真相作品一覧

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  • 密室は御手の中
    3.3
    1巻1,870円 (税込)
    深山の奥深くに、新興宗教『こころの宇宙』の総本山、心在院はある。さらに山をのぼったところにある瞑想室が掌室堂だ。ここには、百年前、瞑想中の修験者が施錠された堂から消え、山中で発見されたという逸話が残る。弱体化しつつある『こころの宇宙』の、数少ない拠り所だ。しかし、新たな密室殺人が起こっても、神はここにおわすのだろうか……? 神に挑んだ探偵は、真相にたどり着けるのか。鮮烈なる本格推理デビュー作。
  • 沈黙の終わり(上)
    4.1
    二十年掛けて築き上げてきたことが、ここで一つの形となった。――著者 20周年を飾る、記念碑的作品、誕生。 30年間隠されてきた連続幼女誘拐殺人。県を跨いだ、幼女を狙った卑劣な事件。縄張りに拘る無駄な県警のプライド。利権を死守したい政権による圧力。若手とベテラン、二人の記者が、すべてを乗り越え、隠された真相を追う!
  • 新日本プロレスブックス トランキーロ 内藤哲也自伝 EPISODIO1
    5.0
    あっせんなよ! プロレス大賞2年連続MVP受賞! いまもっとも目が離せない“制御不能なカリスマ”の原点。 デビュー前の貴重な写真満載! 頂点へと駆け上がるスターダスト・ジーニアス。 足立区の“テツ”/将来の夢は「ガソリンスタンドのおじさん」/武藤敬司の動きを完コピ/棚橋弘至のデビュー戦を観戦/アニマル浜口ジム入門/「手術しないとプロレスラーを目指せないよ」/「新日本プロレスへの想いは誰にも負けません!」/バッグに棚橋Tシャツを忍ばせて/コーチ不在のトレーニング/“外様”とのデビュー戦/試練の五番勝負/デビュー1年目での『BEST OF THE SUPER Jr.』代打出場/「新日本の大会にだけ出たい」/同部屋のオカダ・カズチカ/スターダストプレス誕生/NO LIMIT5番勝負/IWGPジュニアタッグ戴冠/ノアへ殴り込み/棚橋弘至との初シングル/「どうせ、新日本は岡田なんですよ!」/アメリカTNA参戦/メキシコCMLLで衝撃デビュー/アレナ・メヒコでのルチャ教室/何事も「トランキーロ」/人生3度目の坊主/凱旋帰国/IWGPタッグ戴冠/CHAOS入りの真相/『G1』初出場/『NEVER』への愛/棚橋と4度目の対決 ほか
  • 眠りの神
    3.3
    スイスで黙認されている安楽死=自殺幇助を行う団体のスタッフである若き医師・絵里香は東京で起こった自殺幇助事件の真相を確かめるために日本に渡る。尊厳を守るため死を選ぶことは正しいのか、それとも――。
  • UFO事件クロニクル
    -
    1947年6月、実業家のケネス・アーノルドがアメリカ西海岸のワシントン州を自家用機で飛行中、レーニア山付近で超高速で飛行する謎の物体を目撃する――これがすべての始まりだった。この日以降、世界中の空で未確認飛行物体が目撃され、従来の常識では説明できないような数々の“怪事件”が巻き起こるようになる。 首都ワシントンの上空を複数の未確認飛行物体が襲った「ワシントンUFO侵略事件」、大勢の人々がUFOとその乗員を目撃した「ギル神父事件」、森林作業員がUFOのさらわれた「トラビス・ウォルトン事件」、日本の貨物機がUFOと遭遇「日航ジャンボ機UFO遭遇事件」……。 なぜUFOは現れるのか。その謎を解くべく、UFO史に名を残す難事件の真相をASIOSが解説。UFO人物辞典や用語集、UFO事件年表など、付随する情報も網羅。この一冊を読めば、UFOの謎と歴史がよくわかる。UFOファン必携の書。
  • ベートーヴェン捏造
    4.2
    「運命」は、つくれる。 犯人は、誰よりもベートーヴェンに忠義を尽くした男だった── 音楽史上最大のスキャンダル「会話帳改竄事件」の全貌に迫る歴史ノンフィクション。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【イントロダクション】 「事件」が発覚したのは、1977年――ベートーヴェン没後150年のアニヴァーサリー・イヤー。 震源地は、東ドイツの人民議会会議場で開催された「国際ベートーヴェン学会」。 ふたりの女性研究者が、ベートーヴェンの「会話帳」――聴覚を失ったベートーヴェンがコミュニケーションを取るために使っていた筆談用のノート――に関する衝撃的な発表を行った。 会話帳に、ベートーヴェンの死後、故意に言葉が書き足されている形跡を発見したという。 犯人は、ベートーヴェンの秘書、アントン・フェリックス・シンドラー。 ベートーヴェンにもっとも献身的に仕えた「無給の秘書」として知られた人物である。 ベートーヴェン亡きあとは全部で3バージョンの伝記を書き、後年の──あるいは現代における「楽聖べートーヴェン」のパブリックイメージに大きな影響を及ぼしていた。 たとえば、ベートーヴェンが『交響曲第5番』冒頭の「ジャジャジャジャーン」というモチーフについて「運命はこのように扉を叩くのだ」と述べたという有名なエピソードは、シンドラーの伝記を介して世に広められたものだ。 そんな人物が、会話帳の改竄に手を染めていたとなれば。 それはベートーヴェン像の崩壊に等しかった。 以降、シンドラーは音楽史上最悪のペテン師として、研究者や音楽ファンから袋叩きに遭うことになる。 だが、彼をいたずらに非難することは本当に正しいのだろうか。 シンドラーのまなざしに憑依する──つまりは「犯人目線」で事件の全貌を追うことによって、いまいちど、彼が「嘘」をついた真の動機を明らかにすべきなのではないだろうか。 生い立ち、学生時代の行状、ベートーヴェンとの関係。 ベートーヴェンの死後、会話帳改竄に至るまでの経緯。 罪を犯したあと、どうやってそれを隠しとおしたのか。 そして、100年以上にわたってどのように人びとをだまし続けたか。 それらを知らずして、音楽史上最大のスキャンダル「会話帳改竄事件」の真相に迫ることはできない。 音楽史上最悪のペテン師を召喚し、彼が見た19世紀の音楽業界を描き起こす前代未聞の歴史ノンフィクション ――ここに開幕。 新聞 ・「中日/東京新聞」 2018年10月28日付朝刊 /三品信氏(中日新聞文化部記者) ・「共同通信」2018年11月24日以降地方紙配信/江川紹子氏(ジャーナリスト) ・「読売新聞」2018年11月25日付朝刊/宮部みゆき氏(作家) 雑誌 ・「週刊現代」2018年11月17日号   ・「週刊文春」2018年11月22日号 ・「小説すばる」2018年12月号/栗原裕一郎氏(評論家) ・「音楽の友」2018年12月号/小沼純一氏(音楽・文芸批評家、早稲田大学文学学術院教授) ・「モーストリー・クラシック」2019年1月号/澤谷夏樹氏(音楽評論家) ・「週刊ポスト」2018年12月3日号/井上章一氏(国際日本文化研究センター教授) ・「ぴあクラシック」Vol.49 2018/19冬/橘ララら氏(ライター)

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  • 帝王の誤算 小説 世界最大の広告代理店を創った男
    4.4
    日本最大の広告代理店「連広」の常務に就任した城田毅は、その存在感を示すべく、さまざまな事業の指揮をとる。各業界のトップ企業の広告独占、広告第二位「弘朋社」への圧力など、手段を選ばず強行した。一方、過労死した連広社員の妻だった真美は、「思いやり雇用」制度によって連広に入社し、城田の秘書となった。真美は「この会社に夫は殺されたのだ」と憎悪の心を持って、夫の死の真相解明に乗り出す。しかし城田の間近で働くうち、やがて彼の魅力にも惹かれていく。城田は「帝王」として君臨し、やがて社長に就任するが、後継者として育てた腹心の裏切りに直面する……。
  • わたしだけのアイリス
    5.0
    1巻1,870円 (税込)
    色覚異常に見舞われた気鋭のカメラマン海咲は、父の死の真相をつかみ、立ち直ることができるのか?故郷・天草を舞台に繰り広げられる赦しと再生。作家・映画監督の著者がおくる感動の物語。
  • 青光の街(ブルーライト・タウン)
    3.6
    青い電飾が遺体のそばに撒かれる連続殺人事件が東京を震撼させていた。そんな折、作家兼ブルーライト探偵社の所長の草壁ユナに旧友・秋子から助けを求めるメールが届く。秋子の家を訪ねると、彼女を拉致した犯人からメッセージが。一方、探偵社で依頼を受けた有名人の婚約者の身辺調査が連続殺人と奇妙な繋がりを見せ……いくつもの事件が描く複雑な陰影から驚愕の真相が浮かぶノンストップ・サスペンス。
  • 猟犬
    4.0
    17年前の誘拐殺人事件で容疑者有罪の決め手となった証拠は偽造されていた。捜査を指揮した刑事ヴィスティングは責任を問われて停職処分を受ける。自分の知らないところで何が行なわれたのか? そして真犯人は誰なのか? 世間から白眼視されるなか、新聞記者の娘リーネに助けられながら、ヴィスティングはひとり真相を追う。しかしそのとき、新たな事件が起きていた……。北欧ミステリの最高峰「ガラスの鍵」賞をはじめ、マルティン・ベック賞、ゴールデン・リボルバー賞の三冠に輝いたノルウェーの傑作警察小説
  • IT社会事件簿
    3.0
    インターネットの本格普及から20年。 ドクター・キリコ事件、サイトをめぐる集団自殺事件、ウィニーによる情報漏洩と開発者の逮捕、秋葉原無差別大量殺人、尖閣諸島沖衝突事件映像流出、サイバー攻撃とアノニマス、米国政府によるインターネット諜報活動暴露などなど。 ITが進化したからこそ、引き起こされたさまざまな事件事故、その真相を追う!
  • 先手中飛車の真相~アマが知らない研究と結論~
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 妥協なき研究から導く、中飛車の行く末は― ゴキゲン中飛車の思想を受け継ぎ、一手の利を生かすことで猛威を振るった先手中飛車。 しかし、将棋AIは振り飛車より居飛車を評価する傾向にあります。現在では勝ちにくくなっているのでしょうか。 本書では5つの主要戦型、①後手超速、②△6四銀型、③左美濃、④△5四歩型、⑤一直線穴熊を解説。中飛車劣勢の変化も妥協なく紹介しています。 先手中飛車はどこに行くのか。 徹底した研究から導かれる結論を見届けてください。 ―数年前まで振り飛車党のエース戦法は中飛車が大多数であったと思う。しかし、いつしか居飛車側の対策が充実し作戦負けも増えてしまう。三間飛車、四間飛車の人気にも圧倒され中飛車を指す人は少なくなってしまった― 本書の冒頭、冨田四段はこう切り出します。 ゴキゲン中飛車の思想を受け継ぎ、一手の利を生かすことで猛威を振るった先手中飛車。 しかし、将棋AIは振り飛車より居飛車を評価する傾向にあります。冨田四段の言う通り、現在では勝ちにくくなっているのでしょうか。 本書では先手中飛車の5つの主要戦型、①後手超速、②△6四銀型、③左美濃、④△5四歩型、⑤一直線穴熊を解説。中飛車劣勢の変化も妥協なく紹介しています。 先手中飛車はどこに行くのか。 徹底した研究から導かれる結論を見届けてください。 第1章 後手超速 第2章 △6四銀型 第3章 左美濃 第4章 △5四歩型 第5章 一直線穴熊 冨田誠也(とみた・せいや) 1996年2月13日生まれ。兵庫県出身。 2007年9月、6級で小林健二九段門。 2020年10月、四段。 順位戦はC級2組。竜王戦は6組。 四間飛車、中飛車を得意とする振り飛車党。 終盤の鋭い攻めが持ち味。 第93期棋聖戦では本戦入りを果たすなど、着実に実績を重ねる若手実力派。 今回が初の著作となる。
  • 追憶の杜
    4.0
    人間の記憶をレコーディングし、他人にもわかるよう翻訳する技術を生みだした会社・九龍。創業者の不二が病に倒れてからも事業を拡大し続けていたが、記憶データをめぐって起きたいくつかの事件により、世間から非難と疑いの目が向けられていた。九龍に所属する記憶翻訳者の珊瑚は、恩師の不二と大切な居場所である九龍を守るため、真相を探ろうとするが……。デビュー作『風牙』に連なる中編集。/解説=森下一仁
  • 数学の女王
    3.6
    1巻1,826円 (税込)
    かっこいいのに等身大、警察小説の新ヒロインふたたび。 第67回江戸川乱歩賞受賞作『北緯43度のコールドケース』のシリーズ2作目! 博士号を持つ異色の警察官・沢村依理子は、中南署から本部の警務部に異動となる。 とある出来事で監察官室に目をつけられている沢村は、これは報復人事ではないかと疑う。 そんな中、新札幌に新設されたばかりの北日本科学大学で爆破事件が発生。 これを機に沢村は突然捜査一課に異動となるが、ただし警務部付ーー果たしてこの人事の意味は何なのか。 一方、爆破事件はいつまで経っても進展がない。まさか北海道でテロ事件が起こったのか。 公安との駆け引きの中で進めていく捜査、しかも沢村は突然班長を任されることに。 新天地でまだぎこちない沢村は、新参者の班長に対して心中複雑な班員たちをどうまとめていくのか。 そしてなかなか実態がつかめない爆破事件の犯人は、いったいどんな人物で、どんな目的があったのか。 事件の謎を解く鍵は「数学」「研究者」「ジェンダーバイアス」そして「名声への飽くなき執着」ーー。 女性研究者として博士課程まで進み、アカハラによって恋人を亡くすという経験をした沢村だからこそたどり着ける真相が、そこにはあった。
  • 古代中国 説話と真相
    4.0
    殷の紂王の《酒池肉林》、呉王夫差と越王句践の《臥薪嘗胆》、秦の始皇帝の《焚書坑儒》……、『史記』にも記され、広く知られる古代中国の説話は真実か? もちろん、これらは後世の創作である。本書では、信頼できる資料に拠って、これらの虚構を検証すると共に、貴族制が専制君主制に移行した春秋・戦国時代の社会制度、勢力バランス、法治システムを浮彫りにする。初期の王朝から貴族の台頭、そして中国統一へ、説話を検証し、中国古代史をいきいきと再構築してみせる意欲作! 【目次】はじめに/第一章 三皇五帝――禅譲・放伐/第二章 夏の禹王――九州の治水/第三章 殷の紂王――酒池肉林/第四章 周の幽王――笑わない褒姒/第五章 斉の管仲――衣食足りて礼節を知る/第六章 楚の荘王――鼎の軽重を問う/第七章 夫差と句践――臥薪嘗胆/第八章 魯の孔子――由らしむべし、知らしむべからず/第九章 魏の恵王――五十歩百歩/第十章 蘇秦と張儀――合従連衡/第一一章 戦国四君と呂不韋――奇貨居くべし/第一二章 秦の始皇帝――焚書坑儒/終章 古代中国史の研究方法/結び/主要参考文献
  • キツネ目 グリコ森永事件全真相
    3.8
    147通にも及ぶ膨大な脅迫状、600点以上の遺留品、さらには目撃、尾行までされながら、ついに時効の彼方へと逃げ込んだ「グリコ森永事件」犯人グループ。 その中心人物、かつ司令塔となったのが、「キツネ目の男」だった。 グリコの江崎勝久社長を自宅から拉致して監禁、身代金を要求するという「実力行使」から、青酸入りの菓子と脅迫状の組み合わせによって裏取引し、企業からカネを奪おうとする「知能犯罪」、そしてメディアや世論を巻き込んだ劇場型のパフォーマンスまで、日本の犯罪史上に残る空前絶後の事件だ。 しかし、犯人グループは、その「痕跡」を消しきれていなかった。 当時、第一線で捜査にあたった刑事、捜査指揮した警察幹部、犯人グループと直接言葉を交わした被害者、脅迫状の的になった企業幹部など、徹底した取材で事件の真相をえぐり出す。 「少なくとも6人いた」という犯人グループの、役割分担、構成にまで迫る! 「キツネ目と仲間たち」の全貌が、闇の向こうから浮かび上がる――。
  • 近代日本文学と聖書 (下) 太宰治―愛と死の深層 太宰文学に福音の光を照射する!
