記者作品一覧

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  • 【合本版】明治あやかし新聞 怠惰な記者の裏稼業 全3巻
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    日がな一日サロンで惰眠を貪る日陽新聞社の記者、久馬。そんな彼も好奇心が疼けば記事を書く。傍に用意するのは、怪談奇談に妖怪本。彼が書く記事は全て妖怪にまつわるものなのだ。ある春の日、少女が新聞社へ乗り込んできた。彼女の名は香澄。久馬の記事が原因で、友人が奉公先を追い出されたのだという。冷たい対応の久馬に代わり香澄に声を掛けたのは、妖美な男・艶煙。曰く、むしろ妖怪記事は人助けになっており、友人は貞操の危機を免れたのだというが!? ※本電子書籍は、『明治あやかし新聞 怠惰な記者の裏稼業』全3巻を1冊にまとめた合本版です。
  • 1面、降版します 特命記者の事件簿
    3.0
    「他社にネタを流している裏切り者を探せ」。 全国紙の毎朝経済新聞で見出しとレイアウトを担当する整理記者、藤崎桃果に下ったまさかの密命。桃果は取材記者1年目に起こした誤報記事が原因で、整理部に「左遷」されていた。すっかりやる気を無くしてしまい、転職活動に夢中になっていた桃果だったが、編集局ナンバーツーの権座に呼び出され、裏切り者探しを始めることに。裏切り者を特定できた暁には、取材記者として返り咲けることを約束された。 もともと競合する2社が合併してできたこの新聞社では、派閥争いが続いていた。怨嗟、嫉妬、陰謀が渦巻く社内で、桃果がたどり着いた衝撃の真実とは? どんでん返しの連続の新聞記者小説。
  • また、桜の国で
    4.4
    一九三八年十月一日、外務書記生棚倉慎はワルシャワの在ポーランド日本大使館に着任した。ロシア人の父を持つ彼には、ロシア革命の被害者で、シベリアで保護され来日したポーランド人孤児の一人カミルとの思い出があった。先の大戦から僅か二十年、世界が平和を渇望する中、ヒトラー率いるナチス・ドイツは周辺国への野心を露わにし始め、緊張が高まっていた。慎は祖国に帰った孤児たちが作った極東青年会と協力し戦争回避に向け奔走、やがてアメリカ人記者レイと知り合う。だが、遂にドイツがポーランドに侵攻、戦争が勃発すると、慎は「一人の人間として」生きる決意を固めてゆく。“世界を覆うまやかしに惑わされることなく、常に真実と共にあれ”との言葉を胸に。
  • 原敬の大正
    -
    1巻2,035円 (税込)
    平成の現在も成しえない二大政党制を大正時代に現出させた「超現実主義的」政治家・原敬。 最も著名な宰相ながらも知られざる原の生涯と大正という時代を描く評伝大作。 <目次> 時代とは何であったか 昭和天皇の育成 皇室を「政事」に関わらせてはならない、と反革命としての原敬 新聞記者・原敬──文章ハ経国ノ大業 政治思想家としての原敬──政府と人民との対立 政治思想家としての原敬──国家統治の方法 政治思想家としての原敬──国民国家と国民の「自由」、および東京府会の「権理」 政治思想家としての原敬──近代国家のエネルギー、石油をめぐって 政治家への転身──「海内周遊」の旅の意味 政治家への転身──渡辺洪基と 政治家への転身──奥州から北海道へ 「立憲政治」の時代 官僚としての経験──外交官・原敬 官僚としての経験──大隈重信、井上馨との関係 官僚としての経験──陸奥宗光外相の下で 要するに辛抱さ ──外務次官から大阪毎日新聞社長へ 政党内閣のはじまりと最初の崩壊 国家統治のほうへ 政治は力である──後藤新平とのライバル関係 政治は力である──大逆事件への対応 政治は力である──桂園時代を超えて 政治は力である──「対華二十一箇条」に反対 原政友会と軍事問題──シベリア出兵に反対 原政友会と軍事問題──寺内内閣への対抗 原政友会と軍事問題──米騒動と原内閣成立 政党内閣の出現 シベリア出兵の失敗 西にレーニン、東に原敬 原敬は何を実現し、何を捉えそこなったか あとがき
  • 昭和小史北炭夕張炭鉱の悲劇
    -
    1巻2,029円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 昭和56年、多くの犠牲者を出した北炭夕張炭鉱事故。閉山の危機に立つ同鉱救済のため、日本炭鉱労働組合は最後の闘いに臨んだ。エネルギー革命下で起こった事故の底流にあったものは。元北海タイムス記者が悲劇の内側を検証する。

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  • こんとんの居場所
    4.4
    1巻2,006円 (税込)
    謎の生命体「こんとん」の取材記者として調査船に乗り込んだ男女。たどり着いた島=こんとんの上で、二人が見たものとは……。(「こんとんの居場所」) 防衛省のシステムに侵入した天才少年ハッカーが開いたのは、人類を"次の段階"に進める禁断の扉だった。人々が次々と人間の姿を失っていく中、ある親子が再会する。(「白い霧」) それは滅びか、救済か――。 文藝賞受賞作『いつか深い穴に落ちるまで』(2018)、『孤島の飛来人』(2022)に続く、現代文学の異才による最新作品集! ◆赤坂真理氏、ラランド・ニシダ氏、推薦! 「退屈な日常から、非日常にグラデーションで少しずつ染まっていく感覚。読書の喜びの根源に触れた気がする」 ニシダ(ラランド) 「するする運ばれていくうちに思いがけないところにいて、たとえそれが破滅かもしれなくても、笑えてしまう。ああ、言葉にだけ可能な、こんな旅があるのだ」 赤坂真理(作家)

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  • 週刊Gallop(ギャロップ) 臨時増刊 丸ごとPOG 2024~2025
    4.0
    POGファンの皆さんにお届けする渾身の一冊! 今年もPOGファン待望のシーズンがやってきました! 週刊Gallopが総力を挙げて制作する一冊、臨時増刊「丸ごとPOG2024~25」を4月22日に発行します。 牧場・クラブ別注目馬などのグラビアページは今年も圧倒的なボリュームでお届け。クラシック路線を見据える大物候補や、早期デビューを目指す即戦力タイプまで一挙に紹介します。 牧場目次 社台ファーム 直撃インタビュー 吉田照哉(社台ファーム代表)&吉田哲哉(社台ファーム副代表) ノーザンファーム早来 本誌独占!佐々木主浩オーナー“新時代の秀才コンビ” ノーザンファーム空港 直撃インタビュー 吉田勝己(ノーザンファーム代表) 追分ファームリリーバレー 直撃インタビュー 吉田正志(追分ファームマネジャー) 直撃インタビュー 里見治オーナー 大山ヒルズ 直撃インタビュー 前田幸治(ノースヒルズ代表取締役会長) ビッグレッドファーム コスモヴューファーム 下河辺牧場 吉澤ステーブル シュウジデイファーム ノルマンディーファーム 坂東牧場 ケイアイファーム 女神のイチ推し 千代田牧場 加藤ステーブル 木村牧場 小国スティーブル EISHIN STABLE ダーレー・ジャパン エクワインレーシング 三嶋牧場 ディアレストクラブイースト 谷川牧場 ヤシ・レーシングランチ グランデファーム チェスナットファーム 西山牧場 錦岡牧場 武田ステーブル ビクトリーホースランチ No.9ホーストレーニングメソド 99.9(ナインティナインポイントナイン) 富田ステーブル ALPHA TRAINING BASE 三橋ステーブル フィリップファーム ミルファーム 女神のイチ推し 愛馬会法人 サンデーサラブレッドクラブ 愛馬会法人 キャロットクラブ 愛馬会法人 社台サラブレッドクラブ 愛馬会法人 シルク・ホースクラブ 愛馬会法人 ラフィアンターフマンクラブ 愛馬会法人 G1サラブレッドクラブ 愛馬会法人 ウインレーシングクラブ 愛馬会法人 ロードサラブレッドオーナーズ 愛馬会法人 ノルマンディーオーナーズクラブ 愛馬会法人 ユニオンオーナーズクラブ 愛馬会法人 グリーンファーム愛馬会 愛馬会法人 ターファイトクラブ 愛馬会法人 広尾サラブレッド倶楽部 愛馬会法人 YGGオーナーズクラブ 愛馬会法人 インゼルサラブレッドクラブ 愛馬会法人 友駿ホースクラブ愛馬会 バックナンバー 東西厩舎リポート(大竹)(奥村) 東西厩舎リポート(尾関)(国枝) 東西厩舎リポート(栗田)(黒岩) 東西厩舎リポート(斎藤誠)(鹿戸) 東西厩舎リポート(高柳瑞樹)(田中) 東西厩舎リポート(田村)(手塚) 東西厩舎リポート(林)(宮田) 東西厩舎リポート(池江)(斉藤崇史) 東西厩舎リポート(須貝)(杉山) 東西厩舎リポート(高橋)(高柳大輔) 東西厩舎リポート(武)(寺島) 東西厩舎リポート(友道)(橋口) 東西厩舎リポート(福永)(藤岡) 東西厩舎リポート(松下)(矢作) 東西厩舎リポート 厩舎別入厩予定馬リスト 2024年 主な2歳新種牡馬 種牡馬別産駒リスト(キズナ) 種牡馬別産駒リスト(エピファネイア) 種牡馬別産駒リスト(スワーヴリチャード) 種牡馬別産駒リスト(モーリス) 種牡馬別産駒リスト(ドレフォン) 種牡馬別産駒リスト(ロードカナロア) 種牡馬別産駒リスト(ダイワメジャー) 種牡馬別産駒リスト(リアルスティール) 種牡馬別産駒リスト(ブリックスアンドモルタル) 種牡馬別産駒リスト(ドゥラメンテ) 種牡馬別産駒リスト(サートゥルナーリア) 種牡馬別産駒リスト(ニューイヤーズデイ)(レイデオロ) 種牡馬別産駒リスト(ルーラーシップ)(キタサンブラック) 種牡馬別産駒リスト(ナダル) 合田直弘の外国産馬トレンド情報 血統登録済み外国産馬&持ち込み馬一覧 セレクトセール2022 当歳 セレクトセール2023 1歳 HBA市場 記者&トラックマンのPOG指名馬大公開 母馬INDEX 目次

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  • 存在のすべてを
    4.4
    1巻1,999円 (税込)
    平成3年に発生した誘拐事件から30年。当時警察担当だった新聞記者の門田は、旧知の刑事の死をきっかけに被害男児の「今」を知る。再取材を重ねた結果、ある写実画家の存在が浮かび上がる。質感なき時代に「実」を見つめる者たち──圧巻の結末に心打たれる、『罪の声』に並び立つ新たなる代表作。
  • 朝日新聞の慰安婦報道と裁判
    -
    「慰安婦問題」をめぐる朝日新聞の報道と、朝日新聞社を相手に起こした集団訴訟の顛末を克明に記録した書。2014年8月の検証記事の執筆に参加し、その後も取材を続けてきた記者が、置き去りにされ続ける問題の本質を徹底検証する。
  • 日銀と政治 暗闘の20年史
    4.6
    1巻1,999円 (税込)
    1998年日銀法改正以降、先進国初のデフレと20年間、闘ってきた日本。世界金融危機、財政再建問題、アベノミクスまで、日本を襲った危機的状況をめぐり、日銀と政治は水面下でどのような攻防を繰り広げてきたのか。現場の記者が克明に描く迫真の「デフレ全史」。
  • 羽生結弦の肖像 番記者が見た絶対王者の4000日
    5.0
    フィギュアスケート男子シングルで五輪連覇を果たし、「絶対王者」と呼ばれた羽生結弦氏の競技人生を長く取材してきた記者・田中充によるノンフィクション。 2012年から22年までの10年間の戦いと、プロとして進化を続けた約1年の日々に焦点を当て、取材メモを掘り起こし、スポーツという枠を超えた偉大なアスリートの軌跡を描く。 ■目次 第1章 旅立ちのとき 第2章 若き五輪金メダリストの誕生 第3章 孤高の「絶対王者」 第4章 王者を襲った最大の試練 第5章 66年ぶり、五輪連覇の歓喜 第6章 4回転アクセル、不屈の闘い 第7章 意地とプライドの北京五輪 ■著者 田中 充 尚美学園大学スポーツマネジメント学部准教授。スポーツライター。 1978年、京都府生まれ。早稲田大学法学部卒業、同大学院スポーツ科学研究科修士課程修了。 地方紙を経て、2003年産経新聞社に入社。 スポーツ報道に携わり、11年からフィギュアスケートを担当。14年ソチ、18年平昌の両五輪を現地で取材した。 2023年4月より現職。現在もフィギュアスケート関連の記事などを寄稿する。
  • FRBの仕組みと経済への影響がわかる本 FOMC経済見通しと議長記者会見の読み解き方
    3.3
    1巻1,980円 (税込)
    米国FRBは、アメリカの中央銀行にあたり、米国の経済安定のために様々な金融政策を実施。その動向は世界経済に大きな影響を及ぼします。本書は、FRBの仕組みから、役割、日本経済や世界経済への影響等を、わかりやすく解説。FOMC(連邦公開市場委員会)経済見通し、議事録の読み解き方から、FRB議長記者会見の見方まで、金融関連ビジネスに関わる人、株式やFXなどの投資家は必読の一冊です。
  • BIG THINGS どデカいことを成し遂げたヤツらはなにをしたのか?
    4.3
    メガプロジェクト驚異的成功の秘密! 予算内、期限内で超益を生む戦略とスキル! 世界を変えるアイデアを、確実に、実現しよう――。 ★世界各地で絶賛! 各国から助言を求められる メガプロジェクト研究の巨星、初邦訳! ★なぜ人は、スケジュールを守れず、予算オーバーし 「ろくでもないもの」を作るのか? ★予算内、期限内で「頭の中のモヤ」を 超益に変える戦略と戦術を手に入れろ ★The Economist、Financial Times、Forbes…… 2023ベストビジネス書・選出続々! ★ダニエル・カーネマン(『ファスト&スロー』著者)絶賛! 「重要、タイムリー、有益で面白い本」 本書の著者は、世界中の1000億ドルを超えるメガプロジェクトの「成否データ」を 1万6000件以上蓄積・研究するオックスフォード大学教授。 メガプロジェクト研究において世界最多引用を誇り、 アメリカ・イギリス・デンマーク・スイス・オランダ・中国など 官民両プロジェクトで助言を求められ、 国策に影響を与えるビジネスとアカデミズムの巨星。 予算内、期限内、とてつもない便益―― 3拍子揃ったプロジェクトは0・5%のみ。 計画倒れか、爆益か。 頭の中のアイデアから超益を生む「BIG THINGS」を実現する方法を解き明かす! ★世界の超有識者たち、絶賛!! オーラ・ロスリング(『ファクトフルネス』共著者)、 ナシーム・N・タレブ(『ブラック・スワン』著者)、 ティム・ハーフォード(経済学者)…… ピーター・コイ(NYタイムズ記者) 「本書を読まない人は、危険を覚悟せよ」
  • 成功するIoT
    4.0
    IoT(Internet of Things)をビジネスとして立ち上げ、サステナブル(持続可能)な事業モデルを構築したい――多くの経営者がIoTを戦略目標に掲げるようになってきました。国も呼応し、複数の省庁が連携して、IoTの産業支援に乗り出しています。この動きは日本のみならず、世界的な潮流になりつつあります。 本書は事業化への取り組みが本格化するIoT分野の情報ニーズに応えるべく、自動車、農業、小売り、運輸・流通、電気・ガス・水道、介護、損保、ヘルスケアといった多様な産業における先行事例を多数収録しました。IoTでつながるモノも、衣服やごみ場、家、工場と実に多彩で、すそ野が広がっている様子を実感できます。 そして今、IoTに向けた新たな通信技術の開発が急ピッチで進んでいます。ビジネス化に向けた最大の壁となっているのが通信だからです。本書ではLPWA(Low Power Wide Area)や5G(第5世代移動通信システム)をはじめとする最新技術を総ざらいしました。特に、LoRaWAN、NB-IoT、LTE Cat-M、LTE-Directといったホットな方式については、通信業界で30年以上の経験を持つ専門誌『日経コミュニケーション』の記者が詳細に解説しています。 また、これまでにないビジネスチャンスをもたらすIoTは、法制度など既存の枠組みに大きな歪を生み出しています。プライバシーやセキュリティに関する新たなリスクも浮かび上がってきました。本書では、通信アナリストやセキュリティ技術者、法律家、政策立案者(官僚)といったスペシャリストによる寄稿を掲載しています。
  • 幸福な食堂車 ― 九州新幹線のデザイナー 水戸岡鋭治の「気」と「志」
    4.4
    1巻1,980円 (税込)
    鉄道デザイン王国・九州の秘密 いまや日本中の鉄道ファンが最も熱い視線を注ぐ九州。 かの地に一歩踏み入れば、列車から駅舎まで、かつて体験したことのないユニークな鉄道文化が縦横に広がっている。 “本当の公共性”を問い続け、九州を鉄道王国へと変貌させた一人のデザイナーの挑戦と戦いの記録。 【著者紹介】一志 治夫(いっし・はるお) 1956年、長野県松本市生まれ、東京都三鷹市育ち。「現代」記者などを経て、ノンフィクション作家に。 主な著書に『たた一度のポールポジション』(講談社)、『狂気の左サイドバック』(小学館)、 『前線からのクリスマスカード』(幻冬舎)、『たったひとりのワールドカップ 三浦知良1700日の戦い』(幻冬舎文庫収録)、 『小澤征爾 サイトウ・キネン・オーケストラ 欧州を行く』(小学館)、『失われゆく鮨をもとめて』(新潮社)など。 【目次より】 第1章◆コンセプトとはすなわち「志」 第2章◆色への狂気「絶対色感」 第3章◆ヨーロッパで出合った洗練とタフネス 第4章◆パース画の世界を切り拓く 第5章◆成功へと導く「気」の存在 第6章◆初の鉄道デザインは挑戦的な「花仕事」を 第7章◆100億円の価値を生むデザイン 第8章◆なぜ食堂車が大切なのか 第9章◆感動は注ぎ込まれたエネルギーの量 第10章◆和の素材・伝統・意匠を新幹線に 第11章◆「ローカル線」で日本の田舎を再生する 第12章◆合理主義・効率主義への抵抗 第13章◆答えは子どもの頃に見聞きした中にある
  • THE iNTERVIEW 10万人の心を揺らした22のストーリー
    -
    経営者やビジネスリーダーを中心に、登録会員170万人のビジネスパーソンが訪れる情報サイト「日経ビジネス オンライン」。同サイトが2013年に掲載したすべてのコンテンツの中から、10万人以上のアクセス(ユニークユーザー)を集めたものを 中心に、日経ビジネス編集部の専門記者が行ったインタビュー記事をピックアップしたのが本書。いわば、日経ビジネスオンラインが2013年に生んだ「メガヒット記事」の厳選集。  京セラ創業者の稲盛和夫氏、ファーストリテイリング(ユニクロ)代表取締役会長兼社長の柳井正氏、ヤフー社長の宮坂学氏といったビジネス界のビッグネームから、NHKの朝ドラ「あまちゃん」プロデューサーの訓覇圭氏や、宮崎駿氏原作のアニメーション 「風の谷のナウシカ」に登場する小型飛行機「メーヴェ」を実際に制作して飛ばしたメディアアーティストの八谷和彦氏など、時代を彩る「時の人」22人へのインタビューを収載した。  ジャンルは企業経営からキャリア問題、日中関係、環境問題、ライフスタイルまで多岐にわたり、インタビューの切り口も多彩。そこで繰り出される識者の言葉には、ビジネスパーソンの好奇心を揺さぶる独自の視点があふれている
  • キレるソフトバンク
    4.1
    総務省への怒鳴り込みも辞さない「キレっぷり」などで良くも悪くも注目を集めるソフトバンク。本書は、長年にわたって通信業界をウオッチしてきた記者が、一般メディアに取り上げられない側面からソフトバンクの強さを徹底的に分析した。  取材を通して見えてきたのは、ソフトバンクの知られざる企業文化。孫正義社長は商機ありと見れば業界大手や総務省を相手にも平然と大立ち回りを演じ、叩かれても叩かれても、あらゆる策を講じて粘り腰で巻き返す。社員にはスピードを強く求める。自身も即断即決のスピード経営を貫く。奇策ばかりが目立つが、実はデータ重視の慎重派でもある。基本に忠実で調査と分析を徹底的に繰り返し、幹部は綿密な長期計画に基づいて動く。  命運を賭けた米スプリント・ネクステル買収の舞台裏も収録。通信業界の激しい攻防の裏側を追った。

