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青い電飾が遺体のそばに撒かれる連続殺人事件が東京を震撼させていた。そんな折、作家兼ブルーライト探偵社の所長の草壁ユナに旧友・秋子から助けを求めるメールが届く。秋子の家を訪ねると、彼女を拉致した犯人からメッセージが。一方、探偵社で依頼を受けた有名人の婚約者の身辺調査が連続殺人と奇妙な繋がりを見せ……いくつもの事件が描く複雑な陰影から驚愕の真相が浮かぶノンストップ・サスペンス。
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Posted by ブクログ
展開が早くてとても読みやすかったですし、最後まで結末が分からず読み耽ってしまいました。ドラマ化されそう、お薦めです!
撲殺されたOL、刺殺された出版社社員、絞殺された中学生……接点のない被害者たちのそばに置かれていたクリスマスの青い電飾。無差別殺人? 愉快犯? そんな折、作家兼ブルーライト探偵社の所長の草壁ユナに旧友・秋子から助けを求めるメールが届く。……いくつもの事件が描く複雑な陰影すべての推理が重なり合う時、ユ...続きを読むナの前に驚愕の真実が現れる! ---------------------------------------------- 読み応えのある推理小説、面白かった!登場人物欄があったのでわかりやすかったけど、それが複雑に絡み合う…途中途中挿入される短い章も見逃せないほど引き込まれた。誰かと答え合わせしたい感じ。
主人公を始め登場人物の心情が、丁寧に描かれているので、ミステリーを単純に楽しむよりも、ストーリーに入り込めました。
ブルーライト探偵社本営業所の所長、草壁ユナは 雇われ所長である。 本業は作家。 この探偵社の所長だった高橋信三は、かつて草壁の担当編集者だった。 アレコレあって、高橋は出版社勤めを辞め、 探偵社を立ち上げた。 草壁は、体を壊した高橋から自分の後釜として所長の椅子に座るよ...続きを読むう頼まれる。 本業を続けながら、という条件でその頼みを引き受け、 「お飾り」で「ド素人」の探偵社所長が誕生した。 雇われ所長の探偵社でも、優秀なスタッフばかりのようで、 キャラ的にもなかなか魅力的だ。 草壁の過去は、途中で、ざっと語られる。 乳児の頃にアメリカの養護施設に保護され、 二歳になる前に、日系人夫婦の養子になる。 養父母は強盗に殺され、生き残った草壁は、 広島にいた養父母の祖母に引き取られる。 大人になればなったで、 二回の結婚で、どちらの夫も事故で失う。 あとあと明らかになるのだが、 最初の夫は、不倫の末の自殺のような事故死だったらしい。 ただし、遺体は上がっていないため、謎が残る。 なんと、ヘビーな過去を持つ女性か。 とはいえ、この過去は、今回の物語に直接かかわっては こないのだが。 さて、物語は、連続殺人で幕を開ける。 OL、出版社社員、女子中学生、 それぞれ殺害方法は違うが、遺体のそばには、 クリスマスツリーに飾る青い電飾が数本残されていた。 一方、草壁の元に、友人の秋子から、 「助けて」という件名だけのメールが届く。 秋子は、草壁と旅行にいくと言って家を出たままだということがわかる。 さらに、婚約者の身辺を探ってほしいという女性の依頼を受けるが、 調査を進めるうちに、その婚約者は車の暴走事故に 巻き込まれ、命を落としてしまう。その現場には、 またまた青い電飾が…。 幾つもの事件が折り重なり、謎は絡み合い、 物語は、スピードを落とさず結末まで突っ走る。 本の帯には、「草壁ユナ、最初の事件」とあるから、 続編がある?
結構複雑に入り組んだお話だった。 最後の最後まで終わってない感じがすごかった。帯に、「最初の事件」とあるからには、これはシリーズなんですね? 高坂さんがとても優秀なのに、コンプレックス的な思いを持っているあたりが人間的で好感を持った。 不破さんのその後も気になる。
探偵社の所長 草壁ユナたちの動きと梅沢輪・大桜岳史らの捜査部隊がパラレルに進行していくストーリーが次第に絡み合っていく過程が楽しめた.連続殺人事件現場にまかれた青い電飾.ユナの友人中村秋子の誘拐.意外な犯人が浮かび上がるのを,冷静に見ていったユナと高橋会長の視点が良かった.それにしても多くの登場人物...続きを読むだ.メモしながら読んだが,非常に楽しめた.
柴田さんの作品は、登場人物が魅力的で好きです。 今回もいつの間にか、物語に引き込まれ 一気に最後まで読んでいました。 そういう事か、という細工もあり 読み終わった後も、余韻が残り もう一度読みたくなるそんな作品でした。 この作品の、登場人物でまた作品が読みたい。
作家とブルーライト探偵社の社長を兼ねている主人公草壁ユナの友人の失踪と連続殺人事件の同時進行で物語は進む。予想外の展開に引きつけられて面白かった。是非この探偵社を舞台に続編をと願う。
都内にて、殺人事件が複数おきる。被害者の接点は見つからないが、遺体にはクリスマスの青い電飾が置かれていた。 同時期、ブルーライト探偵社の所長であり作家の草壁ユナの友人が消息を絶つ事件が。 様々な事件が一本の糸で繋がる真実は・・・ 登場人物、事件も多く、少々散らばりすぎていた感があったものの、事件がど...続きを読むのように繋がるのかが楽しみに読めた。 次に繋がるような感じを受けたが、シリーズ化されるのだろうか?
ブルーライト連続殺人事件。これだけでなんだか面白そうな雰囲気はするのですが。さらに加え、主人公の友人の不可思議な失踪事件も絡んできて、スリリングな読み心地にページをめくる手が止まりませんでした。なかなか事件の全貌が見えなかっただけに、この真相は驚愕。 ここでの小説の扱われ方、これはやはり小説好きとし...続きを読むては腹が立つこと。犯人許すまじ。体験したことを書いてそれで立派な作品ができれば世話ないわっ! 逆にそうなら、ミステリ作家さんたち、どんだけ殺してるんだ(笑)。 主人公・草壁ユナのキャラクターも魅力的。「新シリーズ」ってことは、続編もあるのかな。彼女を取り巻く人間関係もいろいろ気になります。だけどこのラスト一文が……なんとも切ないような。
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