角川文庫の検索結果
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雨月先生は催眠術を使いたくない
文学部2年の織辺玲(おりべ・れい)は、配信アプリで人気のイケメン陰謀論者・ユイリに高額投げ銭をしている友人を案じ、やめさせる方法を大学図書館で調べていたところ、 立ち入り禁止の閉架書庫の中に奇妙な空間があるのを見つける。ふかふかのラグマットに、たくさんの本、なぜか湯気を立てている肉まんも――!? 訝しんで近付くと、背後から「見た……?」と不気味な声が。振り返るとそこにいたのはボサッとした黒髪の、色白痩身の男性だった。 驚く玲に、彼は、「積んであった本のタイトルは?」など、奇妙な質問をしてくる。 なんと彼は、文学部心理学科の准教授・有島雨月(ありしま・うげつ)だった! 閉架書庫を自分のランチ場所にしていたようだ。 やたら不愛想な彼に戸惑う玲だが、心理学の准教授ならば渡りに船。 友人を助けてほしいと訳を話すと雨月は興味を示し、一緒にユイリ主催のイベントに参加することになったのだが――。 「え? 有島先生、催眠術使えるんですか!?」 「はあ? そんな非科学的なもの、この世に存在しません。催眠術なんて、この世には……」 「……なんで君だけ、全然かからないの」 「あはは! 有島せんせー、玲ちゃんに興味津々なんだってさ」 やがて玲は知ることになる。有島雨月の大きな秘密と苦悩を。そして彼が追い求めてやまない「誰か」の存在を。 自分の持つ「不思議な力」を利用しつつも憎んでいるクセ強准教授・有島雨月と、好奇心旺盛な天真爛漫女子・織辺玲。 新・凸凹コンビが科学と非科学の力で謎を解く、心理学×催眠術×現代ミステリ! -
このゴミは収集できません
ツイッターで話題沸騰! お笑い芸人の滝沢秀一がゴミ清掃を始めてたどりついたゴミエッセイ。お笑い芸人をしながら、定収入を得るために辿り着いたゴミ清掃員という仕事。 始めてみたら、なんとも奥深い人間観察ならぬ、社会考察につながっていく滝沢流ゴミ学。お笑いネタから深刻な人類存続の危機への警告まで、滝沢秀一の人気ツイートが、イラストを加えて単行本化。本書はその書籍に大幅に書き下ろしを加えて待望の文庫化! ゴミから見る格差社会や、ゴミ清掃員おすすめの物件、ゴミ清掃業界のとび抜けた人材など、読めば、明日からのゴミ捨ての意識変革がおこること間違いなし! ためになる蘊蓄満載。ゴミから始まる現代社会学! -
髪結百花
※本書は、角川書店単行本『髪結百花』を加筆修正のうえ、文庫化した作品となります。重複購入にご注意ください。 ここまで優れた作品を上梓した作者を、ただただ絶賛したい――。――書評家・細谷正充 ”理不尽”と闘う2人の女意気に、思わず胸が熱くなる! ――書評家・吉田伸子 吉原遊郭を舞台に、女の生き様を描いた人生賛歌。 遊女に夫を寝取られ離縁したばかりの梅は、生家に戻って髪結いの母の手伝いを始める。 心の傷から、吉原で働く女たちと距離を置いていたが、当代一の美しさを誇る花魁の紀ノ川や、 寒村から売られてきた禿のタネと出会い、少しずつ生気を取り戻していった。 そんな中、紀ノ川の妊娠が発覚し――。 男と女の深い溝、母娘の複雑な関係、吉原で生きざるを得ない女たちのやるせなさ。 絶望の中でも逞しく生きていこうとする女たちを濃密に描く。 第1回日本歴史時代作家協会賞新人賞、第2回細谷正充賞受賞作。 -
警視庁アウトサイダー