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  • 悪魔のデリバティブ~徹底検証:怪物化する金融商品に取り憑かれた男たち~
    -
    リーマン・ショックとは、いったい何だったのか? 金融危機を引き起こし、破滅へと至った金儲け至上主義者たちは、そのなかでどのように振る舞ったのか? 著者は、怪物化する金融商品に取り憑かれた男たちの真相に鋭く迫る。本書は、金融専門誌の記者として、デリバティブの誕生から世界金融危機までをリアルタイムで体験し、克明な取材を重ねてきた著者による徹底検証のレポートである。
  • ジェフ・ベゾス 果てなき野望 アマゾンを創った無敵の奇才経営者
    3.8
    時に部下を叱りつけ、ありえない目標を掲げ、けたたましく笑う。そうして小売りの巨人ウォルマート、大手書店のバーンズ&ノーブルなどとの真っ向勝負に立ち向かってきた。ベゾスのビジョンは、「世界一の書店サイト」にはとどまらない。「どんなものでも買えるお店(エブリシング・ストア)を作る」という壮大な野望に向けて、冷徹ともいえる方法で突き進んでいく。 ■急成長したアマゾンの手法がわかる! ジェフ・ベゾスとアマゾンの経営手法は独特だ。10年以上先を見据えて、必要とあれば赤字もまったくいとわない。買収したい会社があれば、相手の体力が尽きるまで価格競争を仕掛けて追い込む。投資家から批判されても、巨大な物流システムやクラウド「AWS」、電子書籍「キンドル」などの新規事業には、巨額の投資を続ける。電子書籍の普及に向けて、出版社には言わずに卸値を下回る1冊9ドル99セントで電子書籍を売りまくる。数字と情熱を重要視する合理的で冷徹な手法を解説している。 ■ベテラン記者がベゾスの許可を得て記した最高のノンフィクション 著者は、ニューズウィーク誌、ニューヨーク・タイムズ紙、ビジネスウィーク誌でジェフ・ベゾスやアマゾンの記事を書いていたベテラン記者。ジェフ・ベゾス自身はマスコミ嫌いで有名だが、長年の著者の実績から、本書に関しては、ジェフ・ベゾス自身がアマゾン幹部や親族や友人への取材を許可した。著者は本書のために、300回以上も関係者に取材。ベゾス自身が40年以上音信不通だった実の父も探し当てて話を聞いた。

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  • 生成AI 真の勝者
    NEW
    5.0
    生成AIでもうかるのは誰? 半導体はエヌビディアの一人勝ちが続く? AIが変える地政学って何? AIモデルやクラウドの勢力図はどうなる? 結局、日本企業の勝ち筋って何?? 生成AIブームで勃発した「5つの覇権争い」。その勢力図を正しく分析すれば、日本企業が金脈をつかむ勝ち筋が見えてくる。 勝者はOpenAI、エヌビディアだけじゃない──。シリコンバレー駐在記者が革命の最前線を取材し、生成AIの「知られざる勝者」を描く。生成AIで新規事業やサービス企画に関わるビジネスパーソン必読の本格書。
  • 先生が足りない
    3.4
    1巻1,980円 (税込)
    「授業ができる人がいない」「どれだけ探しても見つからない」「代わりがいないから休めない」……全国的に発生している教員不足は,すでに子どもたちや教育現場へ深刻な影響を及ぼしている.朝日新聞紙面上でこの問題を一〇年以上追い続けてきた記者が,厳しい実態と正規/非正規教員をめぐる教育制度の実情を書き下ろす.

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  • 対決
    4.2
    1巻1,980円 (税込)
    ある医大が入試の採点過程で女子の点数を意図的に下げている――衝撃的な「噂」を耳にした新聞記者の檜葉菊乃は独自の調査を始め、理事の神林晴海に目をつける。巧みに追及を躱す神林だが、突破口はそこしかないと考え、檜葉は何度も攻め立てる。男性優位の社会で、共に無数の理不尽に直面してきた二人。それでも敵対せざるをえない彼女たちの闘いの行方は……。話題作、問題作を絶えず放つ著者が挑む、社会にはびこる差別の根源。
  • ものづくり興亡記 名も無き挑戦者たちの光と影
    -
    「失われた30年」は、ものづくり敗戦の30年でもあった。希望はないのか―― 現場を知る取材記者による迫真のノンフィクション。 大手企業から露骨なさげすみを受けながらもしたたかに生き抜き、国内トップにまで上り詰めた下克上企業・今治造船。悲願の国際旅客機計画に挑みながらも志半ばで潰えたMRJ。確かな技術力でオンリーワンの座に就いた「変態工場」=日立金属・安来工場がはまった落とし穴。周回遅れの日本の次世代モビリティの中で輝きを放つホンダ「空飛ぶクルマ」。
  • SHOーTIME2.0 大谷翔平 世界一への挑戦
    -
    エンゼルスの番記者のジェフ・フレッチャーが綴る、現在進行形の生きる伝説の舞台裏! 二刀流・大谷翔平のMLBの2022年シーズンから始まり、2023年シーズンとWBC優勝、そして新天地移籍までの舞台裏を追ったノンフィクション。 アーロン・ジャッジ、マイク・トラウトといった、強力なライバル&盟友らの生い立ちなど、アメリカのベテラン記者ならではの視点で描かれた「大谷本」の決定版!!

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  • MOCT 「ソ連」を伝えたモスクワ放送の日本人
    3.7
    【2023年 第21回開高健ノンフィクション賞受賞作】 MOCT(モスト)とは、ロシア語で「橋」「架け橋」のこと。 カバーの写真は、モスクワ市ピャートニツカヤ通り25番地にあったモスクワ放送。 その6階に「日本課」はあった。 東西冷戦下、そこから発信される日本語放送。 その現場では、少なくない数の日本人が業務を担っていた。 彼らはどんな人物だったのか。 そして、志したのは報道だったのか、 プロパガンダ(政治的宣伝)だったのか。 それとも、両国に「MOCT(架け橋)」を築くことだったのか……。 (登場人物の一部) ・東側ではご法度のビートルズを流した元民放アルバイトの男。 ・戦時中、雪の樺太国境を恋人と越境した名女優。 ・シベリア抑留を経て、迷いに迷って残留した元日本軍兵士。 ・ソ連亡命後に帰国。ロシア語学校を開設し、後進の育成に尽力した、謎のロシア語使い。 ・ラジオを愛して、早逝した女性ロック歌手。 ・「とにかく酷い目にばかり遭った。それでもロシアを信じたい」と語るアナウンサー。 ……など。 【選考委員、大絶賛】 書き手の静かな理性の膂力(りょりょく)に触れた読み手の心は、快い驚きに満たされずにはいられない。 ――加藤陽子(東京大学教授・歴史学者) ソ連(ロシア)の国策メディアであるモスクワ放送にかかわった日本人たちの有為転変を丹念に浮き彫りにしていて、最も好感が持てた。 ――姜尚中(政治学者) 反ロシア一辺倒の時代だからこそ、争いから独立した市民レベルの「MOCT(架け橋)」を考える本作。未来へと続く橋となった。 ――藤沢 周(作家) どんな厳しい制約がある時代にも架け橋になろうともがく人たちがいる。青島記者もそのひとりかもしれない。 ――堀川惠子(ノンフィクション作家) (選評より・五十音順)
  • メールマーケティング 嫌われないメルマガのすべて
    3.3
    〈電子書籍版について〉 本書は固定レイアウト型の電子書籍です。リフロー型と異なりビューア機能が制限されるほか、端末によって見え方が異なります。 【脱・ゴミ箱行き! ファンを増やすメール配信のノウハウ、教えます。】 「メール」というチャネルを通じて、ファンや顧客との信頼関係を築くための本質的な考え方と具体的な手法を伝える本。 マーケティング手段として、古くから存在するメールの重要性を見直す企業やブランドが、少し前から増えています。 SNSやWeb広告などのコミュニケーションチャネルの中でも、より深い関係性構築に使える数少ない方法だからです。 しかし実施するにあたって、悩みや疑問は尽きません。 「そもそもうちはメールマーケを実施すべき?」 「メルマガの配信テーマはどう決める?」 「制作方法はこれで合っている?」 「購読者は増えたが販促につながらない」 「うまく実施している他社のノウハウを知りたい」 本書では、こうしたメールマーケティングの基本的な考え方、メールの配信設計やメルマガ作成のポイントなどを解説。 最終章では、メールマーケティングにおいて先行的な取り組みを行う個人・企業の事例も紹介しています。 本書の副題「嫌われないメルマガのすべて」には、メールマーケティングにおいては誠実なコミュニケーションが何より重要だという、著者のメッセージを込めました。 購読者との信頼関係をじっくりと築いていくメールマーケティングの本質を知りたい方は、必読の内容です! 〈本書に登場する事例〉 ○メディアコンサルタント 市川裕康 氏 ○ヒールアンドトゥ(株式会社おかだ) ○株式会社才流 ○株式会社中川政七商店 ○株式会社クマベイス 〈本書の特徴〉 ○メールマーケティングの「本質」を伝えることにフォーカス。 ○配信設計・メルマガ作成のノウハウなどを実践的に解説。 ○メールマーケティングの先行的な取り組みを行う企業事例を紹介。 〈こんな場合にオススメ〉 ○自社のブランドやプロダクトのマーケティングに悩んでいる。 ○限られた予算の中で効果的なマーケティングを模索している。 ○中長期的な視点でファンや顧客との関係を築きたい。 〈本書の章構成〉 ■Chapter1 メールという古くて新しいチャネル ■Chapter2 メールマーケティングを行う前に ■Chapter3 購読者の「解像度」を上げる ■Chapter4 メール配信の設計ノウハウ ■Chapter5 成果を上げるメールの作り方 ■Chapter6 メルマガの実践的な運用フロー ■Chapter7 スパム扱いを回避するために ■Chapter8 事例で見るメールマーケティング 〈プロフィール〉 田中 森士(たなか・しんじ) コンテンツマーケティングコンサルタント/株式会社クマベイス代表取締役CEO/ライター 1985年熊本市生まれ。熊本市生まれ、熊本市在住。熊本大学大学院修了後、熊本県立水俣高校講師、産経新聞記者を経て、2015年にコンテンツマーケティングのエージェンシー・クマベイスを創業。クライアントワークに取り組む一方で、海外のマーケティング系カンファレンスやマーケティング成功事例の現場に足を運び、マーケティングの最前線を追い続けている。長年メールマーケティングに取り組んでおり、毎週水曜発行のクマベイスメルマガは2023年8月に350号を突破した。Forbes JAPAN Web版、日経クロストレンド、Yahoo! ニュース個人などで執筆中。著書に『カルトブランディング』(祥伝社新書)、共著に『マーケティングZEN』(日本経済新聞出版)。 三友 直樹(みとも・なおき) BtoBマーケター 1984年生まれ。2007年サンフランシスコ州立大学国際関係学部卒業。IT系ネットメディアの編集・記者を経て、2011年より通信社の記者としてシンガポール、インドで勤務。現在は医療系のAI機器を開発するスタートアップにて、BtoBマーケティングに従事。オウンドメディアの開発や運営、リードナーチャリング、インサイドセールスの立ち上げなど、幅広い領域で活動する。

