作品一覧

  • 極権・習近平 中国全盛30年の終わり
    4.0
    1巻2,090円 (税込)
    急成長が終わり、苦悩する大国の現実を描く骨太のルポ。 党大会の最終盤で起きた「胡錦濤の退場劇」とは何だったのか――。異例の3期目に入り、「極権」を握った習近平政権。習一派で固めた党首脳人事では圧勝したかに見えるが、その裏で、大きな敗北も喫していた。 盤石なはずの政権基盤にも危うい亀裂が見られる。ゼロコロナ政策に高まる不満、行き詰まる経済、深刻な米中対立、緊迫する台湾情勢、ロシアとの憂鬱な関係、そして日本への挑発……。 改革・開放で急成長をとげ、全盛期を謳歌していた大国は、これからどこへ向かうのか。日経記者が衝撃の事実を数々明かしつつ活写する骨太のノンフィクション。 最新の情報も満載して、読み応えたっぷりに描く、いまこそ必読の一冊。
  • 習近平帝国の暗号 2035
    3.3
    1巻1,980円 (税込)
    止まらない北朝鮮の暴走、米トランプ政権から受ける強い圧力……。国内の権力基盤を盤石にした習近平政権は、中華帝国再興、世界覇権の掌握の野望を隠そうともしない。だが、その眼前には、国内外で数々の難題、難敵が待ち受ける。 2035年――。習近平が「現代化された社会主義強国」の実現を国家目標とするが、その裏には、どのようなメッセージが織り込まれているのか。 現実になりつつある核戦争リスク、政敵排除で「独裁化」が進む習政権が孕む危険など、中国が主要プレーヤーとなっている国際情勢の動向について、ボーン・上田賞記者が独自の取材にもとづき鮮烈に描く骨太ノンフィクション。
  • 中国共産党 闇の中の決戦
    -
    1巻1,760円 (税込)
    2015年8月、天津で起こった空前の大爆発。これは習近平・中国国家主席を狙ったテロだったのか。不気味な不協和音が響く中国共産党の最高指導部内で、いま何が起こっているのか。 「反腐敗運動」で政敵を次々に追い落とし、盤石を誇った習近平の体制が、いま揺れている。天津の大爆発、北朝鮮をはじめ周辺諸国との危うい緊張関係、南シナ海裁判での完敗、大失敗に終わった米中首脳会談、政権幹部を脅かす「爆弾文書」の存在、政権が発足して初めての側近失脚……。 驕りゆえに難局を招いた最高指導者が置かれた現実と、激しさを増す党内権力闘争の裏側を、ボーン・上田賞記者が独自の取材にもとづき鮮烈に描く。世界の政治経済を動かす主要なプレーヤーである中国の動向を見通す上で必読の1冊。
  • 習近平の権力闘争
    3.7
    1巻1,760円 (税込)
    これは新たな「文化大革命」か。「反腐敗」で政敵を次々に摘発、放逐、中華帝国再興の野望を追いながら、暗殺の恐怖に脅え、側近は「友達」で固める……。 中国最高指導者の知られざる実像と、共産党内部の暗闘に、ボーン・上田賞記者が緻密な取材で鋭く迫る本格ルポ。激動の中国情勢を理解するために必読の一冊!

ユーザーレビュー

  • 極権・習近平 中国全盛30年の終わり

    Posted by ブクログ

    ある集団内の個人間の権力闘争が、その集団が大き過ぎるとは滅的な影響となる恐れ。
    情報統制の恐ろしさ。

    0
    2023年09月18日
  • 極権・習近平 中国全盛30年の終わり

    Posted by ブクログ

    習近平が如何にして中国のトップに上り詰めたか、そしてその中国はどこに向かうのかを記した書。何より凄いのは、権力を握るまで誰も彼の野望を見抜けなかった点。
    遠藤誉氏の著作では、習近平の父の習仲勲こそが改革開放を始めたが、その功績を全て鄧小平に盗まれたため、習近平は鄧小平の事績を消し去り、毛沢東に並ぶ地位に自らを押し上げようとしている由。
    習近平の野望は日本の未来にも影響する。しかし、習近平が鄧小平の韜光養晦路線を捨ててくれてよかった。習近平が焦り、中国の凶暴性といった本性を早目に出してくれたお陰で、世界は対応することができている。これが、元々の中国の計画である、建国100周年の2049年の時点だ

    0
    2023年06月14日
  • 極権・習近平 中国全盛30年の終わり

    Posted by ブクログ

    2022年、3期目に入る習近平は、最高指導部メンバーを、お知り合いの6人で固めた。共産党大会で前総書記の胡錦濤を退席させた。
    この中には、政権争いが凝縮されていた。
    毛沢東を、越えて絶対的存在を狙う
    恐ろしい
    これから中国はどうなるのか
    みまもりたい

    0
    2023年06月10日
  • 習近平帝国の暗号 2035

    Posted by ブクログ

    2012年の総書記就任以降、2035年をゴールとした習近平の思惑と、毛沢東時代から続く権力闘争が今もなお継続している中国共産党内部の実態を暴きつつ、対米国・北朝鮮・台湾・日本との国際関係に関しての、2017年までの軌跡を紹介。

    0
    2022年01月11日
  • 習近平の権力闘争

    Posted by ブクログ

    文化大革命の反省から権力が一人に集中しないように鄧小平時代に作り上げられた中国の集団指導体制は習近平に寄って崩されようとしている。江沢民も胡錦濤も総書記になってから実際の権力を掌握するまでには前任者の影響をなかなか排除できず時間がかかったが、習近平は僅か2年ほどで反腐敗活動の名の下に政敵を次々葬り去っていく。一般大衆は習近平を崇拝し権力基盤には隙がないように見える。しかし、反習派に命を狙われると感じるほど不安定な時期もあったらしい。

    2015年の全人代、習にお茶を汲む女性スタッフの動きは黒服に監視されていた。開幕前に習は北京の公安局長と中央警衛局長を交代した。前任者の人事を取り仕切ったのが先

    0
    2016年04月16日

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