作品一覧

  • フランケンシュタイン
    3.8
    1巻550円 (税込)
    若く才能あふれる科学者フランケンシュタインは、死者を甦らせることに情熱をそそぐ。しかし、その結果生み出されたものは世にも恐ろしい怪物であった。その怪物は自らの孤独と悲しみから創造者フランケンの愛する家族を次々と襲ってしまう……愛する者を怪物から守ろうとする若者の苦悩と正義、醜く造られてしまった者の不条理な孤独と絶望の運命を描いた、壮大なゴシック・ロマン。
  • 白い牙
    -
    1巻550円 (税込)
    犬の血をうけた狼「ホワイト・ファング(白い牙)」が幾多の苦難を乗り越えていく物語。凍てつく北国のきびしい暮らしと自然の描写は他の追随を許さない。「野性の叫び」と「白い牙」はジャック・ロンドンの「ユーコン物語」の代表作である。

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  • 野性の叫び
    -
    1巻550円 (税込)
    「バック」は安定した飼い犬の境遇から一転して、橇(そり)引き犬としての過酷な生涯を背負わされる。つぎつぎに代わる主人たち、仲間の犬たちとの対決と交流と友情が、北米の凍てつく大地を舞台に展開する。そうしたなかでいつしか、「バック」は深い森の奥から聞こえてくる野性の呼び声を耳にする。放浪と苦難のうちに作家生活をすごしたアメリカの作家ジャック・ロンドンの「ユーコン物語」の代表作であり、動物文学の傑作。

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  • フランケンシュタイン
    -
    1巻660円 (税込)
    若き科学者フランケンシュタインは死者をよみがえらせることに情熱をそそぎ、身長八フィートの巨人をつくりあげる。だが、この怪物は、恐怖におののくフランケンシュタインの前から姿を消す。まもなくフランケンシュタインの幼い弟が絞殺され、罪もない少女が犯人として処刑される。それは、善意の報いに迫害を受けた醜い怪物による復讐の始まりだった。ゴシック・ロマンの代表作。

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ユーザーレビュー

  • フランケンシュタイン

    Posted by ブクログ

     フランケンシュタインって怪物を造った博士の名前だったんですね。知りませんでした。じゃあ、怪物の名前はというと名無しの権兵衛です(表現が古い?)
     
     この権兵衛君は、こんな醜い生き物に俺を造りやがって!と博士を恨むんですが、博士を殺したのでは恨みがはらせないと、博士の親しい家族や恋人を次々と殺していってしまいます。殺しては、やーい、ざまーみろとばかりに逃げ回り、終いには南極まで逃避行、怪物を追った博士はあわれにも南極で息絶えます。
     
     人から恨みを買うと後が怖いぞ〜、という古典的なお話でした。ある意味ゴシックホラーの傑作との評価は間違ってなかったです。
     
     なんかけなしているような文章に

    0
    2017年08月15日
  • フランケンシュタイン

    Posted by ブクログ

    フランケンシュタインといえばあの釘のささった怪物。
    ではなかった・・・

    生物学を究めた鬼才フランケンシュタインと、彼の創造した生物の物語。
    人間であるフランケンシュタインの自己中心的な行動と、その手が作り出したものの極度な欲求のやりとりは、手の施し用のない魔のサイクル。
    どちらの主張も、それぞれ立場で考えれば間違っていないのに、お互いにとって都合が悪いという、どうしようもなさ。

    読んでいると気付くのは、これは今の社会そのものなのかな、ということです。
    自分たちが手をつけたことに関して、なにか不具合を起こせばそれをフォローするために他の処置を施して、しかしそれによって他のものが犠牲になってい

    0
    2009年10月04日
  • フランケンシュタイン

    Posted by ブクログ

    結構長くかかってしまった、苦しい話だから。
    怪物に同情するコメントが多く見受けられたから、社会的な読者が多いのかなと思いました。
    ヴィクトルの恐ろしさも計り知れなかっただろうけどね。

    科学者の使命を履き違えてしまった若きヴィクトルは、後世に偉大なる教訓を与えてくれました。
    理屈じゃ世界は動かせないって言うけど、理屈で世界が狂うこともあるから、なんでも使い方次第ってことを思い知らされた1冊でした。

    人間、いとも簡単に死ぬのね。
    私も日々を豊かに満足に生きます。
    いつ怪物が現れても、慌てず、話ができる余裕を持つために。

    0
    2021年07月07日
  • フランケンシュタイン

    Posted by ブクログ

    最初は古典特有の心理描写が続いて話が進まず、昔の人の心理なので、共感できるとこも多くなく読みづらいと感じる。途中のエピソードも話の本筋に必要?と思ってしまうが、反対に分かりやすい軟派な文章ばかり読んでいるから、そう感じるのだろうなとも思う。

    人造人間が主人公に再会する場面から話に引き込まれ、人造人間の主張に共感し憐れに思う。もっと若い頃に出会ったならば、もっと心に響き感じるところもあったかと思う。

    主人公の弱さと身勝手さがよりこの話の悲しさを大きくしている様に感じるが、正義とは人の数だけあるよなとも思う。
    話の構成としても面白く、フランケンシュタインとは聞くが、このような話とは知らず(人造

    0
    2013年06月04日
  • フランケンシュタイン

    Posted by ブクログ

    ヴィクトルの言動にイライラしっぱなしでした。

    見た目が奇形なだけで決して怪物なんかじゃなかったのに…
    怪物の生い立ちと人生を思うと悲しくてしょうがない。

    ヴィクトル、何であんたが悲劇面してんだよ。
    勝手に造られてこんな扱い受けてる怪物のが悲劇だよ。
    ヴィクトルはちょっと自業自得じゃね?

    とか思ってしまった。

    0
    2012年05月17日

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