    -
    1巻1,815円 (税込)
    太宰の愛と真相を明かす画期的なクリスチャン文芸評論第三弾 太宰文学に福音の光を照射する! 聖書を愛読し、精通していた太宰はほとんどキリスト者であったが、真の救いに至らずに滅びの心中に向かった。太宰の愛と真相を明かす画期的なクリスチャン文芸評論第三弾! 【目次】 はじめに プロローグ 第三部 太宰治❘愛と死の深層 一 太宰治と聖書 二 太宰文学の海外での高い評価 三 太宰文学の卓越性 四 恍惚と不安と二つ 五 信仰の詩 六 太宰治の信仰 七 死なうと思つてゐた 八 太宰とコミュニズム 九 死への誘い(形而上の気質) 十 愛と死 十一 男の愛と女の愛 十ニ ❘愛 原体験 十三 太宰治とキリスト 十四 太宰の滅亡 十五 現代人は愛しうるか 註 あとがき 【著者】 奥山実 1932年福島県郡山市に生まれ、県立安積高等学校卒業。1953年日本基督教団阿漕教会にて受洗。関西大学経済学部卒業。2年間のサラリーマン生活の後、献身。1961年神戸改革派神学校卒業。京都福音自由教会牧師。八尾福音自由教会を開拓。1966年宣教師としてインドネシアに渡る。1974年病に倒れ、帰国。1975年片柳福音自由教会牧師。1986年宣教師訓練センター所長となり、現在に至る。著書に「もう一つの人生』(新生運動)『悪霊を追い出せ!』『世界宣教と教会』『日本のリバイバルを求めて』がある。
  • 福島第一原発事故の「真実」 検証編
    -
    東日本壊滅はなぜ免れたのか? 取材期間10年、1500人以上の関係者取材で浮かび上がった衝撃的な事故の真相。 他の追随を許さない圧倒的な情報量と貴重な写真資料を収録した、第一級のノンフィクションがついに文庫化。ドキュメント編は、事故発生の経過を緊張感溢れる迫真の筆致で描く 思いも寄らない真相が次々明らかに 真相1 吉田所長の英断「海水注入」はほとんど原子炉に届かなかった 真相2 1号機で唯一残された冷却装置は40年間にわたり「封印」されてきた 真相3 原子炉を救う減圧装置には、高温高圧になると動作しにくくなる弱点があった 真相4 2号機の消防注水の失敗が皮肉にもメルトダウンの進行を遅らさせて「最悪の事態」を防いだ 真相5 巨大な津波に備えて、津波対策に着手していた原発があった 東日本壊滅が避けられたのは偶然の産物だった!? 極限の危機。核の暴走を食い止めようと、吉田所長らは、爆発や被ばくの恐怖と闘いながら決死の覚悟で現場にとどまり、知恵を絞り出して、原子炉に水を入れ続けた。幸いにして、格納容器の爆発は免れた。当時の政府のシミュレーションでは、最悪の場合、福島第一原発の半径170キロ圏内がチェルノブイリ事故の強制移住基準に達し、半径250キロ圏内が、住民が移住を希望した場合には認めるべき汚染地域になるとされた。半径250キロとは、北は岩手県盛岡市、南は横浜市に至る。東京を含む東日本3000万人が退避を強いられ、これらの地域が自然放射線レベルに戻るには、数十年かかると予測されていた。 10年にわたる取材で、この最悪シナリオが回避されたのは、消防注水の失敗や格納容器のつなぎ目の隙間から圧が抜けたりといった幾つかの偶然が重なった公算が強い。この事故では、当初考えられていた事故像が新たに発見された事実や知見によって、どんでん返しのように変わった例は枚挙に暇がない。この極限の危機において、人間は核を制御できていなかった。それが「真実」である
  • 政治はケンカだ! 明石市長の12年
    4.3
    閉塞しきった日本の政治を、たった一人で変えた市長の「闘いの記録」 議会、政党、宗教団体、市役所職員、マスコミ――周囲は敵だらけの四面楚歌 権力闘争に勝ち抜く「秘策」がここにある 「冷たい社会を優しい社会に変える」10歳でそう決意して48歳で念願の明石市長になった泉房穂は、利権渦巻く政治闘争に巻き込まれる。地元財界・宗教団体と癒着する市議会、職員を抱き込み改革に抵抗する副市長、県と日教組が手を組んで牛耳る歪んだ教育制度、反対勢力のリークを垂れ流すマスコミ……。何度も挫けそうになりながら「日本一の子育て政策」を実現した改革市長を支えたのは、市民の圧倒的支持と、幼少期から身につけていた「ケンカの技法」だった。 (主な内容) ・世の中何かが間違っている ・故郷の明石を誰よりも愛し、誰よりも憎んだ ・わずか69票差で勝った市長選挙 ・一人も味方のいない檻の中 ・口利きをしてカネをもらう市議会議員 ・暴言辞職、そして出直し選挙 ・議会・職員・マスコミからの総攻撃 ・発言をずっと隠し撮りされていた ・初めて明かす「政治家引退」の真相 ・橋下徹くんに言われて反省したこと ・市長に予算と人事の権限がないだと? ・市役所のドン・副市長という存在 ・霞が関キャリア官僚なんて優秀じゃない ・財務省と厚労省の醜い争い ・都道府県は不要どころか害悪 ・県と日教組が手を組む歪んだ教育制度 ・自民党の選挙はゼネコンと宗教団体頼み ・時代に取り残された新聞に未来はない ・官僚に引け目を感じる東大卒の朝日新聞記者 ・子育てに注目が集まるのを嫌がる男たち ・市民は「テレビのウソ」に気づいている ・日本の「次のリーダー」の有資格者は誰だ (聞き手の政治ジャーナリスト・鮫島氏コメント) 本書の対談で最も印象に残ったのは「私は故郷・明石のことを心から憎み、心から愛してるんです。まだ消えない理不尽に対して、誰よりも強い憎しみを抱いている」という泉さんの言葉だった。故郷に対する愛と憎しみの果てに、冷たい社会を優しい社会へ変える激しい政治闘争を繰り広げてきたのだ。 ――「あとがき」より
  • 東京医大「不正入試」事件 特捜検察に狙われた文科省幹部 父と息子の闘い
    4.3
    贈収賄の見返りは息子の医学部「不正合格」? 東京医大を舞台に、女子受験生への入試差別など社会を巻き込んだ文科省汚職事件の真相に迫る。 事件は最初から異例の展開を辿る。東京地検特捜部による捜査の過程で、図らずも東京医大の入試で女子学生が不当に差別されていたことが判明。その余波は他大学にまで及ぶ。 そのなかで、大人たちの思惑により、本人も知らぬうちに入試の点数に10点を加算されていた文科省キャリアの次男。だが、公判で明らかになったのは、加点がなくても次男は合格できていたという事実だった。 特捜検事による取り調べへの恐怖から、罪を認めるような調書を取られていた東京医大の理事長と学長は、公判で全面否認に転じる。将来の事務次官候補と言われた文科省キャリアも一貫して容疑を否認。事件の中心人物として「霞が関ブローカー」と報じられた男にいたっては、特捜部は一通の調書も取れないまま公判が始まる。 4人の被告が全員否認する一方、特捜部が縋る唯一の証拠は、隠し撮りされたある会食における会話の録音データのみ。 しかも、事件の背後には森友学園事件や、政府の不正を告発した前川喜平文科事務次官に対する官邸の怒りも見え隠れする。 緊迫の法廷劇、特捜検察に狙い撃ちされた親と息子はどう闘ったのか。 第1章 不正入試 第2章 「裏口入学」の真相 第3章 第2次醍醐会食 第4章 4000万円超の補助金 第5章 特捜部のシナリオ捜査 第6章 音声データを提供した男 第7章 霞が関ブローカーと呼ばれて 第8章 判決 【著者略歴】 田中周紀(たなか ちかき) 1961年、島根県生まれ。上智大学文学部史学科卒業。共同通信社社会部で95~97年、テレビ朝日社会部で2006~10年の計5年9ヵ月間、国税当局と証券取引等監視委員会を担当。10年にテレビ朝日を退社し、現在はフリージャーナリスト。 著書に『巨悪を許すな! 国税記者の事件簿』(講談社+α文庫)、『実録 脱税の手口』(文春新書)、『飛ばし 日本企業と外資系金融の共謀』(光文社新書)、『会社はいつ道を踏み外すのか 経済事件10の深層』(新潮新書)など。取材・構成に横尾宣政著『野村證券第2事業法人部』(講談社+α文庫)などがある。
  • 栞と嘘の季節
    3.9
    ベストセラー『本と鍵の季節』(図書委員シリーズ)待望の続編! 直木賞受賞第一作 猛毒の栞をめぐる、幾重もの嘘。 高校で図書委員を務める堀川次郎と松倉詩門。 ある放課後、図書室の返却本の中に押し花の栞が挟まっているのに気づく。 小さくかわいらしいその花は――猛毒のトリカブトだった。 持ち主を捜す中で、ふたりは校舎裏でトリカブトが栽培されているのを発見する。 そして、ついに男性教師が中毒で救急搬送されてしまった。 誰が教師を殺そうとしたのか。次は誰が狙われるのか……。 「その栞は自分のものだ」と嘘をついて近づいてきた同学年の女子・瀬野とともに、ふたりは真相を追う。 直木賞受賞第一作は、著者の原点とも言える青春ミステリ長編!