警視庁桜町中央署刑事課のエース刑事・蓮見光輔は、本庁の組織犯罪対策第四課から異動してきた架川英児とコンビを組むことに。風貌も言動もまるでヤクザの架川に桜町中央署のメンバーが困惑する中、所轄内で幼稚園児の息子を持つ主婦が殺害される事件が発生。ママ友のグループの聞き込みを開始する。架川は「あの佐々木ってのが組長で、江藤が若頭で……」とグループを分析、「抗争状態にある」別のママ友グループの存在を探り当てる。結果を出してマル暴に返り咲きたい架川の型破りな捜査手法に振り回される光輔だったが、協力して事件解決にあたるうちに少しずつ打ち解けていく。 しかしそんな中、架川は、知人である兵庫県警の刑事の情報で光輔が他人になりすましているという重大な秘密を知り、「ばらされたくなければ、今後も俺がマル暴に復帰するための点数稼ぎに協力しろ」と光輔に迫る。仕方なくこれを受け入れた光輔だったが、胸中では「あんたが俺を利用するなら、俺もあんたのマル暴人脈と経験を利用してやる」と決意。こうして、一つの秘密と二つの野望を抱えた凸凹刑事バディの捜査が始まった。 -
しずく石町の法律家は狼と眠る
東京23区の片隅、しずく石町。この町で法律事務所を営む空良は、犬と言い張り白い狼と暮らしている。実はこの狼は空良の弟で、二人の時は人間に戻れる。しかし事務所兼自宅に因縁の同居人が住むことに…… -
白昼の絞殺魔 刑事課・桔梗里見の猟奇ファイル
心に潜む、異常を暴け。 新人女性刑事・桔梗×「歩く殺人百科」平瀬 異色バディがプロファイリングで犯人に迫る。 映画化『クリーピー』の著者が放つ、新・警察小説! 武蔵野署の新人刑事・桔梗里見が初めて臨場した殺人現場は、女子大生が絞殺され、臍をえぐり取られるという凄惨なものだった。 桔梗がコンビを組まされたのは、プロファイリングの専門家で「歩く殺人百科」の異名を持つ変人刑事・平瀬 。 容疑者は浮かぶも捜査は難航、連続絞殺事件にマスコミは“東京絞殺魔、現る”と騒ぎ出す。 はたして「東京絞殺魔」は誰なのか――。 異常者だらけの現実に孤高の女性刑事が立ち向かう! -
雲神様の箱
第4回カクヨムWeb小説コンテスト、キャラクター文芸部門特別賞受賞! 古代日本の美しい風景、豪族たちの渦巻く野望、そして『土雲の一族』というファンタジー要素が融合し、胸躍る壮大な物語が誕生したーー!! ▼作品あらすじ 薬毒に長け、どの地の支配も受けず霊山を移り住む古の民、土雲の一族。一族の少女・セイレンはある日、『山をおり、雄日子(おひこ)という若王の守り人となれ』と里を追い出される。双子の妹という出自ゆえ「災いの子」とされてきた彼女は、本来求められた姉媛(あねひめ)の身代わりにされたのだ。 怒りと孤独を抱え里を飛び出したセイレン。しかし、類い稀な技を持つ彼女と、大王への叛逆を目論む雄日子の予期せぬ邂逅は、倭国の歴史を大きく変える運命の出会いとなるのだった……! -
転生佳人伝 寵姫は二度皇帝と出会う
大陸の東半分を占める大帝国・尤(ゆう)。建国の祖・陶淵紫は紫がかった瞳をもつ美丈夫だったが、暗殺され非業の死を遂げる。 寵姫・劉昭儀は来世で淵紫に巡り会い、彼を護る力を得るため、神仙に自らの命を供物として捧げた。 ――それから二百年後、尤の都・賀陽。 秘書省少監の一人娘・白花珠は、女ながら剣技に秀で、軍人として活躍している。 実は彼女は劉昭儀の生まれ変わり。前世の記憶を持ち、物心ついた頃から淵紫の姿を探し求めていた。 ある日、式典の警護に立った花珠は、若き皇帝・陶紫英を目にする。忘れ得ぬ愛しい人・淵紫と同じ、紫がかった彼の瞳に運命を感じる花珠。 式典の途中、何者かが紫英に矢を射かける! 彼女は身を挺してこれを守り、皇太后に能力を買われて皇帝の警護係として仕えることに。 しかし、宮廷内には彼の存在を疎む家臣たちがいるのか、紫英は頻繁に命を狙われ――。 陰謀渦巻く宮廷で、花珠は無事に皇帝を守り通すことができるのか? ロマンあふれる傑作中華ファンタジー! -