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  • ビジネスマンなら知っておきたい 教養としての近代経済史 狂気と陰謀の世界大恐慌
    -
    迫りくる世界大恐慌! Xデーに備えろ! 現在日本をふくめ主要国の多くでは、不況を克服するためには政府が経済に積極的に介入するべきだという考えにもとづき、大規模な財政支出や大幅な金融緩和といった政策が政府によって推進されている。 もし大恐慌という災厄をもたらしたものが市場経済ではなく、政府自身だったとすれば、正しい教訓も、とるべき政策も、まったく違ってくるはずである。 本書は歴史から学ぶ恐慌の本質を解説したものである。大恐慌が起こる環境、政策の間違いなど、大手新聞社の記者である著者が恐慌の常識をひっくり返し、真の教訓を導きだす! 日銀総裁が交代した今、最も必要としている金融政策、経済状況の正しい読み方がわかる一冊! 【本書の内容】 序 章  忍び寄る、世界恐慌の再来 ■百年ぶりの危機が襲う日 ■恐慌を引き起こした犯人は誰か? 通説を疑え! 第一章  中央銀行がバブルを生み、それは必ずはじける ■恐慌の真犯人は誰か? ■世界恐慌の起源は第一次世界大戦にあった ■政府・中央銀行が世界経済を不安定にする ■恐慌へのカウントダウン、暴走するマネー 第二章 政府のお節介な「経済対策」が恐慌をもたらす ■フーバー大統領が「自由放任」という嘘 ■「賃下げ阻止」が生んだ大量の失業者 ■農産物買い支えの愚行 ■保護主義に走り、世界貿易が急速に縮小 第三章 経済危機を悪化させた「ニューディール政策」 ■政府の規制が招いた銀行破綻 ■重いツケは消費者に─産業統制という愚策 ■公共事業の「成果」の現実 ■恐慌悪化を招いた規制と増税 第四章 昭和恐慌も「政府の失敗」だった ■「大きな政府」か「小さな政府」か ■金本位制復帰という正しい決断 ■井上準之助の慧眼、高橋是清の過信 第五章  世界恐慌を生き抜くには 近未来経済予測 ■お節介な「不況対策」にノーを ■政府のマネー支配から逃れよう ■納税者が一揆を起こす日
  • プレデター
    3.6
    「あなたはなぜ、この取材を始めたのです?」 明海和(あけみ・かず)はストリートチルドレンの取材を続けるうち、謎の集団・プレデターに襲撃される――。 都市再開発計画の名のもとに首都が七つのゾーンに区切られ、格差社会化が進む2032年の日本。 web情報誌“スツール”の記者・明海和は、独自に子ども狩と人身売買の取材を続けていたところ、カササギと名乗る人物に突き当たる。和が待ち合わせ場所に行くと、そこに現れたのはまだ十代の男性だった。彼は、これ以上取材を続けると「殺されますよ」と警告する。 なぜ、子どもたちの取材をすることが危険なのか? なぜ、国際的なモデル都市でストリートチルドレンが生まれるのか? 和は、自身の父親も“闇の子どもたち”の取材をしていたことを明かすが……。 ジュブナイル小説の名手による新たな代表作誕生!! 格差社会の闇に切り込む、ディストピア長編。
  • 日本一長く服役した男
    3.7
    男は何故、61年も服役しなければならなかったのか。 更生と刑罰をめぐる、密着ドキュメンタリー。 令和元年秋、1人の無期懲役囚が熊本刑務所から仮釈放された。 「日本最長」61年間の服役期間を経て出所したのは、80代のやせ細った男。 出所後も刑務所での振る舞いが体に染みつき、離れないでいた。 男はかつてどんな罪を犯し、その罪にどう向き合ってきたのか? 一地方放送局の記者2人とディレクター1人の取材班は、男に密着取材を行った。 更生の物語を期待し、取材を進めるものの、一向に態度が変わらない男。 それでも彼らは、この謎めいた男がなぜ服役し、どう罪と向き合ったのか 伝えることをあきらめなかった。 取材班が一丸となって、各々の巧みな取材手法を使い分け、番組制作を進めていった。 度々の全国放送が見送られつつも、 いよいよ放送前日となったある日、取材班に衝撃的な連絡が入った。 その時、彼らがとった行動とは―― 「更生」とは。「贖罪」とは。そして「報道」とは。 3年にわたる取材の全記録。 【目次】 【目次】 はじめに 第1章 その男との出会い 第2章 偶然か、必然か 取材班結成秘話 第3章 プリゾニゼーションの現実 第4章 裁判記録、その入手までの長い道のり 第5章 日本一長く服役した男“誕生”の秘密 第6章 彼は「ありがとう」と唱え続けた 第7章 刑務官たちの告白 無期懲役囚と社会復帰の理想 第8章 遺族はいま 母との思い出を辿って 第9章 もう一度、問いかけることができたなら 終章 〈鏡〉としての日本一長く服役した男 おわりに 注・参考文献
  • 世界最高峰の経済学教室
    3.0
    ベッカー、セイラー、アリエリー、ミルグロム、ロス、リスト、ヘックマン、バナジー、アセモグル、スティグリッツ、ロドリック、ラジャン――。ノーベル賞受賞経済学者からその有力候補者まで。『日経ビジネス』経済学担当記者が世界トップクラスの著名経済学者にインタビュー、あわせて研究内容・背景を解説。現代経済の課題、その解決を目指す経済学の最前線の動向をビビッドに伝えます。 人的資本論、行動経済学、組織の経済学、マーケット・デザイン、教育、開発経済学、グローバル経済、政治と経済との関わり、イノベーション、グローバリゼーションなど、多様な経済分野について、それぞれの分野を代表する経済学者が、現代社会の直面する問題に経済学はどう向き合っているのか、解決に向けてどのようなヒントが得られるのか、研究の動機、成果、社会における役割、政策への提言などを率直に、自在に、語ります。 現代を代表する経済学者たちの率直で平易な言葉からは、経済学という人間行動の探究が、時代を超えて社会を変える力を持つことが実感できます。また、インタビューとともに、各経済学者の研究のバックグランド、個性などを十分に紹介。経済学のパワーを知り、経済学をより身近に感じられる教養書です。
  • ChatGPTエフェクト 破壊と創造のすべて
    3.6
    "インターネット以来の衝撃"が変える私たちの未来 日経の専門誌記者40人が徹底解説! 経営、技術、働き方…… これ1冊で全部が分かる 公開からわずか2カ月で利用者数が1億人を超えた対話型AI(人工知能)「ChatGPT(チャットGPT)」。どのような質問にもたちどころに流ちょうな言葉でそれらしい答えを返してくれるAIはどのように生まれ、これから世界をどう変えていくのか――。 これからのビジネスや働き方を考える上で知っておきたいChatGPTのインパクトを、日経BPの専門誌記者が国内外の最前線から徹底解説しました。世界のトップを走る経営者や研究者たちの珠玉のインタビューも多数掲載。これからの世界を生き抜くための「航海図」になる1冊です。
  • 郵便局の裏組織~「全特」――権力と支配構造~
    4.5
    1巻1,980円 (税込)
    日本最強の集票マシン――。全国郵便局長会(全特)はそんなふうに呼ばれる。組織代表を国会に送り込む他の業界団体と比べれば、集票能力の高さはピカ一だ。強さの秘密はどこにあるのか。朝日新聞経済部の記者が、「郵政破綻」に突き進む巨大グループの本性を徹底検証。これまでベールに包まれてきた活動実態を内部資料や証言をもとに明らかにし、組織運営と会社経営の矛盾や限界も示す。
  • 通知表をやめた。
    4.0
    【3月25日『朝日新聞』「オピニオン&フォーラム」にて、著者の國分一哉先生のインタビューが掲載】 【3月24日NHK「首都圏情報 ネタドリ!」にて香川小学校の取り組みを紹介!】 【2月17日NHK「おはよう日本」(関東甲信越)にて香川小学校の取り組みを紹介】 【推薦!】 公立なのに定期テストも制服もやめた世田谷区立桜丘中学校元校長 西郷孝彦氏 “子どもファーストな教育”を描くドキュメンタリー映画「夢みる小学校」監督 オオタヴィン氏 【全国25紙で取り上げられ大反響!】 共同通信で配信、全国25紙で取り上げられ多数の賛否両論を巻き起こした、通知表をやめて1000日の神奈川県茅ヶ崎市立香川小学校の挑戦の記録。 なぜ香川小学校は通知表をやめたのか? 通知表はなくしてもいいのか? どのような議論がされたのか? 保護者の反応は? そして、なにより子どもたちは変わったのか? そして、これからどうなるのか? 共同通信の記者が丁寧に取材を続けた記録から、これらの疑問への答えが見えてきます。 子どもたちの成長のために、その姿を保護者へ伝えるために、日々格闘する教師たちの率直な声、そしてこの取り組みの教育的な価値とは・・・香川小学校の取り組みの全貌がわかります。 「茅ヶ崎市立香川小学校は、2020年度から『通知表』という手段で保護者や子どもに評価を伝えることをやめました。……通知表という手段ではなく、そのほかの手法で子どもたちの姿を保護者に知らせていくことを選びました。これは一つのチャレンジで、これが正解かどうかはまだわかりません。……通知表ではない形で保護者に子どもの姿を伝えていくことを決断したことで、見えてきたものが多くあります。……わたしたちは、通知表をなくす取り組みによって、子どもも学校も変わっていくと信じています。」(香川小学校長 國分一哉「まえがき」より)
  • インフレ・ニッポン 終わりなき物価高時代の到来
    4.0
    コロナ禍とウクライナ戦争を背景におよそ半世紀ぶりの大インフレが世界を襲った。低インフレにあえいできた日本も例外ではない。「輸入インフレ」の深刻度は米欧をしのぐ。資源高に根ざす物価高に拍車をかける円安が同時に広がったためだ。世界的なインフレの波のなかでも、日本は賃金デフレの流れが終わらず、日銀は金融引き締めに動けない。輸入インフレと、なお残る賃金デフレ。そのダブルパンチが通貨安を生み、さらなる物価高を生む悪循環になった。 本書は、日本と海外に広く目を向け、市場をウオッチしてきたベテランの日経記者による一冊。ファクトを積み上げ、幅広い取材から総合的な視点で日本の今後を占う。
  • ザ・ミッション THE MISSION
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    ある日突然、球団広報に出向!? 元大リーガーの専属広報担当を命じられた男が挑む「極秘任務」とは…… 名手が放つ、日本初の「球団広報小説」! 食品メーカー広報部員・三上は、子会社のプロ野球チーム「横浜パイレーツ」へ出向を命じられる。 古巣に復帰した大リーガー石岡の専属広報担当として、MLBフリークの三上に白羽の矢を立てた――とは表向きの理由。 低迷するチーム再生のため、スター選手の石岡に引退後の監督就任を要請するも拒否され、 彼の信頼を得て説得するという業務命令(ルビ・ミッション)が三上に課されたのだ。 シーズンに入り、めざましい活躍を見せる石岡はなぜかマスコミを避け、三上は番記者との間で板挟みに。 やがて、チーム内にも不穏な空気が漂い始め……。球界の舞台裏で交錯する人間模様を描く 堂場野球小説の新たな地平!
  • キングメーカー
    3.3
    1巻1,980円 (税込)
    日西新聞に中途入社して政治記者になった国枝裕子は編集局長からの特命を帯びていた。それは長年にわたり永田町を裏から操ってきた上席編集委員の木澤行成をメディアから退場させること。木澤は総裁選の投票を操り、国会議員の不祥事を揉み消し、政治家の弱みを握って思うがままに政界を動かしてきた。新聞記者でありながらキングメーカーとして暗躍する昭和の負の遺産を、若き女性記者が討ち取る――。昭和VS令和、迫真の永田町エンタメ小説!
  • クイズ de 地方自治
    -
    あなたの知識と情熱が、いま試される。100問の障壁を乗り越え、めざせ自治の達人(マエストロ)! 「退職後も課される地方公務員法上の義務は?」「謝罪記者会見での注意点は?」「トランスジェンダーでない人を何と呼ぶ?」「ナッジとAIを融合した最新の手法は?」--。 自治体職員が、日々、職務を遂行していく中で必要とされる、多種多様な知識。ゆりかごから墓場までをカバーする自治体の職員には、担当する職務の法制度についてはもちろん、関連する最新情報、広く自治全般にわたる知識まで、幅広い知見が求められます。 『クイズde地方自治』は、23のジャンルごと厳選したクイズを掲載。担当外の職員でも知っておいてほしい基礎的な知識から、理論・実務を知悉した職員のみぞ知るカルト級(?)の知識まで、楽しみながら自然と身につけることができます。 大好評だった月刊『地方自治職員研修』(休刊)の同名の臨時増刊号を、アップデート×リブートした決定版!
  • アメリカ 分断の淵をゆく 悩める大国・めげないアメリカ人
    4.1
    アメリカ50州をくまなく歩いたボーン・上田記念国際記者賞受賞記者による渾身のルポ。 ワシントン、ニューヨーク、ロサンゼルスなど中心地だけを観測しても見えてこない大国の実像とは。 各地に根を張って生きる人々の物語を通じて、現代のアメリカを描く。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • はやぶさと日本人 私たちが手にしたもの
    3.0
    2022年、JAXAのはやぶさ2プロジェクトチームは解散し、はやぶさから始まったプロジェクトの幕が下りる。 はやぶさとはやぶさ2がつむいだ「物語」とは、私たちにとって何だったのか。 誰よりも熱く、プロジェクトを追い続けた科学記者が描く、知られざる人間ドラマ! ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 村上春樹をめぐるメモらんだむ 2019-2021
    4.0
    20年以上にわたり村上春樹の取材を続ける著者が描くこれまでにない文芸ルポルタージュ。2019~2021年、激変する世界情勢の中で日本を代表する作家は何を考えどう行動したか。毎日新聞唯一の村上春樹担当記者が近況をレポートしながら、数多の小説論、文芸批評とは一線を画す、行動する作家・村上春樹の「生身の」魅力に迫る。毎日新聞同名連載(2019~)を書籍化。アジア圏はじめ世界の中で絶大な影響力をもち、折々の発言はニュースになり、ノーベル文学賞の時期には毎回話題にもなり、誰もが知る国民的作家でありながら、多くの人にとっては、どこか全体像を把握できない謎めく存在でもある。作品を読んでいなくても、村上春樹がわかると世界がわかる。自由とは何か。表現とは何か。熱心なファンだけではなく、同時代を生きるふつうの人々におくる教養としての村上春樹本。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 公務員の人前で話す技術
    -
    1巻1,980円 (税込)
    人前で話すのが苦手な公務員に向けて、さまざまな場面での話し方を解説! 説明・スピーチをする際の基本的なポイントに加え、朝礼から会議・会合、レク、住民説明会、昇任面接、記者会見、議会答弁、研修講師まで、場面別に話し方のコツを伝授。さらに、特にあがり症の公務員に向けて、緊張してしまう要因とその克服法を丁寧に伝える。 部署・役職を問わず、公務員に欠かせない「人前力」が身につく1冊!