  • 不知火判事の比類なき被告人質問
    3.7
    1巻1,815円 (税込)
    誰もみたことのない衝撃の逆転裁判がはじまる――。フリーライターの湯川和花は殺人事件の裁判を傍聴するのだが、結審直前に衝撃的な被告人質問を目の当たりにする。左陪席の不知火春希裁判官が予想外の質問を被告に投げかけ、悲しすぎる事件の真相を自白のもとに晒して法廷の景色を一変させてしまう。こうした不知火判事の質問は「他に類を見ない質問」と法曹関係者の間で囁かれていた。
  • トランプ大統領の無血開国
    -
    1巻1,815円 (税込)
    米大統領選を見守ったすべての方へ贈る、アメリカ発、日本初公開情報。 なぜ、連邦最高裁判所が不正選挙の審査を拒否したのか? なぜ、トランプ大統領がホワイトハウスを静かに明け渡したのか? なぜ、米軍が2020年12月中旬にワクチンを全国に分配しようとしたのか? その謎を解くカギは、(1)アメリカ建国にさかのぼる「国家財政の流れ」 (2)地球を支配する「海事法」 (3)大統領権限より上位にある「郵政の仕組み」にあった。 そして、この3つのカギを開けた先に見えてきたのは、日本ではまだ誰も触れていない、 米大統領選の背後にいる「新統治者」の存在だった! アメリカ独立戦争から続く歴史的真相を鮮やかに解き明かし、「支配層の終焉」と「新統治者の登場」を論拠とともに探り当てた瞠目の新論、大手メディアが伝えられない驚きの真相。ここに解禁! 巻末特別付録では、新統治者が著作権を保持する「英文文書の整合性を品詞分解によって数学的に証明することで、世界中の憲章や条約を無効にした【統語論 Quantum-Grammar Syntax】」を紹介。

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  • 学園の魔王様と村人Aの事件簿
    3.9
    ライトノベルが好きな普通の男子高校生・山岸巧(やまぎし・たくみ)は別のクラスの眉目秀麗な生徒・御崎秀一(みさき・しゅういち)に本を拾って貰い、彼のスマートさに憧れを抱く。しかし御崎には、ヤクザの孫だとか、先輩をたたきのめしたなどの不穏な噂があった。ひょんなことから御崎のたぐいまれなる推理力を知った山岸は、彼の助手として学校や町で起こる事件の解決に挑むことに。些細な違和感を見逃さず、魔王・御崎は予想外の真相を導く!
  • 天皇は朝鮮から来た?
    1.0
    1巻1,815円 (税込)
    反骨の韓国人が書く、歴史を真相解明! 日韓併合から今年で100年目の今、4度死刑判決を受け11年間の獄中生活をした著者が渾身の力を振り絞って書いた目からウロコの衝撃本。 古代百済語と日本語の共通性、旧日本軍の歴史捏造、ヤマト王朝は植民王朝、邪馬台国は日本になかった、倭は日本ではない、聖徳太子はいなかった、応神天皇は百済の王子か、記紀が故意に隠した渡来王朝、もののあわれはどこから来たか、明治天皇はすりかえられた、明治維新とフリーメーソンの影......日本史の常識を覆し"不都合な真実"を暴く!! 解説の船瀬俊介氏も「全日本人必読!」と熱く大推薦。

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  • 日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす
    3.6
    外務省公文書に記された決定的な新事実!さらに「異常外力」とは何を意味するのか?あの日、日航123便に何が起きたのか、何が隠蔽されたのか?真相を根底から明らかにする決定版。
  • アーレント 最後の言葉
    4.0
    1975年12月4日にニューヨークの自宅で急逝したハンナ・アーレント。その机の上に置かれたタイプライターには数行が印字された1枚の紙が残されていた。ライフワークとなる三部作『精神の生活』の掉尾を飾るはずだった本のタイトルに続いて二つの銘が引用されて途絶えたアーレント最後の言葉は何を意味しているのか? わずかな手がかりを頼りに挑む探索の旅は、アーレントの出自と絡み合いながら、謎の真相に迫っていく。
  • 英語の帝国 ある島国の言語の1500年史
    3.8
    英語はいつから、これほど世界を覆う言語になったのか。イングランドに出現した言語が、ウェールズ、スコットランド、アイルランドに広がり、ついで、インドやアフリカ、オーストラリア、アメリカをも含む植民地へと達し、さらにグローバルな地域へと拡大した「英語の帝国」。これらの地域は、どのように「英語」と出会い、反発し、受け入れたのだろうか。そして、日本の英語教育の始まりと、森有礼の「日本語廃止論」の真相とは。
  • 少女が最後に見た蛍
    3.5
    大好評の<仲田シリーズ>第4弾! 最高にエモーショナルな社会派本格ミステリ 「警察官になったのは、あの子の自殺に責任を感じてるから?」 未成年による事件を次々と解決に導く敏腕女性捜査員の心には かつて、唯一救うことのできなかった少女が深い影を落としていた―― 仲田の知られざる過去に迫る 大好評 <仲田シリーズ>第4弾連作集 【あらすじ】 神奈川県警生活安全課の仲田蛍(なかた・ほたる)は、 中学時代の同級生・来栖楓(くるす・かえで)と思いがけず再会する。 来栖は当時、桐山蛍子(きりやま・けいこ)という同級生をいじめており、 仲田は蛍子を楓から守ろうと手を尽くしていた。 しかし、いじめを終わらせることはできず、かえって桐山を傷つけてしまい、 最後は自殺してしまったのだった。 事の次第を聞いた捜査一課の真壁は、 自死の背後に仲田も知らない真相があるのではと感じて調べ始めると、 意外な事実が浮かび上がり――(表題作)。
  • 魔女の原罪
    3.8
    変死事件で暴かれる町の秘密 法律が絶対視される学校生活、魔女の影に怯える大人、血を抜き取られた少女の変死体。 一連の事件の真相と共に、街に隠された秘密が浮かび上がる。 僕(宏哉)と杏梨は、週に3回クリニックで人工透析治療を受けなければならない。そうしないと生命を維持できないからだ。ベッドを並べて透析を受ける時間は暇で、ぼくらは学校の噂話をして時間を潰す。 僕らの通う鏡沢高校には校則がない。ただし、入学式のときに生徒手帳とともに分厚い六法を受け取る。校内のいたるところには監視カメラが設置されてもいる。 髪色も服装も自由だし、タピオカミルクティーを持ち込んだって誰にも何も言われない。すべてが個人の自由だけれども、“法律”だけは犯してはいけないのだ。 一見奇妙に見えるかもしれないが、僕らにとってはいたって普通のことだ。しかし、ある変死事件をきっかけに、鏡沢高校、そして僕らが住む街の秘密が暴かれていく――。 『法廷遊戯』が映画化され注目を集める現役弁護士作家の特殊設定リーガルミステリー。
  • 決戦!株主総会 ドキュメントLIXIL死闘の8カ月
    4.4
    辞任させられたCEOが挑んだ勝ち目のない戦いは類例を見ない大逆転劇を生んだ。ドラマよりドラマティックな企業ノンフィクションの新たな傑作! コーポレートガバナンスとは何か? 会社とは誰のものか? (目次・抜粋) 第一章 霹靂  LIXILグループの社長兼CEOの瀬戸欣哉のスマートフォンが突然鳴った。「急な話だけれど、あなたには辞めてもらうことになりました」 第二章 齟齬  なぜ瀬戸は辞任させられたのか。取締役会議長で、事実上のオーナーである潮田洋一郎とはいくつかの点で経営への考え方が異なっていた。 第三章 真相 電話での「通告」から四日後、CEO交代を発表する記者会見は異様な雰囲気に包まれた。その日の晩、瀬戸の事実上の解任の経緯が明らかになる。 第四章 波紋 瀬戸の辞任劇を異常なことと感じ、LIXILグループの幹部、マスメディア、機関投資家など、社内外の関係者が動き出した。 第五章 決断 第六章 蜜月 第七章 反骨  第八章 仰天 第九章 秘密 第十章 共闘 第十一章 布告 第十二章 集結  第十三章 正義 第十四章 援軍 第十五章 混沌 第十六章 深謀 第十七章 激突 第十八章 敗北 第十九章 不屈 第二十章 奇跡 ついに運命の日は来た。二〇一九年六月二十五日、LIXILグループ第七十七回定時株主総会で待っていたのは信じられないような大逆転劇だった。
  • 赫衣の闇
    3.7
    ……じた、じた、じたっ。湿った地面を踏み締めながら、どこまでもおいかけてくる――闇市の路地に巣食う真っ赤な怪人の謎。 舞台は敗戦直後の東京。物理波矢多シリーズ最新作となる、渾身の書下ろし長編ホラーミステリー!! 「赤迷路」の通称を持つ闇市に、若い女性を付け回す怪人「赫衣(あかごろも)」が出没するという。 『黒面の狐』事件後、友からの依頼でその真相を探る物理波矢多(もとろいはやた)は、 闇市「赤迷路」に巣食う怪人「赫衣」の正体を調べるなかで、凄惨な殺人事件に遭遇する。 炭鉱を突如襲った連続怪死事件を追う――『黒面の狐』、 灯台に憑いた怪異は時を超える――『白魔の塔』 に連なる、ホラーミステリーの名手、シリーズ第3弾! 物理波矢多:満州の建国大学に学び五族協和の理想を求めたが、敗戦に接して深い虚無に囚われ、以後は国の復興を土台で支える職を求めようとする。
  • 無敗の男 中村喜四郎 全告白
    4.0
    伝説の男がついにすべてを語った! 自民党のプリンスはなぜ逮捕されたのか。 戦後生まれ初の閣僚で、自民党最盛期の建設族のプリンス、そして田中角栄最後の愛弟子であった男は、ゼネコン汚職で逮捕され、刑務所へと送られる。 しかし、そこから新たな伝説が始まった。 検察の取調べに完全黙秘を貫き、検事をして「男の中の男」と言わしめた男は、出所後も当選を重ね、初当選から現在まで14戦無敗。そして、安倍一強の政界を揺るがす仕掛けを次ぐ次と繰り出している。 中村喜四郎 30年の沈黙を破って語られた驚愕の事実とは。 角栄の素顔、ゼネコン汚職の真相、自民党分裂で小沢が果した役割……昭和から平成にかけて激震した政界の裏事情。さらに日本だけでなく、トランプを生んだアメリカにもわたり、「選挙に勝つ」ことの意味を掘り下げる。 この男から目が離せない!
  • まるで名探偵のような 雑居ビルの事件ノート
    4.0
    高校生の小南通(こなみとおる)は、雨宿りに入った雑居ビルの喫茶店で“名探偵”に出会った──。探偵事務所、占いの館、古書店など、ビルに店を構える店子が喫茶店に持ち込む奇妙な謎の数々。日常に退屈していた小南は謎解きに挑むが、正解に辿り着くのは決まって喫茶店店主の娘、三津橋芹(みつはしせり)だった。会社員の身辺を調べ回る偽探偵の目的、失踪した大学生の行方を日記だけを手がかりに捜す、古書に記された江戸時代の秘剣密室殺人の真相など、トリッキーな難問に挑む高校生コンビの推理と、店子たちのほろ苦い人生模様を描く連作短編集。/【目次】第一話 「名刺は語らない」/第二話 「日記の読み方」/第三話 「不死の一分」/第四話 「パック寿司とハムレット」/第五話 「名探偵の死角」
  • 渦の中へ おいち不思議がたり
    3.2
    1巻1,799円 (税込)
    医塾に通い、医者を目指しつつ、女としての幸せもつかみ取ろうとするおいち。そんなおいちの祝言の日に事件が……。浦之屋という商家で、毒物混入事件が起きたのだ。おいちは、祝言の席から浦之屋に駆けつけ、父・松庵らとともに、苦しんでいる人達の手当てに奔走する。そして、浦之屋の若旦那の乳母が服毒死し、菖蒲長屋の元住人の巳助が犯人として名乗り出る。この世に思いを残して死んだ人の声を聞けるおいちは、巳助が闇に呑み込まれていく姿を見てしまい、事件の裏に何かある、と思い、真相を突き止めるべく動き始める。やがておいちの身体に異変が……。父の手伝いと勉強、そして家庭をもったおいちは、大切なものや人を守っていけるのか。シリーズ累計35万部突破! 人気の青春「時代」ミステリー第六弾。
  • オイディプス症候群
    3.0
    中央アフリカで発見された謎の病、アブバジ病に罹患したパストゥール研究所の学者フランソワ。病床の彼から預かった資料を、ナディア・モガールと矢吹駆は、フランソワの師・マドック博士に届けるため、アテネへと旅立った。しかし博士は、エーゲ海の孤島・ミノタウロス島に渡っていた。彼を追うナディアと駆。島の館・ダイダロス館には、二人を含む十人の男女が集まったが、嵐で島は孤立、ギリシア神話をなぞるように装飾された客たちの死体が次々に発見される。奇怪な連続殺人の真相は? シリーズ中白眉といわれる、記念碑的傑作本格ミステリ。/解説=飯城勇三
  • 虹の涯
    3.0
    1巻1,799円 (税込)
    元治元年三月、筑波山で蹶起(けつき)した天狗党の首領格・藤田小四郎は、攘夷の使命に燃える水戸藩士であった。武芸に秀で責任感が強いが、向こう見ずな性格でもある。安政江戸地震で家屋の下敷きになったとされる、父・東湖の死の真相。小四郎自らが巻き込まれた蔵の中での不可能殺人。天狗党を援助する大店での傷害事件。それらを同じ手習所で学んだ昔馴染み、漢方医・山川穂継と共に検めてゆく。さらに最終話では、過酷な真冬の行軍だったとされる天狗党西上の際、戦場に度々現れた殺人鬼〈化人(けにん)〉の謎を大ボリュームで活写する。天狗党の向かう虹の涯(はて)には何が──。『恋牡丹』『雪旅籠』で注目の著者が贈る、最新連作長編。/【目次】天地揺らぐ/蔵の中/分かれ道/幾山河
  • 金融世界大戦 第三次大戦はすでに始まっている
    3.8
