著者は、数々の企業を経て、アップルの広報等も担当した企業広報のプロ。
日本の歴史上の事件や出来事、人物を題材に、その当時に、もしも現代の広報がいたら、プレスリリースはどのようなものを発表したのか。というコンセプトの本。
神話の時代から明治時代まで計42のテーマを、リスクマネジメント、制度改革、マーケ
...続きを読むティング、広報テクニック、リーダーシップという5項目に分け、夫々、現代のプレスリリース調に語られる。
昨今の厳しいコンプライアンスに沿って語られる歴史上の出来事は、なるほどと頷くものも多く流石はプロの広報マン。企業広報のプレスリリースにどのような目的と意図があって作成され、誰に向かって発表されるのか、考えもしていなかったのでその裏側を知るきっかけにもなった。
スエヒロ氏の歴史エンタメ本「【至急】塩を止められて困っています【信玄】 」を彷彿させるような思わずクスッと笑ってしまう若干のお遊びもあり、エンターテイメントとしても楽しめる。