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池波正太郎さんの小説よりも「美食家」としてのエッセーが大好きです。特にこの書籍は決して高価ではなく庶民的な食材の(とても懐かしいものばかり)文書、しかも池波先生の人を引き付ける筆致であっという間に、一気に読んでしまいました。
最近はこういう名文家が少なくなって寂しいが霧です。
Posted by ブクログ 2011年10月09日
この本に限らず、池波さんの食に関するエッセイを愛読しています。池波さんの「おいしい」の基準が好きで好きで……。ただ単に味が好みってだけじゃなく、料理人さんの考え方・お店の人たちの人柄・お店が背負ってきた歴史すべてひっくるめて好きだから、「おいしい」。『鬼平犯科帳』の食事シーンが活き活きしてる理由がわ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月30日
本当は『鬼平犯科帳』とかメジャーな作品から攻めなきゃダメなんだろうけど、タイトルの茶目っ気ぶりにしてやられた。
一番にお金をかけるべきは食だという考えにシフトしつつある。お金があればまずは美味いものでも食いに行くというのが理想だけど、写真にでも残さない限り食べたものの記憶は簡単に残ってくれないのが...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月31日
果たして本書のタイトルが相応であったかは疑問であるが、久しぶりに池波氏の文章を楽しんだ。味の歳時記では、江戸から東京へと引き継がれ、そして今は味わえないような食材の話も交えて四季が語られる妙味。第二部の対談では江戸っ子の会話の雰囲気を堪能。第三部ではフランスが舞台となっていたが、エッセイ、語り下ろし...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月08日
この一冊は「味の歳時記」、「江戸の味、東京の粋」、「パリで見つけた江戸の味」の三部で作られている。「人は死ぬために食べている。しかも明日が最後の日ではないという保証はない。だから、今日の一食一飲が大事」という池波氏の死生感が本の根底に。
歳時記に書かれている「小鍋立て」今や我が家の冬の定番です。豆腐...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年10月29日
グ、グルメレポート!なんて美味しそうなんだ!小鍋だてとかたまらないです。
私のような現代人は、戦前というとろくな食べ物なかっただろうし今と全然違ったんだろうな、と思いがちですが、そんなことないんですよね。池波さんは戦前の東京で普通に枝豆をツマミにビール飲んだりしている。今と全く変わらない。
という...続きを読む
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