    第三次世界大戦がすでに始まっている! ? そもそも世界大戦とは世界覇権を賭けた戦争だ。 第一次世界大戦は英国覇権に対して独墺が、 第二次世界大戦は英米覇権に対して独(日伊)が挑んだ。 今回の大戦は兵器を使った従来の軍事戦争ではなく、 ドルと金融システムによる覇権を米国が守るか失うか、 中露やEUが覇権を分割するかどうかの金融戦争である。 史上最高値を更新するNY株式市場や債権市場は、 一見米国の独り勝ちを思わせるが実際は違う。 その実態はリーマン危機に始まる金融システムの崩壊を、 QEによって辛くも凌いできた結果のバブル経済にすぎない。 現在、この米国・ドル覇権を見限る動きが世界各国で始まっている。 そしてそれを決定づけたのが、 OPECによる原油減産見送りだった…。 水面下で火蓋を切った金融世界大戦の主役は? その勝敗は? リーマン危機を超える金融のシステム崩壊とは? 大戦後の世界はどうなるか? そして、米国のQEに替わるべく 追加金融緩和をしたアベノミクス日本の運命は? 国際政治ジャーナリスト田中宇が世界情勢の真相を分析する話題作! 【目次】 第1章 ドル崩壊が近い! ●アメリカ 虚像の好景気 ●ドル崩壊の兆候 第2章 覇権の世界史と「多極化」 ●世界の根幹にある覇権の変動 ●覇権の起源:パックス・ブリタニカ ●「多極化」で読み解く政治史:1914~ 第3章 米国金融覇権の時代 ●レバレッジ型金融革命 ●金融覇権の仕組み 第4章 第三次世界大戦はすでに始まっている ●「世界大戦」とは覇権をめぐる戦い ●中国と手を組みロシア ●BRICの覇権戦略 ●対米従属に固執する日本 ●金融世界大戦の新局面
  • ビジュアル図鑑 ドラゴン
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界各地で確認された地球上、最凶の生物 ―竜・龍の特徴と生態 70種以上のドラゴンの真相に迫る究極の竜図鑑 ドラゴン(竜)は蛇などの爬虫類や、恐竜と多くの共通点がある幻獣の一種。世界各地で計り知れない数の報告例があるが、強靭な肉体や特殊な力、高い知能などを有する"王者"として強烈な存在感を放っている。本書ではその生態と特徴を徹底的に解説する。 ※本文の漢字は、すべてフリガナが振られています。 <本書「はじめに」>  ドラゴン(Dragon)は印欧祖語*derḱすなわち「見る」に由来し、毒蛇の催眠的な凝視を思わせます。「竜」の漢字の形も、喉を膨らませて立つ蛇です。インドの仏典が中国に入る際、コブラの精ナーガ(Naga)が、竜もしくは龍と漢訳されたのです。「龍」の漢字が竜よりゴツいのは、モデルが鰐だからともされます。そして鰐は、最も恐竜に近い現生爬虫類です。  竜(龍)の訓読みは竜巻やタツノオトシゴの語頭の「タツ」で「立ち上がる」から来ており、蛇の威嚇姿勢と、舞い上がる旋風の両方が当てはまります。滝を登った鯉が竜になるのも上昇移動だからです。  どうやら魚、爬虫類、恐竜など有鱗動物の姿と、暴れる地水火風の自然力が融合するところに、ドラゴンは発生するようです。本書で少しその真相に迫ってみましょう。 ――監修者・健部伸明 【もくじ】 序章 ドラゴン学 ドラゴンの起源と変遷/ドラゴンの基礎知識/ドラゴンの種類/ドラゴンの善悪/ドラゴンの武器 世界のドラゴン分布図 第1章 ヨーロッパのドラゴン ワイヴァーン/ドメスター・ストゥアワーム/赤い竜と白い竜/アンピプテラ/サラマンダー/ベオウルフのドラゴン/ヨルムンガンド…など 第2章 アジアのドラゴン 九頭龍/野槌/清姫/高志の八岐大蛇/応龍/青龍/燭陰/共工/相柳…など 第3章 その他の地域のドラゴン レインボー・サーペント/ケツァルコアトル/イツァムナー/カンヘル竜/アペプ/アスプ/バジリスク/聖ゲオルギウスのドラゴン…など 第4章 ドラゴン資料館 ドラゴンが生きる世界/ドラゴンを狩る者たち COLUMN1 ドラゴンの起源は恐竜? COLUMN2 竜にまつわる神話の杖
  • 爆弾と呼ばれた極道 ボンノ外伝 破天荒一代・天野洋志穂
    -
    山口組広しといえど、天野ほど殺されかけた男もいるまい――。そう言われるほど、天野組・天野洋志穂組長のヤクザ人生は波乱に満ちている。菅谷組、波谷組、宅見組と山口組直参になるまでに籍を置いた組織と無縁ではない。繰り返し訪れる難局と抗争を、「爆弾」と呼ばれた激しい気性で乗り越えてきた。そんな破天荒な半生を著者の綿密な取材のもとに活写。唯一の親分と敬服するボンノこと菅谷政雄組長の秘話、勝新太郎をはじめとする映画スターたちとの交遊、そして天野組が引き起こした中野会副会長射殺に至る報復戦の真相に迫った衝撃のノンフィクションノベル。
  • 俠拳 関西右翼・ヤクザ関係秘史
    -
    1巻1,782円 (税込)
    米中対立激化の時代に求められる「男のナショナリズム」を関西右翼会の重鎮が解説! コロナ禍での五輪開催、「一億総中流」から「一億総下層」へ、中国による東シナ海侵攻国難の時代になぜ「国粋精神」が必要なのか――「極道史」「極道組織論」というこれまでにない視点でアカされる、戦後日本のフィクサーたちの真実。この時代を乗り越えるため、関西右翼は大同団結しなければならない! ・笹川良一の甥が明かす児玉誉士夫との関係の真相 ・美空ひばりとその家族は、田中清玄と児玉の暗闘で犠牲になった ・労働組合を積極的に作った田岡一雄組長の思想はリベラルだったのか、国粋的だったのか ・サイパンで壮絶な最期を迎えた白神組長の元に集まった右翼集団「三曜会」の正体 ・戦時に必要とされるヤクザにしかできない裏外交
  • NINE LIES ABOUT WORK 仕事に関する9つの嘘
    4.0
    ★「人事考課は本当に正しいのか?」「毎年立てる目標に意味はあるのか?」 「リーダーシップなんてあるのか?」……職場の常識の真相! ★『さあ、才能に目覚めよう』著者マーカス・バッキンガム氏が 世界的巨大企業の重役とタッグを組んで実現した、 労働科学の知見を集めた世界・超話題ビジネス書! ★『ワシントン・ポスト』『フィナンシャル・タイムズ』『ブルームバーグ・ビジネスウィーク』他、 欧米主要メディア大絶賛! 「どの会社で働くかが大事」「ワークライフバランスが重要」「計画がすべてを左右する」 職場で言われるこれらの定説が、生産性を妨げていたら…… ビジネス界の黄金タッグだから実現した圧倒的スケールのデータ分析と聞き取り調査で 職場の虚構と真実を暴く、労働科学の金字塔、ついに邦訳!
  • 人生に必要なことは、電流爆破が教えてくれた
    4.0
    「おい、大仁田、電流爆破って痛いのか?」。あのジャイアント馬場も興味を示した、日本のハードコアプロレスの金字塔。電流爆破デスマッチ! 邪道・大仁田厚が全身1500針の傷痕と共に歩んだ電流爆破との壮絶な30年を、自身の来歴と重ねて語り尽くす! 馬場夫妻、アントニオ猪木、ジャンボ鶴田、長州力、蝶野正洋、武藤敬司、髙山善廣、曙、真鍋由アナ、滝沢秀明氏……大仁田と電流爆破の渦と交錯した面々との 知られざるエピソード。圧倒的な存在感と共に、プロレス界から芸能界、政界でも貫いてきた唯一無二の生き様に刮目せよ! (本書の目次) 嗚呼! 人生、電流爆破~まえがきにかえて 第1章 炎の電からの流転 第2章 FMW、電流爆破の夜明け前 第3章 長州力と「大仁田劇場」 第4章 大仁田少年、全日本プロレスへ 第5章 馬場と猪木と俺と電流爆破 第6章 政界へ、引退へ、そして復帰へ 第7章 世界に羽ばたく電流爆破 こういう生き方しかできないんだよ~あとがきにかえて (本書の主な内容) ○昭和のプロレスファンへの責任 ○ジャパン女子と男子禁制の世界で ○青柳館長とのシャレにならないケンカ ○電流爆破はNHKで誕生した ○電流爆破マネーを食い物にするやつら ○デスマッチの果てに見た三途の川 ○「狙うは聴衆の首ただひとつ!」 ○「大仁田劇場」の高視聴率で真鍋アナ続行決定 ○新日本への単独殴り込みの真相について ○猪木は「大仁田と絶対に絡むな」 ○今だから語れる長州力の汗で濡れたTシャツ ○歩きで日本一周の旅に出る ○プロレス辞めてフレンチのコックになる! ○俺が馬場夫妻の養子になっていたとしたら… ○幻の電流爆破デスマッチ「猪木VS大仁田」 ○国会議員として電流爆破のリングへ ○髙山善廣の男の器を見た爆破突入 ○7回の引退にはそれぞれ理由があるんだよ ○地方選挙で経験した「怪文書」と「脅迫文」 ○タッキーに託した「邪道の革ジャン」 ○すべては世間に対するアンチテーゼ ○「これしかできない」を最大限にやれ ○俺の中の野望と可能性は無限大だ……ほか
  • 唯誠 さらば矢野康生
    3.5
    民族派右翼活動家から三代目山口組北山組に渡世入り。 四代目山口組分裂を一和会きっての武闘派として生き抜き、 あの石川裕雄に 「もっとも影響を与えた」 と警察資料に書かれた「矢野康生」。 中野会副長として引退して17年経った今、 自らの半生に別れを告げるべく全てを明かす。 山一抗争の真実とは――。 近畿大学に在学中、空手道部で主将を務めた私は、ある事件をきっかけに民族派の右翼活動家になる。その後、あるトラブルをきっかけに三代目山口組北山組内森組に若頭として渡世入りした。ヤクザの世界から右翼活動家になる者は多いが、その逆は極めて珍しい。心奥にあったのは、任俠と民族派の合流だ。 修羅の世界にあって、私は武人としての義と礼に従って喧嘩に明け暮れる。当時のヤクザは、喧嘩の強い者こそ上に行くという、わかりやすい構造ということもあって、29歳で北山組直参に昇格。だが、ほどなく三代目山口組・田岡一雄組長による「右翼団体所有禁止」の通達が出る。 任俠と民族派の道は、狭いものとなり、私には暴力の世界が残された。 山一抗争において、北山組は一和会に参加。悟道連合会・石川裕雄(やすお)会長の後に私は北山組若頭となった。穏健派とされる北山組にあって、私は行動隊長として最前線で戦い、矢野組と矢野康生(やすお)の名前が知れ渡ることになる。 四代目山口組・竹中正久組長暗殺の首謀者として知られる石川会長との関係を「ライバル」のように扱うメディアは多かったが、実際は肝胆相照らす兄弟分の関係だ。大阪府警などの資料には 「石川裕雄に一番影響を与えたのは、矢野康生である」 と書かれていた。そうした仲であるにもかかわらず、石川会長については、取材で問われても長く口を閉ざしてきた。本稿では伝説と化してしまった石川会長を「等身大」に戻すことを試みた。それは、竹中組・竹中武組長と交わした約束があってのことだ。 北山組解散とともに、益田組傘下として山口組に戻った私は、五代目山口組跡目問題から始まる激震の時代を経験した。宅見若頭射殺事件によって中野会は絶縁されたが、事件の首謀者の一人、中野会・弘田憲二副会長とは一和会時代の兄弟分だった。02年に弘田副会長は沖縄で射殺されるが、葬儀に出席したことで、私も五代目山口組から絶縁される。その後、独立組織となった中野会に副会長として迎え入れられ、02年に引退する。 一本独鈷となった中野会に移籍したことや、すぐに引退したことなどは「謎」とされているが、その真相も明かしたい。 私自身は引退し渡世を去ったつもりでも、周囲は認めていなかったということだ。本書は「武闘派ヤクザ 矢野康生」への別れの表明である。「矢野康生」に対する惜別の気持ちは一つもない。 (本文より抜粋)
  • 合本・人情刑事道原伝吉『雪山と執念』全3冊
    -
    1巻1,782円 (税込)
    短編集2冊、中編集1冊を合本にした読み応え版。 『白銀の暗黒』 読み応え十分の5つの中編ミステリーからなっている。 表題となった「白銀の暗黒」は、北アルプスの屏風岩で転落死した登山者のテントに別の登山者の凍死体が発見された事件が発端となった。 「潜伏」では、自分のミスから若い女性を死なせたこという思いから責任をとり辞職した元刑事が、数十年後、死の予感の中で、迷宮入りとなったその事件に、鋭い推理を働かせる。 『仮面の雪山』 手掛かりがなく、迷宮入りやむなしという、手掛かりのない3つの難事件に、豊科署の道原伝吉刑事が足を使い知力と執念で挑む。 表題となっている「仮面の雪山」。正月の北アルプスで遭難した大学後輩の救助に向かった中丸伊左男は、猛吹雪の中、捜索隊からはぐれ行方不明になってしまう。 二重遭難となったが、4日後、奇跡の生還を果たす。 しかし、そこには何かが隠されていた……。 「月の女神」は、大糸線穂高駅のホームで女性が倒れていたことが事件の発端。 おびただしい出血があり救急搬送されるが、病院に到着する前に亡くなった。検死の結果、銃弾による失血による死亡とされた。 数人しかいなかったホームでの銃撃だったが、銃声を耳にした者はいなかった……。 「絶頂の餓鬼」は、冬の北アルプスを山行していた4人パーティに悲劇が襲いかかった。 ストーブに使うホワイトガソリンが、水にすり替えられていた! 1人は生き残るが、3人が死亡。誰が何のためにそんなことをしたのか。 事件に潜む宿怨を、道原伝吉刑事が炙りだしていく。 『血の雪崩』 北アルプスの岳沢で、息子が雪崩に巻き込まれたとの報せを受け、冬山登山経験の豊富な父の中尾英助はただち救助に参加した。 夜になり、捜索はいったん打ち切りとなり、テントを張った。 翌朝、再開のはずだったが、中尾英助はテントの中で刺殺されていた。 捜索に参加した全員がシロとの判断が下される中、豊科署道原伝吉刑事は被害者のずさんな女関係に、事件の真相があるのではないのかと睨んだ……。 表題となっているこの「血の雪崩」のほか5つの短編からなる。 道原伝吉の、真実を見つけるための不断の努力、事件にひたむきに向き合う彼の姿に共感を覚えることだろう。
  • 天皇の暗号 明治維新140年の玉手箱
    3.5
    1巻1,780円 (税込)
    孝明天皇の謎の死は、近代とともに南北朝の対立をも呼び寄せた。南朝の末裔を主張する熊沢天皇の登場、明治天皇すり替え説を主張する大室家、大逆事件の真相、そして座礁した幻のクーデター……。維新成立にひそむ密約と暗号を追う異色のノンフィクション!