海の稜線
大阪府警捜査一課の文田巡査部長と総田部長刑事――通称“ブンと総長”は、名神高速道路で起きた乗用車爆破事件の現場に来ていた。東京から赴任してきた新人キャリアの萩原警部補はことあるごとに大阪の水が合わないと言い、文田たちはこの年下の生真面目な上司に振り回される羽目に。続いてマンションで起きたガス爆発をきっかけに、意外にも過去の海難事故が捜査線上に浮かぶ。絡まった糸をほぐすように事件の真相にせまるうち、文田・総田と萩原の間にはほのかな友情が芽ばえる。 完成されたスタイルと抜群のリーダビリティを備えた、直木賞作家の隠れた名作。 -
地には平和を
あと5時間でこの世界は消滅する――。歴史を正しい方向に戻さなければ! 直木賞候補作となった記念碑的作品。 「あの戦争」で無条件降伏したはずの日本が本土決戦をしている――! 「その年」の10月にはいると、ソ連軍は敦賀に、アメリカ軍は四日市に大上陸作戦を展開した。18歳までの男子で本土防衛特別隊が組織されたが、ほとんどは全滅。いまや、山奥の農村の村民までもが敵に通じている。俺は敵弾をあび、頻死の重傷だ。その時、Tマンと名のる男が現われ、「この世界はまちがっている」と告げた――。時空を超えて日本の歴史の変革を謀る男の見たものとは?! 第50回直木賞候補作となった小松左京初期の傑作。貴重な図版を含む解説も収録。 -
猟犬シリーズ
「何事もないのが一番いい。そのためならどんなこともする」 日本の誇る情報機関。 その組織には、名前すらない――。 ただ、便宜上「イトウ家」と呼ばれる。 平和にまどろむ日本が一日も長く続くように戦う無名の戦士、いや猟犬たち。 今日も情報と軽武装を頼りに、国内外の”邪魔者”を騙し、操り、脅し、殺す。 「好き好んでこんなことをしてると思うなよ、ニッポン人」 日本人でもないのに、猟犬に不本意ながらなった男がいた。――良心をすり減らして生きてきた男の今日の仕事は? 軍事小説の新境地を拓いた著者が贈る、最もリアルなスパイアクション!! -
さぶ
なんでも器用にこなす栄二と、お人よしだが愚鈍なさぶ。二人は幼いころから仲良しで、いつも栄二はさぶの兄貴分だった。だが、無実の罪で栄二が石川島に流されたことをきっかけに、その関係性に陰りが見え始める。自分は陥れられた、ここを出たら復讐してやろうと世間を恨んでばかりいる栄二は、島の罪人とも口を利かず、会いに来たさぶのことも冷たく突き放した。しかし、大あらしから島を守るための防波堤を作る作業中、栄二はうっかり足をすべらせて生き埋めとなってしまう。普段は冷たく接していた罪人たちが、どうしてこんな自分のために危険も顧みず、躍起になって助けようとしてくれるのか。徐々に心を開いていく栄二だったが――。1人の男が精神的な成長を遂げる感動物語。 -
戯作者南風 余命つづり
自らも癌を患い、闘病の末に克服した作家・沖田正午にしか書き得なかった、 葛藤と決意が胸を打つ傑作時代小説! 人気にかげりが見えてきた戯作者・浮世月南風は、ある日、名医・杉田玄白から突如「もってあと一年の命」と宣告される。 肝の臓に、悪性の腫瘍が出来ているというのだ。 このまま朽ちるのを待つかと自暴自棄になるが、昔から世話になっていた版元の一声により奮い立ち、一世一代の傑作を執筆することを決意する。 そこで浮かんだのは、かつて愛し、しかし去っていった女が残した一言だった。 「あなたには『****』が足りないの――」 自分に足りない物とは、果たしてなんだったのか。 その言葉を聞き直すため、そして愛しい女に再び出会うため、南風は命がけの旅に出る――! -
