帰還まで根拠地を守り抜く、落ちぶれていた後漢の献帝を迎え入れるよう進言し、曹操の大義名分をつくる、兵力に勝る袁紹と互角に渡り合えるよう様々な策略をめぐらし、「官渡の戦い」を勝利に導くなど、まさに魏の建国は荀いくなくしてありえなかった。さらに本書では、荀いくを従来のイメージである「漢王朝の再興を目指す忠臣」として捉えるのではなく、様々な場面で躊躇する曹操を叱咤激励しつつ、その知略でもってなんとか魏王に仕立て上げようとする野心家として描いている。ラストは『正史三国志』『三国志演義』もびっくりの、驚くべき結末があなたを待っている!
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4.5項羽との覇権争いに勝った劉邦の下には、名軍師張良と並び称されるもう一人の「知謀の士」がいた――その名は陳平。貧しい家の生まれながら、天下に志を立てようと考えた彼は、初め項羽に仕えていた。しかし、ふとしたことで怒りを買い、誅殺されそうになる。そこで項羽を見限る決意をし、故郷から連れてきた若者とともに劉邦の下へ身を寄せる。劉邦との対面で策略を進言した陳平は、実力を高く評価され、やがてめきめきと頭角を表わすようになる。項羽と軍師の范増を離間させたり、項羽軍に包囲された城からの脱出劇を演じたり、まともに戦えば勝ち目のない韓信を、巡幸を装って捕えたりするなど、見事な「奇策」を展開し続けた。そして、結果的に劉邦の命を六度救う、劉邦軍になくてはならない軍師になるのだった。本書は、劉邦亡き後も、右丞相に昇って国家の重鎮となった陳平の波瀾に満ちた生涯を余すところなく活写した評伝小説である。
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