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  • 日の丸コンテナ会社ONEはなぜ成功したのか?
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鮮烈なマゼンタ(赤紫色)のコンテナやコンテナ船を見たことがありますか? 日本海運業の存亡を賭けた日本郵船、商船三井、川崎汽船のコンテナ船事業部門の大統合で誕生したシンガポールに本拠を置くオーシャン・ネットワーク・エキスプレス、略称ONE。2017年に設立されたONEの軌跡とコロナ禍による世界のコンテナ業界の大激動を追ったビジネスドキュメント。著者は海運専門紙記者と海運研究者。  世界第2位のコンテナ港を擁するシンガポールで、邦船3社の30代、40代が中心となって作り上げた19カ国のスタッフを抱える多国籍かつ世界標準のスタートアップは、結果としてコロナ禍によるサプライチェーンの混乱とコンテナ運賃急騰などもあり、2年連続で2兆円の利益を上げる。赤字お荷物部門からの大逆転劇だ。 成功のキーワードは、「出島組織」。その定義は、以下の2点。 (1)本体組織から何かしらの形ではみ出して (2)新しい価値を生む組織 ONEの目覚ましい成功は、日本の伝統的な大企業、いわゆるJTC(Japanese Traditional Company)の再生の方向性を示す格好の事例と言えるだろう。
  • 憎まれて死ぬか、愛されて死ぬか。――政治家 石原慎太郎の日々
    -
    1巻1,980円 (税込)
    都知事時代の石原慎太郎と対峙し続けた 報道記者が紐解く、あの日・あの時・あの発言! 「どうせみんな、早く石原、死にゃいいと 思ってるんだろうけど、そうはいかねえぞ。 俺が死んだら、日本が退屈になるぜ!」 石原さんのイメージは「右派」「保守派」「昭和の頑固親父」……一般的にはそんなところだろうが、そんなステレオタイプでは測れない奥深さがあった。例えば「右派」でありながら、「左派」が支持しそうな環境問題にも理解を示していたことは、意外に受け止めていた人も多い。石原慎太郎という人物は、精巧な面が刻まれた多様な光を放つ「プリズム」のような存在だったのではないか。さらに石原さんは生前、人生の引き際について「死ぬまではやっぱり言いたいこと言ってやりたいことやって、人から憎まれて死にたい」と述べる一方、別の機会では「人に愛されて死にたい」とも語っていた。「憎まれて」と「愛されて」……これまた石原慎太郎というプリズムがなせる業なのかもしれない。本書ではその多彩な光を感じていただけると思う。      ――― 著者 石原慎太郎氏の死後、作家としての生涯に注目がいきがちだが、本書は、都知事時代の石原氏の仕事を中心に丁寧に紐解き、政治家 石原慎太郎とは何者だったのか? にスポットをあてた貴重な一冊。 番記者だった著者だから知っている、あの発言の裏側。
  • 独占告白 渡辺恒雄―戦後政治はこうして作られた―
    4.2
    1巻1,980円 (税込)
    1945年、19歳で学徒出陣により徴兵され、戦争と軍隊を嫌悪した渡辺。政治記者となって目にしたのは、嫉妬が渦巻き、カネが飛び交う永田町政治の現実だった――。「総理大臣禅譲密約書」の真相、日韓国交正常化交渉と沖縄返還の裏側、歴代総理大臣の素顔。戦後日本が生んだ稀代のリアリストが、縦横無尽に語り尽くす。
  • 鉄道会社サバイバル トンネルの向こうの光を目指せ
    3.4
    1巻1,980円 (税込)
    コロナ禍、人口減、鉄道を襲ういくつもの苦難。 それでも、現場のハートは燃えている! 日本全国を「鉄」記者が自ら駆け回って集めた 現場の生の声を伝えます。 【はじめに】より抜粋  鉄道好きの1人としては、ローカル線はひなびていればいるほど旅情があると思う。自分が乗る時はガラガラで、のんびり酒でも飲みながら旅行できれば最高だ。  しかし、それは勝手な願望にすぎない。鉄道事業がビジネスである限り、立ちゆくはずがないからだ。「客がほとんど乗っていない列車に乗務するたびに、むなしくなるんです よ。自分の仕事は世の中の役に立っているのか、会社の先行きはどうなるのかって」。ローカル線の乗務経験があるという、あるJR社員に言われたこの一言が今も耳から離れない。  コロナ禍という未曽有の変化に直面し、もがき、苦しむ鉄道の現場を2年半取材し続けたルポルタージュだ。鉄道が担う公共交通という役割を残し、守ろうと奮闘する現場の人々の思いを感じ取っていただければ幸いだ。
  • マスコミ対策の舞台裏 役員からの電話で起こされた朝
    3.0
    現在はSNSを使えば、企業だけでなく一般の消費者までもが簡単に情報発信できる時代です。しかし、拡散された投稿の情報源をたどっていくと、マスコミなど主要メディアが発信した情報が少なくありません。その大きな理由は、主要メディアが情報の信頼性を担保している点にあります。だからこそ、企業は「情報の源流」でもあるメディアへの対策を十分に練り、正しい情報を伝え、記事や番組として発信してもらう重要性がこれまで以上に高まっていると言えます。万一誤った情報が拡散されれば、そのスピードと相まって、企業側では手の施しようがなくなることすらあり得ます。 本書は、ソニー(現ソニーグループ)、アップル、NECパーソナルコンピュータ/レノボ・ジャパン、アドビと、世界を代表するIT系企業で広報業務を担当し、現在もその第一線で活躍する現役広報パーソンである二人の著者が、これまでほとんど語られることのなかった「メディアとの攻防」について、企業の側からその実態を赤裸々に明かしたものです。収録された全83のエピソードはどれも本当にあった話。20年以上にわたる記者や編集者との生々しい駆け引き、社内でのあつれき、成功談・失敗談から導き出された「記事や番組に採用されるためのテクニック」「メディアとの関係構築法」に加え、「企業の危機管理」に対する考え方も学べます。当時の現場の様子について、本音を交えながらリアルに描くことに力を入れているため、読み物としても楽しめる中身の濃い1冊となっています。
  • 馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる
    -
    ※電子版は紙の本(四六判)を再編集し、スマートフォンで見やすいようにリサイズしています。タブレットでご覧になる場合は横画面表示(見開き)を推奨します。 勝てない理由は予想以外にあった! 『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』『回収率を上げる競馬脳の作り方』などのベストセラーで知られるTARO氏が、『馬券力』について徹底究明した一冊。 予想の精度を競い合うのはライバルが多いレッドオーシャンの世界。また、予想のトレンドは日々変わっていくので、常にブラッシュアップしなければなりません。 効率よく競馬に勝つために磨くべきは、“予想力”ではなく“馬券力”です。 自分自身の性格を知り、勝負レースを選択し、最適な券種で買い目を構築する。競馬で勝っている人は、“予想以外”の力を磨いているのです。 本書を読んで、『馬券力』の正体を知り、収支を劇的にアップさせましょう。 巻末特別企画としてキャプテン渡辺さんとの対談も収録! 主な内容 ・なぜ、馬券力の重要性は語られないのか? ・馬に適性があるように人間にも適性がある ・馬券でも勝負強い山本昌さんの自己分析力 ・危険な人気馬のシンプルな見極め方 ・買い方の柱は「券種選び」と「組み方」 ・券種別解説

