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天正三年(1575)初夏、三河の長篠城は、武田勝頼の軍勢1万7000に包囲され、落城寸前。城を守る奥平信昌の兵は500あまり。窮状を伝えるため鳥居強右衛門(すねえもん)は武田の包囲網を破り、織田・徳川の陣地にたどり着き、4万の大軍が救援に向かっていることを聞かされる。だが、その帰途、強右衛門は武田方に捕らわれ、援軍は来ないと告げるよう強いられるが……。表題作「炎の武士」ほか、男たちの劇的な生を描いた傑作三編を収録。
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Posted by ブクログ
これは何度も何度も読んでいる大好きな本。 その、人となりも大好きな作家、池波正太郎さんの初期の短編集。 戦国の武者鳥居強右衛門と、土方歳三と、間宮林蔵と、新選組の原田佐之助の4人が描かれている。 やっぱイイわ~読み応えがあるのだ。
男たちの生を描いた三編。表題作の「炎の武士」の鳥居強右衛門の姿も感動するが、個人的には「色」の土方歳三の生き方に興奮する。
表題他短編4話。内3話は新撰組等幕末が舞台で1話が長篠の戦いで有名な鳥居強右衛門の表題作品。やはりなんといっても援軍来ると声高に叫ぶ件のシーン、そして青竹の杖を遠く捕らわれた強右衛門に振る信昌さんがなんとも言えません。
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炎の武士
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池波正太郎
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