芦屋山手お道具迎賓館

芦屋山手お道具迎賓館

1,760円 (税込)

8pt

3.3

誰も知らない織田信長を、お道具さんたちは知っていたのです。――神戸山芦屋のとある古い館で、本能寺の変で焼失したとされる名品「白天目茶碗」が掘り出された。ところが、白天目茶碗の付喪神である「シロさん」は、どうして自分が割れずに残ったのか、自分自身の来歴さえ思い出せない。シロさんはなぜ芦屋に埋まっていたのか? 本能寺の変の真相は? シロさんの持ち主である「先生」、茶道具を偏愛するアラブ人の「ほうっかむりさん」、そしておしゃべりで無邪気なお道具たち(※国宝級)が繰り広げる、異色の骨董ファンタジー!

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芦屋山手お道具迎賓館 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年02月23日

    こういう話も書くのかとびっくり。
    本能寺の変がなぜ起きたのか、
    擬人化された茶道具たちが
    ああだこうだと話し合ってる。

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月16日

    信長や徳川家など時の権力者が所有していた茶道具が付喪神になって、当時の思い出を思い思いにおしゃべりする。

    織部が茶道具を割るのを見て、怖かったという付喪神や、青磁に遠慮する天目など、茶道具の違いや当時の流行などを主観的に読めて新鮮だった。

    シリーズ化してほしい。

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月04日

    アニメ化激しく希望。先生は井上和彦さんで美しい松本さんはミキシンさん(又は宝塚OGの方)がいいです。
    先生が審神者になって刀達と茶道具さん達がわちゃわちゃする2次創作誰か書いてくださいw
    色の表現がいいんだなまた。「朝日に撫でられたうぐいすの羽根のようにきれいな芥子色」とか「日が暮れかけた東の空の、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月08日

    芦屋山手の先生と彼が掘り出した白天目茶碗の付喪神シロさんとの日々。記憶のないシロさんに思い出せるよう芦屋と在原業平との故事を調べたり古いお道具仲間と出会えるようお茶会を開いたり。そのお道具達の同窓会的なお喋りが歴史を語っていて面白い。特に本能寺の変についての解釈など楽しく読みました。

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月05日

    お茶の道具の付喪神達が芦屋の館に集まり、信長や秀吉を語る。
    本能寺の変で消失されたとされる道具、行方不明の道具などなと。
    お茶道具から語る信長さんも興味深い。

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月01日

    白天目を始めとして、たくさんの茶道の名器の方々(皆さん付喪神になってらっしゃる)が集って昔話をするシュールなファンタジー。茶道をしていた頃を思い出しました。歴史の裏話っぽい側面もあり面白い。

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月11日

    付喪神(つくもがみ)ー100年を経過した器物に宿り、化けたり人に害をなしたりするとされる精霊。

    擬人化のお話は他作品でも読んだことあるけど、今作品は茶道具。お茶に馴染みがないが、ファンタジーで雅な雰囲気を楽しめた。

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月26日

    神戸山芦屋のとある古い館で、本能寺の変で焼失したと思われていた「白天目茶碗」が発掘された。その白天目茶碗の付喪神「シロさん」は、何故割れずに残ったのか記憶に無くて…

    付喪神と言うと茶碗その物が話すのが一般的ですが、これは擬人化していて斬新でした。
    付喪神達のおしゃべりも楽しくて和みました。
    シロさ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年02月04日

    本能寺の変で焼失したとされる名品・白天目茶碗が芦屋の邸宅で掘り出された。白天目茶碗の付喪神である『シロさん』は自身の来歴さえ思い出せない。そこで、新しい主人である『先生』はシロさんを国宝級の茶碗や茶壷に宿った付喪神たちと引き合わせ、記憶を思い出させようとするが……。

    個性豊かな茶道具たちがおしゃべ...続きを読む

    0

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