オフィスの在り方として、効率化か、コーヒーハウスか。
そういうそもそも論から始まり、最近のいろんな企業の思考を、よくもこんなに短時間で具体的に取材したという事例たくさんで示してくれる。
会議室のスペースはもういらない(ブレストの場だけフリースペースを借りればよい)とか、
週一で皆が出勤する「オフィ
...続きを読むスデー」とか、
ブレストも新人研修も集まってやる必要はない(オンボーディングだって資料と動画で可能)とか、
「偶然得る」ことが多かったと気づいて逆にオフィス勤務を重視するとか、本当にいろいろある。
そういう、思考の機会を各社が得た、ということが大事なことだと思う。
思考停止的に、アフターコロナになっても元通りになってはいけないのだ。そして上記のような各社はその思考を空間設計に反映しつつある(縮小移転するとかね)。
しかしテレワークでは「人間関係を構築するのには不向き」とは、本当にそのとおりだと思う。
また、オフィス設計を変えるといっても仕事のしかたがコンサバだとそれも難しいというのにも合点。
さらに、テレワークの効用は、通勤電車を省略できる大都市部ならではというのも、その通りとも思う。
それでも、示されているいろんな工夫が参考になる。
執務室での導線を一方通行にするとか、会議(リモート会議との混合を含む)のとき横長の鏡に向かってやるというのも良い、とか(=会話感がでる)、半径6インチで床にステッカーでディスタンスラインを示すとか。
まとめにある、「セレンディピティ」あるいは「同時性(皆がいるから頑張れる)」というオフィスの新機能には大いに共感。
あとはそれを「空間至上主義」で解決しにいくのかどうかかな…。