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  • 話題にしてもらう技術~90.5%の会社が知らないPRのコツ
    3.0
    ※PDF版をご希望の方は Gihyo Digital Publishing (https://gihyo.jp/dp/ebook/2022/978-4-297-13088-6)も合わせてご覧ください。 「プレスリリースを出したけど反応ゼロ」 「お金をかけたのに全然メディアに露出できない」 「取材でテレビに出れたけど売上につながらない」 「『広報は秘書に兼務してもらおう』で問題に」 「『話はうまいほうだから取材は楽勝』のはずが大炎上」 「PRなんてかんたんだ」と思ってませんか? 記者として取材する側,企業の広報PR担当者として取材される側,両方の経験を持つPRのエキスパートが,話題にしてもらうために必要なノウハウを集大成。 注目を集める情報の8つの法則 話題になるためのPR5つ道具 疲弊しないで話題になり続けるための考え方と仕組みづくり 1人で抱え込まない体制のつくりかた 炎上のリスクとうまくつきあう方法 成果につながる情報の届け方がわかる。 【特別付録】ストーリーでわかるPRの取り組み方
  • 悲劇の宰相 安倍晋三――清和会の血脈
    -
    緊急出版 追悼 安倍晋三  インド太平洋に翔る 日本の政局を左右してきた巨大政策集団と「世界のシンゾー」の実像に迫る。 ◆安倍晋三元総理が参院選遊説先で凶弾に倒れた。在職日数で二期通算3188日の歴代首相最長記録を残した安倍晋三は、「強い日本を取り戻そう」と経済や外交・安全保障政策で一時代を画し、国際的に評価された希有の政治家であった。  ◆本書は、安倍晋三が第10代会長に就任した自民党最大派閥「清和会(清和政策研究会)」にスポットを当てたもの。長年この派閥を担当してきた政治記者が、政権を巡る派閥抗争の歴史や歴代領袖(福田赳夫、安倍晋太郎、森喜朗、小泉純一郎、福田康夫、安倍晋三など)の素顔を描き、巨大政策集団の実像に迫る。 ◆また本書は、第二代会長安倍晋太郎と、晋三親子二代の物語でもある。首相の座を目前に病に倒れた晋太郎と、晋三の享年は奇しくも同じ67歳。本書は悲劇に彩られた「世界のシンゾー」への追悼の詞でもある。巻末には資料として、「希望の同盟へ」「二つの海の交わり」など安倍氏のスピーチや清和会年表も収録。
  • ANA 苦闘の1000日
    3.8
    2020年春。空港では見たことのない景色が広がっていた。 乗客が行き交う姿も、搭乗手続きに並ぶ人たちの列もなかった。 コロナで乗客が9割以上も減ってしまった「青い翼」ことANAが生き残りをかけた1000日の全記録。  新型コロナウイルスによる未曽有のパンデミックは、航空会社の経営を大きく揺るがした。中でも、インバウンド需要の拡大と歩調を合わせるように人や機材を増やして事業規模を拡大してきたANAホールディングス(HD)への影響は大きかった。  経済誌『日経ビジネス』の記者としてANAHDを長期的に取材してきた筆者が羽田空港や成田空港、本社のある東京・汐留などで見たのは、経営陣から現場の社員までが、初めての経験に戸惑い、どうすべきか思い悩み、難局に立ち向かおうとする姿だった。それは、普段のANAがイメージさせるスマートさとはずいぶん違っていた。  ANAHDはどのように難局を切り抜け、光を見いだしつつあるのか。あのとき、経営者や社員たちは何を思い、何をしたのか。そして今、どんな課題に直面しているのか。企業が危機に陥ったときにどう動くべきかのヒントが詰まった"苦闘の1000日"の全記録。変化の時代に奮闘するあらゆるビジネスパーソンの道しるべになる1冊。
  • 最新 戦略の地政学 専制主義VS民主主義
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    ■地政学ブームの先駆け王道書籍 待望の増補・改訂版!! なぜロシアはウクライナに侵攻したのか。その鍵を握るのは「地政学」である。国際情勢を読み解く鍵「地政学」について安全保障の専門家が語り尽くした前著『戦略の地政学』。 冷戦後の世界秩序全体を揺るがす新たな覇権の時代を読み解く増補・改訂版の誕生! [目次] 第1章 地図から見える世界 第2章 地政学の誕生 第3章 新たなグレートゲーム 第4章 海を制する米国 第5章 海を求めるロシア 第6章 膨張する中国 第7章 舵を失った日本 第8章 戦略と沖縄 第9章 日本の針路と同盟 第10章 インド太平洋時代 【著者略歴】 秋元千明(あきもと・ちあき) 英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)日本特別代表。早稲田大学卒業後、NHK入局。30 年以上にわたり、軍事・安全保障専門の国際記者、解説委員を務める。冷戦時の東西軍備管理問題、湾岸戦争、ユーゴスラビア紛争、北朝鮮核問題、同時多発テロ、イラク戦争など、豊富な取材経験を持つ。一方、RUSI では1992 年に客員研究員として在籍した後、2009 年、日本人として初めてアソシエイト・フェローに指名された。2012 年、RUSI Japan の設立に伴い、NHKを退職、所長に就任。2019年、RUSI日本特別代表に就任。日英の安全保障コミュニティーに幅広い人脈があり、両国の専門家に交流の場を提供している。大阪大学大学院招聘教授、拓殖大学大学院非常勤講師を兼任する。 専門分野は国際安全保障、情報活動、地政戦略論、軍事史。著書に『復活!日英同盟』(CCCメディアハウス・2021)、『戦略の地政学』(ウェッジ・2017)等。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『最新 戦略の地政学 専制主義VS民主主義』(2022年9月16日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
  • プーチンとロシア革命 百年の蹉跌
    -
    1巻1,980円 (税込)
    11年半モスクワ特派員を勤めた記者が、ロシア革命に遡りプーチンの歪んだ歴史観と、その危うさに迫る。「ウクライナにて」を書き下ろし。現地から残虐行為の実態等を伝える。 (本書は同タイトルの増補版です)
  • 宗教対立がわかると「世界史」がかわる
    3.6
    読まずに生き残れるか…!? グローバル化がすすんだ今、 世界史と日本は切り離せない ・ロシアによるウクライナ侵攻の背景 ・ラテンアメリカ、中国で福音派が増えている ・日本人は宗教対立とは無縁なのか ・十字軍遠征の意外な真実 ・イスラム支配地域でも、キリスト教やユダヤ教が許される条件 ・多神教は寛容で、一神教は排他的なのか ・宗教とテロの関係史 ・急激にイスラム化が進む欧州で起きていること ......etc 「宗教対立」を入口に、新たな世界史の見方を提示。 世界の歩みも、国際情勢の「なぜ?」も、背景を読むカギは「宗教対立」にある。 ・・・ 世界で起こる出来事の背後に宗教対立がある。それは、最近起こった世界的に重大な出来事の場合にもそうである。しかし、現代の日本人には宗教対立は先鋭な問題として感じられてはいない。私たちは、宗教というもの、あるいは異なる宗教同士の対立がどういった事態を生むかを理解できていない。それは、世界の歴史、世界の歩みを十分な形では理解できていないことを意味する。国際化が著しく進んできた現在の状況のなかで、果たしてそれで世界を知り、他の国々とかかわり、日本の進路を定めていくことができるのだろうか。そこには大きな問題がある。(本文より) 目次 はじめに ロシア正教とウクライナ正教の反目 ロシア正教会はロシアのアイデンティティ 「第3のローマ」モスクワ 共産主義と宗教の和解 聖なるロシア 仏教と神道の対立 日本における宗教弾圧 第1章 宗教対立の起源――十字軍遠征の意外な真実 1 ローマ帝国はキリスト教を迫害していない 外来宗教との対立 デウスを大日としたザビエル 手強い禅宗との宗論 仏教と道教の対立 度重なる老子=釈迦説の否定 儒教には教団がない キリスト教徒は皇帝崇拝を拒絶? ローマ帝国によるキリスト教公認は怪しい 天理教は軽犯罪で罰せられた 皇帝崇拝はキリスト教公認以前のもの 国家統合に役立つ公認宗教 2 贖罪と金儲けのための十字軍 キリストは神ではない、という根深い主張 ぬぐい切れない「キリスト教= 多神教」論 3つの宗教の交差点「エルサレム」 十字軍のそもそもの目的は「贖罪」 ユダヤ教に原罪の観念はない アウグスティヌスの回心 善悪二元論、現世否定のマニ教 マニ教の深い影響力 聖遺物の蒐集と十字軍派遣 中世で大流行した聖遺物崇敬 聖地奪回では片づかない十字軍の意味 第2章 宗教対立の陰に経済がある 1 プロテスタントは何を“改革"したか ハンチントンの文明の8分類 文明の主軸に宗教あり プロテスタントの側から見た改革イメージ ルターは“公然と"教会批判をした パウロの書簡のなぞ 終末論と教会制度の結びつき 生誕から死までカバーする「七つの秘蹟」 教皇こそ教会の力の源泉 2 教会と世俗権力の「人事と金」をめぐる争い 教会と経済活動 人事をめぐる闘争 銀行業務を行ったテンプル騎士団 異教徒からは利子が取れる 十字軍のための経済的な支え 宗教改革に対抗してできたイエズス会 商才に長けた宣教師たち 教会領としての長崎 アジールとしての宗教勢力 教会に頼らず聖書に頼る――ルターの改革の真意 第3章 キリスト教とイスラム教は対立していたか――近代以前と以後 1 野蛮なキリスト教世界、進んだイスラム教世界 宗教対立の契機 アラブ側には不明だった十字軍の目的 文明の先進地アラブ 医療もイスラム世界の方がすぐれていた 野蛮な十字軍 オスマン帝国に「スルタン・カリフ制」の成立 重要問題の判定者= カリフ オスマン帝国の軍人にキリスト教徒もいた 宗教の混交は当たり前 「イスラーム世界」という言い方への違和感 イスラム教の大勢力は東南アジア、南アジア 19世紀に成立した「イスラーム世界」という見方 2 イスラムには組織も宣教も現在もない キリスト教に宗教法がない イスラム教徒はモスクに属してはいない イスラム教は商人の宗教 イスラム教のもつ緩さ 「啓典の民」を認めるイスラム教 利子を取れる「啓典の民」は貴重 対立は近代に入ってから 第4章 インドの宗教対立の歴史を追う―― 多神教は寛容なのか 1 中国、朝鮮、日本の「廃仏」の歴史 中国における「廃仏」 仏教弾圧にも経済的背景が 李氏朝鮮における廃仏政策 寺社勢力から土地を奪い、税を課した明治政府 2 神話とナショナリズムの形成 ヒンドゥー教徒によるモスク襲撃 アヨディヤ事件の背景 イスラム教徒は全体の13パーセント 体系化されていないヒンドゥー教 ヒンドゥー・ナショナリズムの2つの背景 政治への幻滅から興ったナショナリズム 3 神話の政治利用 神話ドラマと連動する政治 神話と歴史的事実との関係 捏造される神話 神話を根拠とナショナリズム 税金を取り異教を許したオスマン帝国 非イスラム教組織を徴税に利用する オスマン帝国とムガル帝国の統治の違い 第5章 2つの原理主義が向かう先――福音派とワッハーブ派 1 アメリカを襲った信仰復興の狂熱 新しいことば「原理主義」 イラン革命とイスラム原理主義 先にあったキリスト教原理主義 福音派の主張 「アメリカの子どもたちを戦士に」 アメリカの異様な信仰復興熱 商品のセールスと信仰の宣伝 キリスト教の特殊性 2 何度もよみがえるイスラム原理主義 18世紀のイスラム改革運動 イルハン朝の従軍記者 ムスリム同胞団に引き継がれた思想 原理主義が対したのは国内政治の矛盾 第6章 宗教とテロの関係史 1 イスラム教の特性とテロ イスラムは「普通名詞」の世界 アフガニスタンでの米ソの確執 同時多発テロ ハンブルグ・グループ ビンラディン主犯説の疑わしさ 組織ではなくネットワーク イスラム教徒による襲撃事件 増える「自爆テロ」 殉教者を聖人とする仕組みがない 2 個人の改心が宗教対立を引き起こす エリートたちがテロリストに 世俗的な若者たちの変身 内面の変化が大きな要因 「チンケな若者」による大量殺戮 宗教の確信と劣等感 外側にある悪を強く意識する 狂信者の系譜 暗殺対象の歴史的な変化 個人が引き起こす宗教対立 第7章 世俗主義が巻き起こす新たな宗教対立 1 宗教改革から政教分離へ ある映画の隠された意味 改革派「ユグノー」への弾圧 フランス革命と宗教 フランスにおける政教分離の流れ カトリック教会の激しい抵抗 宗教的標章規制法の成立 2 国内の宗教対立 オイルショック後の移民政策の変化 聖俗一体化したイスラム教との根本的差異 トルコにおける世俗化 顕著なイスラム教復興の動き 国家による世俗化との対立 おわりに 民族宗教と世界宗教 宗教衰退の原因 カーストとイスラム教の拡大 分断と宗教対立のゆくえ
  • キリンを作った男――マーケティングの天才・前田仁の生涯
    4.3
    【内容紹介】 「一番搾り」「淡麗」「氷結」を生んだ伝説のヒットメーカー初の評伝!! 戦後のキリン最大のヒット商品である「一番搾り」をはじめ、「ハートランド」、発泡酒の「淡麗」「淡麗グリーンラベル」、第3のビール「のどごし」、そして缶チューハイ「氷結」……。 これらはみな、一人の人物が作った商品である。 その人の名は、前田仁。 手柄を部下に与える上、マスコミ嫌いだったこともあり、世間的には「知る人ぞ知る」存在だったが、飲料業界では名の知れた不世出の天才マーケターである。 戦後長らくビール業界のトップ企業だったキリンの、絶対的な主力商品は「ラガー」だった。 だが前田は、商品を開発するにあたって「打倒ラガー」を掲げる。 なぜ前田は、自社の主力商品を潰そうとしたのか――。 そして、いかにして凋落する名門企業を復活させたのか――。 いつもニヤニヤ笑顔で飄々としていたが、部下からの信頼は厚く、上司に対しても決して忖度はせず、常識や前例にとらわれない発想で次々とヒット商品を生み出した前田仁のマーケター人生に、ビール業界を30年以上取材し続けてきた著者が迫る。 「キリンの天皇」と呼ばれた本山英世や、サントリーの佐治信忠会長、前田を師と仰ぐ現在の湖池屋社長・佐藤章(元キリンビール)、前田の部下だった漫画家のしりあがり寿はじめ、ビール業界の傑物たちとの秘話も明かされる。 ビールが最も熱かった時代に、変化を拒む巨大企業の中で、権謀術数や子会社への左遷などの逆境を乗り越え、信念を貫き続けたヒットメーカー初の評伝! 【著者紹介】 [著]永井 隆(ながい・たかし) ジャーナリスト。1958年生まれ。群馬県桐生市出身。明治大学卒業。日刊紙「東京タイムズ」記者を経て、92年に独立。ビールや自動車などの企業活動をはじめ、組織と人との関係、人事制度、外国人労働者などをテーマに、新聞・雑誌・WEBメディアにおいて幅広く執筆活動を行っている。中でもビール産業については、東京タイムズ記者時代を含め、30年以上取材を続けている。主な著書に、『サントリー対キリン』『アサヒビール30年目の逆襲』『ビール15年戦争』『ビール最終戦争』『EVウォーズ』(以上、日本経済新聞出版社)、究極にうまいクラフトビールをつくるキリンビール「異端児」たちの挑戦』(新潮社)『、移民解禁』(毎日新聞出版)、『ドキュメント 敗れざるサラリーマンたち』(講談社)など多数。 【目次抜粋】 第1章 打倒「ラガー」極秘作戦 ・ラベルのないビール ・「ラガー」という聖域 ・殿様商売 ・「ハートランド」の裏コンセプト 第2章 大いなる助走 ・屈折を抱えた少年 ・花の73年入社組 ・桑原学校 第3章 「スーパードライ」の衝撃 ・「どぶ板」の営業部隊 ・黙殺されたレポート ・住友銀行から来た男 ・「ドライ戦争」勃発 ・「魑魅魍魎」巣くう伏魔殿 第4章 「一番搾り」が生まれた日 ・ロングセラーの条件 ・麦汁の一滴は血の一滴 ・「天皇」への直訴 ・「ラ党の人々」事件 ・突然の左遷 第5章 首位陥落 ・アサヒの罠 ・ラガーvs一番搾り ・生ビール化の失敗 ・暗黒時代 第6章 天才の帰還 ・本社の最年少部長へ ・「発泡酒はまがいもの」 ・「淡麗」の新しい価値 第7章 ホームランバッターの嗅覚 ・ヒットの予感 ・安売り合戦 ・「淡麗グリーンラベル」ヒットの理由 第8章 「異質」が生んだ「氷結」 ・子会社の男 ・打倒サントリー ・缶チューハイの革命児 ・運命のネーミング変更 ・前田が撒いた「種」 ・マーケティングで一番重要なこと ・あえてダサく作れ 終章 昔話では食えない ・ゲームチェンジャーとしての「極生」 ・困った時の前田頼み ・幻のサントリー統合計画 ・キリンとの別れ
  • 北の200万都市 生らサッポロ 豪雪メガシティの挑戦
    3.5
    150年前に荒涼とした原野に突如出現した計画都市札幌。2020年に197万人にまで達した大型都市も、新型コロナで潮目が変わった。多数訪れていた外国人観光客はほぼゼロになり、札幌は都市計画の見直しを余儀なくされた。 本書は2020年より、日経北海道面に連載されてきた「北の200万都市 生らサッポロ」を再構成し、アップデートしたもの(「生ら」は英語のvery(とても)の意)。若手記者がフレッシュな目で見た札幌をレポートする。 なかなか200万人に届かなかった札幌に、人口増の目が出てきた。コロナの影響もあり、若手を中心に道外から札幌への移住が目立ってきた。市内のど真ん中に住まなくても、30分も離れれば温泉やスキー場などが存在。市内にはテレワークの施設が増えたり、環境も整いつつある。世界で活躍する起業家も増えつつある。 閑古鳥がなく観光業界にも、新たな試みが起きている。3つもあった観光協会が協力する姿勢がみえる。これまで札幌中心部と、近郊の定山渓温泉に宿泊して夜はすすきので食事しようとすると、別のキャンペーンに申し込む必要があった。利便性を高めようと一枚岩になる動きは続く。 外資ホテルの誘致にも動く。冬は夏に比べて宿泊客が半分になることが、デベロッパーが二の足を生む原因だった。札幌からニセコなど周辺観光地へのアクセス向上に努め、札幌の魅力を高めようと試みる。 激変したコロナ後の札幌のトリセツは、全国の地方都市・読者にとっても参考になる一冊。
  • ESGの奔流 日本に迫る危機
    -
    世界的潮流が日本に与えるインパクトを 最前線からリポート! ◆ESGを巡る世界的潮流 ESG(環境・社会・企業統治)はビジネスの世界でも1丁目1番地。いまや機関投資家の間ではESGを考慮して投資先を選定することが主流となっており、投資を呼び込みたい企業にとっても経営戦略上不可欠な要素になっています。その背景には、国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)の達成や、気候変動対策でカーボンニュートラル(脱炭素)を目指す潮流などがあります。 ◆日経新聞記者による多面的な報道を1冊に 上場企業、機関投資家などあらゆる層が対応を迫られる一方、現時点ではESGのプレーヤーはまだまだ有象無象で、日進月歩で市場が形成されているところ。 本書は、ESGを意識した企業経営や国際基準を巡る攻防、ESG関連の金融商品など、金融の最前線で多面的な取材してきた記者たちが現場のリアルな状況を伝える1冊です。
  • リージョナルバンカーズ 地域金融が勝ち抜く条件
    5.0
    ■金融界のエグゼクティブ・プロフェッショナルに向けたデジタルメディアのNIKKEI Financialが、日本経済新聞の全国金融機関への取材網、金融専門記者たちの金融庁・日銀への取材力を活かし、地域金融機関の事業モデル改革の成功と蹉跌の最前線を伝える。 ■地銀改革の光と影、実力を発揮する信金・信組、現れた新興勢力など、全国各地の地銀の動向を、当事者インタビューをまじえ細かく紹介。また、金融当局が取り組もうとしている企業金融改革の意図・実態・これからや、金融デジタル化、ESG金融への取り組みなど最新動向を伝える。
  • 新日本プロレス英語入門(新日本プロレス公式ブック)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 英語がわかるとプロレスがもっと面白くなる! 新日本プロレス、プロレス通訳、英語教材制作、それぞれのプロフェッショナルが集結しました。 新日本プロレスとアルクがタッグを組んだオリジナルコンテンツ満載の「プロレス英語本」です。 国内のみならず世界中で人気を集める新日本プロレス。グローバル化に伴い、年々耳にする機会が増えているのが「英語」です。試合会場では、外国人レスラーによる英語のマイクアピールで大会が締められることも珍しくありません。また海外大会や海外版の配信番組も登場し、SNSでは海外ファンによる英語の投稿も急増中! 「英語がわかればもっとプロレスが楽しめるのに・・・」「理解できていない英語のマイクアピールに拍手をするのは、ふがいない・・・」そんなふうに残念に感じたことのあるファンの人も多いのではないでしょうか? そこで企画されたのがこの『新日本プロレス英語入門』です! ★CONTENTS★ 「プロレス」×「英語」のオリジナルコンテンツ満載! 【総勢78名掲載! バイリンガル版選手名鑑】 日本の会場でお馴染みの人気選手はもちろんのこと、「NJPW STRONG参戦選手」や海外で活躍する「過去の参戦選手」も掲載。選手のデータをバイリンガル(=日本語と英語のセット)で掲載しているので、読むだけでも語彙力UPに繋がります。20名の外国人選手にはオリジナルアンケートを実施。意外な一面も明らかに。 【必見! プロレス英語図鑑】 身体のパーツ、試合会場、プロレス技、チャンピオンベルトに関する英語表現をイラストや写真とセットでご紹介! カバーイラストを担当した広く。さんが手がけるプロレス技のイラストは必見! 【永久保存版! プロレス英語辞典】 辞書には載っていないプロレス独自の英語表現、絶対に日常会話では使っていけないスラングから、日常会話やTOEICにも頻出の表現まで幅広くご紹介! 各表現には、濱崎潤之輔先生(TOEIC英語講師)、小池水須香さん(通訳・翻訳家)など、英語のプロによるコメント解説付き。英語リストの監修は、英語実況などでもおなじみのクリス・チャールトンさん(新日本プロレス)です。 【徹底解剖! 外国人レスラーの英語】 ジェイ・ホワイト選手の独占インタビュー、ウィル・オスプレイ選手の記者会見、ザック・セイバーJr.選手のバックステージコメントを収録。日本語訳だけでなく、英語のスクリプト、生音声、語注、用語解説まで掲載。好きな選手の英語を堪能できます! 【モチベーションUP! 日本人レスラースペシャルインタビュー】 棚橋弘至選手とセニサックJUNさん(HAPA英会話)の対談、柴田勝頼選手、KENTA選手のスペシャルインタビューを掲載。「自分も頑張ろう」と、英語学習へのモチベーションが上がる必読の内容です! 棚橋選手は英語での対談も掲載! ★こんな人にオススメ ・ジェイ・ホワイトの早口英語を理解できるようになりたい! ・ザック・セイバーJr.の悪口など、字幕ではわからない英語の細かいニュアンスまで理解したい! ・外国人選手のマイクアピール、バックステージコメントなどを字幕なしで理解したい! ・日本人選手と比べて情報が少ない外国人選手のことをもっと知りたい! ・好きなプロレスを通じて英語力を上げたい! TOEICにも役立てたい! ・選手を応援するときの英語表現を知りたい! ・英語学習のモチベーションを上げたい! ・新日本プロレスをもっともっと楽しみたい! ※デザイン、内容は一部変更になる場合がございます。 ●目次 ・本書を活用した英語トレーニング法(監修:濱崎潤之輔先生) ●Special Feature プロレス英語図鑑 ーBody(肉体)/Venue(会場)/Moves(技)/Titles(ベルト) ●Chapter 1 バイリンガル版選手名鑑 ●Chapter 2 外国人レスラーの英語 ──ジェイ・ホワイト独占インタビュー/ウィル・オスプレイ記者会見/ザック・セイバーJr.バックステージコメント ●Chapter 3 プロレスラー英語語録 ●Chapter 4 プロレス英語辞典 ●Chapter 5 日本人レスラースペシャルインタビュー ──棚橋弘至×セニサックJun(HAPA英会話)/柴田勝頼/KENTA ・Column 新日本プロレス英語実況舞台裏 ・Column 新日本プロレス英語通訳舞台裏 ・Column 新日本プロレスでTOEICスコアUP ・英語学習に役立つ新日本プロレスコンテンツ
  • これからの日本の論点2022 日経大予測
    3.3
    コロナ後の景気回復は? 米中対立の行方は? ゲームチェンジを起こせるか? 「日本経済新聞」を代表するコメンテーター、編集委員ら、ベテランの専門記者22名が、日本を取り巻くさまざまな論点と向き合い、大胆な予測を提示する。記者の視点を先取り。どこに着目するかで、世界の見え方が大きく変わる。
  • 私たちはいつまで危険な場所に住み続けるのか
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 気候変動で激甚化が予想される水害や土砂災害。 私たちはどこに住み、働くか。もはや災害リスクに無自覚ではいられません。 長年にわたって被災地の取材を担当してきた建築・住宅・土木分野の専門記者が「気候変動の世紀」を生き抜くための手掛かりを提供します。 ■こんな人におすすめです。 建築・住宅・土木の専門家、自治体・企業の防災担当者、家づくりを考えている人、自宅や自分の土地が抱える災害リスクに関心がある人、防災分野で事業を考えているビジネスパーソンなど ■主な内容 はじめに 5メートル浸水した場所で進む住宅再建 第1章 水害事件簿 第2章 狙われた臨海部 第3章 土砂災害頻発列島 第4章 危険な土地からの撤退 第5章 耐水都市への挑戦 第6章 防災テックに商機
  • 日本政治の一証言――社会党と土井たか子の時代
    -
    1巻1,980円 (税込)
    長年にわたり日本政治の光と影を見つめてきた政治記者が最後に描いたのは、激動を生きた女性政治家の足跡だった。 自民党政権を鋭く批判し、憲法にこだわり、女性の権利を訴え、初の女性委員長として社会党を率いた土井たか子。「マドンナ」ブームによって「山が動いた」と言われたとき、華やかな勝利の裏側で何が起きていたのか。社会党から社民党への再編はどのようにして生じていたのか。そこには旧態依然たる政治の世界に抗い、悩み、もがく一人の人間の姿があった。 野党のあり方が厳しく問われる今こそ振り返るべき昭和・平成の政治史! 第1章  土井たか子社会党委員長の誕生 第2章  「山が動いた」――土井たか子と社会党の躍進 第3章  細川政権と「女性初」の衆院議長 第4章  社会党から社民党へ 第5章  逆風の中で――社民党の苦難 第6章  国民外交としての野党外交 第7章  ある時代の終わり
  • 英語でオノマトペ表現――日本語の豊かな擬音語・擬態語を英語でこう言う
    3.0
    ●「わいわい」「もふもふ」「こってり」「ザーザー」…この感覚、英語でそのまま伝えたい! 日本語は英語に比べて「オノマトペ」が非常に多い言語です。オノマトペとは「擬音語・擬態語」のこと。次のように、日常会話ではごく当たり前に使われています。 「今日はわいわいやろう!」 「うちのネコはもふもふ」 「こってりしたラーメンが食べたい」 「雨がザーザー降ってるよ」 擬態語の「わいわい」「もふもふ」「こってり」、擬音語の「ザーザー」。こうした表現の総称が「オノマトペ」です。微妙なニュアンスや豊かなイメージを伝える日本語のオノマトペですが、こうした感覚は英語では一体どのように言えば良いのでしょうか? 本書では、英語学習サイト「英語with Luke」で人気のルーク・タニクリフ先生が日本語のオノマトペの世界に挑戦! 表情豊かな擬音語と擬態語の数々をネイティブに伝わる自然な英語に訳しました。日本語の語感、ニュアンス、イメージがしっかり伝わる、イキのいいフレーズが満載。実際の会話で使ってみたくなる表現ばかりです。仲間と「わいわい」する楽しいひと時、愛猫のふんわりした毛並み、あのラーメン屋の「こってり」スープ、激しい「ザーザー」降りの雨…。表現の幅が広がり、思ったまま・感じたままを英語で言えるようになります。 ●場面別に例文付きでフレーズを紹介 日本語のオノマトペを場面・テーマ別に取り上げ、英語表現と例文をセットで紹介しています。巻末の日本語・英語索引から知りたい表現をさっと探すこともできます。 (見出し語の一例) 【動作】じろじろ、ぶらぶら、ごくごく、ぺちゃくちゃ… 【心の動き】いらいら、わくわく、きゅんと、うんざり… 【感覚】すべすべ、ひりひり、もちもち、あつあつ… 【様子・状態】あたふた、じわじわ、ほっそり、ぎゅうぎゅう… 【物音・動物の鳴き声】とんとん、がたがた、ワンワン、モーモー ●コラムで分かる「英語のオノマトペ」 翻訳家Luke先生ならではの着眼点が興味深い、英語の音とオノマトペにまつわるColumn10本を収録。「英語の音が伝えるイメージ」「英語の広告とスローガンのオノマトペ」など。 【対象レベル】英語初級 【著者プロフィール】 ルーク・タニクリフ: 1982年、イギリス、コーンウォール州生まれ。父はイギリス人、母はアメリカ人。13歳のとき、一家でアメリカのノースカロライナ州へ。大学卒業後は雑誌編集者・記者の仕事を経験。2005年に JET プログラムで来日し、新潟県の中学校で英語教師を2年間務める。2008年に再来日し、英会話講師とビジネス翻訳の傍ら、東京大学大学院にて翻訳論を学ぶ。2010年に開設したウェブサイト「英語 with Luke」が、月間150万ページビューを記録する人気サイトとなる。著書に『イギリスのスラング、アメリカのスラング』(研究社)、『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『「とりあえず」は英語でなんと言う?』(大和書房)、『「カジュアル系」英語のトリセツ』(アルク)がある。
  • ヒロシマを暴いた男 米国人ジャーナリスト、国家権力への挑戦
    4.3
    原爆の正体を世界中に知らせた、一人の記者がいた。1946年8月、とある雑誌の特集記事にアメリカ中が騒然となった。第二次世界大戦でアメリカに勝利をもたらした広島と長崎の原子爆弾が、1年後も市民に後遺症と死の苦しみを与えていることを、人々は全く知らなかったのだ。のちに世界的名著となったルポ『ヒロシマ』は、いかにしてアメリカ軍やGHQの隠蔽と検閲をすり抜け、世に知られるに至ったか。小説でピューリツァー賞を受賞しながらも才気ある記者として活躍したジャーナリスト、ジョン・ハーシーと雑誌『ニューヨーカー』の軌跡を辿る。
  • 最前線で働く人に聞く日本一わかりやすい5G――この1冊でネットワークと都市の未来が見えてくる
    3.3
    1巻1,980円 (税込)
    【内容紹介】 ついに動き出した5Gビジネス! これからわたしたちの生活はどう変わっていくのか―― 本書は、『ストーリーで理解する日本一わかりやすいMaaS&CASE』の著者でもあるジャーナリストが、総勢40名を超える最前線で働く人に取材し、まとめあげた現代社会とその未来を理解するうえで、欠かせない1冊です。 【著者紹介】 [著]中村 尚樹(なかむら ひさき) 1960年、鳥取市生まれ。九州大学法学部卒。 ジャーナリスト。専修大学社会科学研究所客員研究員。法政大学社会学部非常勤講師。元NHK記者。 著書に『ストーリーで理解する日本一わかりやすいMaaS&CASE』(プレジデント社)、『マツダの魂 ―不屈の男 松田恒次』(草思社文庫)、『最重度の障害児たちが語りはじめるとき』、『認知症を生きるということ―治療とケアの最前線』、『脳障害を生きる人びと―脳治療の最前線』(いずれも草思社)、『占領は終わっていない―核・基地・冤罪そして人間』(緑風出版)、『被爆者が語り始めるまで』、『奇跡の人びと―脳障害を乗り越えて』(共に新潮文庫)、『「被爆二世」を生きる』(中公新書ラクレ)、共著に『スペイン市民戦争とアジア――遥かなる自由と理想のために』(九州大学出版会)などがある。 【目次抜粋】 第1章 20分でざっくり理解する「5G」のこと 第2章 ダイバーシティの実現と地方創生の可能性 第3章 人びとの暮らしと社会を変えるスマートシティ 第4章 「自動運転技術」の進展が期待される理由 第5章 ローカル5Gが持つ様々なメリットと可能性 第6章 革新し続けるエンターテインメントの世界 第7章 利便性と引き換えに直面するリスクとその管理
  • ブレイクニュース
    3.7
    ユーチューブで人気のチャンネル『野依美鈴のブレイクニュース』。児童虐待、8050問題、冤罪事件、パパ活の実情などを独自に取材し配信。マスコミの真似事と揶揄され、誹謗中傷も多く、中には訴えられてもおかしくない過激でリスキーな動画もある。それでも野依美鈴の魅力的な風貌なども相まって、番組は視聴回数が1千万回を超えることも少なくない。年齢、経歴も不詳で、自称ジャーナリストを名乗る彼女の正体を探るべく、週刊誌記者の真柄は情報を収集し始める。すると意外な過去が見えてきて……。デジタル社会の現代へ警鐘を鳴らす、SNS時代の新たな社会派小説。
  • 分水嶺 ドキュメント コロナ対策専門家会議
    4.2
    1巻1,980円 (税込)
    クラスター対策に3密回避.未知の新型コロナウイルスに日本では独自の対策がとられたが,その指針を描いた「専門家会議」ではどんな議論がなされていたのか? 注目を集めた度々の記者会見,自粛要請に高まる批判,そして初めての緊急事態宣言…….組織廃止までの約四カ月半,専門家たちの議論と葛藤を,政権や行政も含め関係者の証言で描くノンフィクション.