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  • 金融破綻列島
    NEW
    -
    金融庁に潜り込んだ理由はただ一つ。 父の告発を握りつぶした犯人を見つけ出し、必ず復讐する。 日本国債の暴落を図る中国の脅威が増す中、 支援途上の大田原自工に降って湧いた買収計画ーー。 金融庁職員の彩は買収を目論む中国系企業を探りながら、 父の死の真相に迫っていく。 緊張感溢れる ノンストップ 経済ミステリ 金融庁・金融危機対応室に勤める香月彩は、業績悪化の一途を辿る地銀と中小企業のテコ入れを図る一方、父親の死の真相を探っている。 20年前、父は経営していた運送会社の粉飾決算に手を染めていた。良心の呵責に耐えかね告発を試みた父だが、告発文は握りつぶされ自死してしまったのだ。 もみ消した人間は証券取引等監視委員会の中にいる。絶対見つけ出し復讐するーー。 必死に勉強し金融庁に潜り込んだ彩の悲願は、果たして叶うのか。
  • 遠火 警視庁強行犯係・樋口顕
    3.8
    名刑事が陥った最大の危機! 罠を仕掛けたのは女子高生? 事件解決愚直に走る平凡な男が輝く、大人気警察小説シリーズ、最新作。 東京・奥多摩の山中で他殺体が発見された。警視庁捜査一課の樋口班は現場に急行。調べを進めていくと、殺されたのは渋谷署の係員が職質をしたことがある女子高生で、売春の噂があったことが判明する。樋口顕は被害者の友人である美人女子高生と戸外で面会。すると、その様子を撮影した何者かによってインターネット上に写真を流され、同僚やマスコミから、あらぬ疑いをかけられてしまう。秀でた能力があるわけではなく、他人を立てることを優先し、家族も大切にしながら、数々の難事件を解決してきた樋口。謀略を打ち破り、殺人事件の真相に辿り着くことができるのか。
  • 報復の密室
    3.0
    1巻1,776円 (税込)
    島田荘司選 第13回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作!  「できるなら過去に遡り君を守ってやりたい」 最愛の娘が大学のキャンバス内で自殺をした。薬学部教授の大日方敏夫(おびなた としお)は、娘の千佳(ちか)が死を選ぶはずがないと真相を探る。千佳は生前、母である優子に、付き合っている人がいると打ち明けていた。しかし、相手の詳細は知らされておらず、ミステリーの文学賞に応募していることだけを伝えていた。敏夫は付き合っていた相手が殺人犯だったのではないかと疑いを持ち、自身の遺伝薬理学の知識を使って犯人を特定することを思いつく――。 密室殺人、理由不明の空き巣事件、犯人捜しの罠、ハウダニット的密室殺人、数珠つなぎに起きる事件にページをめくる手は止まらず、読み終えた後には家族の愛の物語に心を打たれる。
  • 玻璃の家
    3.4
    1巻1,771円 (税込)
    アメリカ・マサチューセッツ州の小都市。そこには富豪が、謎の死を遂げた廃屋敷があった。11歳の少年コーディは、その屋敷で死体を焼く不審人物を目撃する。だが、少年は交通事故にあって以来、「相貌失認」の症状を抱えていた。若き心理学者トーマは真相を探り出すために調査を開始するが、真相に迫るにつれ明らかになる、怪死した富豪一族と事件との忌まわしき因縁とは……!第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。
  • 紅城奇譚
    3.5
    1巻1,771円 (税込)
    16世紀中頃。九州は大友、龍造寺、島津の三氏鼎立状態となっていた。そんななか、三氏も手を出せない国ーー勇猛果敢で「鬼」と恐れられた鷹生氏一族の支配地域があった。その居城、血のように燃える色をした紅城で、次々と起こる摩訶不思議な事件。消えた正室の首、忽然と現れた毒盃、殺戮を繰り返す悪魔の矢、そして天守の密室……。眉目秀麗な、鷹生氏の腹心・弓削月之丞が真相解明に挑む!
  • JFK暗殺60年 - 機密文書と映像・映画で解く真相 -
    1.0
    ■映像はすべてを語っていた ■JFK暗殺から60年、アメリカ史そのものを問う! ■なぜアメリカの大統領暗殺の真相を隠さねばならなかったのか? 文書公開で浮上した驚愕の真実 JFK暗殺陰謀論の歴史的意義 オリヴァー・ストーンの『JFK』公開の意義  元CIA職員ロバート(ボブ)・ベアによる新証拠発見 カストロと亡命キューバ人の暗躍  オズワルドの背景にソ連・キューバの謀略 米ソの全面戦争に発展する可能性があった!? 新しいマフィア暗殺説の登場とキューバとの繋がり ヴェノナ文書が明かす、国際共産主義の陰謀 日本の左翼マスコミが軍産複合体説を報じる理由 魚雷艇艦長時代とその映画化の意味 なぜマスコミはアメリカの不都合な話を報じないのか  安倍元首相暗殺が酷似しているのは偶然ではない ケネディ大統領が暗殺された時、私はまだ小学校五年生だった。 今から約六〇年前の出来事だが、母親の「ケネディ大統領が殺されたわよ」という声で、朝、眼が醒めたのをよく覚えている。 暗殺の第一報は、偶然にも日米のテレビ衛星放送開始日と重なっていた。 この大事件は、少年時代の思い出と深く結びついているため、本書の出版は、私にとっても極めて重要な意味を持つ。 少年期が、人間形成にかけがえのないものだけに、ケネディ暗殺の真相を追求するのは、過去の真実を知るだけでなく、人生にとって貴重な日々の意味を考え直す作業を伴う。 悲劇が起きた一九六三年前後の雰囲気は、今でもありありと脳裏に焼き付いている。 (中略)本書は、一九六三年一一月二二日のダラスでの悲劇の今日における歴史的意義を、映画やドキュメンタリー作品を基に明らかにしたものだ。 執筆しながら、再認識したのは、映画、映像のもつ絶大な力である。 そしてケネディ暗殺は、決して過去の出来事などではなく、現代に生きる我々の将来と固く結びついていることに他ならない。(本文より) ※権利上の都合により一部画像は掲載されておりません。 【著者プロフィール】 瀬戸川宗太(せとがわ・そうた) 1952年、東京都生まれ。 上智大学法学部卒業後、中学・高校の教員、立教大学法学部客員研究員(ケネディ政権とキューバ危機の研究)を経て、映画評論家となる。社会派・サスペンス映画に詳しい。 現在、「夕刊フジ」「正論」「Hanada」「Voice」等の新聞・雑誌に映画評論を寄稿。 著書に、『世界を予言した映画80本』『世界の戦争映画100年』(ともに潮書房光人新社)、『「JFK」悪夢の真実』(社会思想社)、『懐かしのテレビ黄金時代』『思い出のアメリカテレビ映画』(平凡社)などがある。
  • 漫画村の真相 出過ぎた杭は打たれない
    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    引きこもりのニートはどうやって巨大サイトを作り、成功したのか? 国際指名手配・収監されるも、何故復活できたのか? 漫画村事件は終わっていない。衝撃の新展開スタート。 「デジタル敗戦」→ なぜ日本でITは育たない? 生成AIの「著作権侵害問題」→ なぜ法律は現実に遅れる?  すべてこの男が先取りして考えていたことだった! 司法裏取引、デタラメ裁判、見せしめ刑罰、著作権問題の最前線。 これは日本の司法問題を告発した問題の書である!
  • 真相崩壊
    -
    1巻1,760円 (税込)
    元・気象庁予報官が描く自然災害ミステリ!台風による豪雨で土砂災害が発生し、ひとつのニュータウンが消失した。復旧現場から発見された一家四人の惨殺遺体。防災ジャーナリスト名取陽一郎が現場に立ったとき、真実への扉が開かれる――!
  • トリュフの真相 世界で最も高価なキノコ物語
    5.0
    収穫からの賞味期限は約1週間。 地中に育つ白と黒のダイヤの知られざる姿 高級料理の世界でも最も素晴らしく、最も珍しく、最も貴重な食材と言われる「トリュフ」。だが、ミシュラン三ツ星レストランでセレブたちがその香りに酔いしれる華やかなイメージとは裏腹に、トリュフが栽培されてからテーブルの皿に乗せられるまでの道のりには、異様なほどの秘密主義、度重なる窃盗、悪質な妨害工作、そして許しがたい偽装が横行している。 トリュフ生産者は、栽培方法の秘密をスパイに盗まれることを恐れ、毎夜ライフルを手に森を見回る。トリュフハンターは、ライバルのトリュフ犬を葬るために、毒入りのミートボールを森に置く。業界を征服した王は、トリュフがもたらす莫大な富に取り憑かれ、無知なシェフやセレブを欺く。得も言われぬ魅惑の芳香に心を奪われて、知識のある専門家までもが、その嘘や偽装に騙される。 それにしても、なぜ人々は、ここまでして泥に覆われた黒い塊に惹きつけられるのか。人生を捧げ、命を懸ける理由は一体どこにあるのか。そこには、単なる稀少性や独特の香りだけではない、何かがあるのではないか。 そんな疑問を胸に、ルポライターである筆者はフランス、そしてイタリアのトリュフ産地を訪れる。そこで彼は、トリュフの栽培から流通までに携わる様々な人を訪ね歩き、あるときはトリュフ犬とともに森に分け入り、またあるときは麻薬取引さながらのトリュフ売買の現場に足を運び、その闇世界を解き明かしていく。 果たして、あの高級レストランでパスタの上に仰々しく削られた黒いものは、本物の「黒いダイヤ」だったのか。近所のスーパーで売られている「トリュフオイル」の香りは、実は合成化学物質によるものではないのか。一体この世のどれだけの人間が、本物と偽物の違いを知っているのか……。 読み進めるごとに、いくつもの疑念が頭をもたげる。地球上で最も高価なキノコを取り巻く謎に満ちた世界に引き込まれずにはいられない、スリル満点のノンフィクション。
  • いま語らねばならない戦前史の真相
    -
    1巻1,760円 (税込)
    明治維新は正しかったのか? 戦前史にこそ、現代日本の難問を解く鍵がある! ハト派の元エリート官僚と、行動右翼の戦前史をめぐる憂国歴史対談。明るいはずの明治時代の破綻ギリギリの頑張り、大国との連戦でもたらされた明治の変質、大正時代に迎えた知られざる近代日本の分かれ道、昭和時代の複雑な右翼思想の乱立状況について、この二人でしか明らかにできなかった〈歴史の読み方〉〈国がヘンになったときの危機管理術〉など白熱の議論を展開! 【目次】 序  章  同じ年に生まれて 第一章  明治維新再考 第二章  大正・一等国の隘路と煩悶 第三章  対米開戦の日本人 第四章  戦前史から何を学ぶべきか 【著者】 孫崎享 1943年、旧満州国鞍山生まれ。1966年東京大学法学部中退。外務省入省。英国、ソ連、米国(ハーバード大学国際問題研究所研究員)、イラク、カナダでの勤務を経て、駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使を歴任。2002〜2009年まで防衛大学校教授。 鈴木邦男 1943年、福島県生まれ。67年、早稲田大学政治経済学部卒業。全国学生自治体連絡協議会初代委員長を務める。卒業後、70~74年、産経新聞社勤務。「楯の会」事件を契機に72年、新右翼団体「一水会」を結成。99年まで代表を務め、現在、顧問。
  • 日本の真相!知らないと「殺される!!」
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    政府・マスコミ・企業がひた隠す不都合な事実 ──テレビ・大新聞が沈黙するなら、この私が真実をお伝えします! どんな圧力・威嚇にも怯まない反骨のジャーナリスト船瀬俊介、正義の情報発信!! ──わたしは、本書で日本の姿を赤裸々に描いた。これが日本の真の姿である。 どれ一つとっても大手テレビ、新聞では伝えることはできないはずだ。 マスコミ関係者は恐怖で戦慄し、顔は引きつるだろう。 メディアで書いてはいけないことが満載されているからだ。
  • 尖閣諸島と日中外交 証言・日中米「秘密交渉」の真相
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    尖閣問題は、いまだに燃えつづけている! 2012年の日本の国有化宣言以来、日中最大の懸案となった東シナ海の島々。日本・中国・米の関係者ヘの取材と新たに公開された外交史料から、その問題の核心をNHKスペシャルのプロデューサーが描く。栗山尚一、橋本恕など亡くなった外交官、周恩来や中国首脳の通訳、米国務省首脳、石油埋蔵を調査した科学者など貴重な証言や、ニクソン・キッシンジャー秘密会談の録音などが満載。
  • 今だから、話す 6つの事件、その真相
    3.5
    誰もが知るあの事件。 当時に築かれた定説。 歴史の氷に閉ざされ、「時効」を迎えたかのような出来事に、 新たなアングルから迫り、知られざるストーリーを紡ぐ――。 NHK-BSプレミアム「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」はそんな番組です。 本書は同番組から選りすぐりの6つの事件にフォーカスし、番組ディレクターたちの「番組の声」とともに、 新たな一面に光を当てます。 当時は話せなかったが、今なら話せる。 いや、「真実」を話しておくべきだ――。 過去に埋もれた「思い」を掘り起こすと、「知られざるストーリー」が浮かび上がってきました。 <改めて知る、6つの事件> ●日航機墜落事故 1985 レンズの先、手の温もり、「命の重さ」と向き合った人々 ●チャレンジャー号爆発事故 1986 悲しみを越えて、「夢」を継ぐ者たちがいる ●チェルノブイリ原発事故 1986 隠されたはずの「真実」は、そこに飾られていた ●ベルリンの壁、崩壊 1989 「歴史の闇」を知る者が静かに、重い口を開いた ●ダイアナ妃、事故死 1997 作られたスクープ、彼女の「最後の恋の駆け引き」 ●大統領のスキャンダル 1998 翻弄し、翻弄された3人の女と、2人のクリントン
