鬼平梅安 江戸暮らし

鬼平梅安 江戸暮らし

小説・文芸
528円 (税込)

2pt

3.8

自分の屋敷で、庭に咲いた桜をながめながら静かに酒を酌む、それが長谷川平蔵のような武家の花見ですよ。ワーッと上野や飛鳥山へ繰り出して大騒ぎするのは、もっぱら下町の長屋の連中~「鬼平の花見」より。――握り鮨の起源、昔の船宿、大石内蔵助の好物の牛肉、お女郎に教わった朝飯、鯉料理など。時代小説の人気キャラクター達が生きる江戸の風物や食文化が鮮やかに蘇る。食通作家の粋なエッセイ集。

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鬼平梅安 江戸暮らし のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    今月来月と池波正太郎記念文庫主催の文学講演と散歩に参加予定。当代幸四郎の鬼平映画視聴も含め、改めて池波先生に接する機会が増えて嬉しい。
    今の働き方改革やジェンダーレスの世の中では受け入れられない考え方があるかもしれないけれども、どれも改めて感銘と頷かされるものばかり。
    2024-027

    0
    2024年05月21日

    Posted by ブクログ

    鬼平犯科帳や、仕掛人・藤枝梅安を読み終わった後に読みたい作品。

    エッセイという形式なので、まるで池波正太郎氏の話を聞いている錯覚に陥ります。

    私が池波正太郎氏の作品を読み始めたのは、筆者が亡くなった後なので、人柄を知れた親しみの出る作品でした。

    0
    2018年11月11日

    Posted by ブクログ

    池波正太郎の数冊のエッセイをぐうっと縮めたような小冊子。いくつか見たものもあったかもしらないが、どのみち、忘れているから、十二分に愉しめた。

    これが書かれた頃、藤沢周平は「普通の人」を意識して東京(江戸)の郊外でひっそりと暮らしていた。池波正太郎は東京オリンピック辺りから急速に無くなった江戸の名残を「嘆き」ながら、それでも江戸の粋を残した食を愉しみ、きちんとしたホテルに泊まって次々と名作を書いた。

    池波正太郎は最近の時代小説に時々見られるような、あからさまに時代の薀蓄を語るようなことは決してしない。むしろ彼があえて描かないものの中に、真に江戸を知っている者の「教養」があったと思う。

    ・天ぷら屋なんて、当時はまだない。ちゃんと店をかまえているような天ぷら屋はね。梅安の時代は屋台だよ。鮨もそうだ。握り鮨はないことはないけど、コハダの鮨ぐらい、あとはいなり寿司。
    ・それから道でもね雨が降ったら歩けないんです、ぬかるみになっちゃって。だから、ぬかるみの中をちゃんと歩くようにして書かなくちゃいけないわけだ。ぼくは、前の晩に雨が降ったときは、必ず読者に納得が行くように書いていますよ。どれを読んでもらってもわかる。

    今更ながら、鬼平の〈引込み〉や〈火盗改め〉、〈急ぎ盗(ばたらき)〉などは造語なんだと知ったし、長谷川平蔵の私邸を本来の目白台から機動性を考えて清水門外に小説用に移したと知った。小説には書いていないらしいが、使い道がなかった梅安の報酬は1部はおもんに行ったが、大部分は梅安の貧乏な患者にやっちゃうという風に決めていたらしい。梅安は、必殺仕掛け人としてたった一両で毎週のように人殺しをしていたわけでは無いのである。

    編者の高丘卓氏の巻末解題がきちんと読ませるエッセイだった。私は、鬼平も梅安もまだ数冊未読の巻を残している。初老に近づいた今、読み始める時期が来ているのかもしれない。

    0
    2018年08月02日

    Posted by ブクログ

    「鬼平」の味、「梅安」の暮らし、その粋と醍醐味!時代小説の人気キャラクターが生きる江戸の風物や食文化が蘇る、名エッセイ集である。

    0
    2018年07月25日

    Posted by ブクログ

    作品にある様な江戸料理本の様でさりげなく作品世界の話が入っているが、『仕掛人藤枝梅安』の方のキャラの掘り下げみたいな言及があり面白い。小杉さんの方が凄腕剣豪として強いが作者が必ず梅安と同じに名前を出しているのが彦次郎であり思い入れの強さを感じる。自分も彦次郎というキャラが好きなのでさりげない作者からの言及にも奥行きを感じた。
    司馬遼太郎とか史料の読み込みが凄いが池波正太郎はそういうのをひけらかさないけどかなり知識が深い様に感じるし、史料の上澄として作品を作っている様に思える。
    それにしても言動が粋で最後の江戸の香りを持つ人物ではなかろうか。

    0
    2025年04月19日

    Posted by ブクログ

    握り鮨の起源、昔の船宿、大石内蔵助の好物の牛肉、お女郎に教わった朝飯、鯉料理など。時代小説の人気キャラクター達が生きる江戸の風物や食文化が鮮やかに蘇る。食通作家の粋なエッセイ集。

    再録。

    0
    2023年02月11日

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