むかしの味

むかしの味

649円 (税込)

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「[たいめいけん]の洋食には、よき時代の東京の、ゆたかな生活が温存されている。物質のゆたかさではない。そのころの東京に住んでいた人びとの、心のゆたかさのことである」人生の折々に出会った“懐かしい味”を今も残している店を改めて全国に訪ね、初めて食べた時の強烈な思い出を語る。そして、変貌いちじるしい現代に昔の味を伝え続けている店の人たちの細かな心づかいをたたえる。

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むかしの味 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    巻頭にあるカラー写真がとても良い。今も残る名店も多々あり、とりわけ洋食店のエッセイが本当に好きである。資生堂パーラーに行きたくなってきた。

    0
    2025年08月30日

    Posted by ブクログ

    読みやすい。
    有名なお店ばかりみたいで、どのお店も美味しそう。
    まだあるのかな。
    食べてみたい。
    もう少し年取ったら、巡ってみたい。、

    0
    2024年10月10日

    Posted by ブクログ

    文庫の再読。池波氏による食べ物の描写は言うに及ばず、その後ろに浮かび上がる"むかしの味"には、その時代も味も知る由もない私でさえも郷愁を感じてしまう。

    0
    2014年03月08日

    Posted by ブクログ

    昭和56年(1981年)から2年間連載された食エッセイを、連載から6年後にまとめた本。序文ではその6年の間ですら世の中は大きな変貌を遂げ、紹介した店も変化しているに違いないと書いてある。果たして連載開始から30年後の今、この店たちはどうなっているのだろうか。この本を読む前に、紹介された店の一軒に偶然

    0
    2012年05月04日

    Posted by ブクログ

    絶対空腹時には読んではいけない、
    小説家池波正太郎氏が綴る極上の「食」のエッセイ。

    と言っても、本作品はただ「この店の何が美味」
    などといった事をダラダラと書き殴った
    グルメ本などでは決してない。

    飽食の時代と言われている現在、
    舌で育てる味覚も心で味わう感動も
    鈍ってしまっているような現代人に

    0
    2012年01月17日

    Posted by ブクログ

    食に関しての表現力では素晴らしい池波氏が自分の覚えている昔の味について書かれたエッセイ集。老舗の匠の味が呼んでいるだけで感じられるようである。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    数多くの食に関するエッセイを書かれている食通池波先生。名作ぞろいでどれもおもしろいのだが,あえて「どんどん焼きをつくる池波氏」の写真が掲載されているこの本を。たいめいけん,まつや,万惣,煉瓦亭,資生堂パーラー,名店がぞろりと紹介されている。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    池波正太郎が実際に足を運んだ料理屋の紹介を中心とした食エッセイ。銀座の煉瓦亭、資生堂パーラー、日本橋のたいめい軒など今に続く名店がたくさん紹介されている。
    どの店も池波さんの思い出と共に、とても魅力的に描写されているので、食べてみたくなる。

    0
    2025年03月31日

    Posted by ブクログ

    冒頭の会話で信頼できるエッセイ。

    近年、器用で勘の良い若い日本人たちが雨後の筍のように新しい飲食店を新しくオープンする。

    「行ってみると、みんな旨いよ」
    「旨いんだけれどねえ、若い連中のは旨さが同じだね。そう思わないか?」

    時代背景と共に読む、味わい深い食のエッセイ。

    0
    2024年09月13日

    Posted by ブクログ

    本棚の奥から出てきた。
    池波氏が「うまい!」と思って食べてきた味と店の思い出が書かれているが「グルメ本ではない」という但し書きがつく。
    舌が覚えているのは、思い出と、人の縁。
    この作品の最初の刊行は、昭和59年(1984年)で、およそ40年前。今から見たら、すでにむかし・・・かも。
    その「むかし」に

    0
    2023年12月18日

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