宝を探す女
岡坂神策は、ある晩ひったくりにあった女を助ける。が、なぜかその女は、東京御茶ノ水に埋まっているという幕末埋蔵金探しを持ちかけてきて(表題作)。失踪した男の近所で起こった殺人事件の真相。ある女子中学生が転落死した事故の謎。人気女優から依頼された、恋人の尾行調査の結末。「カティンの森事件」に埋もれた闇など、ハードボイルドの巨匠逢坂剛が描く5つの大人のサスペンス。「岡坂神策」シリーズ短編集。(『カプグラの悪夢』改題) 解説:千街晶之 ※本書は二〇〇一年八月、講談社文庫より刊行された『カプグラの悪夢』を改題、修正したものが底本です。 -
いつか春の日のどっかの町へ
40歳になった年、8年間活動を休止していた筋肉少女帯が再結成。その後、フジロックやロックインジャパンフェスティバル、アニメロサマーライブにも参戦し、音楽活動では人生何度目かのピークを過ごしながら、心の中には常に「アウェイ感」がつきまとう。このままでよいのだろうか、この先どうしたらよいのだろうか。これまでの人生でやり残したことはないのか。それが見つかるのだろうか――思い悩んだ挙げ句、楽器店でギターを購入した大槻ケンヂの挫折と挑戦と成長の日々。 「有限の人生の中で、でもどこからでもいつからでも人は新しいことを始めることがきっとできるのだと思うし、そう思った方が楽しいよ、という、おせっかいです」Byオーケン 笑えて泣ける、私小説! ※本書は、2014年3月に単行本化された『FOK46 突如40代でギター弾き語りを始めたらばの記』を加筆・修正し、改題した文庫が底本です。 -
果しなき流れの果に
巨大な剣竜や爬虫類がいた六千万年も前の中生代の岩層から、奇妙な砂時計が発見された。その砂は、いくら落ちても減らず、上から下へ間断なく砂がこぼれおちて、四次元の不思議な世界を作り出していた。常識では考えられない超科学的現象……! さらに不可解な事件が起きた。この出土品の発見場所の古墳へ出向いていた関係者が、次々と行方不明となり、変死を遂げてしまったのだ――。強大な内なる闇に対抗するための、遥かな時間と空間を超えた壮大な戦いを、迫力に満ちたイマジネーションで描く日本を代表するSF長編作。偶然発見された、貴重な創作メモを収録。作家の思考の流れを詳細に辿り、創作の原点を明らかにするエキサイティングな特典解説つき! -
一発!
現実という名の“歯車”からネジを一本抜いたらどうなるか、あるいは一本プラスしたらどうなるのか? その答えがこの一冊には凝縮されている。米軍とソ連軍、それに日本の自衛隊の仮想されるべき必然の行方を、偶然のもとに同時進行のプロットで描いた悪夢というべき表題の「一発!」など17篇。それらが教えてくれるのはまさに仮想(ファンタジー)とは現実のすべてだということである。 -
真実 新聞が警察に跪いた日
北海道警察の裏金疑惑を大胆に報じた北海道新聞。しかし警察からの執拗な圧力の前に、やがて新聞社は屈していく。組織が個人を、権力が正義をいかに踏みにじっていくか。恐るべき過程を記した衝撃の証言!
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