みんなこわい話が大すき

みんなこわい話が大すき

小説・文芸
1,760円 (税込)

8pt

ひかりの家の押入れにいる、形も声もなんにもない影みたいなやつ、ナイナイ。
唯一の友達であるナイナイをいじめっ子のありさちゃんに会わせた日から、ひかりの生活は一変した。
ありさちゃんはひかりの親友のように振る舞い、クラスメイトは次々と接近してきて、いつもはつらく当たる母親さえも、甘々な態度をとるように。
絶対に何かがおかしい。疑心暗鬼になったひかりはありさちゃんと距離を置こうとするが、状況は悪化するばかり。
数年後、〈よみご〉と呼ばれる霊能者・志朗貞明のもとに、幼い子供と心中した姉の死の真相を探ってほしいという依頼が舞い込んでいた。
無関係に思える二つの異変は、強大な呪いと複雑に絡み合い……。

第8回カクヨムWeb小説コンテスト〈ホラー部門〉大賞受賞作。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ホラー
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川書店単行本
  • タイトル
    :
    みんなこわい話が大すき
  • タイトルID
    :
    20072462
  • 電子版発売日
    :
    2023年12月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    6MB

閲覧環境

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みんなこわい話が大すき のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    こわい話が苦手なひかりは、こわい話が好きなありさの機嫌を損ねたことでいじめに遭ってしまう。しかしひかりの家の押し入れに住むこわくないおばけ「ナイナイ」にありさを会わせてから、ひかりの生活は一変した。一方で霊能者の志朗のもとに持ち込まれた依頼は、彼の手には負えない恐るべきものだった。一見怖くなさそうな、しかししっかりと怖いホラーです。
    何とも言えずポップで不思議な読み心地で始まる物語。不遇な目に遭っていたひかりがなぜか人気者になり、家庭も良いほうに一変してしまうという幸せな状況のはずなのに、どこかしら不気味さも感じます。たしかにこの状況は気持ち悪いかも……。そして「よみご」と「きょう」の物語が絡んでくるにつれ、不気味さはどんどんヒートアップしていくのですが、それでも読み心地はポップでどこかしらユーモラスなまま。かるーく読めるのだけれど、これはこれでしっかり怖いなあ。こわい話が大すきな人には断然お薦め、なホラーです。

    0
    2026年02月28日

    Posted by ブクログ

     優しいからおかしい。好意が静かに伝播していく。
     
    〈今までは、ありさちゃんが四年二組の女王さまみたいだった。
     今はわたしが、四年二組のお姫さまみたいになっている。〉
     転校初日、ひかりはクラスで女王様のような立場のありさちゃんから、「こわい話、すき?」と聞かれて、「きらい」と素っ気ない態度を取ったことをきっかけに、『幽霊の仕業』という言葉とともに、嫌がらせを受けはじめる。家に帰れば、母親から理不尽な怒りを向けられる。そんなひかりにも心を寄り添わせることのできる大好きな存在がいて、それがナイナイだった。ひょんなことから関係性にすこし変化のあったありさちゃんが家に来ることになった。その日からひかりに対する周囲の態度はまったく変わっていた――。

     というのが、本作の導入。立場の変わっていくひかりと凶事を扱う盲目の霊能者「よみご」のひとりである志朗貞明のふたり、そしてその周囲にいる様々な人間たちのまなざしから、『ナイナイ』の正体が浮き彫りになっていくミステリ的な構成の妙が魅力的なホラーです。無垢な暴走の行き着く果ては、恐ろしくも、寂しげで、愛おしくもある、不思議な読後感がありました。悪意も善意も、心情の変化も、未知なる存在も、どこかシームレスで自然なところが、とても好きでした。

    0
    2025年01月23日

    Posted by ブクログ

    表紙がかわいいので読んでみたが、前半の怪異が日常を侵食していく様と、後半の呪術バトル展開が激アツで最高だった。
    話の中心人物であるひかりの、状況としてはどんどんよくなっていくのに周囲が明らかに「異常」に侵食されていく感じの描き方がよすぎる。
    2つのバラバラに思えるエピソードが繋がっていく気持ちよさ、呪術ロジックの明快さとえげつなさがたまらん。
    シロさんはCV:遊佐浩二で読んでた。
    あと、ナイナイかわいい。

