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Posted by ブクログ
女ですが、もっと早く読んでおきたかった。
刺身や蕎麦、天ぷらの食べ方、様々な作法など若い頃から誰かしらに教わったり聞いたものの数々。。きっと池波さんの本や何かしらのメディアによって浸透したものも多いのでしょう。
衣食住に関する作法やお考えも、全ては池波さんの生き方に対する哲学、みたいなものに繋がっている。「死ぬこと」を考えながら生きるとは、目からウロコものです。
江戸時代の日本というのは世界一の文化国家、そういうのをちゃんと小学校のうちに歴史で教えないとダメなんだよ、なんて言うのもそうだそうだと一人で同調してみたり。バーからバーテンのくだりもいい。他にも色々書きたいが長くなるだけなのでやめておきますw
多様性、ジェンダーレスを重んじる現代においては問題になりそうな発言が多々あるも、読んでいるうちには著者の中で差別から来ている発言ではない事がわかります。が、今だと賛否両論になりそうとは思いましたが。。
もっと早くに読んでおきたかった、のは率直な感想ですが、今読んで良かった、のも本心。歳を重ねたからこそ響く数々。何年か後に読んだら今度はどのくだりが心に響くだろうと、想像するのも楽しい。
良い本でした。
Posted by ブクログ
〈本から〉
(今度、南フランスに行こう、南フランスに行こう・・・)と、事あるごとにやっていると、まあ自然に行けるようになってくるんだよ。それは、いわば、「求心力」だね。
身だしなみとかおしゃれというのは、男の場合、(略)やはり自分のためにやるんだね、根本的には。自分の気分を引き締めるためですよ。
「すべて前もって前もって・・・・・」と、事をし進めて行くことが時間の使い方の根本なんだよ。
まとめて買っておくのがクセ。手間を減らせばそれだけ時間も生まれる。一事が万事で、全部そういうやり方ですよ、ぼくは。
「人間は自分のことはわからない・・・」
ものなんだ。だから、他人が言ってくれたことはやっぱり素直に聞かないとね。
人間の一生は、半分は運命的に決まっているかもしれない。だけど、残り半分はやっぱりその人自身の問題です。みがくときに、男をみがくか、みがかないか・・・結局はそれが一番肝心ということですよ。
それならば、男は何で自分をみがくか。基本はさっきもいった通り、「人間は死ぬ・・・」という、この簡明な事実をできるだけ若いころから意識することにある。もう、そのことに尽きると言ってもいい。
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