あらすじ
生成AIでもうかるのは誰? 半導体はエヌビディアの一人勝ちが続く? AIが変える地政学って何? AIモデルやクラウドの勢力図はどうなる? 結局、日本企業の勝ち筋って何?? 生成AIブームで勃発した「5つの覇権争い」。その勢力図を正しく分析すれば、日本企業が金脈をつかむ勝ち筋が見えてくる。
勝者はOpenAI、エヌビディアだけじゃない──。シリコンバレー駐在記者が革命の最前線を取材し、生成AIの「知られざる勝者」を描く。生成AIで新規事業やサービス企画に関わるビジネスパーソン必読の本格書。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
生成AIを取り巻く、大きなトレンド(2022〜2024年の動き)がわかる。
欧米、中国の企業や国家の動き、生成AIにおける重要資源である半導体を取り巻く動き、あとはよくあるテーマだがAIと人間の競争について。
Posted by ブクログ
生成AIの技術的な進捗について、各社や各国の動向を中心に説明している。生成AIの歴史や発展、各社の取り組みについて、世界的な規模で知ることができる。本を読んでいるというよりは新聞を読んでいる、といった印象。
皆さんご存知、という顔でカタカナの用語や、社名が登場するため、ちょっと分かりにくいところもあり、きっと半分くらいしか理解できていないんだろうな。本を読むためにも勉強が必要なんだな。ある程度知識がある人は面白く読めるのではないだろうか。
生成AIの世界は、とにかくスピードが速いため、この本もアッという間に過去のものになってしまうだろう。いや、今既に過去になっているのかもしれない。
Posted by ブクログ
2024年4月時点の最新情報がまとめられている。
流石の深さで、知らない話がたくさんある。
オープンAIのアルトマン氏とイーロン・マスクが懇意だったと知れば、2025年2月のマスク氏による15兆円のオープンAI買収案にも納得。
さすがに名指しでディープシークの登場までは予期していなかったが、中国勢の先進性やオープンソースモデルの強みについても説明されている。
以下、帯にある「だけじゃない」の要旨
汎用、専用ともに世界中の開発者コミュニティに支えられたオープンソースモデルが一定の存在感を示すだろう
AIサーバー用GPUだけでなく端末、エッジに最適化されたチップが開発されるだろう
デジタル領域で現在日本は負けているので、最善手を指し続けて相手のミスを待ち、その時に一気に攻め込むような気持ちでいなければならない。
Posted by ブクログ
2024年4月くらいまでのAIに関する世界の動向が一気に復習できる本。
加えて、著者の独自インタビューによる新しい情報も確認できる。
これまでの流れを小まめに確認していない人は一読すべき。
Posted by ブクログ
生成AIに関して広く取り扱われており、自分には内容が難しく完全に理解は出来ていないかもしれません。
しかし、AIに関する技術や半導体の現状が把握できてとても勉強になりました。
特に、私はGPUメーカーであるNVIDIAに投資をしているので、GPUの死角に関する内容はとても興味深かったです。
あまりNVIDIAに対し盲信しすぎない様に気を付けようと思います。
また、将来私達はAIとどの様に関わっていくのかを考える良いきっかけになりました。
Posted by ブクログ
素晴らしい情報量とまとめ力。IT / デジタル業界の人たちには必須の読み物だし、他の業界の人たちも一般教養としてすぐ読んでおかないといけないレベル。星10個つけたい。
Posted by ブクログ
日経新聞の記者だから、生成AIの歴史から各社の対応まで整理されて記載されているので、非常に読みやすい。
重要人物のインタビューもあり、少し遅かったが読んで良かった。
フラットな目線で書いているのも良かった。
Posted by ブクログ
2024年前半時点の生成AI業界の動向を、主にビジネスや勢力図の点からレポートしている一冊。どこかのニュースで聞いたようなトピックやスタートアップ企業動向などが整理されているので、これまでと今後の流行をザッとつかむのによさそう。
生成AIの環境はスイッチングコストが安いので、人材確保と資金力の勝負が続くのか。
巻末のMITメディアラボ石井氏のインタビューが印象的。