  • 日航機遺体収容 ―123便、事故処理の真相
    5.0
    当時の警察総指揮官が初めて明かす、事故三日目から百三十三日間の一部始終。 現場経験者だからこそ語れる危機管理への考察。それは、その後の阪神・淡路大震災、東日本大震災でも露呈し、いまだ活かされていない。
  • 日航機墜落 ―123便、捜索の真相
    3.0
    1985年、日本航空123便墜落。 群馬県警の事故対策本部長として、捜索の陣頭指揮を執った現場最高指揮官が20年目にしてついに沈黙を破る。 「日航機の墜落現場は御巣鷹山ではない」 少ない機材、あいまいな情報に振り回されつつも全力で捜索に当たった墜落当日、翌日のすべてが明らかに。
  • 日本共産党 噂の真相
    4.0
    あの芸能人も共産党員!? 暴力革命を計画してる? ホントに労働者の味方? 最高指導者はどんな人? 元共産党国会議員秘書が大暴露! 日本共産党研究の決定版! 【目次】 まえがき――共産党を知れば日本の問題点が見えてくる ■第一章 日本共産党は今も暴力革命をめざしているのか 第一節 共産主義というグローバリズム/第二節 ソ連崩壊が与えた衝撃/第三節 マルクスを知らない共産党員/第四節 今も暴力革命をめざしているのか/第五節 革新三目標と民主連合政府/第六節 「天皇制打倒」撤回の理由/第七節 拉致問題と北方領土問題への正論/第八節 なぜ自衛隊を敵視するのか ■第二章 日本共産党には裏部隊があるのか 第一節 共産主義のバイブル『蟹工船』/第二節 職業革命家の巨大組織/第三節 裏部隊「第二事務」の実態/第四節 伝説の共産党員・宮本顕治/第五節 最高指導者・不破哲三の正体/第六節 『赤旗』という十字架/第七節 あの芸能人や文化人は共産党員か ■第三章 日本共産党は労働者の味方か 第一節 共産党員は増えているのか/第二節 団地での支持基盤の拡大活動/第三節 ワーキングプア・非正規労働者と共産党/第四節 ボランティア好きと自己宣伝癖 ■第四章 日本共産党は清廉潔白か 第一節 日本共産党と公明党の因縁/第二節 国会議員秘書給与ピンハネ問題/第三節 日本共産党と闘う人々
  • 2022年の連合赤軍 50年後に語られた「それぞれの真実」
    NEW
    -
    「総括リンチ」の真相、 逮捕者17人&死者12人の実像と、 その後の人生を、元メンバーに直撃! 逃亡か、死か……。 本当は、何と戦うべきだったのか……。 彼らの「運命」を分けた瞬間とは? 事件をモチーフにしたコミック『レッド』『ビリーバーズ』作者 山本直樹氏インタビューも掲載! 「組織」の前史から崩壊まで、詳細資料も満載! これを「狂気」だと呼ぶ者も多い。 しかし、果たしてそうだろうか。 特殊な事件として忘れ去っていいのだろうか。 同じ事柄を異なる視点から見る。 芥川龍之介の『藪の中』と同様の手法だ。 四人の方々の見方はそれぞれ異なる。 そのどれが正しいということはない。 みなさんが、それぞれの言葉を、 考える素材にしていただきたい。(「はじめに」より)

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  • みんなこわい話が大すき
    4.4
    ひかりの家の押入れにいる、形も声もなんにもない影みたいなやつ、ナイナイ。 唯一の友達であるナイナイをいじめっ子のありさちゃんに会わせた日から、ひかりの生活は一変した。 ありさちゃんはひかりの親友のように振る舞い、クラスメイトは次々と接近してきて、いつもはつらく当たる母親さえも、甘々な態度をとるように。 絶対に何かがおかしい。疑心暗鬼になったひかりはありさちゃんと距離を置こうとするが、状況は悪化するばかり。 数年後、〈よみご〉と呼ばれる霊能者・志朗貞明のもとに、幼い子供と心中した姉の死の真相を探ってほしいという依頼が舞い込んでいた。 無関係に思える二つの異変は、強大な呪いと複雑に絡み合い……。 第8回カクヨムWeb小説コンテスト〈ホラー部門〉大賞受賞作。
  • がん「ステージ4」から生まれ変わって いのちの歳時記
    -
    23年5月、「気弱な小市民を演じたら日本一」と称される俳優・小倉一郎が人気番組『徹子の部屋』に登場。ステージ4の肺がんからの生還を笑顔で告白し、大反響を呼んだ。20年以上前にタバコをやめたはずの体を直撃した、凄絶な闘病――名優は、いかにして命拾いすることができたのか? これまで詳細に明かせなかった復活までの歩みを、本人みずから語り下ろす。2時間ドラマのキーマン役や、俳句番組のガイドなど充実した役者人生を送る小倉に、突然の試練が降りかかったのは前年の春。まるで極太の包丁で刺されているかのような背中の激痛に耐えかねて総合病院を受診したところ、右肺を原発に胸骨・肋骨・リンパ節に転移したステージ4の進行がんが発覚。医師に「余命は1~2年」と宣告されてしまう。一時は死を覚悟したものの、愛娘の英断で、がん専門病院に転院。待っていたのは、明るく丁寧に接してくれる主治医やスタッフ、そして最先端の医療だった。 その後の検査で脳転移も判明するなか、「やれることは、すべてやっていきましょう」と励ます主治医の言葉を信じ、人生初のがん治療に踏み出した小倉。これが運命を大きく変えることになる。目視できる範囲内のがんが消滅したのは、それから1年余り後のこと。まさに、奇跡は起きたのだ。 一度は「治療不可能」と切り捨てられながら、なぜ劇的な復活を遂げることができたのか? 本書でその真相を余すところなく打ち明けた小倉は、こう訴える。「残念ながら、ステージ4のがんをすっかりなかったことにする“魔法の杖”はありません。どんなにいい薬も、体に合わなければ効きませんし、副作用もほとんど感じなかった僕は、たまたまラッキーだったのかもしれない。再発・転移を防ぐために、月1回の化学療法は今も必須です。でも、余命宣告を受けた時点で諦めなくてよかったのは確か。どうか皆さん、叩ける門は、すべて叩いてほしい。やれることがまだ残っている可能性に賭けてほしいんです」 余命宣告から名優を蘇らせた「真実」とは? 絶望の淵から救ってくれた深い家族愛とは? そして、病を得たことで見出した希望の光とは? 生きることを決して諦めないための必読書。
  • 華を殺す
    5.0
    花に囲まれた家の花が、突如すべて消えたことが、芸術家夫婦蒸発の意外な真相への道しるべとなる表題作ほか、明治、昭和を舞台にした「華」にまつわる女たちの情念と策略(トリック)を描く4つの物語。雅で妖しい本格情念ミステリ。
  • 芦原英幸正伝
    4.0
    著者との10年に及ぶ濃密なる交流と、膨大な関係者の証言により、50歳の若さで逝った伝説の天才空手家の実像がくっきりと浮かび上がる。大山倍達が震え上がった最後の支部長会議、拳銃の刺客返り討ち事件、正道会館によるクーデターの真相他。誰よりも強く、破天荒で、そして優しかった天才の真の姿が、ついに描き出された!
  • 男性神話
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 〈強姦、そして従軍慰安婦……〉侵略戦争下、日本兵士たちの性行動を解明し、今も変わらぬ日本男性の性の真相をえぐる。

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  • ホームズ聖地巡礼の旅
    -
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 イギリスで名探偵の推理を推理する! 古都ウインチェスターで発生した3つの事件現場に足を運んで「ソア橋」の真相に迫り、「ぶな屋敷」の場所を探し出し、消えた競走馬を追い、最初の事件の屋敷を推理し、最後の事件の現場で思考するユニークな記録簿。

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  • みんな蛍を殺したかった
    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    ――みんな誰かを殺したいほど羨ましい。 美しい少女・蛍が線路に身を投じる。 儚く散った彼女の死は後悔と悲劇を生み出していく―― 京都の底辺高校と呼ばれる女子校に通うオタク女子三人、校内でもスクールカースト底辺の扱いを受けてきた。そんなある日、東京から息を呑むほど美しい少女・蛍が転校してきた。生物部とは名ばかりのオタク部に三人は集まり、それぞれの趣味に没頭していると、蛍が入部希望と現れ「私もね、オタクなの」と告白する。次第に友人として絆を深める四人だったが、ある日、蛍が線路に飛び込んで死んでしまう。真相がわからぬまま、やがて年月が経ち、蛍がのこした悲劇の歪みに絡みとられていく―― 少女の心を繊細に描く名手による初のミステリ作品。 「女による女のためのR-18文学賞」優秀賞受賞者である著者が、原点に立ち返り、少女たちのこころの中に巣くう澱みを鮮烈な感性で抉り出す。 紺野真弓・装画
  • GACKT敗戦記
    -
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【前代未聞の問題作!!GACKTがついに全ての真相を告白】 仮想通貨ガクトコイン、義援金搾取疑惑、某格付け番組ヤラセ疑惑、 レイプ疑惑、詐欺疑惑、脱税疑惑、盗作デザイン、先輩ミュージシャンとのトラブル、 そして芸能界の闇…。 メディアに流れる様々なGACKTの噂。 その真相が気になっていた全てのファンの皆様、 そしてアンチの皆様、「お待たせしました」 沈黙を貫いてきたGACKTに、全ての疑問をぶつけたNORTH VILLAGE編集部。 そしてGACKT本人が初めて、「NG無し」で、スキャンダルと炎上騒動について、真相を告白。 「人間はいつ死ぬかわからない。墓場まで真相を持っていく気は無い」 どんなに叩かれても、病魔に犯されても、何度でも立ち上がるGACKT。 彼を突き動かすものはなんだったのか。 さらに、これまでの事件の真相や、GACKTが起こしたトラブルについてよく知る「超側近/元顧問」にも話を聞いた。 未だに残る疑惑の数々に対して、客観的な第三者の証言と証拠と共に、真実が白日のもとに晒される…… 今まで週刊誌ではでてこなかった衝撃の事件とは? 果たしてGACKTは黒なのか?白なのか? それを決める陪審員は、この本を読んだ貴方だ。   『GACKT敗戦記』目次抜粋 ■歌舞伎町キャバ嬢レイプ事件 ■何処へ消えたのか2億の義援金 -GACKT東日本大震災義援金疑惑- ■国税局マルサ強制捜査の結末 -GACKTの脱税疑惑- ■仮想通貨の闇 -GACKTコイン疑惑- ■ローランドを巻き込んだG &Rデザインパクリ騒動 ■愛犬里子事件 ■人妻不倫トラブルの真相 ■金と暴力の渦巻くGACKTと芸能界の闇 ■なぜGACKTは他のミュージシャンより金持ちなのか? ■GACKT武装戦線 ■拉致・監禁・銃刀法違反 ■暴露系YouTuber「GACKTには関わるな!」 ■尊敬する先輩の楽屋に殴り込み ■GACKTが死を覚悟した揉めごと ■死の淵から希望に向けて 【噂の真相と新たなリーク】 「GACKT新幹線爆破事件」 「GACKT個人事務所倒産? 疑惑」 「格付けチェックやらせ疑惑」 「GACKT整形疑惑」 「GACKTはなぜ金持ちなのか?」 「FX惨敗疑惑」 「バカラ惨敗疑惑」 「麻薬・ドラッグ疑惑」 「GACKT芸能界最強疑惑」
  • 「肩書がなくなった自分」をどう生きるか
    4.0
    リストラ、役職定年などで背負っていた肩書がなくなったとき、どう生きていったら いいのか?  自己プロデュースの達人である蝶野正洋がアドバイス。 豊富なプロレスキャリアから引き出される数々のエピソードはもちろん、 アパレルメーカー経営者、救急防災の社会貢献活動、タレントと多彩な活動を通じた 熱いメッセージは必読! 今年2月に行われた武藤敬司選手引退試合で最後に相手を務めた真相、 アントニオ猪木さんの逝去などにも迫っています。 「この先、どう生きていったらいいのか」と悩むミドルエイジ以降の道しるべとなる 1冊です。 第1章 「肩書がなくなった自分」をどう生きるか 第2章 蝶野正洋に聞け!  第3章 60代、70代の蝶野正洋
  • 球形の囁き
    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    45万部超のヒット作となった『傍聞き』の表題作で、主人公を務めたシングルマザー刑事の啓子と、一人娘の菜月。新聞記者になることが将来の夢だった小六の菜月が高校生、大学生となり、そして夢を叶えたなかで数々の事件に遭遇する。母娘の際立つ推理力が導き出した、難事件の真相とは? 前作『緋色の残響』に続く、母娘シリーズ短編集の最新刊!
