島津翔のレビュー一覧
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生成AIの技術的な進捗について、各社や各国の動向を中心に説明している。生成AIの歴史や発展、各社の取り組みについて、世界的な規模で知ることができる。本を読んでいるというよりは新聞を読んでいる、といった印象。
皆さんご存知、という顔でカタカナの用語や、社名が登場するため、ちょっと分かりにくいところもあり、きっと半分くらいしか理解できていないんだろうな。本を読むためにも勉強が必要なんだな。ある程度知識がある人は面白く読めるのではないだろうか。
生成AIの世界は、とにかくスピードが速いため、この本もアッという間に過去のものになってしまうだろう。いや、今既に過去になっているのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
開発・設計はするが工場を持たない→コストが低い
ソフトとハードの両面から
組織の階層が少ない
一対一のミーティングをしない
上層部は誰もキャリアマネジメントを必要かとしていない
創業者モード
EIOFsアーリーインジケーターオブフューチャーサクセス
将来の成功のための早期指標
GPUはAIを前提に開発したものではない
カタンザーロ氏
AIへの集中のため、スマホとゲーム領域のビジネスチャンスは諦めた
AIが仕事を奪うわけではない
AIを使った人間が仕事を奪う
RSU制度(譲渡制限付き株式ユニット)
NVIDIAの死角
・ディープシーク
・学習から推論へ
・電力不足や水不足
・GA -
Posted by ブクログ
2024年4月時点の最新情報がまとめられている。
流石の深さで、知らない話がたくさんある。
オープンAIのアルトマン氏とイーロン・マスクが懇意だったと知れば、2025年2月のマスク氏による15兆円のオープンAI買収案にも納得。
さすがに名指しでディープシークの登場までは予期していなかったが、中国勢の先進性やオープンソースモデルの強みについても説明されている。
以下、帯にある「だけじゃない」の要旨
汎用、専用ともに世界中の開発者コミュニティに支えられたオープンソースモデルが一定の存在感を示すだろう
AIサーバー用GPUだけでなく端末、エッジに最適化されたチップが開発されるだろう
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Posted by ブクログ
オフィスの在り方として、効率化か、コーヒーハウスか。
そういうそもそも論から始まり、最近のいろんな企業の思考を、よくもこんなに短時間で具体的に取材したという事例たくさんで示してくれる。
会議室のスペースはもういらない(ブレストの場だけフリースペースを借りればよい)とか、
週一で皆が出勤する「オフィスデー」とか、
ブレストも新人研修も集まってやる必要はない(オンボーディングだって資料と動画で可能)とか、
「偶然得る」ことが多かったと気づいて逆にオフィス勤務を重視するとか、本当にいろいろある。
そういう、思考の機会を各社が得た、ということが大事なことだと思う。
思考停止的に、アフターコロナにな -
Posted by ブクログ
コロナ禍でテレワークが浸透し、オフィスを縮小する動きがある一方、本書に掲載されている企業のなかには、あえてオフィスに出勤する・対面でコミュニケーションをはかるということの意義や必要性を考えて、自らのオフィス設計に反映させている点は非常に興味深い事例であると思いながら読みました。
新聞やテレビなどのメディアで取り上げられるのは、どちらかというとオフィスは縮小する”のみ”という情報に偏りがちな印象。しかし実際には、本書の事例のように「オフィスの価値」を感じながら試行錯誤している企業があり、テレワークがすべてのオフィス機能を代替するわけではない、ということがよくわかります。
世間的にはテレワーク