秘伝の声(上)

秘伝の声(上)

440円 (税込)

2pt

3.7

新宿角筈村に剣術道場を構える老剣客・日影一念は、臨終の床で、なぜか二人の内弟子、白根岩蔵と成子雪丸に、自分の遺体と共に秘伝の書を土中に埋めよと言い残す。だが、剣の極意を極めたい一心の岩蔵は、遺言にそむき、秘伝書を奪って出奔する。村人たちに頼まれて道場を継ぐことになった雪丸は、岩蔵の行方を探りつつ道場を守り立て、角筈村になくてはならない人物となるが……。

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  • 秘伝の声(上)
    440円 (税込)
    新宿角筈村に剣術道場を構える老剣客・日影一念は、臨終の床で、なぜか二人の内弟子、白根岩蔵と成子雪丸に、自分の遺体と共に秘伝の書を土中に埋めよと言い残す。だが、剣の極意を極めたい一心の岩蔵は、遺言にそむき、秘伝書を奪って出奔する。村人たちに頼まれて道場を継ぐことになった雪丸は、岩蔵の行方を探りつつ道場を守り立て、角筈村になくてはならない人物となるが……。
  • 秘伝の声(下)
    484円 (税込)
    道場を出奔し、名を変えて諸国を巡っていた白根岩蔵は、江戸に戻って金貸しの食客となる。折しも、老中・田沼意次邸で催された剣術試合に勝った岩蔵は、見込まれて水野道場の後継者となる。それを機に、岩蔵は秘伝書を成子雪丸に返すのだが、雪丸は岩蔵を恨まず、また秘伝書を見ようとしなかった。二人の青年剣士の対照的な運命を描きつつ、著者の最後の人生観を伝えようとした長編。

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秘伝の声(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年06月29日

     昔の世も今の世も人間の性はあまり変わらないものだなと感じる。考え方も人それぞれなら、生き方もそれぞれ。どうすることがよくて、どうすることが悪いのか、全くもってよくわからない。
     本書では師の遺言を巡り、対照的な人生を歩むことになった二人の青年剣士の姿を描く。一人(成子雪丸)は遺言に従い日々を送る中...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月13日

    二人の青年剣士を描いた長編小説。ただ二人の運命は対照的なものになる、この前編では剣の師匠の臨終の言葉に逆らって「秘伝の書」を奪い出奔した白根岩蔵と弟弟子成子雪丸の前半生を描く。池波正太郎氏最後の新聞連載小説。

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    Posted by ブクログ 2012年02月21日

    平成二年の初版で,36刷だそうだ〜新宿角筈村の名主に拾われた子は,名主宅に盗賊が押し込むのを察知して,隣の道場主・日陰一念に報せ,奪われた金を取り戻すことに貢献し,その後道場で成長した。一念が危篤に陥り,呼ばれたもう一人は年長の白根岩蔵であった。臨終の際,秘伝書を遺体と共に埋めることを命じられたが,...続きを読む

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