  • 世界が破壊される前に日本に何ができるか
    4.5
    1巻1,760円 (税込)
    もうすぐ核戦争! 世界を破滅させる真の巨悪の正体とは? 情報なくして、判断なし――最高級インテリジェンスが明かす恐るべき真実。 泥沼化したウクライナ戦争は、核戦争を含む第3次世界大戦へと突入しつつある。 西側メディアは、ゼレンスキーはウクライナ防衛の英雄で、プーチン=ロシアは悪という善悪二元論的な情報を流しているが、そもそも戦争の原因をつくったのは、誰なのか。 停戦交渉に応じず、ウクライナ国民を見殺しにしているのは、誰なのか。 いまこそ私たちはまことしやかに流されるフェイク情報を慎重に見定める必要がある。 日本の安倍晋三元首相が暗殺されたことも、この世界の大変動と関連して見なければならない。 情報なくして、判断なし――ウソにまみれた世界のなかから真実を見つけ出す努力がいまほど必要なときはない。 そして、混乱を深める世界のなかで、日本はどのように思考し、どう行動するのか。 戦争をしない国・日本の責務が試されるときが迫っている。 日本人が知らない世界最先端情報を、ベストセラー『戦後史の正体』で知られ、国際政治の厳しさと外交の裏側を知り尽くす元外務省・国際情報局長の孫崎享氏と、 『属国日本論』を主著に、世界政治や金融をはじめ、さまざまなタブーに斬り込んできた副島隆彦氏が、語りつくす。 [本書の内容] 第1章 「安倍処分」の真相 第2章 ウクライナ戦争の真実 第3章 崩れた世界のパワーバランス 第4章 日米外交の正体 第5章 スパイと日本外交のリアルな話 第6章 戦争しない国 日本の戦略
  • 画像が語る診えない真実
    5.0
    溺死が先か病死が先か?  CT、MRI、PETの画像から、 目の前にいない患者の真実、事件の真相を見つけ出す、 緊迫の医療ノンフィクション。 完治を可能にする治療には、前もっての正しい画像診断が欠かせない、 犯罪を立件するためにも、冤罪を防ぐためにも、画像診断は重要な意味を持つ。 そこに関わる放射線科専門医を、もっと増やさねばならない。 本書では、画像読影の意義を理解してもらうべく、私が取り扱った事例を、 ごく一部ではあるが画像付きで紹介していく。 (本書「はじめに」より) 放射線診断医がCTやMRIなどの画像を読み解く「読影」をテーマにしたノンフィクション短編集です。 診療科の専門化が進む中、放射線診断医は主治医とは別の広い視野で 全身を診る重要な役割を担っています。 米国では「ドクターズドクター」と呼ばれ、地位も報酬も高い。 しかし日本では、患者と接する機会が少ないためか、一般への認知度は低くとどまっています。  「主治医が判断できない画像から答えを導き出す」 「主治医の見立てに対して幅広い知識と読影の技術で間違いを指摘する」。 人の生死に直結する判断だけに、責任は重いがやりがいのある仕事です。 また、画像となった患者の背景には、病気や怪我に至る人間ドラマがあります。 放射線診断医が画像やデータを駆使して、 目の前にいない患者の真実を推理していく過程は大変興味深いものです。  それぞれのストーリーの冒頭にCTやMRIなどの画像を掲載し、 画像の解説から背景となる患者を取り巻く人間模様へと展開していきます。
  • 鬼の話を聞かせてください
    3.6
    1巻1,760円 (税込)
    SNS上の企画「あなたの身に起きた〝鬼〟のエピソードを教えてください」に寄せられた三つの事件。投稿者あるいは関係者三名の前に現れたのは、ひとりの男だった。桧山は「推理ゲーム」と称して隠された真相を暴いていく。秘密にしていたことが知られたとき、すがっていたものが壊れた瞬間、優位だと思っていた自らの立場が危うくなったときの表情が見たい――桧山の真の目的はそれだった。
  • ルーシー事件 闇を食う人びと
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2000年7月に起こったルーシー・ブラックマン事件は、事件の猟奇性とともに、その周辺に蠢く闇の世界を浮上させたという意味でも特異な事件であった。公判を傍聴し続けた新聞記者が、法廷での全てを描くノンフィクション! 目次 プロローグ 第一章 暗闇 第二章 疑惑 第三章 対決 第四章 真相 第五章 法廷 エピローグ ルーシー事件関連年表 判決 奥付
  • 戦国十二刻 女人阿修羅
    4.6
    1巻1,760円 (税込)
    阿茶…長久手の戦いで家康が勝利するまでの24時間。ガラシャ…父光秀の死の真相に近づくまでの24時間。諏訪花…高遠城を脱出するまでの24時間。賛姫…吉川元春との婚約成立までの24時間。ジュリア…大友軍壊滅までの24時間。義姫…伊達家と最上家が和睦するまでの24時間。千代…織田信孝が母を犠牲にするまでの24時間。歴史の大事に至るまでの一日を濃密に描く時代小説の新機軸。戦国の世に翻弄された七人の女性たちに迫る短編集。
  • 芦屋山手お道具迎賓館
    3.3
    誰も知らない織田信長を、お道具さんたちは知っていたのです。――神戸山芦屋のとある古い館で、本能寺の変で焼失したとされる名品「白天目茶碗」が掘り出された。ところが、白天目茶碗の付喪神である「シロさん」は、どうして自分が割れずに残ったのか、自分自身の来歴さえ思い出せない。シロさんはなぜ芦屋に埋まっていたのか? 本能寺の変の真相は? シロさんの持ち主である「先生」、茶道具を偏愛するアラブ人の「ほうっかむりさん」、そしておしゃべりで無邪気なお道具たち(※国宝級)が繰り広げる、異色の骨董ファンタジー!
  • 謎解き「都市伝説」
    4.5
    「テレビやYoutubeで話題の都市伝説、本当はどうなの?」 まもなく地球に大異変が訪れる、世界はある特定の一族に支配されている、世界最古の遺跡は宇宙人を祭るために作られた、南海トラフ大地震が起きる年は予測することができる……。 世界の秘密に触れる都市伝説が、「やりすぎ都市伝説」や都市伝説系などを呼ばれるYouTubeなどで人気になっている。はたして、それらの伝説は本当なのか。 UFOや心霊現象、超能力、超古代文明、未確認生物など、「謎解き超常現象」シリーズでこれまで数々の謎を解き明かしてきたASIOSが、世間を賑わせる都市伝説の謎解きに挑戦! 伝説誕生の経緯、伝説が生まれた背景、そして伝説の信ぴょう性などを調査、都市伝説の真相を明らかにする!
  • 三世代探偵団 春風にめざめて
    2.0
    女子校、興津山学園に通う天本有里は、祖母と母の三人暮らし。天才画家の祖母・幸代と、生活力皆無な母・文乃と暮らすうち、いつしかしっかりものになってしまった。 有里が映画のプレミア上映の会場で出会った矢ノ内香は、不思議な火災で父母を亡くし恩師・宮里を頼りに上京したところ、宮里に裏切られたという。 しかも、香のカバンの中から切断された指が発見された。 この指は一体誰の者なのか。香を襲った不思議な火災の真相とは──。
  • 煉獄蝶々
    -
    明治三十八年、岡山。名家・大鹿家に拾われた一人の赤子。保和と名付けられた彼は、大鹿の養子として乳母の春に育てられることに。春の語る残酷な怪異譚を聞きながら、愛憎渦巻く名家で青年となった彼は、この世ならざるものを感じることができた。昭和四年、失踪していた文学の師で放蕩者の作家・金光から保和に帳面が届く。そこには、自ら殺し、そして蘇らせた妻とのおぞましくも妖しい旅行記がつづられていた。金光の記録に魅せられ、読みこんでいくうちに精神を浸食される保和。日常さえも次第に歪められていく中、彼はことの真相を確かめるべく、金光夫妻が逗留しているという新嘉坡へ向かう。
  • 予感(ある日、どこかのだれかから電話が)
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    ●ストーリーA:「ねえ。嫌な予感がするの」少女はそう言って電話をかける。やがて、その相手と思しき女性が襲われる。●ストーリーB:「先生の新作小説、あれは先生が実際に関与した事件がもとになってるんですよね」男は作家に電話をかける。やがて、作家に男から原稿が届く。●ストーリーC:「いやな予感がするんです」男は老女に話しかける。それは、完全犯罪の始まりを告げる一言だった……。■A・B・C。3つの物語が交差するとき、思わぬ事件の真相が立ち上がる。仕掛けに満ちた長編ミステリ。
  • 老人ホームのそこが知りたい―有料老人ホームの入居者がつづった暮らしの10章
    3.5
    体験者しかわからない老人ホームの真相。いま明かされる入居から終末までの全て。 (※本書は2015/8/10に発売し、2022/6/9に電子化をいたしました)
  • トゥルークライム アメリカ殺人鬼ファイル
    4.0
    人知を超えた凶悪殺人犯たち。彼らはなぜ生まれたのか。――犯罪大国アメリカで実際に起きた凶悪殺人事件の真相に迫る、犯罪ドキュメンタリー番組を初書籍化。収録するのは、“シリアルキラー界のカリスマ”テッド・バンディから、2010年代の最新事件まで、ラインナップの妙が光る全10ケース。事件概要と、平山夢明による解説をテキストで再構築し、完全収録した。番組に出演する大谷亮平、谷山紀章のインタビューも特別掲載。
  • エル・カンターレ 人生の疑問・悩みに答える 地球・宇宙・霊界の真実
    4.0
    知りたくないか? 私たちが、 いまここで 生きている理由を。 この世界が、 なんのために 存在しているのかを。 地球の成り立ちから 深遠なる宇宙の秘密、 そして霊界の真実まで。 人生のすべての秘密に 通じる答えを縦横無尽に 説き明かすQ&A。 永遠の真理を 知ったとき、 あなたの目に映る すべてのものは、 美しく輝きだす。 大好評! 初期講演&セミナー での質疑応答シリーズ第7弾 〇進化論の間違い――人は猿から進化しない 〇霊が存在しないと証明できた人はいない 〇動物、植物、鉱物の魂の秘密について 〇動物から人間に生まれ変わる者もいる!? 〇地球霊界の成り立ちを説き明かす 〇ダーウィンはなぜ死後、地獄に堕ちたのか 〇神の目から見たマルクス思想の間違い 〇人生における苦しみや死の意味とは 〇愛の本質――相対的な愛と絶対的な愛 〇惑星にも魂が宿り、転生輪廻がある 〇時間の本質――この世とあの世の時間 〇タイムマシンで過去は変えられるか? 〇古代文明と宇宙人との関わり 他 目次 まえがき 第1章 人間や動植物の成り立ち  1 「人間は猿から進化した」という説を覆すには  2 植物の魂修行とは、どのようなものか  3 動物や植物、鉱物の魂の秘密について  4 人間の魂は死後、どのようになるのか 第2章 地上世界、霊界、そして地獄  1 「物質が〝あり余る〟世の中」の正しい見方とは  2 この世界をつくっている「光の力」とは  3 霊界はどのように創られたのか  4 無間地獄で呻吟している霊とサタンの違い  5 ダーウィンは偽善的な人ではないのに、なぜ地獄に堕ちたのか 第3章 永遠の生命と人生修行  1 人生で直面する「苦しみ」の意味  2 人生において「死」が意味するものとは  3 限られた残りの人生で真理をどう学び、実践するか  4 「原因があれば、ただちに結果が出る」という考え方の問題点  5 無神論者に対してどのように真理を伝えるか  6 人々を救済する「菩薩」になるための人生修行とは  7 「絶対的な愛」の境地に達するためには  8 危機の時代に持つべき心構えとは 第4章 神仏から見た大宇宙や時間の本質  1 神の目から見た「惑星のブラックホール化」とは  2 他の惑星が地球に与える影響について  3 神が創られた「時間」の秘密とは  4 人によって違う「あの世の時間」の不思議  5 タイムマシンで過去に遡り、過去を変えられるか 第5章 神仏の愛と慈悲を知る  1 なぜ、仏教学者は「釈迦はあの世を語らなかった」と言っているのか  2 釈迦の過去世とされる「過去七仏」の真相  3 「愛の発展段階説」で見る「ヘルメスの愛」「イエスの愛」  4 ゼウスが受け継いだ「ヘルメスの教え」とは  5 古代インカのクラウド王と宇宙とのかかわりについて  6 神より与えられたる大いなる愛を知る あとがき
  • アクトレス
    3.4
    1巻1,760円 (税込)
    「ドミナン事件」から5年。森奈緒、片山希莉、市原琴音は自立し新生活を始めていた。ある日、希莉の書いた小説が、若手人気女優・真瀬環菜名義で発表されることになる。不服ながらも抗えない希莉。さらに小説が発表されるや、作中の事件をなぞるように「事件」が発生してしまう。偶然とは思えないが、誰が何のために模倣したのかは見当もつかない。真相に近づこうとしたとき、ふたたび逃れられない悲劇が彼女たちに忍び寄る……。
  • フェイク・インフルエンサー
    -
    1巻1,760円 (税込)
    女子大生ガールズバンドでメインボーカルを担当する叶多は、SNSへの積極的な投稿で着実にファンを増やしていた。ある日、ネットニュースに叶多の過去についての暴露記事が流される。裏アカで公開した写真が元ネタだと知った叶多は、犯人がバンドメンバー内にいると確信、犯人捜しを始めようとするが、立て続けにメンバーが殺されてしまう。SNSの光と闇が、連続殺人事件の恐るべき真相とともにあぶりだされていく……。
  • 嗤う淑女 二人
    3.6
    1巻1,760円 (税込)
    最恐悪女が最凶タッグ! これはテロか、怨恨か? 真相は悪女のみぞ知る――。戦慄のダークヒロイン・ミステリー、衝撃のシリーズ第3弾! 高級ホテル宴会場で17名が毒殺される事件が発生。犠牲者の一人、国会議員・日坂浩一は〈1〉と記された紙片を握りしめていた。防犯カメラの映像解析で、衝撃の事実が判明する。世間を震撼させた連続猟奇殺人に関与、医療刑務所を脱走し指名手配中の「有働さゆり」が映っていたのだ。さらに、大型バス爆破、中学校舎放火殺人……と、新たな事件が続発! 犯行現場には必ず、謎の番号札と、有働さゆりの痕跡が残されている。さゆりは「ある女」に指示された手段で凶行に及んでいたが、捜査本部はそのことを知る由もなく、死者は増え続ける一方で、犠牲者は49人を数えるのだった……。 デビュー11年目、どんでん返しの筆がますます冴える人気作家が放つダークヒロイン・ミステリー第3弾、ついに刊行!