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  • 猪木道 政治家・アントニオ猪木 未来に伝える闘魂の全真実
    4.0
    超絶のヒーロー、プロレスラー・アントニオ猪木は比類なき天才政治家でもあった。イラク人質解放をはじめ、圧倒的な人間力で切り開いた驚嘆すべき政治の新次元を、熟練の記者が歴史に刻む!
  • 蝶の眠る場所
    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    「私は事件には一切関係していません。真犯人は別にいます」そう言い残して絞首台を登っていった男。時は巡り、小学生が学校の屋上から落ちて亡くなるという事故が起きる。いじめによる自殺の線で取材を進めていたテレビ局社会部の女性記者は、少年の母親が、冤罪が疑われる事件の加害者として極刑となった男の娘だと知る。果たして二つの事件と事故に関連はあるのか!? 警察権力との暗闘の果てに、女性記者が辿りついた真実とは
  • さよなら朝日
    3.0
    「めんどくさいやっちゃなあ」と思わせたら勝ち。こういう記者を辞めさせない会社も偉いと思います。――斎藤美奈子推薦 本書の試みを「蛮勇」だとシニカルに冷笑しているジャーナリストたちがいたら、彼らに言いたい。君たち、笑ってる場合じゃないぞ!――井上達夫解説 ■内容 七年八カ月に及んだ安倍政権下、なぜリベラルは敗け続けたのか。問われていたのは、国民を愚民視し、不都合な民意をポピュリズムと断じ続けた自称リベラル勢力の歪んだ認識と底の浅さだった。改憲論争、沖縄の基地移転、脱原発……あらゆる局面で垂れ流された矛盾と欺瞞を、朝日記者が検証する。 ■目次と抜粋 まえがき “朝日新聞の中にいながらして、自社の報道を含めたリベラル勢力の矛盾や問題点を問うという行為には、まだわずかなりといえども意味はあると信じたい” 第一章 正義の暴走――世間とジャーナリズムとの共犯関係 “彼らはまずもって「世間をお騒がせした」と謝罪した。しかし、私たちは「お騒がせ」したのが彼らではないことを知っている。「騒いだ」のはメディアであり、「世間」である” 第二章 フェミニズム――目指すべきは差異か? 普遍か? “意図的か無意識にか、リベラルメディアには「男と女から成り立っている社会」という言い回しが頻繁に登場する。そこに潜む様々な含意を、素通りしないようにしたい” 第三章 憲法九条――リベラルが民主主義を損なうとき “「条文を変えさせていない=九条をまもっている」という我々の意識が、現実から目を背ける効果を持ってしまっていたのではないか” 第四章 原発と科学報道――リベラルメディアが忘れたい過去 “たとえ後追い仕事であっても、原子力平和利用の推進に新聞が果たした役割を検証することは、その看板の下で取材活動をしている者にとっての責任だと認めざるを得ない” 第五章 沖縄と本土――どちらの民意が重いのか “本土のメディアやリベラルがすべきは、沖縄で進行している事態への本土の主権者の責任を突くことだ” 第六章 天皇と戦争責任――戦前から持ち越されたタブー “天皇や皇室に関する自由な言論を許さない構造を作っているのは、リベラル系も含めたジャーナリズムである” 補論 インタビュー  井上達夫 「自称リベラル」は国民を信じていない  原武史 「天皇」という幻想  本間龍 スポンサー企業の新聞社に五輪監視はできない あとがき 記者に「論は要らない」のか 解説 日はまた昇るか(井上達夫) ■著者プロフィール 石川智也〈いしかわ・ともや〉 1998年、朝日新聞社入社。岐阜総局などを経て社会部でメディアや教育、原発など担当したのち、2018年から特別報道部記者、2020年4月から朝日新聞デジタル&副編集長。慶応義塾大学SFC研究所上席所員、明治大学感染症情報分析センターIDIA客員研究員を経る。共著に『それでも日本人は原発を選んだ』(朝日新聞出版)、『住民投票の総て』(「国民投票/住民投票」情報室)など。 Twitter: @Ishikawa_Tomoya

