ユーザーレビュー 独占告白 渡辺恒雄―戦後政治はこうして作られた― 安井浩一郎 有名だけれどもよく知らない人、ジャイアンツのオーナーで過去に凄い実績のある人くらいの認識だった。 インタビューを元にしているので、多少は盛られていると想うが、NHKのインタビューを元にしており、ヨイショで終わる物ではない。 印象的なのが、戦争を否定して、戦争の悲惨さを伝えることに尽力したとのこと...続きを読む。これまでの政界の大御所とのかかわり、戦後史もわかり参考になった。 亡くなった祖父母が、外国の戦争ニュースを観ては、私が戦争のない時代に生まれて本当に良かったと言っていたことを思い出した。 Posted by ブクログ 独占告白 渡辺恒雄―戦後政治はこうして作られた― 安井浩一郎 戦争体験に基づく理念や現実主義的思考が、戦後日本社会の共通基盤となっていたことを認識するとともに、戦争を体験していない自分たち世代が、歴史から何を学ぶべきかを考えさせられた。 Posted by ブクログ 独占告白 渡辺恒雄―戦後政治はこうして作られた― 安井浩一郎 表紙と人物だけで、読まずに手に取った書籍。 渡辺恒雄さんは、読売新聞の主筆。それと同時に、新聞記者の枠を超えるその時々の政治に深く関与した、保守系の大物である。 その渡辺恒雄さんにインタビューを試み、原点である戦争体験、敗戦、そこから新聞記者と政治活動をしょいこみ、全力で駆け抜けた渡辺恒雄さんの...続きを読む生き様を詳細に記している。 表面だけでは見えない、政治家の裏側、密約、裏切り。時の権力ある政治家に入り込み、裏から政治を操る手法、それに自らの仕事を絡ませて読売新聞のトップにまでたどり着いた。戦後の混沌とした時代だからこそ、できた芸当なのかもしれない。しかし、時代背景だけでは語れない、芯の有る新聞記者。 渡辺恒雄さんは、そういう意味では二度と現れない新聞記者であり、フィクサーであろう。 戦後政治に興味のある方は、必読の書籍。さらに続編も出るようだ。楽しみでならない。 Posted by ブクログ 独占告白 渡辺恒雄―戦後政治はこうして作られた― 安井浩一郎 政治記者の枠を大きく超えて戦後の保守政治に深くかかわったナベツネのインタビューを軸に関係者の証言をまとめたNHK番組をもとにした一冊。読売新聞に取材OKを出させたNHKプロデューサーの仕事に感服。現在の政治に対する危機感や歴史の舞台裏を後世に残すべきと考えたナベツネを動かしたものと思う。 Posted by ブクログ 独占告白 渡辺恒雄―戦後政治はこうして作られた― 安井浩一郎 正直言って「読売のドン」の印象が先行して、横暴かつ独裁的な存在としか認識していませんでしたが、戦争を体験した世代にしか語ることのできない数々の言葉に考えさせられることばかりでした。と同時にこれからの政治が何を基盤に動いてゆくのか、不安になりました。 Posted by ブクログ 安井浩一郎のレビューをもっと見る