  • これってどうなの?日常と科学の間にあるモヤモヤを解消する本
    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    毎日のちょっとした「?」を科学的に考えてみよう! ・全て体に悪い!? 食品添加物は昔から使われてきたってホント? ・「有名俳優が映画に出演すると○○する人が増える」説の真相は?? ・「映え」を作り出す化学変化~血液クレンジングとは何だったのか 普段の生活ではつい流してしまう科学技術についてのちょっとした疑問、ありませんか? 不安に思っていることや不思議に思っていることを、科学の視点で解消してみましょう。 著者はサイエンスライター・イラストレーターとして各方面で活躍しているかきもちさん。 「身近な科学のなんとなくのモヤモヤ」を⼤切にしながら、 3匹のねこと⼀緒に発展し続ける科学との付き合い⽅を考えていきましょう。 ※本書は第15回出版甲子園決勝大会出場作品です。 【目次】 ・第1章 食と科学 ・第2章 数学と科学 ・第3章 社会と科学 ・第4章 健康と科学 ・第5章 物理と科学 ※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。 ※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。 ※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。
  • 証言 初代タイガーマスク 40年目の真実
    3.5
    佐山聡が語り尽くす 虎の仮面に秘した理想と葛藤と秘密―― 髙田延彦、藤原喜明、グラン浜田らが明かす40年目の秘話 新日本プロレスの若手選手だった佐山聡が初代タイガーマスクとしてデビュー(1981年)してから今年で40年になる。 新日本プロレスブームを巻き起こし国民的ヒーローとなった男は、わずか2年あまりでその仮面を脱ぐことを決意する。 M・コステロ戦、ショウジ・コンチャ、新日本クーデター事件、A.猪木監禁事件、梶原一騎と前田日明、そして電撃引退の真相――。 格闘技への思いを胸に秘めた“虎の衝撃”は、数々の歪な現実を引き寄せる。 佐山氏へのロングインタビューと8人の証言で明らかにする、初代タイガーマスクの真実。
  • 中国、朝鮮、ベトナム、日本――極東アジアの地政学
    4.0
    米中対立最前線の極東アジア4か国の展望を「地理」×「歴史」×「政治体制」から読み解く! ●中国が軍拡・外交をエスカレートせざるをえない900年前の黒歴史=「靖康の変」と「岳飛と秦檜」の逸話 ●韓流時代劇ラブロマンスの代償としての朝鮮王朝の恥辱=「三田渡の盟約」 ●中国の侵略に屈しなかったベトナム2000年の気概=3度の元寇にも耐え抜く力 その国の「生い立ち」と「トラウマ」を知れば、「次の一手」が見えてくる! 米中対立が激化する中で、極東アジアはその主戦場になりつつある。 今後、我々は今以上に極東アジアの安全保障について真剣に考えなければならなくなる。 その際に中国、朝鮮半島、そしてベトナムに住む人々の「心の中の戦争」を知ることができれば、より的確な判断が可能になろう。 海の向こうのアジア大陸に住む人々は、日本人とはかなり異なった歴史を経験しており、それに基づいた「国家観」「戦争観」を持っている。 (「はじめに」より) 【目次】 序 章 三種の農業地帯が隣接する極東アジアの特殊性 第1章 中国大陸興亡史――現代中国が抱える「トラウマ」の淵源 1)宋の時代――中央集権制と学歴社会の確立 2)中国人のトラウマ「靖康の変」 3)極東アジアに厄災をもたらした「朱子学」の誕生 4)短命に終わった世界最大のモンゴル帝国 5)「中国システム」が定着した明と清の時代 第2章 ヨーロッパ文明との比較で見る中国文明の特徴 第3章 朝鮮半島の「平和」の真相 1)外交の失敗でモンゴルの軍門に降った高麗 2)李氏朝鮮時代を象徴する「三田渡の盟約」 第4章 中国大陸王朝の南下へのベトナム2000年の抵抗 1)中国大陸王朝からの独立戦争 2)三度の元寇に耐えた陳朝 3)植民地化を招いたフランスへの援助要請 第5章 地政学が導き出す極東アジアの宿命 1)極東アジアから見た日本 2)極東アジアの今後の展望
  • エル・カンターレ 人生の疑問・悩みに答える 人間力を高める心の磨き方
    4.0
    人生の意味とは何か。 心とは、智慧とは、そして反省とは、 どんなものなのか。 “これ”が知りたかった!に 出会える32の厳選Q&A 真剣に道を求める多くの人びとの 「心の糧」「人生の道しるべ」になった 初期の質疑応答集、大好評の第4弾! 〇人は、何のために生きるのか 〇厳しい環境でも心を磨く大切さ 〇30歳までにやるべき自分づくり 〇「心の糧」をくみ取っていく読書法 〇潜在意識を目覚めさせる秘訣 〇心の垢を落とす具体的な反省法 〇反省ができない人に隠された傾向性 〇「守護霊」と「生まれ変わり」の真相 〇他人の気持ちがわからない人の特徴 〇穏やかな心をつくるための瞑想法 〇罪を許すことと悪と戦うことの違い 〇徳ある指導者やリーダーになるには 〇この世とあの世を貫く幸福をつかむ 目次 まえがき 第1章 人生で心を磨く意味とは 第2章 霊的な自分に目覚めるヒント 第3章 心を磨く反省のポイント 第4章 穏やかな心をつくる瞑想のコツ 第5章 徳あるリーダーを目指して あとがき
  • エル・カンターレ 人生の疑問・悩みに答える 病気・健康問題へのヒント
    4.5
    ほら、心が あたたかくなってくる。 病気のおよそ7割は、霊的原因と関係がある。 心が体に及ぼす影響や法則をさまざまな角度から解説した 「質疑応答シリーズ」第3弾。 あなた自身と大切なひとが、晴れやかに健やかに生きていく 秘訣が、きっとみつかる。 病気や悪霊を引き寄せる心。 健康や幸せをつくりだす心。 〇ガン予防に!ストレスを癒す方法 〇インフルエンザや悪性菌の対処法 〇肉食と菜食が心に与える影響とは 〇添加物や農薬は気にするべき? 〇出産に陣痛が伴う霊的な意味 〇輸血についての霊的な真相 〇臓器移植の際に注意すべき点 〇食物アレルギーを治す方法 〇不眠を改善する3つのポイント 〇アルコール依存症を克服する秘訣 〇拒食症や肥満の霊的原因と改善策 〇ウツから立ち直る2つの解決法 〇障害をもって生きることの霊的意味 〇たとえ障害があっても魂は“完全” 〇子供の障害と親のカルマについて 〇認知症の人との接し方と心構え 〇重病人の看護で心掛けるべきこと
  • 今昔百鬼拾遺 月 【電子百鬼夜行】
    3.9
    昭和29年春から夏にかけて続く怪事件。 「先祖代代、片倉の女は殺される定めだとか。しかも斬り殺されるんだという話でした」 昭和29年3月、駒沢野球場周辺で発生した連続通り魔・「昭和の辻斬り事件」。七人目の被害者・片倉ハル子は自らの死を予見するような発言をしていた。ハル子の友人・呉美由紀から相談を受けた「稀譚月報」記者・中禅寺敦子は、怪奇と見える事件に不審を覚え解明に乗り出す。(「鬼」) 複雑に蛇行する夷隅川水系に、次々と奇妙な水死体が浮かんだ。3体目発見の報せを受けた科学雑誌「稀譚月報」の記者・中禅寺敦子は、薔薇十字探偵社の益田が調査中の模造宝石事件との関連を探るべく現地に向かった。第一発見者の女学生・呉美由紀、妖怪研究家・多々良勝五郎らと共に怪事件の謎に迫るが―。山奥を流れる、美しく澄んだ川で巻き起こった惨劇と悲劇の真相とは。(「河童」) 是枝美智栄は高尾山中で消息を絶った。約二箇月後、群馬県迦葉山で女性の遺体が発見される。遺体は何故か美智栄の衣服をまとっていた。この謎に旧弊な家に苦しめられてきた天津敏子の悲恋が重なり合い―。『稀譚月報』記者・中禅寺敦子が、篠村美弥子、呉美由紀とともに女性たちの失踪と死の連鎖に挑む。天狗、自らの傲慢を省みぬ者よ。憤怒と哀切が交錯するミステリ。(「天狗」) 解説 綿矢りさ
  • 空想クラブ
    3.8
    吉見駿は空想好きな中学生。祖父から受け継いだ「能力」によって、見たい風景を「見る」ことができる。小学生のときの親友・真夜の葬儀の帰り道、駿は河川敷で幽霊となった彼女に再会する。川で溺死した真夜は、死の瞬間の謎のために河川敷の、半径二十メートルの範囲に捕らわれてしまったという。塾からの帰宅途中、河川敷を自転車で走っていた真夜は川の方から「助けて!」という叫び声を耳にした。少女が溺れていることに気付いた彼女が川に入ったそのとき、木の枝を踏んだような音と共に意識を失ったという。「能力」のためか、自分だけが真夜の姿を見ることができると知った駿は、仲間と共に彼女の死の真相を探っていく。溺れていた少女を捜していくなかで、町の不良・郷原の関わりが見えてくるが……。
  • テレビは見るな!新聞は取るな!
    4.5
    1巻1,760円 (税込)
    脅迫・威嚇に屈しない船瀬俊介氏、『日本の真相!』告発シリーズ最新刊! 日本人は「知らぬがホトケ」、「知らないうちにホトケにされる、そして「命もカネもむしり取られる」 コロナ迷走報道ですっかりバレた日本のマスコミの惨状、徹底追及する真相
  • オレだけが名探偵を知っている
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    家族の事故にも社用でまったく連絡がとれない新川昭男。彼が重役を務める会社「ブッシュワッカー」の地下の巨大な迷宮にいるらしい。義弟の秋山がすったもんだの末に、地下迷宮に入ると、昭男など5人の男女の遺体が発見された。そして迷宮の中の密室から、唯一の生存者が発見された。秋山は独自に事件の再検討を行うが……。奇才が仕掛けるトリッキーな罠、罠、罠。真相に呆然となる野心溢れるミステリーの傑作!
  • ハンナのいない10月は
    4.2
    1巻1,760円 (税込)
    大学の万年講師・森川譲は猫のハンナと研究室で暮らす変わり者。ある日学長から、大学に潜むスパイを探せと命じられ、次々起きる大学存亡の危機に立ち向かうことに――感動の青春ミステリ! 猫部屋と化した研究室には、今日も厄介な客が訪れる。 狙われた大学公印、頻発する謎の停電、潜り込んだスパイ、学生自治会長選挙の不正疑惑、大学御用達の定食屋の後継者問題、女子学生の洋服盗難、学生への不公平な単位付与問題—―続発する大学存亡の危機に立ち向かうはめになった万年講師・森川と愛猫のハンナ。彼らがたどり着いた、事件の裏にある切なくて苦い真実の数々とは? 切ない真相に不意打ちされる、優しい涙が溢れる傑作!
  • 悪魔の嫌うこと
    4.5
    【自殺願望】【幻聴】【祟り】【嘘・だまし】 悪魔の影響から、 あなたと大切な人を護るために。 正しく生きる人を揺さぶり、惑わす存在、 その正体と手口を見破り、打ち克つ方法が、この一冊に。 あなたの人生も狙われているかもしれない。 悪魔の攻撃の手口と、 具体的な対処法。 〇悪魔が嫌がる3つの生き方 〇目に見えない憑依や幻聴の真相 〇迷える怨霊の発生原因 〇悪魔の正体を見破り、打ち克つ方法

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