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  • 激震
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    1995年、大地が裂けた。時代が震えた。 阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件と未曾有の災厄が相次いだ一年、戦後五十年かけてこの国が築き上げたあらゆる秩序が崩れ去っていく……。 昭和史の闇を抉った傑作『地の底のヤマ』の著者が描き出す平成の奈落。 雑誌記者として奔走した自身の経験が生んだ渾身の力作長編。 年明け早々に阪神地方を襲った大地震に衝撃を受け、被災地に駆けつけたヴィジュアル月刊誌「Sight」記者の古毛は、その凄まじい惨状に言葉を失う。神戸でも火災被害の激しかった長田地区では焼け跡に佇む若い女と遭遇。夕方の光を背にこちらを振り向いたときの眼はかつて戦場で出会った少年兵とそっくりだった。果たして彼女は何者なのか? 「何やってんだろうな、俺達」加納が自嘲ぎみに呟いた。(略)「世間の耳目を引く話題に引っ張り回されて、取材取材に駆け回る。それで終わってみりゃぁ、前に何やってたかも記憶が薄れてる始末だ。(略)世間、てぇお釈迦様の掌で踊らされてる、孫悟空かよ」 「元々、報道なんてそんなものだったのかも知れませんけども」古毛は言った。「特におかしくなって来たのが、あのバブルの辺りからだったような気はします」 「あれで、日本が溜め込んで来たあれこれの矛盾が一気に噴き出して来た感じだな。戦後、営々と築いて来たこの国の神話が次々と崩壊してる、ってところかな」 ――本文より
  • ルポ 刑期なき収容 医療観察法という社会防衛体制 [電子改訂版]
    -
    1巻1,980円 (税込)
    様々な問題点が指摘されながら成立した心神喪失者等医療観察法。その現場を丁寧な取材で明らかに。 池田小児童殺傷事件を機に、様々な問題点が指摘されながら成立した心神喪失者等医療観察法。「再犯の虞がなくなるまで」という刑期なき収容を生み出したその基盤は、精神障害者に対する差別であることを、元新聞記者が丁寧な取材で明らかにしていく。中島岳志氏推薦! 【目次】  はじめに  Q&A 心神喪失者等医療観察法の概説   第一話 医療の空白 第二話 滞 留 第三話 ベルトコンベアー 第四話 精神鑑定  第五話 社会防衛 第六話 悲 劇 第七話 事件前夜 第八話 精神科の無医村がある 第九話 公費の無駄 第十話 人格障害 第十一話 新 薬 第十二話 忘れられた病棟 第十三話 精神族 第十四話 本 音 第十五話 流れに逆らい街で生きる  あとがき 【著者】 浅野詠子 1959年、神奈川県生まれ。青山学院大学卒。奈良新聞記者、特報課長を経て2008年退社し、フリーのジャーナリストに。
  • 「真田丸」を歩く
    -
    1巻1,980円 (税込)
    真田家の本拠信州、真田幸村の奮戦が後世に名高い大阪城一帯から、日本中に広がる真田家ゆかりの地を案内! 歴史ガイド。2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』放映に合わせ、真田家の本拠信州、真田幸村の奮戦が後世に名高い大阪城一帯から、果 ては岡山、秋田まで日本中に広がる真田家ゆかりの地を地図と写真をふんだんに使い案内する。 【目次】 はじめに——日本一の兵・真田幸村 「芽城録」(大阪市) 長野・松代を歩く(長野市) 故郷・上田と「智将」真田の男たち(長野県上田市) 「強者どもが夢の跡」沼田藩の悲劇(群馬県・埼玉県) 都心に眠る真田一族の面影(東京都・神奈川県) 真田父子 犬伏の別れの地(栃木県佐野市) 長篠・設楽原合戦と信綱・昌輝兄弟墓碑(愛知県新城市) 大珠院 幸村夫妻墓(京都市右京区龍安寺山内) 伏見城の変遷(京都市伏見区) 宮城に残る仙台真田氏の足跡(宮城県白石市・蔵王町) 真田幸村の頌徳碑(岡山県倉敷市) 肥前名護屋城と真田陣跡 (佐賀県唐津市) 羽後亀田藩に眠る「真田六連銭」(秋田県由利本荘市) 【著者】 星亮一 1935年、仙台市生まれ。作家。東北大学文学部卒、日本大学大学院総合社会情報研究科博士前期課程修了。福島民報社記者、福島中央テレビ報道制作局長など歴任。『奥羽越列藩同盟』で第十九回福島民報出版文化賞 歴史塾  
  • これからの日本の論点2021 日経大予測
    3.3
    コロナ禍は世界をどう変えたか? 経済の日常はいつ戻るか? 企業は再出発の契機にできるか? 記者の視点を先取り。「日本経済新聞」を代表するコメンテーター、編集委員らベテランの専門記者23人が、日本と世界を取り巻くさまざまな論点と向き合い、大胆な予測を提示する。
  • エクソダス―アメリカ国境の狂気と祈り―
    4.3
    米国とメキシコを隔てる3200キロの国境に世界中の移民が集まっている。中南米のみならず、アジア、アフリカからもやって来るのはなぜか? 麻薬組織が支配する砂漠、猛獣が棲むジャングルを越えて向かう理由の中に、私たちが知るべき世界の真実がある。2019年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞の迫真ルポルタージュ。
  • ゼロから理解するITテクノロジー図鑑
    3.6
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】 AI、IoT、5G、STEAM、Pythonなど、テクノロジーに関する知識を得ることは、今や、現代の教養課目です。しかしながら、ITやテクノロジーに関する用語を理解するためにはハードルが高いのが現状です。どうすれば、これらを理解できるのかを摸索した結果、イラストで理解するという形を考えました。 この本は、ゼロから理解することをコンセプトに、人気イラストレーター、プロのITライター、ベテランのIT編集者が協業し、構想3年、着手2年の歳月を費やして完成した手作りの「ITテクノロジー図鑑」です。 文系でも理解できるテクノロジーの視点を重視し、プログラミング、リモートワークだけでなく、お子さまのデジタル教育にも役立つ内容に仕上げました。 【著者紹介】 [監修]三津田 治夫(みつだ・はるお) メーカー系医療機器販売会社で物流/経営システム開発SEを経て、1995年から出版社でインターネット系月刊誌、メールマガジン/Webマガジンの編集記者、書籍編集者、副編集長として従事し、独立。AI/IoT/プログラミング/能力開発などを中心に書籍を制作。出版実績において社内アワード、業界賞などを受賞。株式会社ツークンフト・ワークス代表取締役。コミュニティ「本とITを研究する会」代表。 [イラスト]武田 侑大(たけだ・ゆきひろ) 1994年生まれ。愛知県出身のイラストレーター。サイエンスやテクノロジーといったテーマを中心に多彩なタッチでイラストを展開し、Webや書籍、雑誌などのイラストを多数手がける。 [文]岩﨑 美苗子(いわさき・みなこ) 教育系出版社にて、知育、英語など家庭学習教材の商品開発を担当。その後、主にIT系書籍を手掛ける有限会社ソレカラ社を足場として著述・編集業に転身。情報処理技術者試験などのIT 系資格試験対策書、各種アプリケーションソフト解説書など、多数の書籍、Webコンテンツの企画構成・原稿執筆から、編集・校閲までを行い、現在は同社の代表取締役。課外に、R&B・ポップスシンガー、コーラスとしても活動。 【目次抜粋】 第1章 テクノロジーの基本 第2章 テクノロジーの裏側 第3章 テクノロジーと社会 第4章 テクノロジーとAI 第5章 テクノロジーと金融 第6章 テクノロジーが変える未来
  • 戦争取材と自己責任
    -
    紛争地ジャーナリスト2人の共同作業で向き合う拘束事件、戦争、私たちの社会 著者の安田と藤原はともに紛争地を専門とするジャーナリストであり、友人関係にある。 3年4か月にわたってシリアの武装組織に拘束されていた安田は、「身代金が支払われた」というデマや自己責任論によって容赦ないバッシングを受け、 現在も「出国禁止」状態が続いている。 一方の藤原は、安田の安否を気遣い、トルコにも足を運び、情報収集に奔走した。 本書のための語り下ろし(対談)と書き下ろしで構成。 【目次】 はじめに 不寛容な社会で 第一章  解放までの三年四か月 第二章  紛争地のリアル 第三章  現在につながったできごと 第四章  生業としての紛争地ジャーナリスト 第五章  「自己責任論」と向き合う 第六章  デマ拡散時代の戦争取材 おわりに 「身代金」報道にこだわる理由 【著者】 安田純平 ジャーナリスト。1974年、埼玉県に生まれる。一橋大学社会学部を卒業後、信濃毎日新聞に入社し新聞記者となる。2003年よりフリーランスのジャーナリストに。記者時代の2002年から、アフガニスタンやイラク、シリアなどの紛争地を中心に取材を続けている。2015年6月、取材のためにトルコからシリアへの国境を越えたところで武装組織に拘束され、3年4か月のあいだ監禁される(2018年10月解放)。著書に『囚われのイラク』(現代人文社)、共著に『自己検証・危険地報道』(集英社新書)などがある。 藤原亮司 ジャーナリスト(ジャパンプレス所属)。1967年、大阪府に生まれる。1998年からパレスチナ問題を追っている。ほかに、シリア、イラク、ウクライナ、アフガニスタンなどの紛争地や、国内では在日コリアン、東日本大震災、原発問題などの取材を続けている。 著書に『ガザの空の下』(dZERO)、『戦争取材と自己責任』(安田純平との共著、dZERO)がある。
  • 弦齋夫人の料理談
    4.0
    あの人気番組にも取り上げられ話題沸騰! 明治時代に『婦人世界』(実業之日本社)という女性誌がありました。 今と比べて人口が半分以下の日本で、最盛期で31万部という驚異的な部数を誇った超人気雑誌でした。 そこで大人気を博していたのが、「弦齋夫人の料理談」という連載です。 創刊の年から連載がスタートし、読者から熱烈な支持を受けて足かけ6年にもわたり続き、計4冊の単行本にもまとめられ出版されました。 明治・大正期のグルメ小説の嚆矢『食道楽』を書いたジャーナリスト村井弦齋の妻であり、自らも料理研究家であった村井多嘉子が、記者の質問に答える形で構成されています。 そして何を隠そう、その記者が「村井弦齋」本人(当時『婦人世界』の編集顧問)だったそうです。 そんなパートナー同士のウィットに富んだ会話には、信頼と愛情が感じられ、読んでいても実に温かい気持ちになれます。 もちろん、そこに登場するユニークなレシピにも大注目! 「苺の天麩羅」「茄子のウスターソース煮込み」「赤茄子(トマト)の苺ジャムがけ」……。 お料理好きなら、楽しめること間違いなし! レシピ本史上屈指の名作『弦齋夫人の料理談』を読んで、明治時代の楽しい食卓に思いを馳せてみてください。
  • アフターコロナ 見えてきた7つのメガトレンド
    3.9
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 猛威をふるう新型コロナウイルスが過ぎ去った後、世界は元通りになるだろうか。多くの専門家が「否」だと予測する。不可逆な世界=ニューノーマルにおいて、既存秩序は崩れ、ビジネスの常識は上書きされていく。生活が一変し、ニーズが変化するなかで、その地殻変動はすでに起こっている。建設、製造、ITなどに精通した「日経クロステック」の専門記者による総力取材で、非対面経済の中核をなす「7つのメガトレンド」が見えてきた。30人以上のキーパーソンへのインタビューと、徹底した現地取材によって、「アフターコロナ」の全貌を浮き彫りにする。 ≪目次≫ ◇プロローグ 描きかけの地図を携えて「アフターコロナ」を生きる       「Stay Home」から始まったルネサンス ◇1章 ドキュメント 経済ロックダウン  コラム1 いまさら聞けない「新型コロナ用語」 ◇2章 タイムライン 異変から危機へ、128日間の混乱劇  コラム2 感染症とテクノロジーの2000年史 ◇3章 業界別分析 コロナショック、崩れた既存秩序  コラム3 日経クロステック編集長、緊急座談会 ◇4章 キーパーソン 私たちの「アフターコロナ」  コラム4 新型コロナウイルスの影響を2段階で考える ◇5章 アフターコロナ 見えてきた7つのメガトレンド ◇エピローグ 危機の21世紀       「ビフォーコロナ」を振り切り、人間社会は強くなる
  • 誰も知らないカルロス・ゴーンの真実
    -
    ★ゴーンとは何者だったか? ゴーン事件が日本と世界に与えた衝撃とは? 在日フランス人記者が徹底取材! ★一気読み必至の怒涛のノンフィクション! ・ブラジル系―フランス系レバノン人ゴーンの生い立ちとは? ・ゴーンが語ろうとしない家族の問題とは? ・フランスでの学生時代はどのようなものだったか? ・仏タイヤメーカー・ミシュランで培ったゴーン流経営のスタイルとは? ・ルノーが日産を救済した本当の理由とは? ・ゴーンはいかにして日産を救い、日本のスターとなったか? ・ゴーンはいつから私利私欲を満たす権力者と化したのか? ・ゴーンが報酬を増やすために試みた資金工作の詳細とは? ・ゴーンを検察に突き出すことになった日産内部での密談とは? ・東京拘置所でのゴーンの生活はどのようなものだったか? ・日本の司法制度は、海外の目にはどのように映っているのか? ・なぜゴーンは2019年の年末に日本脱出という手段に出たのか? ゴーンの光と闇のすべてを語る!
  • 日本一わかりやすいMaaS&CASE――ストーリーで理解する
    4.0
    【内容紹介】 未来の「移動と暮らし」はこう変わる MaaSとCASEが一冊になった初めての本! 時代は100年に1度のモビリティ革命に 【著者紹介】 [著]中村 尚樹(なかむら・ひさき) 1960年、鳥取市生まれ。九州大学法学部卒。NHK記者を経てジャーナリスト。専修大学社会科学研究所客員研究員。法政大学社会学部非常勤講師。 著書に『マツダの魂 不屈の男 松田恒次』、『最重度の障害児たちが語りはじめるとき』、『認知症を生きるということ─治療とケアの最前線』、『脳障害を生きる人びと─脳治療の最前線』(いずれも草思社)、『占領は終わっていない─核・基地・冤罪そして人間』(緑風出版)、『被爆者が語り始めるまで』、『奇跡の人びと─脳障害を乗り越えて』(共に新潮文庫)、『「被爆二世」を生きる』(中公新書ラクレ)、共著に『スペイン市民戦争とアジア─遥かなる自由と理想のために』(九州大学出版会)などがある。 【目次抜粋】 はじめに 第1章 MaaSとCASEとは何か 第2章 交通弱者を救うMaaS 第3章 観光型MaaSが持つ可能性 第4章 都市型MaaS:タクシーとライドシェアの新動向 第5章 都市型MaaS:まったく新しいマーケットの創出 第6章 CASEのカギを握る「自動運転」への挑戦者たち 第7章 ビヨンドMaaS:だれも見たことがない世界へ おわりに 参考文献
  • 私の履歴書 金融はまだまだ面白い
    3.0
    逆風下の平成金融界で難題に挑み続けてきた著者が、ITとの融合により新たな局面を迎えたいま、若者へのメッセージも込め、苦闘の30年の道筋を語る。 第1部は、1999年8月、神楽坂の割烹での一室に端を発した「三井」と「住友」の歴史的合併の話に始まり、安宅産業の破産、イラン革命時の債権処理、ゴールドマン・サックスへの出資、赤字決算、バブル崩壊、金融再編、リーマン危機、ニューヨーク証券取引所への上場など、稀代のバンカーとしての経験を綴った「私の履歴書」。当時の貴重なエピソードを日経記者が新たに執筆したコラムと、連載時にはなかった写真も追加して掲載。 第2部は、2015年7~12月に日本経済新聞夕刊連載の「あすへの話題」と新たな写真とで構成。生まれた信州上田と出身地である京都のどちらの縁も大切にし、京都大学OBの縁で大阪フィルハーモニー交響楽団理事長も務める著者と各界の人々との温かな交流も描く。 巻末に「主な金融データと出来事」として1970~2019年の金融関連の数値グラフを掲載。
  • AIゲームチェンジャー シリコンバレーの次はシアトルだ
    -
    ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 「シリコンバレーだけを見て、全てが分かったと思ってはいけない」   米マイクロソフト伝説のプログラマー、中島聡氏推薦 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ アマゾン・ドット・コムやマイクロソフトが本社を構え、 AI活用のスタートアップがぞくぞくと誕生する米シアトルとその周辺エリア。 ここにシリコンバレーや中国のテクノロジー大手のほとんどが参入し、研究開発拠点を構えている。 シリコンバレーの次と言われるシアトルで何が起きているのか。 米西海岸でどんな地殻変動が起きているのか。 AIエコシステムはどのように成り立っているのか。 米国駐在の現地記者とマイクロソフト出身のシアトル・ベンチャーキャピタリストが明らかにする。 巻末には、シアトルエリアのAI、IoTスタートアップの注目50社リスト付き!!
  • これからの日本の論点2020 日経大予測
    4.0
    記者の視点を先取り! どこに着目するかで、世界の見え方が変わる。 歴代最長となる安倍政権はどこへ向かうのか。 令和の時代に日本企業が再び飛躍する条件とは何か。 通商から安全保障、テクノロジーへと急展開する米中の覇権争いは世界をどう変えるのか――など。 「日本経済新聞」を代表する編集委員、コメンテーターら、ベテランの専門記者22人が、日本と世界を取り巻くさまざまな論点と向き合い、大胆な予測を提示する。 I 日本経済はこれからどうなる ・正念場の世界経済、国内景気に消費増税の壁 ・「米欧との緩和競争」開始か、日銀の追加対応は2段階で ・お金と人手、社会保障は2つの「不足」を克服できるか ・五輪や消費増税、貿易摩擦で「株式相場」は膠着か ・日本企業は「バブル脱出速度」に達するか ・デジタル化で変貌する日本型雇用 ・加速するエネルギー転換、強まる脱炭素への圧力 ・安倍政権はついに終わるのか II 日本企業はこれからどうなる ・令和時代に日本企業が飛躍するための条件 ・日本企業のリーダー、稲盛氏・孫氏だけでいいのか ・問われる質、第2段階に入った企業統治改革 ・「恐竜」メガバンクは生き残れるか ・5Gは産業や社会をどう変えるか ・世界的スタートアップは日本から生まれるか ・崩壊か再生か、小売業を脅かす3つのジレンマ III 世界はこれからどうなる ・深まる米中覇権争い、日本が直面する3つの試練 ・米中テクノ冷戦、閉じる「デジタル鉄のカーテン」 ・トランプ再選か民主奪還か、米大統領選を占う「4つのE」 ・米中覇権争いと習近平政権の行方 ・新興IT企業は中国経済を救うか ・難路続く?日本の周辺国外交 ・政治クライシスの欧州はどこへ向かうのか
  • さよならムーンサルトプレス 武藤敬司35年の全記録
    4.5
    「これはオレの性分、飛ばずにはいられなかった――。」 平成のプロレス界を牽引し、つねにファンを熱狂させた武藤敬司。長年の膝の酷使から、必殺技「ムーンサルト・プレス」の封印を余儀なくされる。 デビューからスペースローンウルフの衝撃、.闘魂三銃士結成、グレート・ムタの覚醒を経て、nWoの席巻。そして全日本プロレス社長就任、WRESTLE-1の旗揚げまで。 WEBで話題を呼んだ、スポーツ報知記者による同名連載を書籍化、200ページの大幅加筆。 武藤敬司と関係者への総力取材を敢行し、「ムーンサルト・プレス」を基軸に語りあげた、武藤35年の全記録。 【目次】 序章 最後のムーンサルトプレス 1章 入門、そしてデビューへ 2章 ムーンサルトプレスの誕生 3章 スペース・ローンウルフVS「UWF」 4章 ムタ誕生と幻の「SWS」移籍 5章 ムタVS猪木、武藤VS高田 6章 nWo 7章 全日本プロレス移籍 8章 社長の苦悩 終章 決別と決意
  • 社長! その会見、会社を潰します 「戦略的経営広報」の実際
    3.0
    ◆経営理念が本物かどうかは非常時に明らかとなる! 事件が発生したとき、どのように対応すべきか? 経営トップの言動は、その後の会社の評価を決めてしまいます。 ◆社会を敵に回して、いいことは何もない 特に、会見という究極のプレゼンの場は、会社の理念が本物かどうかを見極める最も重要な「社会のリトマス試験紙」。不祥事対応で株主(社会)を敵に回してしまえば、たとえ会社は存続しても、業績悪化、株価下落など大きなダメージを受けることになります。 ◆危機管理の第一人者である著者の真骨頂 本書は好評既刊『その「記者会見」間違ってます! 』の著者が、ますます企業の社会性が問われるようになった今の時代に合わせ前著の内容を再検証、様々な具体的事例を織り交ぜながら、トップの持つべき心得、スタッフに必要な心構え、具体的な会見の進め方までを超実践的に解説するものです。経営トップはもとより、広報・IR担当者必携の、まさに役に立つ一冊です。
  • 習近平帝国の暗号 2035
    3.3
    止まらない北朝鮮の暴走、米トランプ政権から受ける強い圧力……。国内の権力基盤を盤石にした習近平政権は、中華帝国再興、世界覇権の掌握の野望を隠そうともしない。だが、その眼前には、国内外で数々の難題、難敵が待ち受ける。 2035年――。習近平が「現代化された社会主義強国」の実現を国家目標とするが、その裏には、どのようなメッセージが織り込まれているのか。 現実になりつつある核戦争リスク、政敵排除で「独裁化」が進む習政権が孕む危険など、中国が主要プレーヤーとなっている国際情勢の動向について、ボーン・上田賞記者が独自の取材にもとづき鮮烈に描く骨太ノンフィクション。
  • 「石油」の終わり エネルギー大転換
    4.1
    ●100年の節目。いまエネルギーが大転換の時期にある 中東の分割が決まったサイクス・ピコ協定からおよそ100年。その間、中東は「石油」という強力な武器を持ち、地政学上も重要な地位を占めてきた。 しかし、いまや石油は昔ほどの輝きを持たない。これまで何度となく言われた「枯渇」に直面しているのではない。別のエネルギーに主役を奪われる可能性に直面しているのだ。また、人々の環境・温暖化への意識が、全体のエネルギー消費量を押し下げている。石炭が徐々に石油にとって変わられたのと同じように、いまひとつの変革が進んでいる。 ●いま何が起きているか。ファクトを積み上げた解説。 そういう大転換期に日本はどうするか。世界はどうしているか。海外企業はすでに一歩先んじて新市場の獲得に動いたり、エネルギーミックスのM&Aを仕掛けているが、日本はまだその取り組みの端緒についたばかり。 日本の商社はそのなかでもおしなべて強い。三菱商事のインドネシアのLNG開発、丸紅のUAEでの天然ガスの開発など、著者は実際に現地に行って取材。彼らのネットワークの作り方など驚嘆するしかないが、その様子をつぶさに伝える。 国家としてはアジア連携を考えるとき。インフラが弱いアジア各国を巻き込みながら、開発・備蓄も一体化して行うべきだろう。 中東の混迷、米国第一、パリ協定、原発など、世界で同時に進行する変化を、エネルギーというフィルターを通して執筆。日経の第一線の記者が「現場発」で解説します。
  • 孫正義 300年王国への野望
    4.5
    日経記者による本格ノンフィクション! 孫正義と「同志たち」による、熱き冒険譚。 巨額買収。後継者との別れ。規制への挑戦。裏切り、内部分裂…… 新聞では書ききれなかった「真実」がここにある!! この男は奥が深い。 とても、深い。だから、面白い。 それだけでなく、孫に導かれるように集まった 名も知れぬ強者たちとのストーリーがまた、面白い。 これまでに光を当てられ続けてきた孫の物語は、 彼らの存在抜きには語れない。 ──「はじめに」より
  • 原点 THE ORIGIN 戦争を描く、人間を描く
    3.7
    『機動戦士ガンダム』の生みの親の一人であり、『虹色のトロツキー』など歴史に材をとった作品を世に送ってきた漫画家・安彦良和。戦い、殺し合ってしまう人間を、彼は、なぜ、どのように描いてきたのか。東奥日報記者・斉藤光政がその人生に迫り、ついに安彦本人も自らの「原点」を綴った! 生い立ち、学生運動、アニメ・マンガ界での出会いと模索……。作品世界のバックには、この人間観があった!