    0
    2024年12月29日

    Posted by ブクログ

    いじめや不倫を端緒とした呪いを巡る物語。ホラーかと思いきや謎解きやバトル要素もありエンタメ要素が豊富。次の展開が気になるピースをいくつも散りばめているので一度読み始めると止まらなくなります。読み終えた瞬間にタイトルへつながる展開も見事。おすすめ本です。

    0
    2024年04月23日

    Posted by ブクログ

    最初の章でちょっと違うかなぁと思ってたら大間違い。そこから読み進めるべし!
    霊能者のバトル物。しかも何と戦っているのか最後の方までわからない。
    虐められてたひかりちゃんを幸せにするためにナイナイというお化けみたいな、要するに霊能者が使役するものが人間じゃないから人間味がなくて怖くてとんでもないことばっかりしてしまうのも、ナイナイがお母さんの左手から作られてたからと思ってたらとんでもなかった!!
    名前って意味があるんやなー。
    名前は力かある。
    表紙に騙されたらいけない。ほんまホラーバトルものでした!はらはらするし、めっちゃ面白かった!!

    0
    2024年02月14日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かった!黒髪屈強オロオロボディーガードと白髪盲目長髪霊能者のバディ!志朗の飄々とした感じ好きだし、結構ヤバめのときに笑っちゃうの良かった。ひかりちゃんの周囲の人たちが変わっていくのも「きょう」の正体が判明していくのもじわじわ怖かった。ナイナイ・・・ナイナイの純粋な感じがたまらなかったな・・・。

    0
    2023年12月23日

    Posted by ブクログ

    ちゃんと怖く、でも憎めない怪異。
    純粋すぎるが故にこんな事になってしまった。

    今作はとても良作で1日で読んでしまった!

    0
    2026年02月24日

    Posted by ブクログ

    児童書のような可愛い表紙はどうかと思います!
    YA.大人向けの日本的な怖い話でした。

    “きょう”を取り除く(祓う)ことのできる盲目の『よみご』志朗さんと、主人公らしき少女森宮ひかり。ひかりに懐くナイナイ。

    始めは、ひかりのイジメや両親離婚などから始まり、学校の怪談的なものを想像した。次第に死人は出るし、絡んだ人間関係から話は重くなる。
    志朗さんとボディーガード的な黒木さんは大丈夫か、と心配で頁が進む。ひかりが一貫して冷静ゆえに安心して読むことができた。

    0
    2026年01月22日

    Posted by ブクログ

    『宮部みゆきのおすすめ本』で紹介されていた一冊

    アラジンに出てくる魔人ジーニーは持ち主の願いを3つ叶えてくれるけど、この本に出てくる"何か"は持ち主ひかりの願いを何個でも(先回りして)叶えてくれる

    家族も友達もみんなひかりに優しくなり、ひかりの悩みのタネになるような人物は、ひかりが願わなくてもこの世から消えていく

    そして、盲目の霊能者・志郎に持ち込まれた心中事件とひかりの周囲で起きる怪異が繋がるとき、"何か"が暴走を始める!

    ピンクのかわいい装丁に油断してはいけない一冊

    One book introduced in "Recommended Books by Miyabe Miyuki"

    The genie in Aladdin grants exactly three wishes to its master, but the "something" in this book grants Hikari’s wishes endlessly, even anticipating them beforehand.

    Everyone around Hikari—family and friends alike—becomes kind to her, and anyone who could trouble her vanishes from this world, even without Hikari wishing it.

    When a double suicide case brought to the blind psychic Shirou connects to the strange phenomena surrounding Hikari, the "something" begins to run rampant.

    Don’t be deceived by the cute pink cover—this is a book of unsettling depth.

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    とってもおもしろい!!
    “みんな怖い話が大好き”という言葉がこの物語にどんな意味をもたらすのか、この題名からは想像もできない展開が繰り広げられる。

    そして魅力的な呪術師とその助手。
    この2人もしっかりキャラが立っていて、もっとこの2人のやり取りを見てみたい。

    少し重い結末だったけれどスッキリと問題も解決したし、このまま続編が出るといいなぁと思う。

    0
    2025年05月29日

みんなこわい話が大すき の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ホラー
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川書店単行本
  • タイトル
    :
    みんなこわい話が大すき
  • タイトルID
    :
    20072462
  • 電子版発売日
    :
    2023年12月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    6MB

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  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
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