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1998年日銀法改正以降、先進国初のデフレと20年間、闘ってきた日本。世界金融危機、財政再建問題、アベノミクスまで、日本を襲った危機的状況をめぐり、日銀と政治は水面下でどのような攻防を繰り広げてきたのか。現場の記者が克明に描く迫真の「デフレ全史」。
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Posted by ブクログ
日銀法改正による独立性を高めた日銀の20年 9803速水優ー0303福井俊彦ー0804白川方明ー1303黒田東彦 橋本ー小渕ー森ー小泉ー安倍ー福田ー麻生ー鳩山ー菅直人ー野田ー安部晋三 政治からの完全独立はあり得ないが、政治との駆け引きはむしろ大きくなった 日銀の政策に的を絞った経済金融史は中々ない...続きを読む 記憶にないので有益だった 頭の整理に成ったと同時に、金融政策は変わり映えしない、という感想 「デフレからの脱却」に挑戦し、金融政策の安定性とのバランスに苦心し 行きつ戻りつした20年 我々国民には何を成したのか、という徒労感がある 人口減少・生産年齢人口の急減という基本構造には抗えないのか 従来型と違う道はないのか 貯蓄超過で財政ファイナンスができるうちは従来路線を継続する しかしそれには持続性が担保されているのか?
自分がまだ経済のことに興味がなかった時代に政治と日銀がいかにデフレに対峙したか、その一端を知ることができる。エンターテイメントとしても楽しめる本。
金融政策の決定プロセスの内幕
デフレと新日銀法が始まった1998年からの20年をインサイダーな視点から振り返るのは有益だった。経済理論や事実の面で変なところは特に無い。当事者の発言や取材での証言が臨場感を出しつつ、ニュースでは伝わってこないヒューミント情報が読み物としての価値を高めている。
中央銀行の独立性について考えさせられる書籍その2。朝日新聞の日銀担当は驚くほど経済学を知らないし勉強していないが、興味の対象が経済ではなく政治なので仕方ないということがよく分かる本。それはそれで差別化戦略だし他社にはない情報を提供することには意義がある。エコノミストには書けない内容。
ドキュメンタリーとしては面白い。しかし、どこまで本当に信用して良いのかよくわからない。出版社が出版社だけに。記者会見や講演で話したことは記録に残っているだろうが、内輪の話とか、どうしてそう話したことがわかるのだろう。記録に残っているものでも勝手に捏造するから、そうでないものは気をつけて読むしかない。...続きを読む小説だと思って読めば良いのかな?
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