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  • 新装丁版 現代の帝王学
    4.0
    数多くの名経営者に「座右の書」「指南書」として読みつがれたロングセラーが「新装丁版」で登場! 「権力の効用」を信じないものは政治家にも経営者にもなれない。 人を組織し、党をつくり、会社を運営し、自ら、権力を握って、 これを自他のために役立てる、これが政治であり、経営である。 だが、権力くらい人を堕落させるものはない。 権力支配には名聞利達が伴い、道徳的腐敗を生じやすいのだ。 ここにとりあげた「帝王学」は、一言にしていえば、「権力の学問」であり、「エリートの人間学」である。 (はしがきより) 【著者紹介】 伊藤肇(いとう・はじめ) 1926年名古屋生まれ。旧満州国立建国大学七期生。 中部経済新聞記者、雑誌『財界』副主幹を経て評論家となる。1980年逝去。 主著:『一言よく人を生かす』(生産性本部)、『伊藤肇の人間対談』(経済往来社)、『男からみた男の魅力』(産業能率短大出版部)、 『経営者をささえる一言』(地方銀行協会)、『喜怒哀楽の人間学』(PHP研究所)、『十八史略の人物学』(プレジデント社)など。 【目次より】 ◆はしがき ◆第1章 原理原則を教えてもらう師をもつこと ◆第2章 直言してくれる側近をもつこと ◆第3章 よき幕賓をもつこと
  • スペンド・シフト―〈希望〉をもたらす消費
    3.9
    未曾有の経済危機を境に劇的に変化した消費行動の背後にある価値観に光を当てる。 希少な「購買力」を「投票権」のように行使して、 「宣伝に踊らされてお金を落とす」移り気で受身のかつての消費者ではなく、 「自分の意思で目的をもって対価を払う」能動的で思慮深い新しい消費者の姿が、 著者らが2年をかけて全米をくまなく歩いて調査した数々の事例から浮かび上がる。 【著者紹介】 ジョン・ガーズマ ヤング&ルビカムのチーフ・インサイト・オフィサーにして、世界的に活躍する消費者行動の研究家。 ブランド・アセット・コンサルティング社長として、消費者の価値観やニーズの変化をデータで分析し、企業の適応を支援している。 マイケル・ダントニオ フリーランス・ライター。 プルトニウム汚染の脅威を追及した『アトミック・ハーベスト』(小学館)、をはじめ、10冊以上の本を出版。 Newsdayの記者時代に、ピュリツアー賞を受賞している。 有賀裕子(あるが・ゆうこ) 東京大学法学部卒業。ロンドン・ビジネススクール経営学修士(MBA)。 通信会社勤務を経て翻訳に携わる。 訳書に『持続可能な未来へ』『ポールソン回顧録』(日本経済新聞出版社)、 『トレードオフ』(プレジデント社)ほか多数。 【目次より】 ◆序文 ◆序章 「より多く」から「よりよく」へ<ミズーリ州カンザスシティ> ◆第1章 「どん底」というフロンティア<ミシガン州デトロイト> ◆第2章 「モノを集める」から「知識を蓄える」へ<テキサス州ダラス> ◆第3章 支出を伴わないステータスシンボル<マサチューセッツ州ボストン> ◆第4章 ソーシャルメディアという「方法」<フロリダ州タンパ> ◆第5章 「町内会的」資本主義<ニューヨーク州ブルックリン> ◆第6章 失われた信頼を取り戻す<ネバダ州ラスベガス> ◆第7章 ソーシャルメディアが「顔の見える企業」をつくる<ミシガン州ディアボーン> ◆第8章 生活を豊かにするイノベーション<カリフォルニア州サンフランシスコ> ◆終章 危機がビジネス、消費、生き方を変えた<カリフォルニア州ロサンゼルス>
  • 全貌ウィキリークス
    4.1
    門外不出のイラク戦争日誌や外交公電など、各国政府のトップシークレットを次々と暴露する、前代未聞の内部告発組織「ウィキリークス」。以前からこの組織を取材し、創設者ジュリアン・アサンジの信頼を勝ち取ったのが本書の著者、ドイツ「シュピーゲル」誌のトップ記者である。密着取材を許され、ウィキリークスのメディア・パートナーとして活動を共にする2人。その過程で、彼らはこの組織の「偉業」だけでなく、謎に包まれたシステムの意外な脆さ、アサンジがひた隠す数々の「汚点」、そして現代ジャーナリズムが抱えるジレンマをも浮き彫りにしていく――。 いま世界でもっとも注目される組織のすべてに迫る、決定版ドキュメント。

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  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
    4.5
    ナルバエス、ドネア、河野公平、田口良一……井上尚弥との一戦に己の人生を賭けて挑んだ男たちは、「モンスター」の拳に何を見たか? 「みんな、井上と闘うなら今しかない。来年、再来年になったらもっと化け物になる。歯が立たなくなるぞ」 2013年4月、井上尚弥のプロ3戦目の相手を務めた佐野友樹はそう叫んだ。 それからわずか1年半、世界王座を計27度防衛し続けてきたアルゼンチンの英雄オマール・ナルバエスは、プロアマ通じて150戦目で初めてダウンを喫し2ラウンドで敗れた。「井上と私の間に大きな差を感じたんだよ……」。 2016年、井上戦を決意した元世界王者・河野公平の妻は「井上君だけはやめて!」と夫に懇願した。 WBSS決勝でフルラウンドの死闘の末に敗れたドネアは「次は勝てる」と言って臨んだ3年後の再戦で、2ラウンドKOされて散った。 バンタム級で史上初となる4団体統一を果たし、スーパーバンタム級初戦となったスティーブン・フルトン戦で2団体のベルトを獲得。進化し続ける「モンスター」の歩みを、拳を交えたボクサーたちが自らの人生を振り返りながら語る。強く、儚く、真っ直ぐな男たちが織りなす圧巻のスポーツノンフィクション。 【本書の内容】 プロローグ 第一章 「怪物」前夜(佐野友樹) 第二章 日本ライトフライ級王座戦(田口良一) 第三章 世界への挑戦(アドリアン・エルナンデス) 第四章 伝説の始まり(オマール・ナルバエス) 第五章 進化し続ける怪物(黒田雅之) 第六章 一年ぶりの復帰戦(ワルリト・パレナス) 第七章 プロ十戦目、十二ラウンドの攻防(ダビド・カルモナ) 第八章 日本人同士の新旧世界王者対決(河野公平) 第九章 ラスベガス初上陸(ジェイソン・モロニー) 第十章 WBSS優勝とPFP一位(ノニト・ドネア) 第十一章 怪物が生んだもの(ナルバエス・ジュニア) エピローグ 【著者略歴】 森合正範(もりあい・まさのり) 1972年、神奈川県横浜市生まれ。東京新聞運動部記者。大学時代に東京・後楽園ホールでアルバイトをし、ボクシングをはじめとした格闘技を間近で見る。卒業後、スポーツ新聞社を経て、2000年に中日新聞社入社。「東京中日スポーツ」でボクシングとロンドン五輪、「中日スポーツ」で中日ドラゴンズ、「東京新聞」でリオデジャネイロ五輪や東京五輪を担当。雑誌やインターネットサイトへの寄稿も多く、「週刊プレイボーイ」誌上では試合前に井上尚弥選手へのインタビューを行っている。著書に『力石徹のモデルになった男 天才空手家 山崎照朝』(東京新聞)。
  • ブラックアウト
    4.2
    2060年、オックスフォード大学の史学生三人は、第二次大戦下のイギリスでの現地調査に送りだされた。メロピーは郊外の屋敷のメイドとして疎開児童を観察し、ポリーはデパートの売り子としてロンドン大空襲で灯火管制(ブラックアウト)のもとにある市民生活を体験し、マイクルはアメリカ人記者としてダンケルク撤退における民間人の英雄を探そうとしていた。ところが、現地に到着した三人はそれぞれ思いもよらぬ事態にまきこまれてしまう……続篇『オール・クリア』とともにヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞の三賞を受賞した、人気作家ウィリスの大作。
  • アンビシャス 北海道にボールパークを創った男たち
    4.5
    ファイターズが総工費600億円を投じて完成したES CON FIELD HOKKAIDO。 資金調達、建設地探し……無数のタスクに立ち向かい、 大志を形にした男たちの物語。 ――あなたの心にフロンティアはありますか? 『嫌われた監督』『虚空の人』著者による感涙ノンフィクション! 【著者略歴】 ノンフィクション作家。1977年千葉県生まれ。名古屋外国語大学卒業後、 日刊スポーツ新聞社でプロ野球担当記者を16年経験。 2016年に退社し、Number編集部を経て現在フリー。 『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』でミズノスポーツライター賞、 大宅壮一ノンフィクション賞、講談社 本田靖春ノンフィクション賞、 新潮ドキュメント賞を受賞。最新刊に『虚空の人』(ともに文藝春秋刊)。
  • いじめの聖域 キリスト教学校の闇に挑んだ両親の全記録
    4.8
    2017年4月、長崎海星高校2年の男子生徒が首つり自殺した。いじめを示唆する遺書が残され、後に加害者の実名が記されたノートも発見された。  親族のみでひっそりと葬儀を終えた両親に対し、学校の教頭は自殺を「突然死」や「転校」に偽装することを提案する。学校がいじめを隠蔽しようとしているのではないかと疑問を持った両親は、息子がいじめを苦に自殺したことを全校生徒や保護者に伝え、再発防止に努めてほしいと要望する。  学校は自殺の原因を調査する第三者委員会を設置するが、第三者委がいじめと自殺の因果関係を認める結論を出すと、その報告書の受け入れを拒否する。両親が2019年2月に記者会見してその事実を公表すると、全国的な大きなニュースとなった。 だが、その後も、報告書を受け入れて再発防止策を履行するように県の指導を受けながらも、学校が態度を改めることはなかった。  そして、両親の会見から3カ月後、長崎海星高校では新たな自殺者が出た――。
  • オリンピックを殺す日
    3.6
    五輪を潰せ! 新たなスポーツ大会「ザ・ゲーム」の計画が浮上した。 果たして黒幕は誰なのか。記者が、たどり着いた真相とは!? 五輪の意義を問う、衝撃のサスペンス! メディアを排除し、ザ・ゲームを開催せよ! コロナ禍にもかかわらず、強引に開催された東京五輪の最中、大学教授が、「五輪は集金・分配システムに変化し、意義を失った」という言葉を残して、日本を去った。 数年後、新聞記者がある情報を手にする。世界的企業が、新たなスポーツ大会「ザ・ゲーム」を企画している、と。 記者は、この大会を仕掛ける、謎の組織の正体を暴けるのか。 ※本書は書き下ろしです。
  • 残照
    3.7
    1巻1,900円 (税込)
    不眠、減量苦、レース中の死亡事故、謎の転落死…… どん底に落ちた男が復活を遂げた時――事件は起こった。 ベテラン騎手の元春は、6年ぶりにGIレースで優勝する。 馬主との喧嘩別れや減量苦を経ての復活だった。 しかしネットで誹謗中傷され、それを書き込んだと思われる亡き後輩の妻を訪ねると、その夜、彼女はマンションから転落死する。 ほぼ同時刻、元春は自宅で車の盗難未遂にあい、さらに数日後には空き巣に入られた。 自分はいったい何に巻き込まれているのか? そして彼女の死は事故か、自殺か、あるいは殺人なのか――。 元スポーツ紙記者の著者にしか書けない圧巻の書き下ろしサスペンス。
  • おもちゃ 河井案里との対話
    4.0
    すらっと伸びた脚と大きな目、最先端のセクシーなファッションに身を包んで政界に登場したときは、マスコミはこぞって「女性政治家の星」として好意的に取り上げた。しかし、史上最大級の選挙違反で逮捕されるや、手のひらを返したように、「稀代の悪女」としてここぞとばかりに叩いた。  河井案里。  参院議員として活動したのは19カ月に満たなかったが、世間に大きなインパクトを残した。  彼女はマスコミの寵児となったが、実のところ、彼女のプライベートをよく知る記者はいない。  筆者は、当選直後から逮捕されるまで、インタビューなどの取材だけでなく、ことあるごとに電話やメールでやり取りをしてきた稀少な存在である。筆者の手元には、膨大な量の録音、メールがある。  あらためてそれらを読み返すと、不思議なことに気が付く。  宮崎で成功した建築家の家に生まれ、慶応大学に進学し、代議士の妻、そして自身も県会議員から参院議員と、これだけ聞くと恵まれすぎた人生のように見えるが、彼女からは、いっこうに幸せそうなようすがうかがえないのだ。  生きづらい女。  筆者は彼女の生まれた宮崎を訪れることからはじめ、その人生をあらためて取材してみた。すると、そこには、マスコミで見せた鼻っ柱の強い美人政治家とは別の顔が見えてきた。 「私も黒川さんも、権力闘争のおもちゃにされたんです」  河井案里という一人の女性政治家の人生を通して、現代社会における女性の生きづらさに迫る。
  • 戦場記者が、現地に暮らした20年 中東の絶望、そのリアル
    4.3
    ジャーナリストである著者が中東に20年暮らした視点で、その複雑な歴史の概要を簡潔に解説する一冊。またイラク戦争、アラブの春、シリア内戦の現場に身を置いた実体験から中東各国の思惑と動向をたどり、イスラム国誕生に至るプロセスの本質に迫る。

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